カゴノトリ《弐》
夢を・・・夢を見た。
淫靡で艶めかしく。
それでいて恐ろしい夢だった。
いや、あれは夢なのか現実なのか。
ゆっくり、ゆっくりと。
意識が浮上してくる。
それにともない。
次第にゆっくりと。
ゆっくりと体が動き出す。
まぶたを開くと、不思議とスッキリとした覚醒を感じる。
ここ最近では、一番の快眠だったのだろう。
確か昨日は、夜遅くまで森の中にいたはずだ。体を起こし、着替えの準備をする。
寝間着を脱ぎ、いつもの服を手に取ると、凍りつくような光景が目に映った。
下着がなかった。
いや、正確には下着のようなものはあった。
それは、イチモツをすっぽりと包み、まるで上質な絹の下着のようなつけ心地だった。
白い糸の下着。
否、それは拘束された枷だった。
思わず尻餅をつき、必死に糸を取ろうと掴みあげる。
するとどういうことか。糸はまるで生きているかのように、中のイチモツを擦りあげ、今まで感じたことのないほどの快感を与える。
思わずひぃっと情けない声を出して手を離す。
これは、触れてはならぬ。
快楽にのまれそうな頭をなんとかおさえ、どうしたものかと考える。
医者に行くか。いやさ、訳もわからぬものを見せても、醜態をさらすだけかもしれぬ。しかし拝み屋や霊媒師。和尚に相談するわけにもいかぬ。下の話となれば、下手をすればイチモツごと斬られかねん。
一気に取るのはどうだろうか?
見たところ、糸なのだ。
なぜこんなものがまとわり着いているのかはわからぬが、感じる前に取ってしまえばいいのだ。
よし、そうと決まればやってしまおう。
一呼吸して心を落ち着け、がっしりと根本の糸を掴む。
しゅるり、しゅるり、しゅるり
指に触れた糸が、まるで答えるかのようにうずき出す。
いかん、覚悟を決めなければ。
フンッ!と、気合いと共に糸を引っ張る。
しゃらり、しゃらり、しゃらり、しゃらり、しゃらり
その瞬間、糸はまるで暴れるかのように蠢き、想像を絶する勢いで快楽を叩き込んできた。
うがああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
獣のような絶叫。
予想だにしない快楽の奔流。
いつもの自慰とはわけが違う。
なんだこれは。
なんなんだこれは。
気をやってしまいそうになるが、射精まではいかない。
いや、下手をすれば、射精よりも気持ちが良いかもしれない。
―――出したい。
頭の中にその一言が過る。
そうだ、朝でイチモツがでかくなって、糸が抜けないのだ。
だとすれば、いっそこのまま擦りあげて、一度出してしまえばいいのだ。
糸がなんなのか。
この快楽はなんなのか。
そんなことは、糸を取ってから考えればいいのだ。
疑問や抵抗は最早なくなり。
あるのは快楽への思考のみとなる。
あとはもう、好きなだけ糸を擦りあげるだけであった。
しゃらり、しゃらり、しゃらり
しゅるり、しゅるり、しゅるり
擦れば擦るほど糸は快楽を生み。
まるで悦んでいるかのように、イチモツに様々な刺激をもたらす。
しゃらりしゃらりしゃらり
しゅるりしゅるりしゅるり
あああああああああ
ぁぁぁぁぁぁ・・・
まるで快楽を初めて知った生娘のごとく、自分でも驚くほど甲高い声が響く。
いく、いく、イクっ!
