見知らぬ贈り物にはご用心?
ぴんぽーん、と自室のチャイムが鳴る音が聞こえた。
「うぐぐぅ〜……」
朝が弱い俺は呻き声を上げながら、枕元においてあった携帯電話に手を伸ばす。ボタンを押して日時を確認。
時刻は午前七時。会社が休日である土曜日。
幾らなんでも、休日の午前のこんな早くにチャイムを鳴らすなんて、どう考えても非常識極まりない。
このボロ屋の大家ですら、家賃の取立てにこんな無茶はしない。
それに昨日から今日の明け方にかけての飲み会での酒が抜けきっていないのだから、ここは無視して寝て、訪問者にはまたあとで来てもらうことにしよう。
ぴんぽーん、とまた鳴った。居留守だ居留守。
ぴんぽーん、ぴんぽーんと二度連続で鳴った。いい加減にして欲しい。
ひんぽーん、ぴんぽーん、ぴぽぴんぽーん、と今度は少し調子を変えてきた。
このまま放って置いたらどうこのチャイムの鳴らし方が変化するのか興味が湧いたが、このままでは某名人バリの十六連射などされるかもしれないため、泣く泣く俺は布団から抜け出し、寝癖が付いているであろう頭に手櫛を入れつつ、玄関までの短い距離を歩いた。
「はいよー、朝っぱらからどちらさんっすか?」
「どうもー、いつもニコニコ、黒猫魔女の箒便でーす。お品物をお届けに参りましたー」
玄関を押し開くとそこには一人の少女。
いや少女といっていいのか、頭に三角帽子手に箒を持っていることから察するに、最近メキメキと宅配業の市場規模を拡大しているサバト系金融資本の宅配業者なのだから、もしかしたら少女と言い表してはいけない歳――俗に言うロリばばぁの可能性も捨てきれない。
「あのー、受取書に判子かサインが欲しいんですが〜……」
「ああ、申し訳ない。どうも朝が苦手なもので」
俺の脳内で巡らせていた考えを悟らせないために、そう苦笑しつつ目の前の少女(?)に話しかける。
「判ります。ウチのバフォ様も少々朝が御得意ではなくてですね、不用意に起こそうものならば鎌が飛んできますから」
宅配業と言えども客商売。俺だけに恥をかかせないために、身内の恥を曝してくる辺り流石である。
逆に俺は魔女娘の言葉に笑えばいいのか、それともバフォメットのご高名はかねがねと言えばいいのか少し悩み、とりあえず愛想笑いだけして受取書に視線を落とした。
しかし受取書にサインをしようとして、ふと違和感を覚えた。
田舎の両親から届く野菜は基本的にハーピー飛翔便だし、俺が良く使う通販大手の密林アマゾネスはお抱えのマッスル猛牛便。
黒猫魔女の箒便を好んで使用するような相手に覚えが無い。
そこでよくよく受取書に視線を向けて見ると、品物欄に『愛玩道具(生もの)』の表記。
ああなるほどね、愛玩道具ね。むしろ愛撫道具だろうか。ストレートな表記だなこりゃ。俺がもし実家住みなら、家族会議間違いなしだ。
「って、こんなもの頼んだ覚えは無いので、受け取り拒否していいか?」
「えー、困りますよ。受け取り先はここで間違いないですし」
「いやだってよ、誰とも知らないやつからこんなもの貰っても……」
「受け取ってもらえないと、わたしがバフォ様にこんがり肉にされてしまいます」
うるうると涙目で見上げる見た目ロリ少女に、大の大人が抗えるはずも無く、着払いじゃないし良いかと受取書にサインをして、魔女娘に渡してやった。
「ありがとう御座いました。また魔女の箒便をよろしくデス!」
最後の『です』だけ異様に英語っぽい発音で退散していく見た目ロリ魔女。
さってと、まずは廊下に出したままだと通行の邪魔になるなと部屋に入れてみたものの、その魔女が持ってきたダンボール箱なのだが、異様に大きい。
人間の子供一人ならば、悠々入る事が出来るほどの大きさだ。
というかこんなにデカイ箱になにが入っているのか。いや愛玩道具なのは間違いないが、一体どんな道具なのかと言う話。
とりあえずビリビリとガムテープを剥がし、『天地無用』と大きくステッカーが貼られた箱の上部を開いてみる。
するとダンボールの中には、そこにきっちりと納まるように一回りだけ小さなダンボール箱が入っていた。
「あれか、マトリョーシカみたいに、最終的には小さなダンボールが出てくるってパターンか?」
そんな予想をしつつベリベリとガムテープを剥がして、ダンボールを明けてみる。
そこには俺の予想通りの光景が……
「広がっていた方が良かったなこりゃ」
そこにあったのは普通の配達物の用に端の空間と箱の底に、発泡スチロールの緩衝材が入ってはいたが、横向きにで膝を抱えて丸まったままダンボールにスッポリと収められた女性――しかも見た目だけならば、先ほどの魔女並みのロリっぽい幼女みたいなものが入っていた。
付け加えて申し訳なさそうなぐらいに小さな布が股間と胸を覆い隠してはいたが、ほぼ全裸に近い状態。
「これは色々とまずいだろ」
もしこの場に警察官が踏み込んできたら、俺は未成年者略取の現行犯で逮捕されるような気がする。いや逆にいまこの場で捕まらなかったら、拉致監禁罪も追加されそうな気もしてきた。
