淫堕のアリア
「ふぅっ、散々暴れてくれたけれど、これで終わりよっ!」
『ググ…………我ガ、ココマデ……オ、追イ詰メラレヨウトハ…………』
夜の大都会の一角――――ピンクと白を基調としたコスチュームを身に纏う魔法少女アリアが、高層ビルに並ぶほどの大きさがある骸骨姿の鎧武者に、流れ星のような白いビームを豪雨のように打ち付けた。
この攻撃が致命打になったのか、巨大な骸骨鎧武者は目のくぼみの青白い炎を弱々しく明滅させ、骨でできた体のあちらこちらがガラガラと崩れ始めた。
『ダガ…………カクナルウエハ、コノ命を煮トシテデモ…………』
「な、自爆する気!?」
敵の姿がブラックホールのようにねじれていくのを見て、アリアは敵の自爆を警戒して魔法のシールドを張った。
だが、ゆがみは爆発することなく、そのまま空間にぽっかりと空いた穴となり、やがてそこから黒いシルエットの何かが現れた。
「あら……ここは? ふぅん、なんだか変わった世界に召喚されたみたいね。……んふっ♥ ちょっと元気はなさそうだけど、人間の香りがたくさんするわ♥」
姿かたちは人間の女性にかなり近いが、肌は青白く、夜空を溶かしたような髪の色に、桃色の瞳が怪しく輝く。
だが何より、側頭部からは禍々しくも艶やかな角と、腰から生えた完璧な美しさの翼、先端がとがった細長い尻尾…………そして人間離れした美貌と、豊かな胸や引き締まったヒップなどの異常なまでに抜群のプロポーションが、その存在が人間ではないことを示していた。
(なんなのこれ…………っ、今まで戦った敵と何かが違う……しかも、見ただけで分かるくらい、強い!)
ひび割れたビルの屋上にふわりと優雅に着地したその魔物を見て、アリアはゴクリと唾をのんだ。
彼女が持っていた魔法の力は、ついさっきまで戦っていた巨大な骸骨武者相手にそのほとんどを叩きつけてしまった。
ならばここは一旦引くのが賢明だが、正義感の強いアリアは目の前の魔物をそう簡単に逃せなかった。
一方、召喚された魔物も、アリアの姿を見るや否や、挑発するように首をかしげ、妖艶な笑みを浮かべた。
「うふ……♥ かわいい子、見ぃつけた♥ でも、だいぶ疲れてるみたいね。お姉さんが癒してあげようかしら……んふふふ♥」
「っ!! バカにしないでっ!」
先手必勝。
アリアは残った魔力を光の矢に変えて打ち出すために、その場で両手を高く掲げた――――が、掲げた両手に光が集う前に、彼女の足元に仄かに赤く光る魔法陣が現れる。そして、そこから現れた桃色に光る鎖が、アリアの身体に絡みついた。
「やっ……なに、これっ! か、からだがっ、うごかないっ!?」
「大丈夫よ……痛いことなんてしないんだから♪ むしろ、気持ちいこと、教えてアゲル♥」
体に絡みつく鎖は、不思議なことに痛みは全くなく、まるでリボンにくるまれているような不思議な柔らかさすらあったが、足元から指の先に至るまで、一切動けなくなってしまった。
絶望するアリアの前に、魔物が一歩一歩……豊かな胸を揺らしながらゆっくりと近づいてくる。
(助けて………ゆきと)
アリアは自身の完全な敗北を悟り、無意識のうちに最も親しい幼馴染の名前を心の中で叫んだ。
同じころ、都会の中心から少し離れた住宅街に住む男の子、羽丘 雪都(はねおか ゆきと)は、つい先ほどからとめどなく溢れてくる正体不明の不安感に苛まれていた。
「……だめだ、宿題やる気が全然起きないし、ゲームも全然集中できない。ううぅ……なんでこんなに緊張してるんだろう?」
何事もないいつも通りの夜のはずなのに、妙に心臓がどきどきして落ち着かない。
ただ、雪都にはこの嫌な予感に一つだけ心当たりがあった。
(もしかして…………アリアちゃんの身に何か)
大半の一般人は、アリアをはじめとする異能使いの正義の味方の存在や正体を知らないし、彼女たちが日々邪悪な存在と戦っていることは感知できない。彼らは一般人に知られないように、特殊な結界を張って戦うのだ。
