11語目 アタタカナイト(温かな+ナイト[夜])
それからの3日間はとても早かった。
俺と青葉は特訓に明け暮れる日々、時には千彰と蓮を交えて訓練することも
でも、そんな日々も明日まで。
明日には全てが決まる。
勝つか負けるか、カンマかピリオドか。
だから決戦前夜の今日はなんか特別で、二人でこの時間を大切に過ごそうと話し合った。
「いつつ〜〜〜」
痛だだだだだっ!
も、もう少し優しく手当てしてくれても・・・・
そう思わずにはいられない、風呂上がりのひととき。
上半身を晒した俺の背後で、青葉が手当てしてくれている
その日の練習での怪我をその日の夜に手当てしてくれるのが、最近の日課だった。
「我慢して下さい?男子なのですから」
「いや、でもね、とってもね、痛っ!!」
「背中に意識を集中させ過ぎているのです、何か別のことに注意を向けてみて下さい」
別のこと?
なんだろなぁ・・・・
モンモンモンモンモンモンモンモン
『お代官様〜、お止めになって〜』
『ぐへへ、良いではないか(ry』
『あんっ』
『おいおい、けしからん体じゃのぅ』
『そ、そんな、そこは、ちょっと』
『ぐへへ、良いでは
「大樹様。」
「っひゃい!!」
「何を想像していらしてたのか、教えていただけますよね?」
「いや、それは、その」
「大樹様」
「取り立てて特別な事じゃ」
「大樹、様」
「ダラダラ(脂汗」
言える訳ねぇ!
あんな事やこんな事を想像していたなんて・・・・
「次はもしかすると怪我が増えてしまうかも知れませんので、注意して下さいね?」
「はい。」
危ない、恐怖のあまりチビるとこだった;
なら何を考えればいいんだろ?
う〜ん、全くわからん!
逆に何も考えない方向で行くか?
「そういえば、木原さん、何と言っておられましたか?」
「ああ、いつでも行けるように準備しとくってさ」
木原はすっかりオリヴィエの記憶を失っていたが
幸いなことに俺との記憶は残っていて、今も定期的に連絡を取り合っている。
そんな木原に新君祭の話をするわけにもいかず
『近いうちに一緒に旅行へ行くと思うから、準備しといて』
とだけ言っておいた。
きっと行き先が魔界とは知らず、未だ見ぬ目的地に想いを馳せている事だろう。
「そう、ですか」
青葉の語調があからさまに暗くなる。
「あー、ダメダメ!今日は時間を大切に使う日にするっていったよね?」
「はい、すみません」
謝る必要までは無いと思ったが、この話をこれ以上膨らませる必要はないだろう
そう思った俺は、口から出かけた言葉を飲み込んだ。
「はい、手当て終わりました」
「うん、いつもありがと」
あ、こうやって話していれば痛みを感じなくて済むのか!
今度からそうすることにしよう!
・・・・今度から、ね
俺は脱いでいた服を着始める
「大樹様」
「ん?」
「あの言葉・・・・・まだ、頂けませんか?」
・・・・・・あの言葉。
青葉の言葉に、俺は袖を通そうとしていた手を止めた。
『す――――――』
正直、まだ迷ってる。
最初は、全てが終わったら伝えようと思ってた
でも今考えると、それは勝って初めて出来ることで
もし負けてしまったら、この想いは一生言えず生涯忘れてしまう事になる。
かといって、戦いを前に想いを打ち明けることで新たな疑問や雑念が紛れ込む可能性もある。
そう考えると、どちらにもメリットとデメリットがあって
一概にどっちが正しいとは言えなくなってしまうのだ。
でも・・・・
青葉の言葉で、決心がついた。
「青葉」
「はい」
互いの顔は見えない、逆にそれが緊張を煽る。
なぜか一度目に増して二度目はさらに不整脈。
どんどんどんどんどんどんどんどん!
誰かが俺の心臓をサンドバックの如く殴りつけてくるような感覚。
そんなに体中に血を送ってどうしたいんだよ、俺?!
俺は唇を開き、声帯を震わせた
「スキダ」
なんかカタコトーーーーーー!!
ごめーん、青葉。ごめーーーーーーん!!
「ふふ、緊張してらしたんですね」
「面目ない・・・」
恋愛経験ゼロの男ですんません。
てか、最初に夫婦になった人間ってすごいな!
筋書き無しで愛を囁くとか!
「私もです」
大切なモノを扱うような口調で
「私も、大樹様が大好きです」
俺の心にも、そっと、愛が据えられる。
とっても温かくて、一言じゃ言い表せないほどの満足感がそこにあった。
「やっと、両想いになれました」
「やっと?俺はほとんど一目惚れだったけどね」
なんて調子のいいことを言ってみたり。
「残念。わたしは発泡スチロールボックスの中にいた時からです」
「参りました」
わざとらしく土下座。
しかもまだ青葉の方を向いていないから、なんか礼拝みたいになっている。
「ふふふ・・・」
「はは・・・」
そんな自分たちを一緒に笑う。
幸せって何だろうって言うけど、きっと幸せの基準って人それぞれで比べることなんて出来ない
だから、幸せって思ったときがその人の幸せなんだと思う。
そして今の俺は幸せを感じている。
そんな俺は今とっても幸せ。
「大樹様?」
ようやく笑いに一段落ついた頃、青葉が俺に尋ねる
「何?」
「大樹様の好きって、どういう”好き”ですか?」
ど、どういう好き?!
そ、そりゃあ、あれだろ、ほら
恋愛対象っていうか、付き合うっていうか
「ちなみに私の”好き”は・・・・・・夫婦です」
「ふーふー?!」
あれですか?
『はい、ア〜ン』
『おいおい、この熱々おでん。少し冷まさなきゃ食べられないよ』
『なら、私がふーふーしてあげる』
『お、それならイケそうだ』
『ふーふー、はい、ア〜ン』
『あ〜ん、パクッ。って熱っ!!二回じゃ足りないよ?!」
『じゃあ今度はふーふーふーしてあげるね』
『お、それならイケそうだ』
「ふーふーふーふー、じゃないと流石にちょっと」
「大樹様、返事になっていませんが?」
夫婦か・・・・
ドラゴンの嫁さんか・・・・
メイドの嫁さんか・・・・
美人の嫁さんか・・・・
青葉が、嫁さんか・・・・っ!!
「夫婦最高!嫁最高っ!!」
言った後に思った
あ、これ、ひかれるかも・・・・
しかし、青葉の返事は俺の予想の斜め上をいく結果となる
「私もそう思いますよ、旦那様」
ふぉおおおおおおおおおおおおおおおおお
旦那様!旦那様!!旦那様ぁぁぁぁぁぁっ!!!
今日だけ、今日だけでいいです。どうかキャラ崩壊の許しを!!
カエレ(作者)
ぎゅう
「ん・・・」
青葉に背中から抱きつかれ、俺の胴に手が回される
「ずっと、こうしたかったです・・・・はふぅ」
ぎゅむ♪
ぅむむむむむむむむむむむ胸があああああああああああっっ!!
温かい!大きい!柔らかい!!
女性はどうしてこうも誘惑の種を多く持っているんでしょうか?
ま、一つ言えるのは
構わん、もっとやれ(キリッ
「大樹様」
「う、うむ」
「私、3人は欲しいです」
「う、うむ・・・・・・産む?!」
あ、子供の話?!
いくらなんでも気が早いでしょ??