まったくなんて危険なモノを運んできやがったんだ。
とりあえずこの幼女を起こして、何処のだれだかを聞かねばならない。
と幼女に手を伸ばそうとしたとき、その幼女の胸元に数枚綴りの紙束があることに気が付いた。
「なんだ犯行計画書か何かか?」
手にとって最初のページを見てみると、商品取扱説明書とデカデカと書かれてあった。
その下には型番らしい数字の羅列と共に気になる文字が記されていた。
「ゴーレム?」
その文字を目にしてから再度、しげしげとダンボールの中にある幼女の姿を見てみる。
たしかに言われてみれば二の腕の所に金属製の板っぽいのがあったり、耳にはアンテナらしい物がかぶさっていたりと、確かに言われてみればゴーレムっぽい。
「いや寧ろ、アダルトゲームメーカー葉っぱの恋愛ゲームに出てくるメイドロボがモデルか?」
などと判る人は判るような、判っていても判らないような微妙な言い表し方をしてみた。
はてさてゴーレムだと判れば警察の心配をしなくてもよくなったので、俺は安心して取扱説明書を読み進める事にする。
友人は『説明書なんてまどろっこしいものなんぞ知るか、判らなくなったときに読めばいいのだ、ヒャッハー!』などと言っているが、俺は機械の機能を余す事無く発揮したい性分なので、基本的にまず説明書に目を通す事にしている。
それで書いてあったことはというと、このゴーレムが最新型であるという事。続いてこのゴーレムがいかにお客の性生活をサポート出来るかということを、萌え系イラスト付きで説明している。
それによるとだ、こいつは中出しOKでお掃除不要。注ぎ込まれた精液はゴーレムの駆動動力に使われる他に、サバトに転送されて魔物娘のための精の供給薬として生まれ変わる等などと、要らない説明まで網羅していた。
「えーっと、ユーザー認証はゴーレムの左腕にある金属板に刃物で名前を刻むことで完了となります……」
此処で説明書きは終わり、残りのページはよくある『困った時のQ&A』という項目である。
案外あっさりとした説明書だったなと、感想を胸の中で喋りつつゴーレムを箱から取り出すと、別にルーン文字でとは書かれていなかったので、俺の名前である利崎重盛と果物ナイフを使用して漢字で刻んでみた。
するとゴーレムの体から不思議な機械音が流れる。こう、モビ○スーツの動力炉に火が入ったかのようなあんな感じの音。
「えーっと何々……補足『機動の際の音はサービスとしてワザと鳴らしてます』って一々芸が細かいな」
ゴゴゴと言う音が段々と収まってくると、やがてゴーレムの目が開かれると、目に光が走るとともに『グポーン』と音が鳴る。ここまでされると、演出が過剰すぎる気がしないでもない。
「ゆーざーにんしょうをします。アナタさまが『利崎重盛』さまでよろしいでせうか?」
舌足らずの調子の口調で俺に語りかけながら、小首を傾げて頬に人差し指を当てつつ、俺の瞳を覗き込む幼女ゴーレム。
「その通り。私が利崎重盛である」
え、なにこれ。動いて喋る仕草とか、めちゃめちゃ可愛いんだが。思わず焦って口調が変になっちゃうほどに!
「せーもんともーまくのにんしょうが終わりました。あとは――」
「ちょ、え、なに!?」
急にゴーレムが襲い掛かってきた。急に?急にや!
いや落ち着け、素数という孤独な数字を数え――じゃなくて、こういう時こそ、困った時のQ&Aのページの出番。
えーっと何々ふむふむ。
「『尚、起動した当初のゴーレムはお腹がペコペコなので、満タンになるまで強制搾精モードになっております。解除する場合はユーザー認証を行う前に、右腕の金属板の一部を――』って、遅いわ!」
そんな重要な事は先に書いておいて欲しいと、手に持った説明書を投げ捨て、必死に両手を使って後ろにずり下がろうとするものの、その小さな体躯のどこにこんな力がと思えるほどの膂力で縫いとめられてしまった。
まさに今の俺の心情は『ウワ、ヨウジョツヨイ』の一言に尽きる。
「しんぱいしらいで下さい。やさしくしぼって上げます」
「うおぉ!?」
そんな言葉をゴーレムが喋るや否や、すぽーんと俺のズボンが引き抜かれてしまった。
慌てて股間をガードしようとする俺だったが、すぐさまゴーレムが俺の両手を掴み引き剥がしていく。
「かくさなくても、いいじゃないれすか」
かぷりと俺の股間に顔を埋めるゴーレム。
俺のイチモツを大きくするためか、それともそれ以上口の中に入らないのか、俺の亀頭だけを口の中に入れると、そのまま舌で愛撫を始めた。
小さい舌が鈴口部分と裏筋部分を行ったりきたりしつつ、イチモツの括れの部分を小さな唇をさらに窄めて小さくして刺激する。
ロリ娘は守備範囲外とはいえ、やはり魔物娘の手練手管で刺激されれば、反応するものは反応するわけで、段々と俺のイチモツに力が入り始めてしまう。
いやちょっと待て、いやそんな丹念に舐められると、気持ちよすぎるぅ!
