後編
山の中腹あたりにある廃神社。その廃神社では少女と人外による快楽の宴が開かれていた。
「ふぁ…!ひぃぁ…!」
「ふふふ…まだ触っているだけじゃぞ。そんなに気持ちええかえ?」
雷獣は指先一つだけで少女の絹のような柔肌をなぞっていた。
ただし、ただなぞるだけでなく自身の生み出した電流も伴ってだ。
ひと撫でする度にピリピリとした痺れとともに快楽が流れ、同時にこそばゆい感覚にも襲われ少女は翻弄されるように声を漏らす。
「ほれ、もう一度指を這わせてやろう」
雷獣はそう言って少女の手から指を這わせる。
そこから腕、肩、首筋とゆっくりと這わせてゆく。
電流も時々強め、唐突な快楽を送りつけ少女の神経を蹂躙していく。
「かひぃ!?…くぅうん!!」
蹂躙されるたびに少女は体を痙攣させながら喘ぎ声をあげる。
雷獣はそんな少女の様子を楽しむようにゆっくりと指を這わせ続ける。
「ふふふ、指を這わせているだけじゃというのに、この先耐えられるのかのぉ?」
雷獣は一旦指を離し、少女を蹂躙するのをやめる。
少女は肩で息をするように呼吸を荒げていた。
「はぁはぁ…お、ねえ、さん」
「どうした?辛いかえ。じゃがまだ本番には程遠いのじゃぞ」
「まだ、すごく、なるのですか?」
「ああ、もっともっと良くしてやろう」
雷獣は少女の体を抱きかかえる。
触れられることで先ほどと同じピリピリとした快感が送り込まれる。
その快楽にビクンと震える少女。
その震える少女の顎に手を沿え、ゆっくりと唇を近づけ、口付けをする。
そこから舌を潜りこませていく。
「んぐ!?んんんんん!?」
少女の体が痙攣し、瞳が大きく開かれる。同時に接吻をされながら悲鳴に近い喘ぎ声をあげる。
少女は電流を纏った雷獣の舌を受け入れ、口内から電流を流されて内側から快楽神経を蹂躙されているのだ。
時間に数十秒ほどの接吻。しかし少女はまるで数時間もしていたような感覚に襲われていた。
「ぷはぁ!ふふふ…初々しい舌使いじゃ」
「あぁぁ…しゃ、き、よひ、も、ひゅ、ごい」
「どうじゃ?雷獣の接吻は、体の芯から痺れる快楽が伴うじゃろう」
「ふあい」
雷獣の電流に痺れ少女は舌足らずな返事をする。
「今のが内側の快楽じゃな。ただの接吻であれじゃ。これにさきの外からの快楽を足すと…どうなるじゃろうな?」
少女にとって、外側の快楽にしろ、内側の快楽にしろ、どっちもとんでもない快楽に違いない。
それを同時になんて、正気を保てるとは思えない。
快楽に翻弄された脳はそれを理解し、警鐘をならす。
「そ、んな…どっちも、だなんて…おかしくなっちゃう」
「ワシはそんなおかしくなったヌシがみたいのじゃ」
その言葉と同時に接吻を再開する。
再び内側からの快楽責めがはじまる。
そして今度は体に指を這わせ同時に電流を流していく。
「!?………!!!!!」
内と外、快楽の電流がつながり少女に絶大な快楽をもたらせる。
声にならない快楽に少女は体を震わせ、目を開き、涙を流していた。
すでに何度も達している少女の膣口からはだらだらと愛液が流れ、床にしみを作っていた。
しかし、雷獣はまだそこには触らない。それどころか感じやすい胸にもまだ触らない。
これほどの快楽を与えていても、雷獣にとってこれは愛撫であり、前戯ですらないのだ。
つまるところまだ本気で責めていない。
「ぷはぁ!どうじゃ内外同時の雷の責めは」
「ああ……ひぐ……」
少女は泣いていた。あまりにも強烈な快楽に脳が処理できず泣いてしまったのだ。
体を震わせながら、何故涙を流したのかもわからず、少女は泣いた。
「………」