けれども雪都は、幼馴染のアリアの正体が魔法少女だということを知っているし、知ったうえでなるべく彼女を心配させないように振る舞ってきた。
もちろん、アリアがとても強い魔法少女だということも、すでに強敵を何体も葬ったことを知っている。
彼女ならどんな敵が出てきても負けない――――そう信じていた。
だが、アリアも命がけで戦っている以上、負ける可能性がないとは言い切れない。
そう考えると、雪都の不安はより一層募っていった。
「…………っ! だめだ……僕はアリアちゃんを信じてあげなきゃいけないのに!」
ますます大きくなる不安な気持ちに耐えかねた雪都は、じっと待っていることができず、とうとう部屋着のまま一人暮らし中の家を飛び出した。
アリアがどこで何と戦っているのか……一般人の彼に知る術はない。
それでも雪都は、何かに導かれるように人通りが全くない住宅街を速足で駆けた。
すると、程なくして雪都は、路地の塀に手を突きながらよろよろとこちらに歩いてくる人影を見つけた。
桃色の髪の毛に、紙の色と同じ可憐なピンク色と白を基調にしたコスチュームに身を纏った少女――――間違いなくアリアだった。
「アリアちゃんっ!!」
「ゆきと………くん?」
息も絶え絶えに歩くアリアを、雪都は真正面から抱きしめた。
てっきり深手を負ったと思い慌てた雪都だったが、一目見た限りでは体は傷一つない。
けれども、街路灯に照らされた彼女の顔は風邪を引いたように赤く、呼吸がとても苦しそうだった。
だが、それ以上に深刻だったのは、アリアがこの場所でも変身を解かずに雪都の前に姿を現したことだ。
「アリアちゃん、大丈夫……? すごい、苦しそう。そ、それに……変身が」
「はぁっ……はぁっ、ゆきと、くん…………たすけて。からだが、あつぃ…………ゆきとくんじゃないと、なおせない……」
普段は明るさが取りえのごく一般的な黒髪の少女のアリアだが、変身した姿は可愛いさもさることながら、元のスタイルの良さがコスチュームで強調されて、同じ少女とは思えないほど圧倒される。
だが今のアリアは、ほとんど病人のように弱り切っているうえに、今までに感じたことのない背徳的な魅力にあふれていた。
(って、こんな時に僕は何を考えてるんだ! 早くアリアちゃんを休ませないと!)
アリアの美しさに一瞬見とれていた雪都だったが、湧き上がる邪な気持ちをぐっとこらえて、アリアの身体を背負った。
雪都はひとまず、自分の家にアリアを運び込んで看病することにした。
一人暮らしの家に、弱った少女をナチュラルに連れ込むことになるが、今はそんなことを考えている余裕はない。
(アリアちゃん……あまり重くない。それに、アリアちゃんの身体ってこんなに柔らかくて、いい匂いがして、息が……ダメダメっ! 今は何も考えちゃダメっ!)
(ゆきとくんが、たすけにきてくれた…………せなか、こんなにおおきくて、あったかい♥ おっぱいこすれて、きもちいい♥ おふろあがりのいいにおいがする♥)
一方背中に背負われているアリアは、熱にうなされて思考がぼんやりしていた。
いつも心の奥でちょっとだけ意識していた幼馴染が、こうして自分を助けに来てくて、背負ってくれる。それがたまらなく嬉しくて、荒々しい吐息がより一層熱を帯び始めた。
行きの倍の時間がかかった帰り道。
ようやく家に戻ったころには、アリアを背負っていた雪都まですっかりくたくたになっていた。
だが、ここまでくればあともう少し。最後の体力を振り絞って階段を上り、自分の寝室へとたどり着く。
後はアリアを自分のベッドに横に寝かせれば……といったところで、
雪都はようやく自分が年頃の女の子を部屋に連れ込んだという事実に気が付いた。
(あれ……? ひょっとして僕、とんでもないことしてる……?)