「うはァ!?」
「お気にめしましたか?あたちのだえきには、サービスで気もちよくなるお薬がふくまれているのでつよ」
舌足らずな言葉遣いをしながら、今度はちっちゃい手を添えつつ、陰茎と玉袋の境目からつつーっとゆっくりと舐め上げてきた。
ゾクゾクとした感覚が背中を駆け抜け、思わず下腹にキュッと力が入ってしまう。
そんな俺の反応が嬉しいのか、ゴーレムは目尻を緩ませると、更なるサービスとして左右の睾丸をその小さい手で一つずつ軽く握り弄びながら、舌のざらざらとした場所で俺の鈴口を撫で回し始めた。
軽く睾丸をコリッとされる度、鈴口の穴を舌先でほじられる度に、俺のイチモツからはじんわりと透明な我慢汁がその先から出てきてしまう。
「ちょっとしょっぱいれすね。ちゃんと自すいしてまつか?塩分とりすぎでつよ」
「うぐッ……」
まさか食生活をこんな場面で指摘されるとは。いやここ最近準備するの面倒だからと、自炊する事は少なくなったし、しかもこの一週間ばかし妙にこだわってラーメンばっかり食べてたからな。
いやほんと、魚介と豚骨スープが合わさってあんなに美味しくなるとは思っても見なかったよな。つけ麺もIHヒーターとかでつけ汁が最後まで温かいままの工夫があったりなんかして、美味しく食べ終えられるようになったし。あとあの店の厚切りチャーシューが美味いんだよ。ついつい持ち帰りで一本丸々包んでもらって、返ってから暖かいご飯に刻んだチャーシューと煮汁を混ぜ込んで、ガツっと掻き込んで食べるともう病み付きに……
「むぅ!ごちゅじんさまは、これから外食きんしでつ!あたちが三食きちんとつくってあげるでつ」
「おほぁ!行き成り竿の部分をカミカミしないで〜」
上の空で愛撫を受けていた俺への罰なのか、竿の部分を顔を横にして甘噛みつつ、掌で唾液で濡れた亀頭を撫で繰り回し始めた。
これは半端じゃなく気持ちいい。どれほど半端無いかというと。
「駄目だ――」
と俺が言葉を漏らしつつ、暴発してしまうほどに。
ビクビクと震えるイチモツから出てくる白い液体が、蓋をするように覆っているゴーレムの掌にぶつかり、やがて陰茎の表面を流れて落ち始める。
「もうだめじゃないでつか。ちゃんと食べさせてくれないとぉ、あむッ――ちゅぅうぅうう〜〜」
「ふほほぉぉ〜〜!」
ムッとした表情をしながら手に付いた精液を舐め取ったと思ったら、次の瞬間には陰茎を口の中に入れて吸いつくゴーレム。
睾丸の底から吸い上げられるかのような感覚に、俺は射精したばかりだと言うのに、再度鈴口から精液を吐き出してしまう羽目になってしまった。
しかしゴーレムは俺の出したモノが喉奥に吐き出されているというのに、嬉しそうに頬と目尻を緩ませて甘受しながら、もっと寄越せと言わんばかりに手で金玉をキュッキュッと刺激している。
やがて俺の尿道にある全ての液体を吸い尽くしたゴーレムは、ようやく吸い付くのを止めて、俺のイチモツにこびり付いた全ての精液をこそげ取るように、唇を窄めつつ口から陰茎を引き抜き始めた。
満足してくれたのかとほっとしたのも束の間、ゴーレムは亀頭部分まで引き抜くと、今度はゆっくりと喉の奥へと飲み込み始め、最終的にはそのまま頭を上下に振りだす。いわゆるフェラチオというヤツだ。
「やめて〜、二回出したばっかりだから、そんなに直ぐ射精ないから〜」
そんな風に泣き言を言う俺を上目遣いで見ているゴーレム。
その瞳は本当に出ないの?本当に出ないの?と問いかけているように感じ、俺は思わずウンウンと首を縦に振ってしまう。
「じゅるるるうぅぅ〜〜〜〜ぽんッ。しょうがないでつね〜」
口から抜いた半起ちのイチモツを手で上下で擦りながら、残念そうに呟くゴーレムに、俺の予想はあっていたんだとちょっとだけ安心する。
そしてこれで終わったと気を抜いたその時、俺のイチモツがヌルヌルでギチギチと締め付ける何かで覆われてしまう。
「ぜんぎは良いから本ばんちてほしいだなんて、本とうにごしゅじんさまは好きモノでつね〜」
なにが起きたのかと驚いて首を持ち上げてみてみれば、跨ったゴーレムの股間の割れ目に俺の股間のブツが根元まで入ってしまっていた。というか、俺の予想は間違っていたのね。
「って、それはいいとして、痛くないのか?」
「なにがでつ?」
何を言っているのか判らないといった風に、ゴーレムは小首を傾げながら、腰をツイストしてイチモツに刺激を与えている。
「だってほらこんなに広がって……」
俺の取り立てて大きいわけでも太いわけでもないイチモツを飲み込んだ割れ目は、見ているこっちの方が痛々しくなるほどに広がっていた。
「このためにわたちは作られているんでよゆうでつ。でも、そんなやさしいごしゅじんさまに、あたちのまりょくろがキュンキュンでつ。なのでたっぷりサービスしてあげまつ」
頬を染めて恥ずかしそうな素振りをしつつ、ゴーレムは俺のお腹の上に両手をつくと、ぞろぞろと膣からイチモツを抜き始める。しかし二回既に射精し終えているのも手伝ってか、濡れそぼっているとはいえ余り凹凸の無い幼さが目立つ膣内で擦られても、気持ちよさは先ほど口でして貰った時より幾分下のような気がしてならない。
「なにそんなにガッカリしたような顔してるんでつか?あたちのほんりょうはココからでつよ?」
にやりとゴーレムが笑うと再度イチモツを飲み込み始め、やがて全てを入れ終えたところで彼女の膣内に変化が訪れる。
この感覚を言い表そうとすると実に表現に苦しむが、あえて言うなら掴んでいる物が一瞬にして別物に変わった様な、そんな不思議な感覚だった。
「ロリまんではだめなようでつから、これではどうでつか?」