しかもこんなシチュエーションで言われたら、俺
むにゅ♪
Oh、π〜。
普段ならクールな青葉が、大胆にも体を擦りつけてくる。相当乱れてるな・・・
そう考えると、自分でも息が荒くなるのがわかった。
それを感じ取ったのか青葉はもぞもぞと動き、少しずつ俺の耳に口を寄せてくる
耳元では規則的な青葉の呼吸がだんだん大きくなり、ついには俺の脳内を支配した。
柔らかな息が耳にかかり、顔が火照り始める
そして
その時は突然やってきた。
「今から・・・子供、作りませんか? だ・ん・な・さ・ま」
腹の底から込み上げる、吐き気をもよおすほどの興奮を抑える術を今の俺は持っていなかった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カーテンを閉めた時どうしてもできる隙間
そこから薄く光が入り、俺の部屋をほんのり青く映し出す。
床にはいつも俺が寝ている布団一つと、もう一つ。
その布団のせいか部屋がいつもより狭く感じられる、でもなぜか今はそれが心地いい。
自分の布団の上に座っている俺、もう一つの布団の上で静かに正座している青葉
向かい合う俺たちは、しばらく互いに見つめ合っていた。
優しい青を帯びた青葉の肌は、まるで雪のような白さを醸し出し
俺を見つめる普段の金色の瞳も、今夜は深海の蒼に染まっていた。
・・・無知だからなのか
興奮する身体とは裏腹に気持ちは穏やかさを保っていて、頭の中に雑念は一片もない。
「青葉」
互いに見つめ合う中、自然と口にした目前に座る愛しい人の名前。
青葉の瞳には小さな俺が映り込み、その中から決して離そうとしない。
そしてそれを閉じこめるかのように、ゆっくりと閉じられる目
それに促されるように俺は青葉の頬にそっと手を添え、自らの唇を青葉の唇に重ねる。
「ちゅ・・・ちゅっ、ん・・・・」
俺は啄むようにキスをする。
すると
「もっと、いただけますか?」
青葉は俺の首に手を回し、自分の唇を押し付けてきた。
「ふっ、・・・んむ・・・ちゅ、はむ・・・・」
押し当てられた口からは舌が伸び、閉じた俺の口を開こうと何度も舌で唇の谷を往復する。
繰り返される舌のなぞりに負け始めた俺の唇は、徐々にその隙間を広げていき
ある程度できた隙間に、すかさず青葉の舌が滑り込んでくる。
自分のヌルヌルした舌で感じることが出来るほど、青葉の舌はヌルヌルしていた。
俺の口内で先と先をツンツンと触れあわせ、やがて青葉の舌が俺の舌裏を舐め始める。
その感覚はとても気持ちよくて、どうしても青葉にもあげたくなってしまう
でも、俺が口内に進入しようとすると
「今は私の番ですよ」
そう言わんばかりに、舌で俺のそれをガードする。
「ん・・・・れろ・・・・ん、ちゅぅ、ふっ・・・・・」
舌の表面を、もう一つの舌の先で前後へ擦すられる
送り込まれてくる甘い唾液、青葉の鼻から漏れる息、下から俺を見上げる瞳
そんな彼女の全てが堪らなく愛おしくなって
頬に添えていた手をその背に回し、細い体をぎゅっと抱きしめた。
「ぁ・・・・んふふ、はむ・・・ん、ちゅる・・・んく」
首に回されていた青葉の腕もゆっくりと下に移動していき、背中の位置で止まると
まるで存在を確かめるかのように、俺の背中をその手がさする。
「ん・・・・ちゅ、むは・・・はぁ・・・」
互いに唇を離して息をつく。
いつも綺麗な青葉の顔は、唇がテラテラと妖しく光り、そこに幾本かの髪の毛が張りついている
そんな姿で次の動向を窺うような上目遣いは、完全に俺を誘惑しているとしか思えない。
俺が少し視線を落とすと、そこには青のコントラストの中で服の下から自己主張する大きな膨らみが二つ
ごくっ・・・っと、俺は無意識に生唾を呑んだ。
「いいですよ・・・?」
もう一度青葉の顔に視線を戻すと、はにかみながら真っ直ぐに俺を見つめる視線。
どうやら俺の目が胸にいっていたことはお見通しらしい。
「なら、次は俺の番ってことでいいかな?」
「はい」
普段生活している上では決して触れることのない場所
それどころか、触れただけで犯罪者になってしまうほどの禁断の部位。
そこに触れらられるのが、俺だけ。
そう考えると、俺の中で言葉にし難いほどの優越感が湧き起こった。
サワ・・・・
「んっ・・・・」
服の上からではあるが、そこからはしっかりとした弾力を感じられる。
やはり人の体に、ましてや女性の体に触るのは緊張する
俺には早々に揉んだりほぐしたりする勇気はなく、表面をその滑らかなラインに沿って撫でるように触る事しか出来ない。
シュ、シュー・・・・と服と俺の手が擦れる音が部屋に響く。
「ぁ、んぅ・・・・はぅ、ん・・・はぁ・・・はぁ」
青葉は息苦しそうに呼吸を荒げていき、声を漏らし始めた。
手持ち無沙汰な彼女の手は、何かに耐えるように敷かれているシーツを握りしめ
触られている自らの胸を見ていた目は、途中で顔を上に向けぎゅっと瞑った。
シュー、シュー、シューーー・・・・、シュ
持ち上げるように下から上へと撫で上げ、二つを寄せるように外側から内側に向かって擦る。
そして全体を満遍なく手の平で優しく撫でた。
「っ・・・はぁ、はぁ・・・はんっ・・・・大樹様、ぃやら、しぃ、です、ふやっ」
「そ、そう?」
若干自分でもそう思っているところが、不思議でしようがない。
青葉の喘ぐ声は次第に大きくなっていき、服越しから体が熱を帯び始めたことが解る。
すると、青葉の手が自らの襟元に伸びていく
その指先にあるのはブラウスの第一ボタン。
荒い息遣いで胸を早く大きく上下させながら、ぷち、ぷち、と青葉はブラウスのボタンを上から順に外し始める。
ブラウスはどんどんはだけていき、そこからから覘くのは、ブラウスの白さに負けずとも劣らない青葉の乳房
そしてその先端を覆うレースの入った黒の下着。
熱っぽい青葉の瞳が俺に催促する。
「青葉も、人のこと言えないよ?」
呼吸で上下を繰り返す胸にタイミングを合わせ、俺の右手を自然にブラと乳房の間に滑り込ませた
「ああっ・・・・つ、冷たい・・・ですね、んぅっ・・・」
服の上からでも充分と思っていたが、直に肌に触れるとそんな考えももはや無い。
やはり男性に比べ女性の肌はきめが細かく滑らかで、触っている方も気持ちがいい。
「どうして欲しい?」
少し余裕の出来た俺は意地悪な質問をしてみる
「おまかせ、します」
「ん?もう一回言って?」
「・・・・もぅ、知りません」
彼女の拗ねた表情も可愛らしくて、もっと意地悪をしてしまいたくなる。
俺は勇気を出して乳房を軽く揉む
「ひゃん!・・・・ず、ずるいですよ?!」
悪ふざけはここまで。
あまり戯れすぎるとせっかくの雰囲気を壊しかねないことに気付き、俺は再び青葉の乳房を弄り始める。
乳房を小刻みに揺すり、痺れが全体にじんわりと広がったであろう頃に人差し指で乳輪をなぞる
そしてツンと上向きに尖った先端を、人差し指と中指の第一関節と第二関節の間で挟み引っ張るように扱いた
それらを一通り終えると再び乳房に小刻みな振動を与える
「やあ、ああ、ああ、ああ、ふぁっ・・・・やんっ・・・んあっ」
それを繰り返す。
そうしているうちにブラがはだけ、もう一方の乳房も露わになった。
俺はその乳房にもう一方の手を添え、両手を同期させ動かす。
すると
「はぁっ・・・はぁっ・・・だっ、だめっ!大樹様っ!それ、以上、はっ!!」
青葉の呼吸が加速していき
「はぁっ!はぁっ!ぁっ・・・・・・・・・・・ぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」
一瞬動きが止まったかと思うと、びくんびくんと青葉の全身が跳ねた。
実際に目にするのは初めてだが、きっと逝ったんだろう
若干強張っていた彼女の体から急に力が抜け、肩でゆっくりと息をしていることからわかる。