と、次の瞬間――雪都の背中から降りたアリアが、彼の後ろから抱き着いて、そのままベッドの上に押し倒した。
「あうっ!? な、何するのアリアちゃん!?」
「えへへ……♥ ゆきとくんの部屋に、連れ込まれちゃった……♥ やっぱり、ゆきとくんも……私と、したかったんだね♥ えっへへ、うれしい……♥」
「ち、ちがっ!? 僕はそんなつもりじゃ……」
「もう……♥ 素直じゃないんだから♥」
背後から抑え込まれ、うつぶせの背中にアリアの豊かな胸がモチモチと押し付けられる。
幼馴染のねっとり熱を帯びた言葉と吐息が、耳元から直接脳に刻み込まれるように囁かれ、そして…………アリアの柔らかい右手が雪都の股間を、部屋着のズボンの上から撫でまわした。
「あぁ……♥ かたくて、あつい♥ ゆきとくんの……こ・こ♥ 私のせいで、こんなに硬くて、おおきくなっちゃったんだよね♥?」
「ま、まって……そこ、さわっちゃ……」
「よかった……♥ ゆきとくんも、私とおなじ気持ち、なんだね……♥ ゆきとくん……すき、大好き♥ ずっとずっと前から、ゆきとくんのこと……だいすき♥ …………んっ、ちゅっ♥ ちゅぷっ♥」
混乱して身動きが取れなくなっている雪都を、顔だけゆっくり横向きにさせると……ぽかんと開いた唇に、アリアは自身の唇を大胆に重ねた。
「んちゅっ……♥ んっ♥ んんっ♥ んっ……ちゅううぅっ♥」
(えへ……♥ だいすきなゆきとくんとキス…………ちゅーしちゃってる♥ くちびる、ぷるぷるして、あまぁい♥ ドキドキがとまらないよぉ♥)
(ウソ、でしょ……!? アリアちゃんと、キスするなんて…………)
それはファーストキスというには、余りにも情熱的で、ねちっこく、卑猥すぎる口づけだった。
息が止まるほど深く唇を重ね合わせ、ほとんど無理やりこじ開けた唇の結合部から、アリアの舌が雪都の中にねじ込まれる。
アリアは大好きな人の口の中を思う存分蹂躙して味わう興奮に身を震わせ、予想外の快感に頭が真っ白になった雪都は、ただひたすらされるがままだった。
たっぷり数分続いたファーストキスは、息が苦しくなった頃にようやく終わった。
名残惜しく離れた唇と唇の間には、二人の唾液が入り混じった液体で橋が架かった。
「ぷぁっ♥ んちゅるっ♥ えへ……はじめてのちゅー、とっても気持ちよかった♥」
「あ……アリアちゃん、あたま……っ! 頭から角がっ!? それにっ! 悪魔みたいな翼まで!?」
雪都は、アリアの唇が離れてからようやく彼女の異変に気が付いた。
彼女の側頭部からは、先ほど彼女がビルの上で戦っていた魔物そっくりな、禍々しい濃いピンクの角が生え、腰のあたりからは翼が、お尻の付け根からはピンク色の細い尻尾が伸びていた。
「もしかして、悪魔がアリアちゃんに化けて…………」
「何言ってるのゆきとくん……私は偽物なんかじゃないよ♥」
「だって、その角や翼が……っ!」
「えへへ♥ そんなの些細な違いだよっ♥ わたしがゆきとくんのことがだいすきなアリアちゃんだって、信じさせてあげる……♥」
そう言いながらアリアは、再び雪都の身体を両腕で引き寄せて、唇を深く重ね合わせた。
先ほどは雪都との初めてのキスをじっくり味わうことだけを考えていたが、
今度は初めから雪都の口の中を犯し尽くさんと、より力強く舌をねじ込んできた。
(あっ……あっ♥ アリアちゃんの、舌が………絡みついて、くる……)
まるで濃縮した蜜のように甘ったるいアリアの唾液が、舌を伝ってドクドクと注がれ、及び腰な雪都の舌にねっとりと絡ませてゆく。
隙間なくぴったりと口が塞がれているせいで、再び息が苦しくなってくる。
しかしアリアは、窒息しそうになりつつも口を離す気配がない。
その代わり…………アリアの口から、湿った甘い吐息が雪都の中に吹き込まれた。
まるで人工呼吸のように……アリアから吹き込まれた空気が、直接雪都の肺に広がっていく。
逆に、雪都の吐く息は、彼の唾液と共にアリアに吸い上げられた。