「おおおぅ、これは中々……」
ずるずると引き抜かれる俺のイチモツからは、粒々プリプリとしたイボ状の膣肉がマッサージするかのように絡みつきながら、傘の裏の部分をこそぎ取る様な感覚が走る。
さっきまでとは比べ物にならない気持ちよさである。
「こんどはこれでつよ〜」
「これは刺激が強すぎる!」
今度は襞の一枚一枚が肉厚な膣なのか、俺のイチモツを根元から逃さないようにと絡み付いて離さず、引き抜かれそうになると傘の括れをぎっちりと掴み上げ、それでも無理に引き抜こうとすると亀頭の部分に強烈な撫で上げる刺激を与えた後に次の襞へとバトンを渡し、その襞も同じ事を繰り返す。
逆に押し入る時には鈴口をぱっくりと開かせる様に、その肉厚の襞が亀頭を上から愛撫し、それが次々にと襲い掛かってくる。
「まだまだパターンはたく山ありまつよ〜」
その後試す返す様々な形状の膣の味見をさせられ、一巡する頃にはもう既に俺のイチモツは限界寸前になっていた。
「はあーはー……」
「どれが気に入りまつた?」
「どれって……」
正直射精を我慢するだけで、もうどれがどれでなにがなにやらわからない状況で、そんな事を言われても正直困る。
「まあそう言うとおもいまつて、はんのうのよかったパターンをきろくしてまつので、それをもとにつくりまつ」
「それってつまり……」
「ごしゅじんさまだけの、すぺしゃるなオナホの出来上がりでつ」
ぎゅるりとゴーレムの膣内が変化すると、それだけで俺はもう辛抱堪らない状態へと追い込まれてしまった。
「どうでつか、わたちのちつは〜」
「ふあぅ、あッくゥ!」
一回一回往復するその度に、粒々やらヒダヒダやらうねりやらで俺の腰が跳ね回ってしまう。
しかしそれでもゴーレムはぎっちりと俺のイチモツを掴んで離さない。
「そんなにこらえなくてもいいでつよ。そのままぜんぶ出してください」
ゴーレムの最奥までイチモツが辿り着くと、その場所で全体の膣が俺のイチモツから精液を搾り取ろうとするかのように、ぎゅっと締め付けてきた。
ただでさえ限界を迎えていた俺は、腰周りの筋肉が意思を持ったかのように、ゴーレムの膣中へと精液を放ってしまっていた。
「くぅあああああー!!」
「ふぅぅッ――」
ロリゴーレムに跨られながら、更に俺は無意識的に奥へと押し入ろうとするかのように、ゴーレムの細く小さな腰を掴んで引き下ろそうとし、一方のゴーレムは俺の射精をお腹の奥で受けつつ、その受けた場所を手でも感じ取ろうとして下腹部へ手を当てていた。
一通り射精し終えてぜーぜーと息を吐きつつ、全身の力を抜く俺。
もう出ない。むしろ今まで良く出たと、自分自身感心する。
しかしゴーレムはまだ足りないのか、それとも搾精から愛し合いモードにでも移行したのか、膣内から取り出されて力なく垂れ下がる俺のイチモツを、弄ぶように小さい手で捏ね繰り回している。
「もう出ないのれすか?」
「流石にもう出ないだろ」
幾らゴーレムが撫で擦ろうと反応を返さない俺の分身。
「わたちの体はみりょくがないでふか?」
「そうだな、個人的にはもう少しふくよかな方が好みだ」
悲しそうにそう呟くゴーレムに対し、慰めの言葉より自分の欲望が勝ってしまう俺。
散々ロリゴーレムの体で搾り取られていた癖にという突っ込みは聞こえない聞こえない。
「なら金ぞく板のここのぶぶんに横せんを入れれば、体内のせいをしようして、体がせいちょうしますよ?」
当たり前のことを言っている風にゴーレムは言っているが、俺はそんなことは知らないし、説明書にも書いてはいなかった。
だが、ふむふむ成るほどね。良い事聞いたと、俺は早速ナイフで線を入れてみる。
線を入れて直ぐにゴーレムの成長が始まり、ちょこっとだけ大きくなったと思ったら直ぐに止まってしまった。
さっきまでが小学校低学年程度の見た目ならば、今は精々小学校中学年程度。
ぶっちゃけて言ってしまえば、体の曲面のなだらか具合は余り変わったようには見えない。
「成長したらお腹がへりました。だから――」
口調だけは大分確りしたが、その言葉の内容にいやな予感が俺の体を駆け巡る。
「またお腹一杯にしてください。ご主人様♪」
「やっぱりかー!出ないってばぁー!」
「立たせるのを強いるには、お尻の穴が良いとインプットされてます(ずっぷし」
「アーー!!」
ゴーレムに押し倒され尻穴に指を突っ込まれながら、俺は『これが終わったら、ゴーレムの強制搾精モードが発動しないように、金属板削るんだ』と、何かのフラグが立ってしまいそうな文言を脳裏に浮かべていた。
どっとはらい。
ロリ系ゴーレムさんが御気に召さなかった貴方様。
おまけを書いたので、読みたい方はわっふるわっふると叫びつつ、下へどうぞ。
_/_/_/_/_/_/_/
朝日の光が目蓋越しに目に届き、俺は布団から起きる。
「お早う御座います、ご主人様」
そう台所で料理をしながら俺の方へ顔を向けて喋るのは、あの時送られてきたゴーレム。
「しかし本当に良く育ったよな」
「行き成り如何したんですか?」
その確りとした口調でわかると思うが、こいつはもう小さなロリ娘ではなく、豊満な体を持つ美女へと成長していた。
もっともここまで成長させるのに、どれだけの年月と回数が費やされたかは思い出したくも無い。
あえて一言だけ言うのならば、インキュバスって凄いねって事だけである。
「それで何作っているの?」
「お味噌汁と焼き魚ですよ。もちろん塩分少なめです」
「塩分はどうでも良いよ、君の料理は美味しいから」
大きくあくびしてから敷いていた布団を外へと干し、机の上を軽くウエットティッシュで拭いておく。
「はーい、出来ましたよ〜」
