読切小説
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ミノタウロスは強し
私は旅の武闘家ガタリー・コブシ、今はある村の依頼で草原にやってきている。
依頼内容は魔物退治、村の重要な交易路であるこの草原に凶悪な魔物が住み着いてしまったらしい。
村の自警団も一目見て逃げ出す程恐ろしい魔物だという、腕試しにと引き受けたはいいが、私ははたして勝てるのだろうか?不安を胸に抱き、歩いていると目的地にたどり着く。
ただただ広い草原のど真ん中にそいつはいた。
仰向けになり口を開けだらしなく寝ているそいつは、私がいることにすら気が付かないほどに熟睡していた
しかし、聞いていた話と違うのはそいつが醜く凶悪な化物などではなく、褐色の肌に角の生えた頭、足は人間とまるで違っていたがそれ以外は人間の女性と変わらなかった。
この隙に仕留めればよかったのだが、いくら魔物とはいえ女性を傷つけるのには抵抗があった。どうにかして穏便に済ませられないかと考えていると……

「んん……ふぁ〜」

目を覚ましてしまった、寝ぼけている隙にどこかに身を隠そうとしたが、辺り一面草だらけで身を隠せそうな場所は見つからない。
私があたふたとしている間にも彼女は体を起こし、寝ぼけ眼で辺りを見回す。私の姿を捉えた瞬間目を開き、獲物を狙う鋭い目つきでこちらを睨みつける。
立ち上がった彼女のデカさに思わず竦んでしまう、鍛え上げられた腹筋は並の攻撃では傷一つつけられないだろう。

「いい匂いがすると思ったら……どうしたんだ?道にでも迷ったか?」

私は情けないことに足が動かなかった、だんだんと近づいてくる彼女をただ見上げることしかできなかった。
震える足を見てそいつはフッと鼻で笑う。

「そんなにびびるなよ、わたしはただお前を食いたいだけさ」

そう言われとっさに後ろに下がり拳を構える、彼女はやれやれといった風に肩を竦め拳を構える。
見た目は麗しくとも、立派な魔物であると理解した。
お互いに睨み合い、どちらが先に動くか緊張が走る。しばらくの沈黙の後、先に動いたのは私だった。
地面を蹴り一瞬で彼女の懐に飛び込む、まずは一発……
しかし、私の拳は空を切る。彼女は巨体に見合わず素早い動きで私の拳を避け一瞬にして私を組み伏せ馬乗りになった。

「甘く見たな?わたしはこう見えて素早く動くのが得意なんだ」

腕を上に交差するように抑えられ、身動きができない私の服を彼女は乱暴に破り捨てる。
下着まで剥がれ、私の愚息も晒されてしまう。恥ずかしさのあまり殺してくれと懇願するが……

「あ?殺すなんてことするわけないだろ。お前はわたしの大事な旦那だってのに。」

突然旦那認定され、少し困惑した。
先程の獲物を狙う鋭い目つきはどこへやら、目を細め舐めまわすように私の体を見るその目は、恐怖よりもいやらしいという感情が先にくる。
私は目の前でふるふると揺れる大きな胸に目を奪われる。すると彼女は私の視線に気が付いたのか、ニヤリと笑うと大胆に胸を晒す。
勢いよく晒したからか、ぶるんっと揺れ動く胸に私はとてつもない興奮を覚えた。彼女は体を前に倒し私の顔を胸で押しつぶした。
柔らかく温かい胸は否応なしに私を興奮させる、気が付けば愚息はすっかり立ち上がり彼女の腹に擦り付けるようにビクビクと震えていた。

「んふー、わたしのおっぱいで興奮したのか?こんなにがちがちに勃起させて……」

彼女は体を起こし後ろに向き直る、目の前に大きくいやらしい形の尻ととろとろと濡れた割れ目が更なる興奮を誘う。
さらに固くなった私の愚息をみた彼女は、それだけで達してしまいそうなほど絶妙な力加減で握り扱きだす。
愚息を扱く動きは激しく、乱暴な快楽を叩き付けられる。不思議なことに激しく扱かれても痛みを感じるどころか快感はどんどんと増していく。
だんだんと限界が近づき、自然と腰が浮いてしまう。それに合わせてより激しい動きで愚息を扱く。
とうとう限界に達し私は精を吐き出す、まるで噴水のように大量に出る精液は瞬く間に彼女の手を体を白く染める。
彼女はペロリと手についた精液を舐めとっていく。

「ふぅ……ったく出しすぎだぜ、体中精液塗れだ。」

嬉しそうにいう彼女は、今度は私の顔に尻を乗せる。口は彼女の割れ目に塞がれ鼻で呼吸するしかなくなってしまう。
突然愚息が何かに包まれたかと思うと、先端部分に刺激が走る。