「ふぅ、ぅぅ♥ んちゅっ、ちゅぱっ♥ ぢゅるるっ♥ んふぅんっ……ちゅっ♥」
魔法少女アリアの特技の一つとして、より効率的に空気中の酸素を取り込めるように特殊な呼吸法を身に着けている。
空気を鼻から吸いながら、同時に口で空気を吐く――「循環呼吸」と呼ばれる方法で、本来は管楽器を息継ぎなしで長時間演奏する用途に使うが、
彼女は戦闘中の魔力や体力の回復に使っている。
アリアが魔法少女たちの中でも、かなり長く戦うことが出来るのはこの呼吸法によるものだった。
(ゆきとくんの吸う息も……吐く息も……私のものにするの♥ ふぅーって息を流し込んで……♥ ゆきとくんのあじがする空気を私が吸って……♥)
そんな貴重な特技を、彼女は長時間キスするためだけに使っている。
いやむしろ、アリアはこの特技を、この日のために磨いてきたとすら思い始めるほどだった。
アリアの吐息が肺に満ちるたびに、雪都の理性が徐々に薄れていくように感じ、アリアのことだけしか目に入らなくなってくる……。
もう一度口が離れた後も、アリアの吐息に染まった雪都の肺からも、アリアの香りと味がするようになり、内側から彼の身体を侵してしまう。
そうしているうちにアリアは、雪都の股間をなでる左手が、より熱く硬くなってきているのを感じた。
キスしながらの愛撫で、雪都の性器が限界まで興奮してしまったようだ。
「あ…………ゆきとくんの、おちんちん……さっきより大きくなってる♥ そういえば私、ゆきとくんのおちんちん、まだ見たことなかったなぁ♥」
「まって……いくらなんでも、それは…………はずかしいよ」
「だぁめ♥ ゆきとくんの、全部見せて♥」
雪都の抗議もむなしく、部屋着として履いていたハーフパンツは、アリアの手で下着と共にあっという間に脱がされ…………まだ皮を被ったままだが、かなり立派な大きさにまで育った屹立が姿を現した。
「うわぁぁ……♥ すっご〜ぉい♥ すっごくぼっきしてるぅ……♥ 先走りおつゆも、こんなにとろとろ………♥ ぴちゅっ♥ んっ♥ あたまがしびれちゃうくらい……甘くて、おいしい♥」
「そ、そんな…………僕のなんて、きたないよ」
「汚くなんかないよ♥ それに……こんなに硬くて熱くなって、えへへ……♥ そんなに私とせっくすしたいの?♥ 私知ってるよ♥ 男の子がおちんちんかたくするのはぁ……好きな女の子とせっくすして、おまんこにせーし出して、気持ちよくなりたいからだよね♥ ゆきとくんが私をそんなえっちに見てくれるなんて…………すっごく嬉しいよ♥」
生まれて初めて目にする男性器を見たアリアは、恐る恐る左手を添え……その心地よい温かさと、雄々しいまでの硬さに驚きつつも、まるで高級品を扱うように丁寧に手や指を這わせた。
ぬるぬるとした先走り液が、アリアの指先に絡みつき、時々それを口でなめとってはその甘さに幸せを感じた。
「どう……痛くない?♥ いつもオナニーするとき、どれくらいの強さでするの……?」
「オナニー……? ま、マスターベーションのこと?」
「ん? もしかして、ゆきとくん……オナニーのやり方、しらないの?」
「……悪かったね。そうだよ……この歳になっても、やり方なんてしらないよっ!」
自慰のやり方を知らないことを指摘された雪都は、やけくそ気味にその事実を認めた。
情けなくて嫌われたらどうしようかと顔を伏せる雪都だったが、アリアはむしろ今まで以上に妖艶な笑みを浮かべた。
「そう……なんだ♥ ゆきとくんは、まだおちんちんから……ザーメン出したことないんだ♥ えへへ……ってことは、生まれてから今まで作ってため込んできた、ゆきとくんの赤ちゃんの種、まだ全部このなかにあるんだ……♥」
そう言ってアリアは、うっとりした表情で愛おしそうに雪都の玉袋をさすった。
雪都はアリアの言葉に「それはおかしいんじゃないかな」とツッコミたかったが、期待で瞳に「♥」を浮かび上がらせるアリアには、何を言っても無駄なようだ。
「じゃ〜あ♥ 今日は……ゆきとくんと私が結ばれた記念にぃ…………うまれてからずっと、私を孕ませてくれるために貯めておいてくれた、ゆきとくんのせーし♥