「お、美味そうだ。それじゃあ仲良く」
二人で一緒に両手を合わせて。
「「いただきます」」
箸を掴んでまずは味噌汁を口に含む。昆布出汁とカツオ出汁が確りと利いた味が口の中に広がり、それを追い駆けるように味噌の風味が鼻へと抜ける。
うん、実に美味い。魚も程よい塩梅に焼かれて良い味を出している。脂もたっぷり乗っているので醤油も要らない。
ああ、そう、「うまい」と言えばもう一つ。
「あむ、ちゅ、ちゅ――」
俺の股間の起立したイチモツを愛撫している、ゴーレムも上手い。
完全に俺の弱い部分を的確についてきて、それだけで射精しそうになるほど。
ココまで献身的に尽くしてくれると、俺のほうもお返しがしたくなるわけで。
「いやん。もう、本当にオッパイ星人なんだから」
お椀を置いた俺は、服越しにゴーレムのマシュマロの様な柔らかさがありながら、メロン並みに大きな胸を揉む。
肩こりも垂れる心配も無いとの事で、ゴーレムはブラジャーをしていない。もっともそれは俺が直ぐ揉めるようにという配慮の方が、多分に含まれているのは言うまでも無い。
「うまいぞ、その調子でたのむ」
「くぽくぽ――アんッ、先っぽは弱いの〜」
そのまま俺は食事とオッパイを揉むのを続けながら、ゴーレムは胸への愛撫に腰をくねらせながらイチモツを口に含みつつ手でも刺激を加え続ける。
これが今では俺ら二人――インキュバス『利崎重盛』とゴーレム『コトリ』の当たり前の朝の光景である。
「うぐぐぅ〜……」
朝が弱い俺は呻き声を上げながら、枕元においてあった携帯電話に手を伸ばす。ボタンを押して日時を確認。
時刻は午前七時。会社が休日である土曜日。
幾らなんでも、休日の午前のこんな早くにチャイムを鳴らすなんて、どう考えても非常識極まりない。
このボロ屋の大家ですら、家賃の取立てにこんな無茶はしない。
それに昨日から今日の明け方にかけての飲み会での酒が抜けきっていないのだから、ここは無視して寝て、訪問者にはまたあとで来てもらうことにしよう。
ぴんぽーん、とまた鳴った。居留守だ居留守。
ぴんぽーん、ぴんぽーんと二度連続で鳴った。いい加減にして欲しい。
ひんぽーん、ぴんぽーん、ぴぽぴんぽーん、と今度は少し調子を変えてきた。
このまま放って置いたらどうこのチャイムの鳴らし方が変化するのか興味が湧いたが、このままでは某名人バリの十六連射などされるかもしれないため、泣く泣く俺は布団から抜け出し、寝癖が付いているであろう頭に手櫛を入れつつ、玄関までの短い距離を歩いた。
「はいよー、朝っぱらからどちらさんっすか?」
「どうもー、いつもニコニコ、黒猫魔女の箒便でーす。お品物をお届けに参りましたー」
玄関を押し開くとそこには一人の少女。
いや少女といっていいのか、頭に三角帽子手に箒を持っていることから察するに、最近メキメキと宅配業の市場規模を拡大しているサバト系金融資本の宅配業者なのだから、もしかしたら少女と言い表してはいけない歳――俗に言うロリばばぁの可能性も捨てきれない。
「あのー、受取書に判子かサインが欲しいんですが〜……」
「ああ、申し訳ない。どうも朝が苦手なもので」
俺の脳内で巡らせていた考えを悟らせないために、そう苦笑しつつ目の前の少女(?)に話しかける。
「判ります。ウチのバフォ様も少々朝が御得意ではなくてですね、不用意に起こそうものならば鎌が飛んできますから」
宅配業と言えども客商売。俺だけに恥をかかせないために、身内の恥を曝してくる辺り流石である。
逆に俺は魔女娘の言葉に笑えばいいのか、それともバフォメットのご高名はかねがねと言えばいいのか少し悩み、とりあえず愛想笑いだけして受取書に視線を落とした。
しかし受取書にサインをしようとして、ふと違和感を覚えた。
田舎の両親から届く野菜は基本的にハーピー飛翔便だし、俺が良く使う通販大手の密林アマゾネスはお抱えのマッスル猛牛便。
黒猫魔女の箒便を好んで使用するような相手に覚えが無い。
そこでよくよく受取書に視線を向けて見ると、品物欄に『愛玩道具(生もの)』の表記。
ああなるほどね、愛玩道具ね。むしろ愛撫道具だろうか。ストレートな表記だなこりゃ。俺がもし実家住みなら、家族会議間違いなしだ。
「って、こんなもの頼んだ覚えは無いので、受け取り拒否していいか?」
「えー、困りますよ。受け取り先はここで間違いないですし」
「いやだってよ、誰とも知らないやつからこんなもの貰っても……」
「受け取ってもらえないと、わたしがバフォ様にこんがり肉にされてしまいます」
うるうると涙目で見上げる見た目ロリ少女に、大の大人が抗えるはずも無く、着払いじゃないし良いかと受取書にサインをして、魔女娘に渡してやった。
「ありがとう御座いました。また魔女の箒便をよろしくデス!」
最後の『です』だけ異様に英語っぽい発音で退散していく見た目ロリ魔女。
さってと、まずは廊下に出したままだと通行の邪魔になるなと部屋に入れてみたものの、その魔女が持ってきたダンボール箱なのだが、異様に大きい。
人間の子供一人ならば、悠々入る事が出来るほどの大きさだ。
というかこんなにデカイ箱になにが入っているのか。いや愛玩道具なのは間違いないが、一体どんな道具なのかと言う話。
とりあえずビリビリとガムテープを剥がし、『天地無用』と大きくステッカーが貼られた箱の上部を開いてみる。
するとダンボールの中には、そこにきっちりと納まるように一回りだけ小さなダンボール箱が入っていた。
「あれか、マトリョーシカみたいに、最終的には小さなダンボールが出てくるってパターンか?」
そんな予想をしつつベリベリとガムテープを剥がして、ダンボールを明けてみる。