雷獣は静かに待った。性交前の精神だったのなら、雷獣は罪悪感でこの場を再び去ろうとしただろう。
しかし、雷獣はただ静かに少女を見つめ、雷を抑えた手で静かに頭をなでる。
やがて、少女が落ち着きを取り戻したところで、雷獣は目線を合わせる。
「落ち着いたか?」
こくんと頷く少女。
「もう少し休憩するかえ?ワシはヌシを可愛がってやりとうだけで、泣かせたいわけでないでな」
「大丈夫です。怖いけど…その…」
「何じゃ?聞こえんかったぞ」
意地悪そうに微笑む雷獣は耳に手を当てるようにしてもう一度催促する。
かぁあっと顔が沸騰するような感覚に襲われる少女。
そして下を向いたままだんまりしてしまった。
その様子に雷獣は、はぁと息を吐いた。
「もしや、嫌われたかいのぉ?じゃったらココで止めにしたほうがええかのぉ?」
とわざとらしく声をだす。
「あ、いや、その・・・」
困り声で慌てる少女。
「気持ちよかったです。泣いちゃうくらい。だから続きをしてください!」
顔を真っ赤にして叫ぶ少女。
「あい。わかった!存分に愛でてやろう♪」
にんまりと笑う雷獣の顔を見て少女は思った。
これって騙されたんじゃ…と。
だが心底嬉しそうに笑う雷獣を見て、まあいいかと思うくらいには少女も雷獣に心を許していた。
「さて、次は前戯じゃ。先ほどまでの愛撫とは比べようも無いほどの甘美で刺激的な快楽をヌシに与える。覚悟するがよい」
すると雷獣は少女の後ろに回り込み抱きかかえるような体制になった。
そして両の手を腹にそえる。
ピリッとした刺激が雷獣の手や触れた個所から少女に伝わる。
少女も多少は慣れたのか、ぴくりと動くだけで声はもらさなかった。
雷獣は手をゆったりとした動作で動かし上へ上へと動かしていく。
触れられる感覚と電流のピリッとした感覚。先ほどから少女が受けていた感覚だ。
「先ほどと同じですか?」
「と思うじゃろう?」
その言葉と同時に雷獣の手は少女の胸へと到達する。
幼いふくらみを電流の纏った手で円を描くようにして動く。
それが徐々に内側に来るように触れられる。
少女は胸に快感が渦巻くような感覚にとらわれる。
「な、なんか…へん、です」
「何が変なのじゃ?」
「今触られている胸がです」
「どう変なのじゃ?」
「な、なんか、じんじん、してます」
「どこがじんじんするのかのぉ?」
「えっと、それは…」
胸の快楽に戸惑う少女。
それを知りつつも、羞恥心を煽るために質問をする雷獣。
少女は恥ずかしさに顔をしかめてしまう。
「今更恥ずかしがることもなかろう。さあワシにしかと告げるのじゃ」
耳元で囁くように紡がれる言葉に少女はゾクゾクとした快感に襲われた。
「あの…その…くひぃん!」
答えようとした瞬間、雷獣の指が少女の胸の頂きにわずかに触れた。
それだけで全身が痺れるような快感が突き抜けたのだ。
「おや、どうしたのかえ?」
触れたのはその一瞬だけでまた胸の周りだけを触る動きに戻す雷獣。
少女はもどかしい感覚にとらわれてしまった。
先ほどのような体全体を貫くような快感ではなく、胸だけで留まってしまうような快感に物足りなさを感じてしまったのだ。
「おねえ、さん…いじわる、しないで」
「意地悪とは人聞きの悪い。ちゃんと願えばヌシの期待に応えてやろう」
本当に意地が悪そうな返答にもどかしい思いをしている少女が耐えられるはずもなく。
「わ、私の…私の乳首を弄って雷を流してください!我慢できないの!」
快楽を求める本能が羞恥心というの名の理性はあっけなく崩壊させた瞬間であった。
必死とも呼べる懇願に雷獣は妖艶に微笑んだ。
「よかろう。では存分に味わうとよい」