一滴残らず全部…………私のおまんこに、どぴゅどぴゅって射精して下さい♥」
「アリアちゃん……その、まさか……本気で?」
「ヤダって言っても、やめないもんね♥ 私は今まで……ずっとゆきとくんのことを想ってオナニーするだけで我慢してたんだから♥ もうがまんできないよ……♥」
アリアは、横向けになっていた雪都の身体を仰向けにすると――――両手を重ね合わせて恋人繋ぎにしたまま、腰を持ち上げた。
膣口を覆い隠すコスチュームの布地は、雪都の下着とは比べ物にならないほどじっとりと愛液で湿っており、布越しに一筋のしずくとなって垂れるまでになっていた。
そして、湿った下腹部の布地を魔法で消して、アリアは自らの……誰にも見せたことがない秘密の唇を好きな人の前に晒した。
「アリアちゃんの…………ゴクリ」
「はぁ……♥ はぁっ♥ やっと、ゆきとくんと、ひとつ……にぃぃぃぃっっ♥♥」
お互いの性器が露わになるや否や、アリアは躊躇なく腰を下ろして、未熟な淫唇で雪都の剛直を一気に飲み込んだ。
蜜壷の中に充満したドロドロの蜜をかき分け押し出しながら、雪都のモノがきつい穴の中を進んでいく。
ジュプッ♥ チュプウゥゥゥゥゥゥ♥
「あっ♥ あああっ♥ 入ってくるぅ……♥ んっあ、ああっ、あああああああぁぁぁっっっ♥」
太くて熱いものが、アリアの体の中に分け入ってくる…………膣内が愛液でたっぷり濡れていたおかげか、痛みはほとんどなく、むしろ引っかかる何かを無理やり破る度に、自分の中に秘められた何かが解き放たれるかのような快感が突き抜ける。
そして、雪都の肉棒を根元まで完全に咥えこんだときには、すでに先端がアリアの子宮口にめり込んでいたのだった。
「あっ♥ あっ♥ いっ♥ ゆきとくんのおちんちんが、わたしのなかにっ♥ひぁ……あ、あつい♥ わたしのなかで、びくびくしてるのが、わかるぅ♥」
「うぁ……ああぁ♥ なにこれ…………きもち、いい♥」
膣内に飲み込まれる過程で、被っていた皮が完全に剥かれた雪都の屹立は、今までになく敏感になっていた。
この世の物とは思えないほど、柔らかく温かい肉壁に包まれる快感が、四方八方から容赦なく押し寄せており、雪都の脳が受容できる会館限度をはるかに超えてしまい、彼はアリアの膣内でなさけなく肉棒をビクビクさせることしかできなかった。
だがアリアもまた、雪都の屹立が自分の中で快感に打ち震え、感涙の涙のようにあふれ出す先走りの汁すらも感じ取れるほど、意識が自分の下半身に持っていかれてしまっている。
「ゆきとくんとの、せっくす……♥ こんなの、きもちよすぎるぅ♥ し、しあわせぇ……♥ あふっ♥ で、でも……きもちよすぎて、すこしうごいただけでも、イきそう……♥ イっちゃいそうっ♥」
「はぁっ♥ はぁっ♥ アリア、ちゃん……」
「ゆきとくんもイキそう?♥ いいよ……出して♥ 私の子宮に、ゆきとくんがいままで私のために取っておいてくれた……ラブラブ濃厚せーえき♥ いっぱい……いっぱぁい、ちょうだいね♥ …………んんっ♥ ふぁぁっ♥」
あと少しでも快感が高まれば限界に到達してしまうことはわかっていた。
それでもアリアは、雪都と繋いでいる両手に力を込めながら、ゆっくりと腰を浮かせていく。
亀頭が子宮口から離れ、さっきのキスと同じように、二人の分泌液が混ざった液体がそれぞれの口と口の間に淫らな糸を引く――――敏感になっているアリアは、そんな些細なことまではっきりとわかってしまう。
(あ…………これ以上は、もう……♥)
ところが、たった1cmちょっと動かしただけで、アリアはこれ以上動かすと限界を突破してしまうことを悟った。
「ゆきとくんっ……すきぃっ!♥」
「アリアちゃ――あぐっ!!??」
意を決したアリアは、再び勢い良く腰を下ろし、雪都の肉棒を限界まで自分の体の奥に咥えこんだ。
ドクンッ! ドプドプドプドプドプッッッ!! ビュルビュルビルルッ!!