「はぁ・・・・ふぅ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・」
大きな波は過ぎ去ったようだが、未だ体に余韻が残っているようでヒクヒク動いていた。
俺はそんな彼女の頭を撫でる
「どうだった?」
そんな俺の質問に「もう」と一瞬拗ねた表情を見せたが、すぐに嬉しそうに目を細めて頭を撫でている俺の手を取り自らの頬に当てた。
「気持ち良くないわけ、ないではないですか」
すりすり、と頬ずりされる手の感触ですら今の俺の興奮に繋がる。
やばい、本格的に・・・
「ふふ、あなた様も分かりやすい方です」
「え?」
何を言われているのかさっぱり分からなかった。
思わず呆けた声で青葉に問い返す。
「お顔、すごく物足りなさそうでしたよ?」
うぐっ
顔に出ちゃってるのか・・・・
もしかしたら、今こうして思っていたたことすら顔に出ちゃっていたのかもしれない
青葉の人差し指がゆっくり俺の股間に伸びていき、そこにあるテントの頂点に渦を描き始める。
「うっ・・・・」
「そのままではしてあげられませんよ?」
目の前にいる今の青葉は、いつもよりさらに大人びてみえて
年上のお姉さんがいたらこんな感じなんだろうな、とつくづく思わずにはいられなかった。
俺はそんな青葉の勧めに従って服を脱ぎ、ズボンさらにパンツを降ろし自らのペニスを晒す。
「こんなに大きくされて、随分我慢なさっていたんですね」
青葉の右手の指が一本一本順番に俺のソレをゆっくり握り込んでいく。
「どうされることをご所望ですか?」
これはさっき俺が青葉に対して言った意地悪な質問。
まさか、ここでツケが回ってくるとは・・・・
「私が教育を受けたのは戦闘だけではありませんよ?」
青葉がそう口にするくらいだ、よっぽどの自信があるのだろう
とは言っても、どんなのがいいかなんて咄嗟に答えられる訳もなく
「お、おまかせで」
と答えるのが精一杯だった。
「では、本当の実力は次の機会までとっておくことにします」
人差し指を口に当て「くすっ」と不敵に笑う青葉は今まで見たことがなく
その姿はすごく新鮮で、俺の性をより一層高めるものだった。
「では本日は基本となる奉仕を実践させていただきます」
「う、うん」
基本か。
魔界でのフェラの基本ってどんなんだろう?
まぁそんな疑問もすぐに明らかになるわけだけど・・・
青葉の手が上下に動き始め、強めに握られた状態でゆっくりと扱かれていく。
手が通過する度にコリコリとした感覚がペニスにはしり
膨張した細胞と浮き出る血管をも圧迫しながら扱かれている事が窺える。
ペニスの芯のようなところに甘い痺れが蓄積されていくような、そんな感覚を覚え始めた頃
握る力が弱くなってきたと思うと、それに合わせて手の上下する速度も早くなっていった。
包皮と本体が擦れ合い、手の指がカリ首やエラに何度も掠り痺れ始める。
「大樹様、私を見て下さい」
股間に迸るあまりの快感で焦点が定まらなっていた俺は、青葉の言葉に従い青葉の方を見る。
左右の二の腕に挟まれ窮屈そうな胸、スカートはいつの間にか取り払われて白くてむっちりとした太腿がそこにあり、その太腿の付け根に挟まれている秘所を覆う黒の下着は既に濡れ、ぴったりと秘所に張りついていて輪郭がはっきりと浮き出ている。
磨き上げられた美しい裸体。
そう、青葉が自分を見るようにと言ったのは自分が寂しかったからではない
視覚からも俺の性感帯を刺激するためだったのだ。
俺の鈴口からどんどん先走りが滲み出て、そこを青葉はもう片方の手の平でぐりぐりと撫で回す。
「どんどん赤く色付いてきましたね、次は口でして差し上げましょうか?」
俺はもはやガクガクと頷くことしかできない。
青葉はそんな俺を見て顔を綻ばせると、ゆっくりと俺の股間に顔を埋めていった。
長い髪の毛が俺の内股にふわふわと触れ、ペニスの先端に生温かい息がかかり始める。
「ちゅ・・・・」
ぴくんっ
新たな感覚に思わず腰が跳ねる。
「じゅ、こくっ、もむ・・・ん・・・ん・・・」
先走りが啜られ、窄められた口が亀頭を飲み込んでいく
先程までサオを扱いていた手は、股間にぶら下がる玉を揉み
視界には上下に動く青葉の頭と、うなじから背中を通り腰に至るまでの白くてしなやかな青葉の体が映っていた。
「くちゅ、もにゅっ、じゅるる、ちゅ・・・ちゅ」
ふっ、ふっ、と陰毛に青葉の鼻息がかかり
まるでアイスキャンディーのようにしゃぶられる俺のペニスは、その吸飲される感覚に絶頂を迎えようとししていた。
「と、青葉・・・っ」
流石に青葉の顔や口に対して出すのは軽蔑されると思い、俺はほとんど制御がきかない腰を引き青葉の口内からソレを引き抜こうとする
・・・が
「ふっ、ちゅるっ、んっ、あむ・・・・んっ」
青葉がそれを許してくれない
まるで口の中にしろとでも言っているかのように。
やばっ・・・・もう・・・・・っ
睾丸が精液を汲み上げようとキュッと持ち上がる
そして
びゅるるる〜〜〜〜、びゅるっ、びゅるるん!びゅる、びゅる
頭の中がショート
視界は暗転を繰り返し、神経は全て下半身に集中される。
青葉の口内に精液が溜まっていくことが、口内に含まれている部分にまとわりつくドロドロからわかる。
全身のありとあらゆる場所から力が抜け、指一本動かせなくなってしまった。
射精が止むと、青葉は口内の精液をこくりこくりと喉を鳴らして飲み始める。
「と・・・ときわ・・・・汚い、よ」
辛うじて声を絞り出すが、青葉は一向に止める気配がない。
「こくっ・・・・・んはっ」
全てを飲み干した青葉は顔を上げる。
その唇は艶やかな光を放ち、荒い息遣いは再び俺を性へと駆り立てた。
「愛する人のものに、汚いものなどありません」
・・・断言されました
でもそんな姿で言われても、興奮しかしませんが何か?
「・・・では、本番にしましょ?」
そう言って青葉は立ち上がり、スルッと下着を降ろす。
恥毛は綺麗に手入れされていて、くっきりと見える割れ目が湿っているのを一目で確認できる。
「今夜は大樹様がリードしてくださいますか?」
「ああ」
二人は正面に向かい合って座り、そのまま抱き合う。
初めて触れあう肌と肌
接している部分が熱を帯び、その状態で互いの存在を確かめ合うように何度もキスをする。
そのうちにだんだん体位が傾いていき、やがて青葉を押し倒したような形になった。
「青葉」
「はい」
「スキダよ」
「やはり、カタコトなのですね」
緊張してるんだ仕方ない。
俺は片方の手で体を支え、もう一歩の手で自らの生殖器を微調整し青葉の秘所にあてがう
「覚悟は大丈夫?」
「はい」
「すごく痛いらしいよ?」
「承知しています」
「じゃあ、いくよ」
俺はゆっくりと腰を沈め始める。
先走り汁が潤滑油の役割を果たし、ずぷずぷと音を立てながら入っていく。
「ぁっ・・・・ああっ!ん・・・・っ・・・・ぅん!」
通り口を少しずつ押し広げながら、ゆっくり進んでいく
「・・・ぃ・・・・はいってっ・・・くるっ・・・んっ!・・・・ぁっ」
途中、何かに進路を阻まれる
もしかしたらこれが処女膜というのかも知れない。
「青葉・・・・痛いと思う、頑張って」
「っ・・・ぅん、うんっ・・・・」
ゆっくりとそれを押し付けていき・・・・・そして
ぷちっと俺の先端で弾けた。
「あああっ!うぅっ、い、いたっ・・・・・ぁっ、ひぅ・・・・」
苦悶の叫びと共に、青葉の入口から赤い液体が滲み出す。
痛がっているのは重々承知だが、俺はさらに腰を沈めていく。
そして先端にコツンとした感覚がはしった。
「はぁ・・・はぁ・・・お、奥まで入ったっぽい」
「ぐすっ・・・はぁ・・・はぅ・・・・痛、かった・・・・・」
普段は決して自らの弱みを見せること無い彼女が痛いというんだから相当だろう。
瞑る青葉の目尻から涙が零れ落ちる。
「ごめんね」
「・・・・私が、望んだこと・・・です、からっ・・・」
これから、どうしよう?