そこには俺の予想通りの光景が……
「広がっていた方が良かったなこりゃ」
そこにあったのは普通の配達物の用に端の空間と箱の底に、発泡スチロールの緩衝材が入ってはいたが、横向きにで膝を抱えて丸まったままダンボールにスッポリと収められた女性――しかも見た目だけならば、先ほどの魔女並みのロリっぽい幼女みたいなものが入っていた。
付け加えて申し訳なさそうなぐらいに小さな布が股間と胸を覆い隠してはいたが、ほぼ全裸に近い状態。
「これは色々とまずいだろ」
もしこの場に警察官が踏み込んできたら、俺は未成年者略取の現行犯で逮捕されるような気がする。いや逆にいまこの場で捕まらなかったら、拉致監禁罪も追加されそうな気もしてきた。
まったくなんて危険なモノを運んできやがったんだ。
とりあえずこの幼女を起こして、何処のだれだかを聞かねばならない。
と幼女に手を伸ばそうとしたとき、その幼女の胸元に数枚綴りの紙束があることに気が付いた。
「なんだ犯行計画書か何かか?」
手にとって最初のページを見てみると、商品取扱説明書とデカデカと書かれてあった。
その下には型番らしい数字の羅列と共に気になる文字が記されていた。
「ゴーレム?」
その文字を目にしてから再度、しげしげとダンボールの中にある幼女の姿を見てみる。
たしかに言われてみれば二の腕の所に金属製の板っぽいのがあったり、耳にはアンテナらしい物がかぶさっていたりと、確かに言われてみればゴーレムっぽい。
「いや寧ろ、アダルトゲームメーカー葉っぱの恋愛ゲームに出てくるメイドロボがモデルか?」
などと判る人は判るような、判っていても判らないような微妙な言い表し方をしてみた。
はてさてゴーレムだと判れば警察の心配をしなくてもよくなったので、俺は安心して取扱説明書を読み進める事にする。
友人は『説明書なんてまどろっこしいものなんぞ知るか、判らなくなったときに読めばいいのだ、ヒャッハー!』などと言っているが、俺は機械の機能を余す事無く発揮したい性分なので、基本的にまず説明書に目を通す事にしている。
それで書いてあったことはというと、このゴーレムが最新型であるという事。続いてこのゴーレムがいかにお客の性生活をサポート出来るかということを、萌え系イラスト付きで説明している。
それによるとだ、こいつは中出しOKでお掃除不要。注ぎ込まれた精液はゴーレムの駆動動力に使われる他に、サバトに転送されて魔物娘のための精の供給薬として生まれ変わる等などと、要らない説明まで網羅していた。
「えーっと、ユーザー認証はゴーレムの左腕にある金属板に刃物で名前を刻むことで完了となります……」
此処で説明書きは終わり、残りのページはよくある『困った時のQ&A』という項目である。
案外あっさりとした説明書だったなと、感想を胸の中で喋りつつゴーレムを箱から取り出すと、別にルーン文字でとは書かれていなかったので、俺の名前である利崎重盛と果物ナイフを使用して漢字で刻んでみた。
するとゴーレムの体から不思議な機械音が流れる。こう、モビ○スーツの動力炉に火が入ったかのようなあんな感じの音。
「えーっと何々……補足『機動の際の音はサービスとしてワザと鳴らしてます』って一々芸が細かいな」
ゴゴゴと言う音が段々と収まってくると、やがてゴーレムの目が開かれると、目に光が走るとともに『グポーン』と音が鳴る。ここまでされると、演出が過剰すぎる気がしないでもない。
「ゆーざーにんしょうをします。アナタさまが『利崎重盛』さまでよろしいでせうか?」
舌足らずの調子の口調で俺に語りかけながら、小首を傾げて頬に人差し指を当てつつ、俺の瞳を覗き込む幼女ゴーレム。
「その通り。私が利崎重盛である」
え、なにこれ。動いて喋る仕草とか、めちゃめちゃ可愛いんだが。思わず焦って口調が変になっちゃうほどに!
「せーもんともーまくのにんしょうが終わりました。あとは――」
「ちょ、え、なに!?」
急にゴーレムが襲い掛かってきた。急に?急にや!
いや落ち着け、素数という孤独な数字を数え――じゃなくて、こういう時こそ、困った時のQ&Aのページの出番。
えーっと何々ふむふむ。
「『尚、起動した当初のゴーレムはお腹がペコペコなので、満タンになるまで強制搾精モードになっております。解除する場合はユーザー認証を行う前に、右腕の金属板の一部を――』って、遅いわ!」
そんな重要な事は先に書いておいて欲しいと、手に持った説明書を投げ捨て、必死に両手を使って後ろにずり下がろうとするものの、その小さな体躯のどこにこんな力がと思えるほどの膂力で縫いとめられてしまった。
まさに今の俺の心情は『ウワ、ヨウジョツヨイ』の一言に尽きる。
「しんぱいしらいで下さい。やさしくしぼって上げます」
「うおぉ!?」
そんな言葉をゴーレムが喋るや否や、すぽーんと俺のズボンが引き抜かれてしまった。
慌てて股間をガードしようとする俺だったが、すぐさまゴーレムが俺の両手を掴み引き剥がしていく。
「かくさなくても、いいじゃないれすか」
かぷりと俺の股間に顔を埋めるゴーレム。
俺のイチモツを大きくするためか、それともそれ以上口の中に入らないのか、俺の亀頭だけを口の中に入れると、そのまま舌で愛撫を始めた。
小さい舌が鈴口部分と裏筋部分を行ったりきたりしつつ、イチモツの括れの部分を小さな唇をさらに窄めて小さくして刺激する。
ロリ娘は守備範囲外とはいえ、やはり魔物娘の手練手管で刺激されれば、反応するものは反応するわけで、段々と俺のイチモツに力が入り始めてしまう。
いやちょっと待て、いやそんな丹念に舐められると、気持ちよすぎるぅ!