雷獣は少女のツンと尖った乳首を摘まんだ。
「ひぃん!」
待ち望んだ刺激に少女の声も漏れる。
「まだ声を漏らすのは早いぞい。そぉら!」
バチッ!と指から雷が迸り、電流が指から乳首へと流れる。
「ひぃああああああああ!!!!!」
ビリビリと快感が乳首から胸へ。胸から体全体へと流れる。
今までとは比べようのない強烈な快感に少女は全力で喘ぎ声をあげる。
「これくらいで参るのは早いぞ。この状態で乳首を弄ってやろう」
そして雷獣は乳首を電流を流した状態で弄り始める。
「そぉら…クリクリ…クリクリ」
「ひぃいい!!」
乳首をクリクリと先っぽを撫でたり。
「ぎゅっ…ぎゅっ…っと」
「ふひぃん!!」
きゅっと摘んで引っ張り。
「コリコリ…コリコリ…」
「だめ!だめだめ…あああん!!!」
根元からコリコリとこねり、こすりあげたり。
「そらそらそらそら!」
「あ!あ!うひぃん!んんんんん!!!」
時にはカリッと弾いたり引っ掻いてみたりと順番を変えたり、緩急をつけながら乳首を弄り続けた。
もう何度達したのかわからないほど少女は快楽に喘ぎ、痙攣し、涙を流した。
「さて、先ほどからヌシが喜び濡らしておる場所。女の快楽が凝縮されたここを…責めてやろう」
乳首を弄りながら、耳元で囁く雷獣。
快楽に翻弄され続け、目の焦点が合わなくなりつつある少女の耳にはたして届いているのかどうか。
「ゆくぞ」
雷獣は乳首を弄る右手を離し、下へと移動させる。
電流が迸る手が触れた個所は陰核だった。
「っーーーーー!!!!!?」
強烈な刺激に少女も声を出すのを忘れ、エビ反りになるほどの反応を見せる。
そのまま口づけして舌をねじ込みさらなる快楽を送りつける。
ビクンビクンと痙攣が止まらなくなる。
陰核を軽く弄った後、愛液あふれるホトの中へと指を差し入れる。
初めに中指を入れ、軽く出し入れを行う。
じゅぶじゅぶと卑猥な音が廃神社の中に響き渡る。
続けて、人差し指、薬指と増やし、膣内をかき回す。
指を出し入れするたびに、いやそれ以前から少女の膣はぎゅっと締め付けていた。まるで男性器を求めるかのように。
事実求めているのだろう。物足りないと言わんばかりに少女は雷獣の指を食いちぎらんばかりに締め付けるのだ。
「凄いぞヌシは、これほどに絡みつくホトは初めてじゃ。これほどの名器…おしいのぉワシが男であればたんと味わえたものを…」
「あああああ!!!!!」
口を離すと少女は狂ったように声を上げていた。
すでに人間では受け入れないほどの快楽を一身に受けているため、常に達しているような状態になっていた。
「ああん…良い声じゃ。やはり人間は、快楽に身を任せた時の声が一番良い。そぉら、雷をもっと強くしてやろう」
「いぎゃあああ!!!ひぎぃいいいい!!!!!」
雷獣は体全体から放電し、責めている乳首、膣内をさらに強い電流で貫く。
少女は体全体で快楽を受け止め、さらに集中的に乳首や膣内といったもっとも感じる性感帯を電流によって刺激される。
この光景を第三者が見れば、致死量に達するであろう電流を受けているようにしか見えない光景になっているのは間違いないだろう。
「そうそう。膣内には女が喜ぶ場所があってな…おお、あったあった。そぉら!」
「あがあああああ!!!!!」
この上雷獣はさらに女性の弱点を責めていく。
もはや獣の喘ぎ声のようになっていく少女。最初のオドオドしていた時のような面影はもはやない。
「ここまで喜ばれるとワシもうれしいのぉ。じゃがヌシばかり気持ち良くなるのもちとズルいのぉ」
雷獣は少女を寝かせて、下半身の方へと移動する。
そして、自らの陰核と少女の陰核がくっつくようなにかさなる。