「いっ、いきゅうぅぅぅぅぅぅぅっっ♥♥ ぃあっ♥ あっあっ♥ あああああああああぁぁぁぁーーーーーっっっ♥♥」
ドロッとした熱の塊が、雪都の屹立から勢いよく吹き上がり、向かいの子宮壁を直撃する。
完全に主人のコントロールを失って暴走し、ただひたすら精液をぶちまけようと暴れる雪都のモノを、アリアの肉襞がきっちりと抑え込み、意地でも子宮に一滴残らず全部注がせようと絞り上げる。
その動きが雪都にさらなる莫大な快感を与えてしまい、射精の勢いをさらに加速させた。
「ああぁんっ♥ あふっ♥ で、でてりゅ♥ ゆきときゅん、の……せーし♥ ざーめん♥ あっ……♥ あっ、あっ♥ みたされて、どんどん……はいって♥ びゅっびゅっておとがっ♥」
「ありあちゃん……ありあ、ちゃん♥」
「ひゃうぅんっ♥ ゆきとくんが、わたしのなまえよんでくれながら……しゃせー、してるっ♥ あっ♥ うれしっ♥ うれしすぎて、また……イっちゃ♥」
射精は実に数十秒も続き、まだ若いアリアの子宮はあっという間に雪都の精液で満たされた。
ドクドクと白濁が撃ち込まれるたびに大きくなる圧倒的な幸福感と、理性を焼き切る快感が、アリアを容赦なく絶頂の高止まりへと押し上げたのだった。
「えへ……♥ えへへ……♥ たくさん、でたね♥ んっ、このあったかいの、ぜんぶ……ゆきとくんの♥ はぁっ、はぁっ♥ せっくす、すごいぃ♥
「もう、なにがなんだか……わからなく。でも、すごく、気持ちよかった…………」
「ゆきとくんも気持ちよかったのねっ!♥ えへへ、よかった……♥ ね、みて、ほら……♥ これが、私とゆきとくんの、ラブラブのあかしなんだよ♥」
そう言ってアリアが少し腰を持ち上げると、子宮口に入らず逆流した白濁液が、わずかな隙間を伝って膣内から流れ落ち、二人の結合部にあふれ出した。
(セックス……しちゃったんだ。アリアちゃんと……)
今まで性行為などほとんど空想の領域でしかないと思っていた雪都は、憧れのアリアに膣内射精したという事実に愕然とするほかなかった。
だが、彼の肉棒は一階では衰えることなく、むしろ早く残りを出させろと主張するかのように、アリアの蜜壷でびくびくと脈動した。
「あんっ♥ ゆきとくんのおちんちん、まだすごく硬い♥ んんっ、ちょっと……乳首も、痛くなってきちゃった♥ ゆきとくん、おねがい……おっぱい揉んで♥」
「わ、わわわ!?」
いよいよもって興奮が高まったアリアは、スーツの胸の部分を魔法で消した。
すると、今まで抑えられていた形のいい乳房が二つ、雪都の目の前にバルンとはじけながら飛び出した。
雪都の手がアリアに促されるように胸に触れると、彼は恐る恐る柔らかい二つの果実を揉みしだいた。
こちらの感触もまた想像以上で、絹のようにきめ細やかな素肌と、沈み込むような柔らかさが、彼の手を吸いつけて放さない。
「はぁん♥ ふぁぁん♥ きもち、いいよ♥ もっと、強くしても、いいから♥」
「だ、大丈夫なの?」
「うん……♥ ゆきとくんに、もみもみされると、おっぱいが……ドキドキして♥ しあわせなきもちに、なるの♥ 吸っても、いいんだよ?♥ 舌で、ペロペロしてぇ♥ おくちで、ちゅぱちゅぱ、してぇ♥ あひゃっ♥ あっ、んんっ♥ それいいっ♥ もっと、もっとぉっ♥」
乳房をもむ雪都の手がさらに激しくなり、彼の口が乳首に吸い付くと、アリアは今まで以上に体をよがらせた。
敏感になった乳首が舌で撫でまわされるたびに、アリアの身体に電流が走るようにびくびくと跳ね上がり、膣内に入れて放さない雪都の屹立をさらに強く締め上げた。
「いけない……♥ 私ばっかり気持ちよくなっちゃって♥ んっ……ゆきとくんのおちんちん、今度こそ……もっと気持ちよくして、あげるね♥ んんんっ♥ あっふっ♥ ここからが本当の……恋人せっくす、なんだから♥ あんっ♥ あっ、ああんっ♥」
アリアは今度こそたっぷり雪都の屹立を可愛がろうと、まだ若干おぼつかない腰をゆっくりグラインドさせた。
膣肉と屹立がこすれるたびに、アリアの愛液と雪都の精液が激しく混ざり合い、卑猥な水音を立て始める。
ズッチュズッチュ! ズッチュズチュズッズチュ!!