「んっ……ふぁっ、どうだ?先っぽフェラとパイズリの同時責めは……って聞くまでも無いか、こんなにビクビクさせてんだからな。」

柔らかい乳房がぐにぐにと動き先端を激しく舐めしゃぶる。
あまりの快感に私はすぐに果ててしまう、しかしそれでも彼女の責めは止まらなかった。

「さっきから自分ばっかり気持ちよくなってさあ、わたしのも舐めてくれよ。」

彼女は腰を動かし割れ目を私の口にぐりぐりと擦り付ける、私は言われた通り彼女の割れ目を舐める。
初めて舐めた液体は甘く、舐めるたびにもっと欲しいと思わせるほど美味かった。
私は舌を彼女の膣内に入れる、膣内に入れた舌を動かし膣内を舐めまわす。舐めるたび彼女の腰がビクビクと動き私をより興奮させる。

「くふっ……んんっ!……んっ!んっ!」

どうやら限界が近いようで腰の動きもより激しくなる、同時に愚息への責めも激しくなり私も限界に近づく。
そして彼女が絶頂するとともに私も精を吐き出した。
彼女の割れ目からは勢いよく潮が吹きだし私の口内を満たしていく、私はそれを飲み続ける。
二人ともひとしきり出した後、彼女は尻を上げ私の方に向き直り最初に捕まった時と同じ体勢になる。

「もう十分だろ……挿れるぞ。」

そういうと彼女は腰を浮かし、愚息の先端に割れ目をつけると腰を落とし膣内に挿入していく。
私はそれだけで達してしまう、今までとは比べ物にならないほどの勢いと快感で最後まで挿入された時点で結合部から少し精液が漏れていた。

「ふーっ、挿れただけでこんなに出すなんて、どんだけ堪え性がないんだあ?」

彼女はそういいながらも、息は荒くぷるぷると腰が震えている。明らかに絶頂寸前の状態だった。
その姿に悪戯心が芽生えた私は腰を少し揺らす、それだけで彼女はビクンと体を震わせる。

「お、おい!勝手に、いぃ!うご……くなぁ!」

私は好機とばかりに腰を揺らす、ビクンビクンと体を震わせる彼女の姿はとても愛らしかった。
もっとその姿が見たくなり、先程より大きく腰を揺らす。
私も達してしまいそうになるが必至にこらえる。

「ああっ!あっ……もう、イッ……クゥゥゥ!」

責め続け遂に彼女は絶頂した、大きくビクンッと体を仰け反らせる。ぷるぷると震える体に合わせ大きな胸もぷるぷると震える。

「はぁ、はぁ……」

彼女は姿勢を正しこちらを見る、目を細めよくもやってくれたなと言わんばかりに睨みつける。
その目線から目をそらすように横を見ると、ひらひらと赤い何かが漂ってくる。
私の鼻先に落ちたそれはどうやら花びらのようだった。
その花びらが風に吹かれまたどこかへいくのと同時にふーっ、ふーっと荒い息遣いが聞こえてくる。
息遣いの招待は彼女だった。先程と違い目をギラギラとさせながらこちらを睨みつけている。
すると彼女は顔を近づけ口付けをしてきた。ただの口付けではなく舌と舌を絡めあう、濃厚でいやらしい口付けだった。

「じゅるっ、んうっ……ちゅるるっじゅるぅ……」

彼女の舌使いは力強く口内を彼女の舌で蹂躙される。舌と舌が触れ合うたび痺れるような快感が私を襲った。
口付けはしばらく続き、彼女が口を離した後は口どうしを繋ぐ小さな橋ができていた。
彼女が目を細め、ニヤリと笑う。それはこれから私を犯し尽くすという合図だった。

「さっきお前がやったこと、倍にして返してやるからな。」

体を前に倒し最初と同じように私の顔を胸で覆う。胸に包まれる安心感も束の間、突き抜けるような快感が私を襲った。
激しく腰を上下しているようでばちゅんばちゅんと大きな水音が響く。
あまりの快感に達してしまうが尚もそいつは腰の動きを止めない。
水音はよりいやらしい音になり、腰の動きも激しくなる。

「はぁっ、はぁっ、どうだ?もっと出せるだろ?」

止まらない腰の動きに、止まらない射精。もはや快感で頭がぐちゃぐちゃになり彼女のなすがままになる。

「ふんっ、んはぁ……!イクッ!イクゥ!」

その言葉と同時に腰の動きがさらに激しくなる。彼女の顔は口を開きっぱなしにして舌をだらしなく垂らしている。
そのいやらしい顔が私をさらに興奮させる。そして彼女が達すると同時に今までより勢いよく精を吐き出した。