動いても痛みを与えるだけかもしれないし、かといってこのままっていう訳にもいかないけど
「大樹様・・・・・・痛いですぅ」
「う、うん」
なんか急に青葉の口調に甘えが混じったような気がする。
「だから・・・・この痛みを忘れるくらい、気持ちよくしてくれませんか?」
涙で滲む青葉の瞳がじっと俺を見つめてくる
「メチャメチャにしてください。この恥ずかしさを覆うほど、私が自分を忘れるほどに!」
「青葉――――――っ」
俺は自分の内から湧き上がる衝動を抑える事が出来ず、腰を動かし始める
くちゅ、くちゅっ、むちゅ、ちゃぷっ、じゅぶっ
「ぁあっ!・・・・やっ、あんっ、はぅっ・・・・んぁ、っく」
室内には互いの生器から溢れる汁が泡立つ音と、青葉の喘ぐ声が充満し
性を昂ぶらせる精液の匂いは、俺たちの交わりをより一層濃いものとしていく。
くちゅ、ぐちゅ、じゃぶ、じゅくっ、ぶじゅ
「ふあっ・・・っん、きもちぃいですぅ、とて、もぉ・・・・・ああんっ!」
青葉の思考力は完全に性に融け、ただ突かれるだけでは物足りなくなり自らの腰を浮かせ更なる快楽を求め始めた。
「んぅっ!・・・・すきっ、です・・・あなた様が・・・どうっ、しようもなく、ん」
「俺も、俺もだよ、青葉・・・・っ」
「はんっ・・・・そろ、そろ!成果をっ、見せようかと・・・・」
そう言うと突然、挿入していた青葉の中に異変が起こる。
膣がまるで輪ゴムで縛ったかのように俺の性器を絞め上げ、肉壁が全方向から圧迫を始めた
「う・・・・・ぁ・・・・・」
ずびゅん、ぐちゅん、ずぶん、ぶじゅん
自然と一度に与えられる快感が大きくなり、射精までのカウントダウンが鳴り響く
「ふっ、ふっ、あぁんっ・・・・急に、大きくっ!くるんですか?くるんですねっ!」
それを青葉も察知し、ラストスパートとばかりに腰を上げ激しく身当てしてくる
ぱちん、ぱちん、と肉々しい音がさらに大きくなっていき
「とき、わ・・・・・でるぅ〜〜〜〜・・・っ」
「はぁ、はぁ、安心、してくださいっ?・・・・必ずっ・・・受精してみせます、からっ」
そして
・・・・・ごぽごぽ、ぶじゅじゅ、ぐしゅしゅ
繰り出される俺の精
腰がびんびん突き出され、精子が青葉の膣内に放たれた。
「ぁぁぁぁっ!!・・・・っはぁ!、あつ、いっ・・・・ですっ、はぁっ・・・ふっ」
快感に悶える青葉の陰口からは射精物が溢れ出し、びくんびくんと体を痙攣させている
「・・・・・っはぁっ、はぁっ、はぁっ・・・・・はぁ・・・・はぁ・・・」
「青葉・・・・大丈夫?」
「はぁ・・・・はぁ・・・・ん・・・っ・・・・・はぁ」
目が虚ろで、辛うじて俺が視界に入っているか否かという状態
大きく息をしているうちに、少しずつだが青葉の目に光が戻ってきた。
「大樹、様・・・・・?」
「うん」
「んふふ・・・わたし、エッチになってしまいました・・・・」
普段なら見せることのない青葉の淫らな表情
・・・・ま、いいか。今夜は無礼講ってことで
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「青葉」
「はい」
布団に寝ころんだ俺は毛布にくるまり、そこから顔を覘かせる
そこには同じく隣の布団で横たわっている青葉の姿。
とても綺麗な顔でこちらを見つめ返してくる。
「青葉」
「はい」
もう一度名前を呼ぶ
俺の声に律儀にも返事をし、尚かつ冷静な口調がいつもの青葉に戻った事を知らせてくれた。
う・・・そういえば、もう寒くなってきた気がする
さっきまであんなに温かかったのになぁ・・・・
これが人肌の恋しさなのかな?
そう思うからか、急に青葉と触れあいたくなってきた。
「お願いあるんだけど・・・・・いい?」
「はい」
いや、どうしよう。言うべきか否か。
実際この言葉って、本来女性から言うものなんだろうか?
しかも、もういつもの青葉に戻っちゃってるしなぁ・・・・
と、とりあえず、遠回りに聞こう
「さ、さ、さささ、寒くなってきたね」
「はい、先程までの熱が嘘のようです」
第一関門突破。
って、こんな遠回しだったらいつ言えるかわからん!
こうなったら、多少の恥を覚悟で突っ込め俺!!
「そ、そっちに行っていいかな・・・・?」
言ってしもうたぁ〜っ!
恥ずかしいぞぉーーとてもぉーーー!!
「ええ、構いませんよ?」
「え・・・?ホントに?」
「はい」
――――――と、いうことで
青葉の布団に入っちゃいました。
「いかがですか?」
「いや、温かいです、はい」
「そうですか」
肌と肌が直接触れ合い熱を帯びる
青葉はまるで俺の体を包むように抱き、下半身も俺の太腿を青葉の太腿が挟む形になった。
先程まで抱き合っていたはずなのに、なぜかとても緊張する。
「なんか緊張する・・・」
「奇遇ですね、私もです」
全然そんな風には見えないけど、どこら辺がそうなんだろう?
「私の鼓動、聞いてみますか?」
まあ、鼓動を聞くって事は
つまり胸に耳を押し当てるということで・・・・
「いや、今日はもう、遠慮しておくよ」
これ以上ドキドキさせられたらおかしくなっちゃうに違いない
「では今夜はもう寝るとしましょうか」
「そ、そだね」
え?この格好でいいんですか??
「明日は大変でしょうから、せめて今夜はアタタカナイトにしましょう」
アタタカナイトねぇ・・・
”温かな夜”ということだろう。
こうして今では青葉辞書を自然に理解できることが、青葉を理解したような気がして嬉しい。
「青葉・・・このままで平気?」
「はい、今夜はずっと温めて差し上げますから」
やっぱり今夜の青葉は一段と温かく感じられる
そんな青葉に包まれて寝るのもいいかもしれない・・・・
そう思うと、急に眠たくなり始めた。
「なら・・・おやす、み・・・・」
「おやすみなさいませ」
俺はそこで意識を手放した。
余談ではあるが
この時見た夢の内容は曖昧だったが、とても胸の躍るような夢だった事を憶えている。
「ぅ〜ん、ときわ・・・・・すぅ・・・すぅ」
「ご安心してください」
私はいつでも、あなたの隣に―――――――。
俺と青葉は特訓に明け暮れる日々、時には千彰と蓮を交えて訓練することも
でも、そんな日々も明日まで。
明日には全てが決まる。
勝つか負けるか、カンマかピリオドか。
だから決戦前夜の今日はなんか特別で、二人でこの時間を大切に過ごそうと話し合った。
「いつつ〜〜〜」
痛だだだだだっ!