「締めは貝合わせじゃ。雷も最大限まで放出する。これが最後の責めじゃ」
雷が雷獣より発せられ、辺りかまわずに放電する。
強力な雷は少女の神経を焼切らんばかりに通電し、痺れさせる。
強烈な快楽に頭がおかしくなりそうになるが、それでも意識はあった。
「りゃめええええ!おひゃひくなるおおお!!!こわりぇるるうううううう!!!!!」
「ここまでされて!それだけ言えれば大丈夫じゃ!」
陰核をこすり合わせるように激しく動き互いに絶頂の高みへと登りつめてゆく。
「だめええええ!!!きちゃうちゃうちゃううううううんんんんん!!!!!」
「ワシも!もうすぐ達する!ほれほれ頑張れきよこよ!」
「ひゃううううんんん!!!またくる!きひゃうよおおおおおおお!!!!!」
「ワシもじゃ!い、いく、いくぅううんんんんん!!!!!」
快感が爆発したかのごとく2人は絶頂した。
背筋をピンと互いに伸ばし、しばらく固まる。
やがて雷獣のほうが動けるようになり、ほぅと息を吐く。
「久しぶりにイけたようじゃな。やはり幼子の快楽によがる声はいつ聞いてもよいのぉ♪もう少し聞きたいところじゃが…」
そう言って少女に目線を向けるがさすがにぴくぴくと痙攣を続ける少女にこれ以上の責めは過酷かと思案し、あきらめようとしていたその時だった。
バチッ!
突然自身から発する電流以外の快感が走ったのだ。
「な、に?」
それは目の前の少女からの電流だった。
そして驚く。
「ヌシ…その姿は…」
突如バリバリと激しい雷鳴を轟かせながら少女の体から雷が放電され、少女の体が変化していた。
少女の頭部からは獣の耳が生え、臀部からも獣の尻尾が生えていた。
度重なる雷獣の電流をその身に受けたことで雷獣の魔力が宿り、その体を急速的に人間から雷獣へと変化させたのだ。
少女は変化を終えるとゆっくりと体を起こし、紅潮した表情で雷獣を視界に入れて妖艶に微笑む。
「お姉さん♪さっきまであんなに息苦しかった快楽がとても心地よいのです♪不思議ですね♪」
とても引っ込み思案であった少女とは思えないその話しぶりに雷獣は苦笑する。
「いやはや、先ほどまでの幼子とは思えん口調じゃな」
「お姉さんはこの話し方は好きませんか?」
「気にするでない。それより雷獣化した感想はどうじゃ?」
「雷獣化?」
「おや?気づいていなかったかえ」
「私…人間じゃなくなったんですか?」
「そういうことじゃの」
「…そっか。じゃあ、これからは好きなだけお姉さんと愛し合えるのね♪」
と心の底から嬉しそうに微笑む少女を見て、さらに苦笑を深める雷獣。
「雷獣化させた本人がいうのもなんじゃが、良いのか?」
「何がです?」
「勝手に雷獣化させたことを怒らんのか」
「そんなことは言わないでください」
雷獣の唇に指を当て、それ以上は言わないようにする少女。
「父様と母様に二度と会えないというわけではないのです。こんなに気持ちいい世界があると教えてくれたお姉さんにどうして恨み言を持てましょうか。だから気にしないでください」
そう言って人間だった時のような、優しい微笑みを見せる少女に雷獣はドキリとした。
「そうか。ならば雷獣の先達として能力の使い方を教えるというのはどうかのぉ?」
「いいですね。お願いします♪」
「ワシの教えはちと荒っぽいぞ♪」
「望むところです♪」
妖艶に微笑む雷獣の宴は2人の体力が尽きるまで続いたのだそうだ。
その後二人は麓の村に訪れ、少女の両親に会い大層驚かせたあげく、少女を旅の共にするといい連れ去ってしまったのはまた別の話である。
「ふぁ…!ひぃぁ…!」
