連載小説
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4ページ 別れ
俺こと茂森雅人はある街に買い物を頼まれた。

「よしッ、頑張りますかね?」
「そよねぇ、頑張りましょうかねぇ」
「どうかしたのかよマーシャル」
「別にい、何でもないわよぉ」

何やら不機嫌なご様子のメデューサのマーシャルで俺の大切なものである存在の魔物娘である。
これはまさしく俺が責任なのだろうかわからない。
そんなこんなで到着したのがフェルリル城下町である。



現在は城下町の東門の門番に中に入る許可をもらい入門する。

「ここがフェルリル…」
「そうよ。ここは魔王様が人間と魔物がともに暮らすために設立したのよ。そして何よりはその魔王様であるクロエル様が仕切っているのよ?」
「へぇ〜ッ」

俺は町を見渡すと果物や野菜や魚を売っている市場や武器や防具にづ具を売っている店もあった。
そして何より気になるのが…―

「なぁ、マーシャル?」
「何よ?」
「どうして魔物たちは女性しかいないんだ?」
「それは…」
「それはわしが説明しようかの?」
「なんだこの女の子は?」
「ちょっとマサトッ!?」
「うがッ!?…は、腹が」

おれはどうやらマーシャルからくりだされたボディーブローをくらいその場で崩れる。

「相変わらずじゃのうマーシャル」
「はい、元気に姉と過ごしていますよ?」
「ならそこで地に蹲っている青年は何者じゃ?」
「こいつは私の居候のマサトです」
「ふむ…、つまりはお主のお婿さんかの?」
「はうッ!?」

マーシャルは顔を赤くしてフリーズした。
それで俺は回復して起き上がる。

「いててッ、まったく…」
「楽しそうじゃのうマサトとやら。わしは魔王様専属の大臣で『サバト』の総括のバフォメットのフィーラと申す」
「どうも改めまして茂森雅人と言います」
「うむ、よろしく頼むぞマサト」

そして俺たちはフィーラさんと別れを告げて頼まれたものをかって今は帰り道を楽しく話しながら進んでいる。
そして俺たちは無残な姿の村を見て言葉を失う。



「何だよこれ…」
「…酷い。そうだ、マリシャお姉ちゃんはッ!?」
「俺はほかの村人を探してみる」
「わかった」

俺たちは二手に分かれてマーシャルはマリシャさんを探しにそして俺は生存者の確認をするべく走る。

「誰か居ませんかッ!!」

俺は大声を発しながら進むが誰もいない。
でも村人らしき者の死体を見たりもした。
そして俺はマーシャルとマリシャさんの家があった場所に向かうとそこには手を地につけてすすり泣くマーシャルの姿があった。
そして俺はマーシャルに近づく。

「マーシャルどうし…た」
「ひくッ…うぅッ…お姉ちゃん…」

俺は見たくなかったものを目撃する。
それは瓦礫の中から白い手がでていてそれはマリシャさんの物だと理解した途端に俺は地に膝をつける。

「ま、マサト…みんな…うぐッ…死んじゃった」
「…」

俺はただ泣いているマーシャルを抱きしめるしかなかった。
俺はどうすればいいのかわからないままただマーシャルを抱きしめながら涙を流す。
12/03/26 18:26更新 / パンドラ
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■作者メッセージ
四話完成です。
こんなものでごめんなさい。

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