「うはァ!?」
「お気にめしましたか?あたちのだえきには、サービスで気もちよくなるお薬がふくまれているのでつよ」
舌足らずな言葉遣いをしながら、今度はちっちゃい手を添えつつ、陰茎と玉袋の境目からつつーっとゆっくりと舐め上げてきた。
ゾクゾクとした感覚が背中を駆け抜け、思わず下腹にキュッと力が入ってしまう。
そんな俺の反応が嬉しいのか、ゴーレムは目尻を緩ませると、更なるサービスとして左右の睾丸をその小さい手で一つずつ軽く握り弄びながら、舌のざらざらとした場所で俺の鈴口を撫で回し始めた。
軽く睾丸をコリッとされる度、鈴口の穴を舌先でほじられる度に、俺のイチモツからはじんわりと透明な我慢汁がその先から出てきてしまう。
「ちょっとしょっぱいれすね。ちゃんと自すいしてまつか?塩分とりすぎでつよ」
「うぐッ……」
まさか食生活をこんな場面で指摘されるとは。いやここ最近準備するの面倒だからと、自炊する事は少なくなったし、しかもこの一週間ばかし妙にこだわってラーメンばっかり食べてたからな。
いやほんと、魚介と豚骨スープが合わさってあんなに美味しくなるとは思っても見なかったよな。つけ麺もIHヒーターとかでつけ汁が最後まで温かいままの工夫があったりなんかして、美味しく食べ終えられるようになったし。あとあの店の厚切りチャーシューが美味いんだよ。ついつい持ち帰りで一本丸々包んでもらって、返ってから暖かいご飯に刻んだチャーシューと煮汁を混ぜ込んで、ガツっと掻き込んで食べるともう病み付きに……
「むぅ!ごちゅじんさまは、これから外食きんしでつ!あたちが三食きちんとつくってあげるでつ」
「おほぁ!行き成り竿の部分をカミカミしないで〜」
上の空で愛撫を受けていた俺への罰なのか、竿の部分を顔を横にして甘噛みつつ、掌で唾液で濡れた亀頭を撫で繰り回し始めた。
これは半端じゃなく気持ちいい。どれほど半端無いかというと。
「駄目だ――」
と俺が言葉を漏らしつつ、暴発してしまうほどに。
ビクビクと震えるイチモツから出てくる白い液体が、蓋をするように覆っているゴーレムの掌にぶつかり、やがて陰茎の表面を流れて落ち始める。
「もうだめじゃないでつか。ちゃんと食べさせてくれないとぉ、あむッ――ちゅぅうぅうう〜〜」
「ふほほぉぉ〜〜!」
ムッとした表情をしながら手に付いた精液を舐め取ったと思ったら、次の瞬間には陰茎を口の中に入れて吸いつくゴーレム。
睾丸の底から吸い上げられるかのような感覚に、俺は射精したばかりだと言うのに、再度鈴口から精液を吐き出してしまう羽目になってしまった。
しかしゴーレムは俺の出したモノが喉奥に吐き出されているというのに、嬉しそうに頬と目尻を緩ませて甘受しながら、もっと寄越せと言わんばかりに手で金玉をキュッキュッと刺激している。
やがて俺の尿道にある全ての液体を吸い尽くしたゴーレムは、ようやく吸い付くのを止めて、俺のイチモツにこびり付いた全ての精液をこそげ取るように、唇を窄めつつ口から陰茎を引き抜き始めた。
満足してくれたのかとほっとしたのも束の間、ゴーレムは亀頭部分まで引き抜くと、今度はゆっくりと喉の奥へと飲み込み始め、最終的にはそのまま頭を上下に振りだす。いわゆるフェラチオというヤツだ。
「やめて〜、二回出したばっかりだから、そんなに直ぐ射精ないから〜」
そんな風に泣き言を言う俺を上目遣いで見ているゴーレム。
その瞳は本当に出ないの?本当に出ないの?と問いかけているように感じ、俺は思わずウンウンと首を縦に振ってしまう。
「じゅるるるうぅぅ〜〜〜〜ぽんッ。しょうがないでつね〜」
口から抜いた半起ちのイチモツを手で上下で擦りながら、残念そうに呟くゴーレムに、俺の予想はあっていたんだとちょっとだけ安心する。
そしてこれで終わったと気を抜いたその時、俺のイチモツがヌルヌルでギチギチと締め付ける何かで覆われてしまう。
「ぜんぎは良いから本ばんちてほしいだなんて、本とうにごしゅじんさまは好きモノでつね〜」
なにが起きたのかと驚いて首を持ち上げてみてみれば、跨ったゴーレムの股間の割れ目に俺の股間のブツが根元まで入ってしまっていた。というか、俺の予想は間違っていたのね。
「って、それはいいとして、痛くないのか?」
「なにがでつ?」
何を言っているのか判らないといった風に、ゴーレムは小首を傾げながら、腰をツイストしてイチモツに刺激を与えている。
「だってほらこんなに広がって……」
俺の取り立てて大きいわけでも太いわけでもないイチモツを飲み込んだ割れ目は、見ているこっちの方が痛々しくなるほどに広がっていた。
「このためにわたちは作られているんでよゆうでつ。でも、そんなやさしいごしゅじんさまに、あたちのまりょくろがキュンキュンでつ。なのでたっぷりサービスしてあげまつ」
頬を染めて恥ずかしそうな素振りをしつつ、ゴーレムは俺のお腹の上に両手をつくと、ぞろぞろと膣からイチモツを抜き始める。しかし二回既に射精し終えているのも手伝ってか、濡れそぼっているとはいえ余り凹凸の無い幼さが目立つ膣内で擦られても、気持ちよさは先ほど口でして貰った時より幾分下のような気がしてならない。
「なにそんなにガッカリしたような顔してるんでつか?あたちのほんりょうはココからでつよ?」
にやりとゴーレムが笑うと再度イチモツを飲み込み始め、やがて全てを入れ終えたところで彼女の膣内に変化が訪れる。
この感覚を言い表そうとすると実に表現に苦しむが、あえて言うなら掴んでいる物が一瞬にして別物に変わった様な、そんな不思議な感覚だった。
「ロリまんではだめなようでつから、これではどうでつか?」
「おおおぅ、これは中々……」
ずるずると引き抜かれる俺のイチモツからは、粒々プリプリとしたイボ状の膣肉がマッサージするかのように絡みつきながら、傘の裏の部分をこそぎ取る様な感覚が走る。
さっきまでとは比べ物にならない気持ちよさである。
「こんどはこれでつよ〜」
「これは刺激が強すぎる!」
今度は襞の一枚一枚が肉厚な膣なのか、俺のイチモツを根元から逃さないようにと絡み付いて離さず、引き抜かれそうになると傘の括れをぎっちりと掴み上げ、それでも無理に引き抜こうとすると亀頭の部分に強烈な撫で上げる刺激を与えた後に次の襞へとバトンを渡し、その襞も同じ事を繰り返す。
逆に押し入る時には鈴口をぱっくりと開かせる様に、その肉厚の襞が亀頭を上から愛撫し、それが次々にと襲い掛かってくる。