も、もう少し優しく手当てしてくれても・・・・
そう思わずにはいられない、風呂上がりのひととき。
上半身を晒した俺の背後で、青葉が手当てしてくれている
その日の練習での怪我をその日の夜に手当てしてくれるのが、最近の日課だった。
「我慢して下さい?男子なのですから」
「いや、でもね、とってもね、痛っ!!」
「背中に意識を集中させ過ぎているのです、何か別のことに注意を向けてみて下さい」
別のこと?
なんだろなぁ・・・・
モンモンモンモンモンモンモンモン
『お代官様〜、お止めになって〜』
『ぐへへ、良いではないか(ry』
『あんっ』
『おいおい、けしからん体じゃのぅ』
『そ、そんな、そこは、ちょっと』
『ぐへへ、良いでは
「大樹様。」
「っひゃい!!」
「何を想像していらしてたのか、教えていただけますよね?」
「いや、それは、その」
「大樹様」
「取り立てて特別な事じゃ」
「大樹、様」
「ダラダラ(脂汗」
言える訳ねぇ!
あんな事やこんな事を想像していたなんて・・・・
「次はもしかすると怪我が増えてしまうかも知れませんので、注意して下さいね?」
「はい。」
危ない、恐怖のあまりチビるとこだった;
なら何を考えればいいんだろ?
う〜ん、全くわからん!
逆に何も考えない方向で行くか?
「そういえば、木原さん、何と言っておられましたか?」
「ああ、いつでも行けるように準備しとくってさ」
木原はすっかりオリヴィエの記憶を失っていたが
幸いなことに俺との記憶は残っていて、今も定期的に連絡を取り合っている。
そんな木原に新君祭の話をするわけにもいかず
『近いうちに一緒に旅行へ行くと思うから、準備しといて』
とだけ言っておいた。
きっと行き先が魔界とは知らず、未だ見ぬ目的地に想いを馳せている事だろう。
「そう、ですか」
青葉の語調があからさまに暗くなる。
「あー、ダメダメ!今日は時間を大切に使う日にするっていったよね?」
「はい、すみません」
謝る必要までは無いと思ったが、この話をこれ以上膨らませる必要はないだろう
そう思った俺は、口から出かけた言葉を飲み込んだ。
「はい、手当て終わりました」
「うん、いつもありがと」
あ、こうやって話していれば痛みを感じなくて済むのか!
今度からそうすることにしよう!
・・・・今度から、ね
俺は脱いでいた服を着始める
「大樹様」
「ん?」
「あの言葉・・・・・まだ、頂けませんか?」
・・・・・・あの言葉。
青葉の言葉に、俺は袖を通そうとしていた手を止めた。
『す――――――』
正直、まだ迷ってる。
最初は、全てが終わったら伝えようと思ってた
でも今考えると、それは勝って初めて出来ることで
もし負けてしまったら、この想いは一生言えず生涯忘れてしまう事になる。
かといって、戦いを前に想いを打ち明けることで新たな疑問や雑念が紛れ込む可能性もある。
そう考えると、どちらにもメリットとデメリットがあって
一概にどっちが正しいとは言えなくなってしまうのだ。
でも・・・・
青葉の言葉で、決心がついた。
「青葉」
「はい」
互いの顔は見えない、逆にそれが緊張を煽る。
なぜか一度目に増して二度目はさらに不整脈。
どんどんどんどんどんどんどんどん!
誰かが俺の心臓をサンドバックの如く殴りつけてくるような感覚。
そんなに体中に血を送ってどうしたいんだよ、俺?!
俺は唇を開き、声帯を震わせた
「スキダ」
なんかカタコトーーーーーー!!
ごめーん、青葉。ごめーーーーーーん!!
「ふふ、緊張してらしたんですね」
「面目ない・・・」
恋愛経験ゼロの男ですんません。
てか、最初に夫婦になった人間ってすごいな!
筋書き無しで愛を囁くとか!
「私もです」
大切なモノを扱うような口調で
「私も、大樹様が大好きです」
俺の心にも、そっと、愛が据えられる。
とっても温かくて、一言じゃ言い表せないほどの満足感がそこにあった。
「やっと、両想いになれました」
「やっと?俺はほとんど一目惚れだったけどね」
なんて調子のいいことを言ってみたり。
「残念。わたしは発泡スチロールボックスの中にいた時からです」
「参りました」
わざとらしく土下座。
しかもまだ青葉の方を向いていないから、なんか礼拝みたいになっている。
「ふふふ・・・」
「はは・・・」
そんな自分たちを一緒に笑う。
幸せって何だろうって言うけど、きっと幸せの基準って人それぞれで比べることなんて出来ない
だから、幸せって思ったときがその人の幸せなんだと思う。
そして今の俺は幸せを感じている。
そんな俺は今とっても幸せ。
「大樹様?」
ようやく笑いに一段落ついた頃、青葉が俺に尋ねる
「何?」
「大樹様の好きって、どういう”好き”ですか?」
ど、どういう好き?!
そ、そりゃあ、あれだろ、ほら
恋愛対象っていうか、付き合うっていうか
「ちなみに私の”好き”は・・・・・・夫婦です」
「ふーふー?!」
あれですか?
『はい、ア〜ン』
『おいおい、この熱々おでん。少し冷まさなきゃ食べられないよ』
『なら、私がふーふーしてあげる』
『お、それならイケそうだ』
『ふーふー、はい、ア〜ン』
『あ〜ん、パクッ。って熱っ!!二回じゃ足りないよ?!」
『じゃあ今度はふーふーふーしてあげるね』
『お、それならイケそうだ』
「ふーふーふーふー、じゃないと流石にちょっと」
「大樹様、返事になっていませんが?」
夫婦か・・・・
ドラゴンの嫁さんか・・・・
メイドの嫁さんか・・・・
美人の嫁さんか・・・・
青葉が、嫁さんか・・・・っ!!
「夫婦最高!嫁最高っ!!」
言った後に思った
あ、これ、ひかれるかも・・・・
しかし、青葉の返事は俺の予想の斜め上をいく結果となる
「私もそう思いますよ、旦那様」
ふぉおおおおおおおおおおおおおおおおお
旦那様!旦那様!!旦那様ぁぁぁぁぁぁっ!!!
今日だけ、今日だけでいいです。どうかキャラ崩壊の許しを!!
カエレ(作者)
ぎゅう
「ん・・・」
青葉に背中から抱きつかれ、俺の胴に手が回される
「ずっと、こうしたかったです・・・・はふぅ」
ぎゅむ♪
ぅむむむむむむむむむむむ胸があああああああああああっっ!!
温かい!大きい!柔らかい!!
女性はどうしてこうも誘惑の種を多く持っているんでしょうか?
ま、一つ言えるのは
構わん、もっとやれ(キリッ
「大樹様」
「う、うむ」
「私、3人は欲しいです」
「う、うむ・・・・・・産む?!」
あ、子供の話?!
いくらなんでも気が早いでしょ??