「ふふふ…まだ触っているだけじゃぞ。そんなに気持ちええかえ?」
雷獣は指先一つだけで少女の絹のような柔肌をなぞっていた。
ただし、ただなぞるだけでなく自身の生み出した電流も伴ってだ。
ひと撫でする度にピリピリとした痺れとともに快楽が流れ、同時にこそばゆい感覚にも襲われ少女は翻弄されるように声を漏らす。
「ほれ、もう一度指を這わせてやろう」
雷獣はそう言って少女の手から指を這わせる。
そこから腕、肩、首筋とゆっくりと這わせてゆく。
電流も時々強め、唐突な快楽を送りつけ少女の神経を蹂躙していく。
「かひぃ!?…くぅうん!!」
蹂躙されるたびに少女は体を痙攣させながら喘ぎ声をあげる。
雷獣はそんな少女の様子を楽しむようにゆっくりと指を這わせ続ける。
「ふふふ、指を這わせているだけじゃというのに、この先耐えられるのかのぉ?」
雷獣は一旦指を離し、少女を蹂躙するのをやめる。
少女は肩で息をするように呼吸を荒げていた。
「はぁはぁ…お、ねえ、さん」
「どうした?辛いかえ。じゃがまだ本番には程遠いのじゃぞ」
「まだ、すごく、なるのですか?」
「ああ、もっともっと良くしてやろう」
雷獣は少女の体を抱きかかえる。
触れられることで先ほどと同じピリピリとした快感が送り込まれる。
その快楽にビクンと震える少女。
その震える少女の顎に手を沿え、ゆっくりと唇を近づけ、口付けをする。
そこから舌を潜りこませていく。
「んぐ!?んんんんん!?」
少女の体が痙攣し、瞳が大きく開かれる。同時に接吻をされながら悲鳴に近い喘ぎ声をあげる。
少女は電流を纏った雷獣の舌を受け入れ、口内から電流を流されて内側から快楽神経を蹂躙されているのだ。
時間に数十秒ほどの接吻。しかし少女はまるで数時間もしていたような感覚に襲われていた。
「ぷはぁ!ふふふ…初々しい舌使いじゃ」
「あぁぁ…しゃ、き、よひ、も、ひゅ、ごい」
「どうじゃ?雷獣の接吻は、体の芯から痺れる快楽が伴うじゃろう」
「ふあい」
雷獣の電流に痺れ少女は舌足らずな返事をする。
「今のが内側の快楽じゃな。ただの接吻であれじゃ。これにさきの外からの快楽を足すと…どうなるじゃろうな?」
少女にとって、外側の快楽にしろ、内側の快楽にしろ、どっちもとんでもない快楽に違いない。
それを同時になんて、正気を保てるとは思えない。
快楽に翻弄された脳はそれを理解し、警鐘をならす。
「そ、んな…どっちも、だなんて…おかしくなっちゃう」
「ワシはそんなおかしくなったヌシがみたいのじゃ」
その言葉と同時に接吻を再開する。
再び内側からの快楽責めがはじまる。
そして今度は体に指を這わせ同時に電流を流していく。
「!?………!!!!!」
内と外、快楽の電流がつながり少女に絶大な快楽をもたらせる。
声にならない快楽に少女は体を震わせ、目を開き、涙を流していた。
すでに何度も達している少女の膣口からはだらだらと愛液が流れ、床にしみを作っていた。
しかし、雷獣はまだそこには触らない。それどころか感じやすい胸にもまだ触らない。
これほどの快楽を与えていても、雷獣にとってこれは愛撫であり、前戯ですらないのだ。
つまるところまだ本気で責めていない。
「ぷはぁ!どうじゃ内外同時の雷の責めは」
「ああ……ひぐ……」
少女は泣いていた。あまりにも強烈な快楽に脳が処理できず泣いてしまったのだ。
体を震わせながら、何故涙を流したのかもわからず、少女は泣いた。
「………」
雷獣は静かに待った。性交前の精神だったのなら、雷獣は罪悪感でこの場を再び去ろうとしただろう。
しかし、雷獣はただ静かに少女を見つめ、雷を抑えた手で静かに頭をなでる。