なのに何故なのか。
絶頂を迎えてもおかしくないはずのイチモツは、いつまでたっても果てることがない。
もっと擦ればイケるのか。
次第に頭の中はイクことだけに支配され、擦りあげる手も片手から両手に変わっていた。
しゅるりじゅぷりさらりしゃらり
しゃらりさらりじゅぷりしゅるり
擦り方もさらに激しく。
今までやったことのないほど滅茶苦茶に擦りあげる。
イケないイケないイケない。
出せない出せないダセナイ
キモチイイキモチイイキモチイイ
じゅぷりじゅぷりじゅぷりじゅぷりじゅぷりじゅぷり
あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"
タスケテイカセテダシタイダセナイイグッイゲナイダシタイダサセテイヤダイヤダイヤダイヤダナンデモスルナンデモシマスダサセテオネガイシマスイカセテイカセテイカセテイカセテイカセテイカセテイカセテあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
――――――ブツン。
そこで、頭の中で何かが切れ。
再びあの夢を見た。
淫靡で艶めかしく。
それでいて恐ろしい夢だった。
いや、あれは夢なのか現実なのか。
ゆっくり、ゆっくりと。
意識が浮上してくる。
それにともない。
次第にゆっくりと。
ゆっくりと体が動き出す。
まぶたを開くと、不思議とスッキリとした覚醒を感じる。
ここ最近では、一番の快眠だったのだろう。
確か昨日は、夜遅くまで森の中にいたはずだ。体を起こし、着替えの準備をする。
寝間着を脱ぎ、いつもの服を手に取ると、凍りつくような光景が目に映った。
下着がなかった。
いや、正確には下着のようなものはあった。
それは、イチモツをすっぽりと包み、まるで上質な絹の下着のようなつけ心地だった。
白い糸の下着。
否、それは拘束された枷だった。
思わず尻餅をつき、必死に糸を取ろうと掴みあげる。
するとどういうことか。糸はまるで生きているかのように、中のイチモツを擦りあげ、今まで感じたことのないほどの快感を与える。
思わずひぃっと情けない声を出して手を離す。
これは、触れてはならぬ。
快楽にのまれそうな頭をなんとかおさえ、どうしたものかと考える。
医者に行くか。いやさ、訳もわからぬものを見せても、醜態をさらすだけかもしれぬ。しかし拝み屋や霊媒師。和尚に相談するわけにもいかぬ。下の話となれば、下手をすればイチモツごと斬られかねん。
一気に取るのはどうだろうか?
見たところ、糸なのだ。
なぜこんなものがまとわり着いているのかはわからぬが、感じる前に取ってしまえばいいのだ。
よし、そうと決まればやってしまおう。
一呼吸して心を落ち着け、がっしりと根本の糸を掴む。
しゅるり、しゅるり、しゅるり
指に触れた糸が、まるで答えるかのようにうずき出す。
いかん、覚悟を決めなければ。
フンッ!と、気合いと共に糸を引っ張る。
しゃらり、しゃらり、しゃらり、しゃらり、しゃらり
その瞬間、糸はまるで暴れるかのように蠢き、想像を絶する勢いで快楽を叩き込んできた。
うがああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
獣のような絶叫。
予想だにしない快楽の奔流。
いつもの自慰とはわけが違う。
なんだこれは。
なんなんだこれは。
気をやってしまいそうになるが、射精まではいかない。
いや、下手をすれば、射精よりも気持ちが良いかもしれない。
―――出したい。
頭の中にその一言が過る。
そうだ、朝でイチモツがでかくなって、糸が抜けないのだ。
だとすれば、いっそこのまま擦りあげて、一度出してしまえばいいのだ。
糸がなんなのか。
この快楽はなんなのか。
そんなことは、糸を取ってから考えればいいのだ。
疑問や抵抗は最早なくなり。
あるのは快楽への思考のみとなる。
あとはもう、好きなだけ糸を擦りあげるだけであった。
しゃらり、しゃらり、しゃらり
しゅるり、しゅるり、しゅるり
擦れば擦るほど糸は快楽を生み。
まるで悦んでいるかのように、イチモツに様々な刺激をもたらす。
しゃらりしゃらりしゃらり
しゅるりしゅるりしゅるり
あああああああああ
ぁぁぁぁぁぁ・・・
まるで快楽を初めて知った生娘のごとく、自分でも驚くほど甲高い声が響く。
いく、いく、イクっ!
なのに何故なのか。
絶頂を迎えてもおかしくないはずのイチモツは、いつまでたっても果てることがない。
もっと擦ればイケるのか。
次第に頭の中はイクことだけに支配され、擦りあげる手も片手から両手に変わっていた。
しゅるりじゅぷりさらりしゃらり
しゃらりさらりじゅぷりしゅるり
擦り方もさらに激しく。
今までやったことのないほど滅茶苦茶に擦りあげる。
イケないイケないイケない。
出せない出せないダセナイ
キモチイイキモチイイキモチイイ
じゅぷりじゅぷりじゅぷりじゅぷりじゅぷりじゅぷり
あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"
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――――――ブツン。
そこで、頭の中で何かが切れ。
再びあの夢を見た。
17/05/08 12:41更新 / ラフ・フォックス
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