しかもこんなシチュエーションで言われたら、俺
むにゅ♪
Oh、π〜。
普段ならクールな青葉が、大胆にも体を擦りつけてくる。相当乱れてるな・・・
そう考えると、自分でも息が荒くなるのがわかった。
それを感じ取ったのか青葉はもぞもぞと動き、少しずつ俺の耳に口を寄せてくる
耳元では規則的な青葉の呼吸がだんだん大きくなり、ついには俺の脳内を支配した。
柔らかな息が耳にかかり、顔が火照り始める
そして
その時は突然やってきた。
「今から・・・子供、作りませんか? だ・ん・な・さ・ま」
腹の底から込み上げる、吐き気をもよおすほどの興奮を抑える術を今の俺は持っていなかった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カーテンを閉めた時どうしてもできる隙間
そこから薄く光が入り、俺の部屋をほんのり青く映し出す。
床にはいつも俺が寝ている布団一つと、もう一つ。
その布団のせいか部屋がいつもより狭く感じられる、でもなぜか今はそれが心地いい。
自分の布団の上に座っている俺、もう一つの布団の上で静かに正座している青葉
向かい合う俺たちは、しばらく互いに見つめ合っていた。
優しい青を帯びた青葉の肌は、まるで雪のような白さを醸し出し
俺を見つめる普段の金色の瞳も、今夜は深海の蒼に染まっていた。
・・・無知だからなのか
興奮する身体とは裏腹に気持ちは穏やかさを保っていて、頭の中に雑念は一片もない。
「青葉」
互いに見つめ合う中、自然と口にした目前に座る愛しい人の名前。
青葉の瞳には小さな俺が映り込み、その中から決して離そうとしない。
そしてそれを閉じこめるかのように、ゆっくりと閉じられる目
それに促されるように俺は青葉の頬にそっと手を添え、自らの唇を青葉の唇に重ねる。
「ちゅ・・・ちゅっ、ん・・・・」
俺は啄むようにキスをする。
すると
「もっと、いただけますか?」
青葉は俺の首に手を回し、自分の唇を押し付けてきた。
「ふっ、・・・んむ・・・ちゅ、はむ・・・・」
押し当てられた口からは舌が伸び、閉じた俺の口を開こうと何度も舌で唇の谷を往復する。
繰り返される舌のなぞりに負け始めた俺の唇は、徐々にその隙間を広げていき
ある程度できた隙間に、すかさず青葉の舌が滑り込んでくる。
自分のヌルヌルした舌で感じることが出来るほど、青葉の舌はヌルヌルしていた。
俺の口内で先と先をツンツンと触れあわせ、やがて青葉の舌が俺の舌裏を舐め始める。
その感覚はとても気持ちよくて、どうしても青葉にもあげたくなってしまう
でも、俺が口内に進入しようとすると
「今は私の番ですよ」
そう言わんばかりに、舌で俺のそれをガードする。
「ん・・・・れろ・・・・ん、ちゅぅ、ふっ・・・・・」
舌の表面を、もう一つの舌の先で前後へ擦すられる
送り込まれてくる甘い唾液、青葉の鼻から漏れる息、下から俺を見上げる瞳
そんな彼女の全てが堪らなく愛おしくなって
頬に添えていた手をその背に回し、細い体をぎゅっと抱きしめた。
「ぁ・・・・んふふ、はむ・・・ん、ちゅる・・・んく」
首に回されていた青葉の腕もゆっくりと下に移動していき、背中の位置で止まると
まるで存在を確かめるかのように、俺の背中をその手がさする。
「ん・・・・ちゅ、むは・・・はぁ・・・」
互いに唇を離して息をつく。
いつも綺麗な青葉の顔は、唇がテラテラと妖しく光り、そこに幾本かの髪の毛が張りついている
そんな姿で次の動向を窺うような上目遣いは、完全に俺を誘惑しているとしか思えない。
俺が少し視線を落とすと、そこには青のコントラストの中で服の下から自己主張する大きな膨らみが二つ
ごくっ・・・っと、俺は無意識に生唾を呑んだ。
「いいですよ・・・?」
もう一度青葉の顔に視線を戻すと、はにかみながら真っ直ぐに俺を見つめる視線。
どうやら俺の目が胸にいっていたことはお見通しらしい。
「なら、次は俺の番ってことでいいかな?」
「はい」
普段生活している上では決して触れることのない場所
それどころか、触れただけで犯罪者になってしまうほどの禁断の部位。
そこに触れらられるのが、俺だけ。
そう考えると、俺の中で言葉にし難いほどの優越感が湧き起こった。
サワ・・・・
「んっ・・・・」
服の上からではあるが、そこからはしっかりとした弾力を感じられる。
やはり人の体に、ましてや女性の体に触るのは緊張する
俺には早々に揉んだりほぐしたりする勇気はなく、表面をその滑らかなラインに沿って撫でるように触る事しか出来ない。
シュ、シュー・・・・と服と俺の手が擦れる音が部屋に響く。
「ぁ、んぅ・・・・はぅ、ん・・・はぁ・・・はぁ」
青葉は息苦しそうに呼吸を荒げていき、声を漏らし始めた。
手持ち無沙汰な彼女の手は、何かに耐えるように敷かれているシーツを握りしめ
触られている自らの胸を見ていた目は、途中で顔を上に向けぎゅっと瞑った。
シュー、シュー、シューーー・・・・、シュ
持ち上げるように下から上へと撫で上げ、二つを寄せるように外側から内側に向かって擦る。
そして全体を満遍なく手の平で優しく撫でた。
「っ・・・はぁ、はぁ・・・はんっ・・・・大樹様、ぃやら、しぃ、です、ふやっ」
「そ、そう?」
若干自分でもそう思っているところが、不思議でしようがない。
青葉の喘ぐ声は次第に大きくなっていき、服越しから体が熱を帯び始めたことが解る。
すると、青葉の手が自らの襟元に伸びていく
その指先にあるのはブラウスの第一ボタン。
荒い息遣いで胸を早く大きく上下させながら、ぷち、ぷち、と青葉はブラウスのボタンを上から順に外し始める。
ブラウスはどんどんはだけていき、そこからから覘くのは、ブラウスの白さに負けずとも劣らない青葉の乳房
そしてその先端を覆うレースの入った黒の下着。
熱っぽい青葉の瞳が俺に催促する。
「青葉も、人のこと言えないよ?」
呼吸で上下を繰り返す胸にタイミングを合わせ、俺の右手を自然にブラと乳房の間に滑り込ませた
「ああっ・・・・つ、冷たい・・・ですね、んぅっ・・・」
服の上からでも充分と思っていたが、直に肌に触れるとそんな考えももはや無い。
やはり男性に比べ女性の肌はきめが細かく滑らかで、触っている方も気持ちがいい。
「どうして欲しい?」
少し余裕の出来た俺は意地悪な質問をしてみる
「おまかせ、します」
「ん?もう一回言って?」
「・・・・もぅ、知りません」
彼女の拗ねた表情も可愛らしくて、もっと意地悪をしてしまいたくなる。
俺は勇気を出して乳房を軽く揉む
「ひゃん!・・・・ず、ずるいですよ?!」
悪ふざけはここまで。
あまり戯れすぎるとせっかくの雰囲気を壊しかねないことに気付き、俺は再び青葉の乳房を弄り始める。
乳房を小刻みに揺すり、痺れが全体にじんわりと広がったであろう頃に人差し指で乳輪をなぞる
そしてツンと上向きに尖った先端を、人差し指と中指の第一関節と第二関節の間で挟み引っ張るように扱いた
それらを一通り終えると再び乳房に小刻みな振動を与える
「やあ、ああ、ああ、ああ、ふぁっ・・・・やんっ・・・んあっ」
それを繰り返す。
そうしているうちにブラがはだけ、もう一方の乳房も露わになった。
俺はその乳房にもう一方の手を添え、両手を同期させ動かす。
すると
「はぁっ・・・はぁっ・・・だっ、だめっ!大樹様っ!それ、以上、はっ!!」
青葉の呼吸が加速していき
「はぁっ!はぁっ!ぁっ・・・・・・・・・・・ぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」
一瞬動きが止まったかと思うと、びくんびくんと青葉の全身が跳ねた。
実際に目にするのは初めてだが、きっと逝ったんだろう
若干強張っていた彼女の体から急に力が抜け、肩でゆっくりと息をしていることからわかる。