やがて、少女が落ち着きを取り戻したところで、雷獣は目線を合わせる。
「落ち着いたか?」
こくんと頷く少女。
「もう少し休憩するかえ?ワシはヌシを可愛がってやりとうだけで、泣かせたいわけでないでな」
「大丈夫です。怖いけど…その…」
「何じゃ?聞こえんかったぞ」
意地悪そうに微笑む雷獣は耳に手を当てるようにしてもう一度催促する。
かぁあっと顔が沸騰するような感覚に襲われる少女。
そして下を向いたままだんまりしてしまった。
その様子に雷獣は、はぁと息を吐いた。
「もしや、嫌われたかいのぉ?じゃったらココで止めにしたほうがええかのぉ?」
とわざとらしく声をだす。
「あ、いや、その・・・」
困り声で慌てる少女。
「気持ちよかったです。泣いちゃうくらい。だから続きをしてください!」
顔を真っ赤にして叫ぶ少女。
「あい。わかった!存分に愛でてやろう♪」
にんまりと笑う雷獣の顔を見て少女は思った。
これって騙されたんじゃ…と。
だが心底嬉しそうに笑う雷獣を見て、まあいいかと思うくらいには少女も雷獣に心を許していた。
「さて、次は前戯じゃ。先ほどまでの愛撫とは比べようも無いほどの甘美で刺激的な快楽をヌシに与える。覚悟するがよい」
すると雷獣は少女の後ろに回り込み抱きかかえるような体制になった。
そして両の手を腹にそえる。
ピリッとした刺激が雷獣の手や触れた個所から少女に伝わる。
少女も多少は慣れたのか、ぴくりと動くだけで声はもらさなかった。
雷獣は手をゆったりとした動作で動かし上へ上へと動かしていく。
触れられる感覚と電流のピリッとした感覚。先ほどから少女が受けていた感覚だ。
「先ほどと同じですか?」
「と思うじゃろう?」
その言葉と同時に雷獣の手は少女の胸へと到達する。
幼いふくらみを電流の纏った手で円を描くようにして動く。
それが徐々に内側に来るように触れられる。
少女は胸に快感が渦巻くような感覚にとらわれる。
「な、なんか…へん、です」
「何が変なのじゃ?」
「今触られている胸がです」
「どう変なのじゃ?」
「な、なんか、じんじん、してます」
「どこがじんじんするのかのぉ?」
「えっと、それは…」
胸の快楽に戸惑う少女。
それを知りつつも、羞恥心を煽るために質問をする雷獣。
少女は恥ずかしさに顔をしかめてしまう。
「今更恥ずかしがることもなかろう。さあワシにしかと告げるのじゃ」
耳元で囁くように紡がれる言葉に少女はゾクゾクとした快感に襲われた。
「あの…その…くひぃん!」
答えようとした瞬間、雷獣の指が少女の胸の頂きにわずかに触れた。
それだけで全身が痺れるような快感が突き抜けたのだ。
「おや、どうしたのかえ?」
触れたのはその一瞬だけでまた胸の周りだけを触る動きに戻す雷獣。
少女はもどかしい感覚にとらわれてしまった。
先ほどのような体全体を貫くような快感ではなく、胸だけで留まってしまうような快感に物足りなさを感じてしまったのだ。
「おねえ、さん…いじわる、しないで」
「意地悪とは人聞きの悪い。ちゃんと願えばヌシの期待に応えてやろう」
本当に意地が悪そうな返答にもどかしい思いをしている少女が耐えられるはずもなく。
「わ、私の…私の乳首を弄って雷を流してください!我慢できないの!」
快楽を求める本能が羞恥心というの名の理性はあっけなく崩壊させた瞬間であった。
必死とも呼べる懇願に雷獣は妖艶に微笑んだ。
「よかろう。では存分に味わうとよい」
雷獣は少女のツンと尖った乳首を摘まんだ。
「ひぃん!」
待ち望んだ刺激に少女の声も漏れる。
「まだ声を漏らすのは早いぞい。そぉら!」