「あんっ♥ あふぅっ♥ ゆきとくんっ、きもちい?♥ 私はすっごく、きもちいよぉ♥」
「ぼくもっ……すごく、気持ちいいよ、アリアちゃん♥」
「えへへ……♥ うれしい……うれしいよ、ゆきとくん♥ 私たち、からだの相性も、きっとものすごくいいんだね♥ んっ♥ あんっ♥ おっぱいもみもみされて、ちゅぱちゅぱされながら……んんっ♥ おちんちんもじゅぽじゅぽ♥ えへ……ゆめにまでみた、ゆきとくんとのラブラブ恋人せっくす♥ はまっちゃいそう……ううん、もう私完全にハマって……♥ きっとこのまま永遠に……毎日ゆきとくんと、せっくすしないと生きていけなくなる♥」
「アリアちゃんと、毎日……っ♥ あっ……うぁっ、またさっきみたいに、でそうっ♥」
「いいよっ♥ きてっ、ゆきとくんっ♥ ゆきとくんのおちんちん袋のなか、さいごのいってきまでっ♥ ぜんぶっ、ぜんぶちょうだいっ♥」
淫魔へと変貌し、その本能が芽生えてきたからか、アリアは射精直前の雪都の剛直を根元から搾り取るように抱きしめた。
ビュビュビュビュッッックククン!! バビュルルンッッ!! ブビュン!! ビュッッ!
「はひぃぃ♥♥ ふあっ♥ あううううぅー♥ いふぅううっ♥ お、おしよせてっ、くるっ♥ ラブラブざーめん、おかわり……いっぱぁい♥」
今や完全に理性を失い、雪都との交わりしか考えられなくなった脳に代わり、胸と子宮だけがはっきりと感覚を認識する。
一発目ですでに満員になっていた子宮に、先ほどの量を上回る精液が飛び込んでくる。吹き出す一発一発が明確に感じ取れ、その容赦ない脈動を感じ取る度に下腹部がキュンと高鳴る。
「ゆきとくん……♥ ゆきとくん、ゆきとくん、ゆきとくんっ♥ あっ、あついっ♥ にんしんしちゃうよぉっ♥」
「アリアちゃんっ! そ、そんなに抱き着かれたら……またっ♥」
「あひゅっ♥ れんぞくしゃせーでてるっ♥ ゆきとくんのしゃせい、だいすきっ♥」
絶頂するアリアの膣の動きによって、何度も何度も締め付けられ、興奮させられた雪都の屹立は一度では収まらず、何度も連続で達した。
その間も射精は途切れることなく続き、結局前回の倍以上の時間が過ぎて、ようやく終息したのだった。
許容量を明らかに超えた精液を受け入れたアリアの子宮は、はち切れそうになって苦しくなると同時に、まだ負けないとばかりに気力を振り絞り始めた。
淫魔の身体に適応するため、子宮がキュルキュルと可愛い鳴き声を上げ、受け入れた精液を素早く魔力に変化させると同時に中身を圧縮させ…………
さらにはドクンドクンと徐々に拡張し始めた。
このまま進化していけば、すぐに倍以上の精子を受け入れることができるようになるだろう。
「えへへ……♥ ゆきとくん♥」
「アリアちゃん……♥ だいすき♥」
「わたしも、ゆきとくんだいすき♥ んっ、ちゅむっ♥」
ほとんど人類の限界に近い量を射精した雪都は、まるで体の力の大半をアリアに吸い取られたかのように、ほとんど動かせないでいた。
それでも、不思議と喪失感はなく、むしろ心がとても満たされて、ホカホカした気分になるくらいだった。
「んっ……とっても、きもちよかったよ、アリアちゃん。なんだか、体の中の水分を全部出したみたいで……」
「んもう、ゆきとくん……まだ、全部出し切ってないでしょ?♥」
「……え?」