「はぁ・・・・ふぅ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・」
大きな波は過ぎ去ったようだが、未だ体に余韻が残っているようでヒクヒク動いていた。
俺はそんな彼女の頭を撫でる
「どうだった?」
そんな俺の質問に「もう」と一瞬拗ねた表情を見せたが、すぐに嬉しそうに目を細めて頭を撫でている俺の手を取り自らの頬に当てた。
「気持ち良くないわけ、ないではないですか」
すりすり、と頬ずりされる手の感触ですら今の俺の興奮に繋がる。
やばい、本格的に・・・
「ふふ、あなた様も分かりやすい方です」
「え?」
何を言われているのかさっぱり分からなかった。
思わず呆けた声で青葉に問い返す。
「お顔、すごく物足りなさそうでしたよ?」
うぐっ
顔に出ちゃってるのか・・・・
もしかしたら、今こうして思っていたたことすら顔に出ちゃっていたのかもしれない
青葉の人差し指がゆっくり俺の股間に伸びていき、そこにあるテントの頂点に渦を描き始める。
「うっ・・・・」
「そのままではしてあげられませんよ?」
目の前にいる今の青葉は、いつもよりさらに大人びてみえて
年上のお姉さんがいたらこんな感じなんだろうな、とつくづく思わずにはいられなかった。
俺はそんな青葉の勧めに従って服を脱ぎ、ズボンさらにパンツを降ろし自らのペニスを晒す。
「こんなに大きくされて、随分我慢なさっていたんですね」
青葉の右手の指が一本一本順番に俺のソレをゆっくり握り込んでいく。
「どうされることをご所望ですか?」
これはさっき俺が青葉に対して言った意地悪な質問。
まさか、ここでツケが回ってくるとは・・・・
「私が教育を受けたのは戦闘だけではありませんよ?」
青葉がそう口にするくらいだ、よっぽどの自信があるのだろう
とは言っても、どんなのがいいかなんて咄嗟に答えられる訳もなく
「お、おまかせで」
と答えるのが精一杯だった。
「では、本当の実力は次の機会までとっておくことにします」
人差し指を口に当て「くすっ」と不敵に笑う青葉は今まで見たことがなく
その姿はすごく新鮮で、俺の性をより一層高めるものだった。
「では本日は基本となる奉仕を実践させていただきます」
「う、うん」
基本か。
魔界でのフェラの基本ってどんなんだろう?
まぁそんな疑問もすぐに明らかになるわけだけど・・・
青葉の手が上下に動き始め、強めに握られた状態でゆっくりと扱かれていく。
手が通過する度にコリコリとした感覚がペニスにはしり
膨張した細胞と浮き出る血管をも圧迫しながら扱かれている事が窺える。
ペニスの芯のようなところに甘い痺れが蓄積されていくような、そんな感覚を覚え始めた頃
握る力が弱くなってきたと思うと、それに合わせて手の上下する速度も早くなっていった。
包皮と本体が擦れ合い、手の指がカリ首やエラに何度も掠り痺れ始める。
「大樹様、私を見て下さい」
股間に迸るあまりの快感で焦点が定まらなっていた俺は、青葉の言葉に従い青葉の方を見る。
左右の二の腕に挟まれ窮屈そうな胸、スカートはいつの間にか取り払われて白くてむっちりとした太腿がそこにあり、その太腿の付け根に挟まれている秘所を覆う黒の下着は既に濡れ、ぴったりと秘所に張りついていて輪郭がはっきりと浮き出ている。
磨き上げられた美しい裸体。
そう、青葉が自分を見るようにと言ったのは自分が寂しかったからではない
視覚からも俺の性感帯を刺激するためだったのだ。
俺の鈴口からどんどん先走りが滲み出て、そこを青葉はもう片方の手の平でぐりぐりと撫で回す。
「どんどん赤く色付いてきましたね、次は口でして差し上げましょうか?」
俺はもはやガクガクと頷くことしかできない。
青葉はそんな俺を見て顔を綻ばせると、ゆっくりと俺の股間に顔を埋めていった。
長い髪の毛が俺の内股にふわふわと触れ、ペニスの先端に生温かい息がかかり始める。
「ちゅ・・・・」
ぴくんっ
新たな感覚に思わず腰が跳ねる。
「じゅ、こくっ、もむ・・・ん・・・ん・・・」
先走りが啜られ、窄められた口が亀頭を飲み込んでいく
先程までサオを扱いていた手は、股間にぶら下がる玉を揉み
視界には上下に動く青葉の頭と、うなじから背中を通り腰に至るまでの白くてしなやかな青葉の体が映っていた。
「くちゅ、もにゅっ、じゅるる、ちゅ・・・ちゅ」
ふっ、ふっ、と陰毛に青葉の鼻息がかかり
まるでアイスキャンディーのようにしゃぶられる俺のペニスは、その吸飲される感覚に絶頂を迎えようとししていた。
「と、青葉・・・っ」
流石に青葉の顔や口に対して出すのは軽蔑されると思い、俺はほとんど制御がきかない腰を引き青葉の口内からソレを引き抜こうとする
・・・が
「ふっ、ちゅるっ、んっ、あむ・・・・んっ」
青葉がそれを許してくれない
まるで口の中にしろとでも言っているかのように。
やばっ・・・・もう・・・・・っ
睾丸が精液を汲み上げようとキュッと持ち上がる
そして
びゅるるる〜〜〜〜、びゅるっ、びゅるるん!びゅる、びゅる
頭の中がショート
視界は暗転を繰り返し、神経は全て下半身に集中される。
青葉の口内に精液が溜まっていくことが、口内に含まれている部分にまとわりつくドロドロからわかる。
全身のありとあらゆる場所から力が抜け、指一本動かせなくなってしまった。
射精が止むと、青葉は口内の精液をこくりこくりと喉を鳴らして飲み始める。
「と・・・ときわ・・・・汚い、よ」
辛うじて声を絞り出すが、青葉は一向に止める気配がない。
「こくっ・・・・・んはっ」
全てを飲み干した青葉は顔を上げる。
その唇は艶やかな光を放ち、荒い息遣いは再び俺を性へと駆り立てた。
「愛する人のものに、汚いものなどありません」
・・・断言されました
でもそんな姿で言われても、興奮しかしませんが何か?
「・・・では、本番にしましょ?」
そう言って青葉は立ち上がり、スルッと下着を降ろす。
恥毛は綺麗に手入れされていて、くっきりと見える割れ目が湿っているのを一目で確認できる。
「今夜は大樹様がリードしてくださいますか?」
「ああ」
二人は正面に向かい合って座り、そのまま抱き合う。
初めて触れあう肌と肌
接している部分が熱を帯び、その状態で互いの存在を確かめ合うように何度もキスをする。
そのうちにだんだん体位が傾いていき、やがて青葉を押し倒したような形になった。
「青葉」
「はい」
「スキダよ」
「やはり、カタコトなのですね」
緊張してるんだ仕方ない。
俺は片方の手で体を支え、もう一歩の手で自らの生殖器を微調整し青葉の秘所にあてがう
「覚悟は大丈夫?」
「はい」
「すごく痛いらしいよ?」
「承知しています」
「じゃあ、いくよ」
俺はゆっくりと腰を沈め始める。
先走り汁が潤滑油の役割を果たし、ずぷずぷと音を立てながら入っていく。
「ぁっ・・・・ああっ!ん・・・・っ・・・・ぅん!」
通り口を少しずつ押し広げながら、ゆっくり進んでいく
「・・・ぃ・・・・はいってっ・・・くるっ・・・んっ!・・・・ぁっ」
途中、何かに進路を阻まれる
もしかしたらこれが処女膜というのかも知れない。
「青葉・・・・痛いと思う、頑張って」
「っ・・・ぅん、うんっ・・・・」
ゆっくりとそれを押し付けていき・・・・・そして
ぷちっと俺の先端で弾けた。
「あああっ!うぅっ、い、いたっ・・・・・ぁっ、ひぅ・・・・」
苦悶の叫びと共に、青葉の入口から赤い液体が滲み出す。
痛がっているのは重々承知だが、俺はさらに腰を沈めていく。
そして先端にコツンとした感覚がはしった。
「はぁ・・・はぁ・・・お、奥まで入ったっぽい」
「ぐすっ・・・はぁ・・・はぅ・・・・痛、かった・・・・・」
普段は決して自らの弱みを見せること無い彼女が痛いというんだから相当だろう。
瞑る青葉の目尻から涙が零れ落ちる。
「ごめんね」
「・・・・私が、望んだこと・・・です、からっ・・・」
これから、どうしよう?