バチッ!と指から雷が迸り、電流が指から乳首へと流れる。
「ひぃああああああああ!!!!!」
ビリビリと快感が乳首から胸へ。胸から体全体へと流れる。
今までとは比べようのない強烈な快感に少女は全力で喘ぎ声をあげる。
「これくらいで参るのは早いぞ。この状態で乳首を弄ってやろう」
そして雷獣は乳首を電流を流した状態で弄り始める。
「そぉら…クリクリ…クリクリ」
「ひぃいい!!」
乳首をクリクリと先っぽを撫でたり。
「ぎゅっ…ぎゅっ…っと」
「ふひぃん!!」
きゅっと摘んで引っ張り。
「コリコリ…コリコリ…」
「だめ!だめだめ…あああん!!!」
根元からコリコリとこねり、こすりあげたり。
「そらそらそらそら!」
「あ!あ!うひぃん!んんんんん!!!」
時にはカリッと弾いたり引っ掻いてみたりと順番を変えたり、緩急をつけながら乳首を弄り続けた。
もう何度達したのかわからないほど少女は快楽に喘ぎ、痙攣し、涙を流した。
「さて、先ほどからヌシが喜び濡らしておる場所。女の快楽が凝縮されたここを…責めてやろう」
乳首を弄りながら、耳元で囁く雷獣。
快楽に翻弄され続け、目の焦点が合わなくなりつつある少女の耳にはたして届いているのかどうか。
「ゆくぞ」
雷獣は乳首を弄る右手を離し、下へと移動させる。
電流が迸る手が触れた個所は陰核だった。
「っーーーーー!!!!!?」
強烈な刺激に少女も声を出すのを忘れ、エビ反りになるほどの反応を見せる。
そのまま口づけして舌をねじ込みさらなる快楽を送りつける。
ビクンビクンと痙攣が止まらなくなる。
陰核を軽く弄った後、愛液あふれるホトの中へと指を差し入れる。
初めに中指を入れ、軽く出し入れを行う。
じゅぶじゅぶと卑猥な音が廃神社の中に響き渡る。
続けて、人差し指、薬指と増やし、膣内をかき回す。
指を出し入れするたびに、いやそれ以前から少女の膣はぎゅっと締め付けていた。まるで男性器を求めるかのように。
事実求めているのだろう。物足りないと言わんばかりに少女は雷獣の指を食いちぎらんばかりに締め付けるのだ。
「凄いぞヌシは、これほどに絡みつくホトは初めてじゃ。これほどの名器…おしいのぉワシが男であればたんと味わえたものを…」
「あああああ!!!!!」
口を離すと少女は狂ったように声を上げていた。
すでに人間では受け入れないほどの快楽を一身に受けているため、常に達しているような状態になっていた。
「ああん…良い声じゃ。やはり人間は、快楽に身を任せた時の声が一番良い。そぉら、雷をもっと強くしてやろう」
「いぎゃあああ!!!ひぎぃいいいい!!!!!」
雷獣は体全体から放電し、責めている乳首、膣内をさらに強い電流で貫く。
少女は体全体で快楽を受け止め、さらに集中的に乳首や膣内といったもっとも感じる性感帯を電流によって刺激される。
この光景を第三者が見れば、致死量に達するであろう電流を受けているようにしか見えない光景になっているのは間違いないだろう。
「そうそう。膣内には女が喜ぶ場所があってな…おお、あったあった。そぉら!」
「あがあああああ!!!!!」
この上雷獣はさらに女性の弱点を責めていく。
もはや獣の喘ぎ声のようになっていく少女。最初のオドオドしていた時のような面影はもはやない。
「ここまで喜ばれるとワシもうれしいのぉ。じゃがヌシばかり気持ち良くなるのもちとズルいのぉ」
雷獣は少女を寝かせて、下半身の方へと移動する。
そして、自らの陰核と少女の陰核がくっつくようなにかさなる。
「締めは貝合わせじゃ。雷も最大限まで放出する。これが最後の責めじゃ」
雷が雷獣より発せられ、辺りかまわずに放電する。