「イグッ!イッ……グゥゥゥ!」

彼女の膣内が絶頂に合わせさらに締まる、さらに精を絞り出すように動く膣内に私は精を出し続ける。
しかし、彼女の腰の動きは止まらず尚も動き続ける。腰を動かす度に絶頂しているようで膣内がきつく締まる。
私は意識が飛びそうなほどの快感を受けるが、男の意地として彼女が腰の動きを止めるまではせめて意識を保っていようと思っていたが……

「もっと出せ!わたしが満足するまで出せぇ!」

いくら出しても満足する気配がない、それでも私は意識を手放さなかった。
どれほど時間が過ぎたのかあたりはすっかり夕暮れ時になっていた。
すると突然彼女は膣から愚息を抜く、ようやく満足したかと思ったが……

「今度はこっちだ」

彼女はまた腰を下ろす、どうやら今度は後ろの穴に入れるつもりらしい。
入れるまでに苦労するかと思いきや意外にもすんなりと入る
後ろの穴は膣とはまた違った感覚で、膣よりもきつく肉はより愚息に絡みついてくる。
その快感に私はまたしても挿れただけで出してしまう。

「はぁっ……!これ、やばいっ……!」

彼女も未知の快感に腰を止める、しかしすぐに復帰し腰を上下させる。
先程よりも快感で腰の動きが鈍くなっているのが分かる。
しかし、私も長く出し続けたため意識が朦朧とし反撃するほど余裕が無い。
上下するたびに先程まで膣に出していた精液がぶびゅっぶびゅっといやらしい音をたてて飛び出る。

「もっと……もっとぉ……!」

彼女がスパートをかける、激しい動きに響き渡るいやらしい水音。私の興奮は限界まで高まっていた。
次に出してしまえば私は気絶してしまうだろう、しかし私は彼女の胸に包まれて意識を手放すことを選択した。
柔らかで豊満な胸は私を安心せてくれる。この胸の中で意識を失うのも悪くないだろう。
彼女に犯された時点で私の武闘家としてのプライドは無くなっていた、今はただ彼女に包まれていたい……
彼女の腰の動きが限界まで早くなる。そして体を大きく震わせ……

「イグッ!イグゥ!イグうぅうううう!」

彼女の絶頂に合わせ私も射精する、まるで体中の水分全てを精液に変換しているかのようにどくどくと彼女の中に放つ。
そして、とうとう私は意識を手放した……



目が覚めると真っ先に飛び込んできたのが、星空だった。
どうやら気絶していた時間はそこまで長くなかったようだ、隣を見ると彼女がいびきをかきながら眠っていた。
体には布切れ一枚も纏っておらず、どうしようかと悩んでいると彼女が目を覚ます。

「んぁ……?起きたのか……?」

私は彼女になぜここで眠っていたのか理由を聞いた。

「そんなの、昼寝に丁度よさそうな場所を見つけたからしばらく昼寝してただけだぞ?」

そう答える彼女にここが村の交易路であること、君が道の真ん中で眠っているせいで村人が通れなくて困っているということを説明すると、彼女は目をぱちくりさせ。

「ま、まじか……この近くに村があるのは知ってたけど、まさか通行の邪魔になっているなんてな……」

どうやら彼女は邪魔にならない場所で昼寝をしていたと思っていたが、交易路のど真ん中に居座っているとは思わなかったようだ。
私も最初に見た時は道があるなんて思わないほどに草に覆われていた、彼女が分からないのも無理はないだろう。
とりあえず、ここから移動し他に暮らせそうな場所に移らなければならない。
横になり朝まで眠ろうとしたが……

「おいおい、そのままおやすみなさいってことはないだろ?どうせなら朝までヤろうぜ」

彼女はまた馬乗りになり愚息を弄ぶ。あれ程出したというのにすぐに起立する愚息に驚く間もなく彼女は愚息を膣内に入れる。
そのまま朝まで彼女と繋がっていた……

翌朝私は村に向かって歩き出す、服は彼女が着ているというオーバーオールを貸してもらったが、サイズが合わずぶかぶかであげく下着も身に着けていないため股間のふくらみがはっきりと分かってしまう。
村にたどり着き村長の家の扉を叩く、出てきた村長に魔物は退けたと伝えると村長は笑顔で報酬金を渡してきた。
私はそれを受け取り、また草原へと歩き出す。
彼女は昨日と同じ場所でじっと待っていた。こちらを見つけると走り寄ってきて強引に手を取る。

「遅かったな、さっそくだけどもう場所の目処はついてるんだ」

そういうと彼女は私の手を引き歩き出す。場所はここから少し遠い場所にあるという親魔物領だそうだ。
私は彼女を見上げる、彼女も私を見てニッコリと微笑む。



「これからよろしくな、旦那様」
20/03/11 00:35更新 / リーン

■作者メッセージ
三作目です。今回はハート無しで書いてみましたが……しっかりとミノタウロスさんが気持ちよくなっているのを表現できたでしょうか?

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