動いても痛みを与えるだけかもしれないし、かといってこのままっていう訳にもいかないけど
「大樹様・・・・・・痛いですぅ」
「う、うん」
なんか急に青葉の口調に甘えが混じったような気がする。
「だから・・・・この痛みを忘れるくらい、気持ちよくしてくれませんか?」
涙で滲む青葉の瞳がじっと俺を見つめてくる
「メチャメチャにしてください。この恥ずかしさを覆うほど、私が自分を忘れるほどに!」
「青葉――――――っ」
俺は自分の内から湧き上がる衝動を抑える事が出来ず、腰を動かし始める
くちゅ、くちゅっ、むちゅ、ちゃぷっ、じゅぶっ
「ぁあっ!・・・・やっ、あんっ、はぅっ・・・・んぁ、っく」
室内には互いの生器から溢れる汁が泡立つ音と、青葉の喘ぐ声が充満し
性を昂ぶらせる精液の匂いは、俺たちの交わりをより一層濃いものとしていく。
くちゅ、ぐちゅ、じゃぶ、じゅくっ、ぶじゅ
「ふあっ・・・っん、きもちぃいですぅ、とて、もぉ・・・・・ああんっ!」
青葉の思考力は完全に性に融け、ただ突かれるだけでは物足りなくなり自らの腰を浮かせ更なる快楽を求め始めた。
「んぅっ!・・・・すきっ、です・・・あなた様が・・・どうっ、しようもなく、ん」
「俺も、俺もだよ、青葉・・・・っ」
「はんっ・・・・そろ、そろ!成果をっ、見せようかと・・・・」
そう言うと突然、挿入していた青葉の中に異変が起こる。
膣がまるで輪ゴムで縛ったかのように俺の性器を絞め上げ、肉壁が全方向から圧迫を始めた
「う・・・・・ぁ・・・・・」
ずびゅん、ぐちゅん、ずぶん、ぶじゅん
自然と一度に与えられる快感が大きくなり、射精までのカウントダウンが鳴り響く
「ふっ、ふっ、あぁんっ・・・・急に、大きくっ!くるんですか?くるんですねっ!」
それを青葉も察知し、ラストスパートとばかりに腰を上げ激しく身当てしてくる
ぱちん、ぱちん、と肉々しい音がさらに大きくなっていき
「とき、わ・・・・・でるぅ〜〜〜〜・・・っ」
「はぁ、はぁ、安心、してくださいっ?・・・・必ずっ・・・受精してみせます、からっ」
そして
・・・・・ごぽごぽ、ぶじゅじゅ、ぐしゅしゅ
繰り出される俺の精
腰がびんびん突き出され、精子が青葉の膣内に放たれた。
「ぁぁぁぁっ!!・・・・っはぁ!、あつ、いっ・・・・ですっ、はぁっ・・・ふっ」
快感に悶える青葉の陰口からは射精物が溢れ出し、びくんびくんと体を痙攣させている
「・・・・・っはぁっ、はぁっ、はぁっ・・・・・はぁ・・・・はぁ・・・」
「青葉・・・・大丈夫?」
「はぁ・・・・はぁ・・・・ん・・・っ・・・・・はぁ」
目が虚ろで、辛うじて俺が視界に入っているか否かという状態
大きく息をしているうちに、少しずつだが青葉の目に光が戻ってきた。
「大樹、様・・・・・?」
「うん」
「んふふ・・・わたし、エッチになってしまいました・・・・」
普段なら見せることのない青葉の淫らな表情
・・・・ま、いいか。今夜は無礼講ってことで
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「青葉」
「はい」
布団に寝ころんだ俺は毛布にくるまり、そこから顔を覘かせる
そこには同じく隣の布団で横たわっている青葉の姿。
とても綺麗な顔でこちらを見つめ返してくる。
「青葉」
「はい」
もう一度名前を呼ぶ
俺の声に律儀にも返事をし、尚かつ冷静な口調がいつもの青葉に戻った事を知らせてくれた。
う・・・そういえば、もう寒くなってきた気がする
さっきまであんなに温かかったのになぁ・・・・
これが人肌の恋しさなのかな?
そう思うからか、急に青葉と触れあいたくなってきた。
「お願いあるんだけど・・・・・いい?」
「はい」
いや、どうしよう。言うべきか否か。
実際この言葉って、本来女性から言うものなんだろうか?
しかも、もういつもの青葉に戻っちゃってるしなぁ・・・・
と、とりあえず、遠回りに聞こう
「さ、さ、さささ、寒くなってきたね」
「はい、先程までの熱が嘘のようです」
第一関門突破。
って、こんな遠回しだったらいつ言えるかわからん!
こうなったら、多少の恥を覚悟で突っ込め俺!!
「そ、そっちに行っていいかな・・・・?」
言ってしもうたぁ〜っ!
恥ずかしいぞぉーーとてもぉーーー!!
「ええ、構いませんよ?」
「え・・・?ホントに?」
「はい」
――――――と、いうことで
青葉の布団に入っちゃいました。
「いかがですか?」
「いや、温かいです、はい」
「そうですか」
肌と肌が直接触れ合い熱を帯びる
青葉はまるで俺の体を包むように抱き、下半身も俺の太腿を青葉の太腿が挟む形になった。
先程まで抱き合っていたはずなのに、なぜかとても緊張する。
「なんか緊張する・・・」
「奇遇ですね、私もです」
全然そんな風には見えないけど、どこら辺がそうなんだろう?
「私の鼓動、聞いてみますか?」
まあ、鼓動を聞くって事は
つまり胸に耳を押し当てるということで・・・・
「いや、今日はもう、遠慮しておくよ」
これ以上ドキドキさせられたらおかしくなっちゃうに違いない
「では今夜はもう寝るとしましょうか」
「そ、そだね」
え?この格好でいいんですか??
「明日は大変でしょうから、せめて今夜はアタタカナイトにしましょう」
アタタカナイトねぇ・・・
”温かな夜”ということだろう。
こうして今では青葉辞書を自然に理解できることが、青葉を理解したような気がして嬉しい。
「青葉・・・このままで平気?」
「はい、今夜はずっと温めて差し上げますから」
やっぱり今夜の青葉は一段と温かく感じられる
そんな青葉に包まれて寝るのもいいかもしれない・・・・
そう思うと、急に眠たくなり始めた。
「なら・・・おやす、み・・・・」
「おやすみなさいませ」
俺はそこで意識を手放した。
余談ではあるが
この時見た夢の内容は曖昧だったが、とても胸の躍るような夢だった事を憶えている。
「ぅ〜ん、ときわ・・・・・すぅ・・・すぅ」
「ご安心してください」
私はいつでも、あなたの隣に―――――――。
11/02/09 12:13更新 / パっちゃん
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