強力な雷は少女の神経を焼切らんばかりに通電し、痺れさせる。
強烈な快楽に頭がおかしくなりそうになるが、それでも意識はあった。
「りゃめええええ!おひゃひくなるおおお!!!こわりぇるるうううううう!!!!!」
「ここまでされて!それだけ言えれば大丈夫じゃ!」
陰核をこすり合わせるように激しく動き互いに絶頂の高みへと登りつめてゆく。
「だめええええ!!!きちゃうちゃうちゃううううううんんんんん!!!!!」
「ワシも!もうすぐ達する!ほれほれ頑張れきよこよ!」
「ひゃううううんんん!!!またくる!きひゃうよおおおおおおお!!!!!」
「ワシもじゃ!い、いく、いくぅううんんんんん!!!!!」
快感が爆発したかのごとく2人は絶頂した。
背筋をピンと互いに伸ばし、しばらく固まる。
やがて雷獣のほうが動けるようになり、ほぅと息を吐く。
「久しぶりにイけたようじゃな。やはり幼子の快楽によがる声はいつ聞いてもよいのぉ♪もう少し聞きたいところじゃが…」
そう言って少女に目線を向けるがさすがにぴくぴくと痙攣を続ける少女にこれ以上の責めは過酷かと思案し、あきらめようとしていたその時だった。
バチッ!
突然自身から発する電流以外の快感が走ったのだ。
「な、に?」
それは目の前の少女からの電流だった。
そして驚く。
「ヌシ…その姿は…」
突如バリバリと激しい雷鳴を轟かせながら少女の体から雷が放電され、少女の体が変化していた。
少女の頭部からは獣の耳が生え、臀部からも獣の尻尾が生えていた。
度重なる雷獣の電流をその身に受けたことで雷獣の魔力が宿り、その体を急速的に人間から雷獣へと変化させたのだ。
少女は変化を終えるとゆっくりと体を起こし、紅潮した表情で雷獣を視界に入れて妖艶に微笑む。
「お姉さん♪さっきまであんなに息苦しかった快楽がとても心地よいのです♪不思議ですね♪」
とても引っ込み思案であった少女とは思えないその話しぶりに雷獣は苦笑する。
「いやはや、先ほどまでの幼子とは思えん口調じゃな」
「お姉さんはこの話し方は好きませんか?」
「気にするでない。それより雷獣化した感想はどうじゃ?」
「雷獣化?」
「おや?気づいていなかったかえ」
「私…人間じゃなくなったんですか?」
「そういうことじゃの」
「…そっか。じゃあ、これからは好きなだけお姉さんと愛し合えるのね♪」
と心の底から嬉しそうに微笑む少女を見て、さらに苦笑を深める雷獣。
「雷獣化させた本人がいうのもなんじゃが、良いのか?」
「何がです?」
「勝手に雷獣化させたことを怒らんのか」
「そんなことは言わないでください」
雷獣の唇に指を当て、それ以上は言わないようにする少女。
「父様と母様に二度と会えないというわけではないのです。こんなに気持ちいい世界があると教えてくれたお姉さんにどうして恨み言を持てましょうか。だから気にしないでください」
そう言って人間だった時のような、優しい微笑みを見せる少女に雷獣はドキリとした。
「そうか。ならば雷獣の先達として能力の使い方を教えるというのはどうかのぉ?」
「いいですね。お願いします♪」
「ワシの教えはちと荒っぽいぞ♪」
「望むところです♪」
妖艶に微笑む雷獣の宴は2人の体力が尽きるまで続いたのだそうだ。
その後二人は麓の村に訪れ、少女の両親に会い大層驚かせたあげく、少女を旅の共にするといい連れ去ってしまったのはまた別の話である。
16/01/16 15:20更新 / ミズチェチェ
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