「まだまだパターンはたく山ありまつよ〜」
その後試す返す様々な形状の膣の味見をさせられ、一巡する頃にはもう既に俺のイチモツは限界寸前になっていた。
「はあーはー……」
「どれが気に入りまつた?」
「どれって……」
正直射精を我慢するだけで、もうどれがどれでなにがなにやらわからない状況で、そんな事を言われても正直困る。
「まあそう言うとおもいまつて、はんのうのよかったパターンをきろくしてまつので、それをもとにつくりまつ」
「それってつまり……」
「ごしゅじんさまだけの、すぺしゃるなオナホの出来上がりでつ」
ぎゅるりとゴーレムの膣内が変化すると、それだけで俺はもう辛抱堪らない状態へと追い込まれてしまった。
「どうでつか、わたちのちつは〜」
「ふあぅ、あッくゥ!」
一回一回往復するその度に、粒々やらヒダヒダやらうねりやらで俺の腰が跳ね回ってしまう。
しかしそれでもゴーレムはぎっちりと俺のイチモツを掴んで離さない。
「そんなにこらえなくてもいいでつよ。そのままぜんぶ出してください」
ゴーレムの最奥までイチモツが辿り着くと、その場所で全体の膣が俺のイチモツから精液を搾り取ろうとするかのように、ぎゅっと締め付けてきた。
ただでさえ限界を迎えていた俺は、腰周りの筋肉が意思を持ったかのように、ゴーレムの膣中へと精液を放ってしまっていた。
「くぅあああああー!!」
「ふぅぅッ――」
ロリゴーレムに跨られながら、更に俺は無意識的に奥へと押し入ろうとするかのように、ゴーレムの細く小さな腰を掴んで引き下ろそうとし、一方のゴーレムは俺の射精をお腹の奥で受けつつ、その受けた場所を手でも感じ取ろうとして下腹部へ手を当てていた。
一通り射精し終えてぜーぜーと息を吐きつつ、全身の力を抜く俺。
もう出ない。むしろ今まで良く出たと、自分自身感心する。
しかしゴーレムはまだ足りないのか、それとも搾精から愛し合いモードにでも移行したのか、膣内から取り出されて力なく垂れ下がる俺のイチモツを、弄ぶように小さい手で捏ね繰り回している。
「もう出ないのれすか?」
「流石にもう出ないだろ」
幾らゴーレムが撫で擦ろうと反応を返さない俺の分身。
「わたちの体はみりょくがないでふか?」
「そうだな、個人的にはもう少しふくよかな方が好みだ」
悲しそうにそう呟くゴーレムに対し、慰めの言葉より自分の欲望が勝ってしまう俺。
散々ロリゴーレムの体で搾り取られていた癖にという突っ込みは聞こえない聞こえない。
「なら金ぞく板のここのぶぶんに横せんを入れれば、体内のせいをしようして、体がせいちょうしますよ?」
当たり前のことを言っている風にゴーレムは言っているが、俺はそんなことは知らないし、説明書にも書いてはいなかった。
だが、ふむふむ成るほどね。良い事聞いたと、俺は早速ナイフで線を入れてみる。
線を入れて直ぐにゴーレムの成長が始まり、ちょこっとだけ大きくなったと思ったら直ぐに止まってしまった。
さっきまでが小学校低学年程度の見た目ならば、今は精々小学校中学年程度。
ぶっちゃけて言ってしまえば、体の曲面のなだらか具合は余り変わったようには見えない。
「成長したらお腹がへりました。だから――」
口調だけは大分確りしたが、その言葉の内容にいやな予感が俺の体を駆け巡る。
「またお腹一杯にしてください。ご主人様♪」
「やっぱりかー!出ないってばぁー!」
「立たせるのを強いるには、お尻の穴が良いとインプットされてます(ずっぷし」
「アーー!!」
ゴーレムに押し倒され尻穴に指を突っ込まれながら、俺は『これが終わったら、ゴーレムの強制搾精モードが発動しないように、金属板削るんだ』と、何かのフラグが立ってしまいそうな文言を脳裏に浮かべていた。
どっとはらい。
ロリ系ゴーレムさんが御気に召さなかった貴方様。
おまけを書いたので、読みたい方はわっふるわっふると叫びつつ、下へどうぞ。
_/_/_/_/_/_/_/
朝日の光が目蓋越しに目に届き、俺は布団から起きる。
「お早う御座います、ご主人様」
そう台所で料理をしながら俺の方へ顔を向けて喋るのは、あの時送られてきたゴーレム。
「しかし本当に良く育ったよな」
「行き成り如何したんですか?」
その確りとした口調でわかると思うが、こいつはもう小さなロリ娘ではなく、豊満な体を持つ美女へと成長していた。
もっともここまで成長させるのに、どれだけの年月と回数が費やされたかは思い出したくも無い。
あえて一言だけ言うのならば、インキュバスって凄いねって事だけである。
「それで何作っているの?」
「お味噌汁と焼き魚ですよ。もちろん塩分少なめです」
「塩分はどうでも良いよ、君の料理は美味しいから」
大きくあくびしてから敷いていた布団を外へと干し、机の上を軽くウエットティッシュで拭いておく。
「はーい、出来ましたよ〜」
「お、美味そうだ。それじゃあ仲良く」
二人で一緒に両手を合わせて。
「「いただきます」」
箸を掴んでまずは味噌汁を口に含む。昆布出汁とカツオ出汁が確りと利いた味が口の中に広がり、それを追い駆けるように味噌の風味が鼻へと抜ける。
うん、実に美味い。魚も程よい塩梅に焼かれて良い味を出している。脂もたっぷり乗っているので醤油も要らない。
ああ、そう、「うまい」と言えばもう一つ。
「あむ、ちゅ、ちゅ――」
俺の股間の起立したイチモツを愛撫している、ゴーレムも上手い。
完全に俺の弱い部分を的確についてきて、それだけで射精しそうになるほど。
ココまで献身的に尽くしてくれると、俺のほうもお返しがしたくなるわけで。
「いやん。もう、本当にオッパイ星人なんだから」
お椀を置いた俺は、服越しにゴーレムのマシュマロの様な柔らかさがありながら、メロン並みに大きな胸を揉む。
肩こりも垂れる心配も無いとの事で、ゴーレムはブラジャーをしていない。もっともそれは俺が直ぐ揉めるようにという配慮の方が、多分に含まれているのは言うまでも無い。
「うまいぞ、その調子でたのむ」
「くぽくぽ――アんッ、先っぽは弱いの〜」
そのまま俺は食事とオッパイを揉むのを続けながら、ゴーレムは胸への愛撫に腰をくねらせながらイチモツを口に含みつつ手でも刺激を加え続ける。
これが今では俺ら二人――インキュバス『利崎重盛』とゴーレム『コトリ』の当たり前の朝の光景である。
12/02/10 19:39更新 / 中文字