「生まれてから今までずっと貯めてきた分、全部出してくれるって約束したよね? んっ、まだ……全部出し切ってないよっ♥」
「ちょ、ちょっと……まって、流石にこれ以上はっ!?」
「だーめ♥ ゆきとくんのおちんちん、まだまだ硬いままだから♥ ね、もっとちょうだいっ♥」
「アリアちゃ――んっ、んんっ♥」
「ちゅっ♥ んちゅっ、ちゅるっ♥ ふぅぅ♥ れろ、ぴちゅっ♥ ちゅううぅ♥」
これ以上はもう射精できないと抗議する雪都の口を、アリアが無理やり唇を重ね、再び腰をスライドさせた。
先ほどにもまして濃くなったアリアの桃色吐息が雪都の肺に吹き込まれると、雪都の一物も急速に感度を取り戻し、アリアの膣内でその存在をズクンズクンと示し始めた。
(ゆきとくんと……キスハメ♥ これ、すごくいい……だいすき♥ 私体とのおまんこ両方で……ゆきとくんをぎゅってしちゃってる♥ こんなの、きもちよすぎるよ……♥」
もはや全身が性器になったかのように、アリアは極度に密着しながら、蜜壷で扱き上げる。
一方で雪都はもはや抵抗する力は残っておらず、わずかに腕を彼女の腰に回して、弱々しく抱きしめることしかできなかった。
だが、アリアにとってはたったそれだけのことでも十分すぎるほどうれしかった。
激しい口づけの水音と、激しく動くたびに結合部から精液と愛液が混じった液体が泡立つ水音が、淫猥なハーモニーを奏で、それに呼応するように、二人のくぐもった喘ぎ声が合奏となる。
誰にも邪魔されない、たった二人だけの世界――――お互い以外の存在を考える必要はない、究極の幸福な空間がそこにあった。
「んっ♥ んんんっ♥ あふっ……♥」
(ゆきとくんのかわいいこえが、唇から直接ひびいてくるぅ♥ えへへ、わかってるよ、イっちゃいそうなんでしょ♥ イってゆきとくん♥ 私のお腹の中、破裂しちゃうくらい♥ だしてっ♥)
こうして、密着キスをしたまま、三度目の射精が迸った。
ビュルルルルンッ!! バチャッ!! ブチャチャ!!! ビチャチョッ!!
「んふぅぅぅん♥ んきゅっ♥ んじゅるるるっ♥ んふっ♥ あふっ、んんんんっ♥」
濃厚な快楽攻めの末、雪都は下腹部が急激に熱くなるのを感じ――――その熱が剛直を一気に駆け上がり、アリアの胎内に注がれるのを止めるすべはなかった。
雪都の屹立はもはや本人の意思を全く受け付けることなく、アリアの膣内で暴れまわり、鈴口から叩きつけるように濃い精液の塊を噴射し続けた。
急いで成長し続けるアリアの子宮も、流石にこの大規模攻勢に耐えかねたのか、飲みきれなくなった白濁液が結合部から噴水のように吹き出し、彼女の太ももやお尻にべちょべちょと掛かってゆく。
それと同時に、濃厚な雄と雌が入り混じった匂いが部屋の中に充満し、かえって二人の絶頂を強いものとした。
(うあっ、射精……とまらないっ! 僕の身体……どうなって?)
そうしている間にも、アリアのキスと腰の動きは一向に止まらない。
膣内射精をすればするほど、アリアは可愛い声で喘ぎながら雪都の口内を犯しまわり、膣の動きはより情熱的に、ねちっこくなってゆく――――
(だいすき♥ だいすき、だいすきっ♥ ゆきとくんだいすき♥ もうゆきとくん以外、なにもいらない♥ ゆきとくんのザーメンが、私の卵巣までひたひたに浸してるのが、わかる♥ 排卵したしゅんかんに、わたしの卵子はなすすべもなく包囲されちゃって……♥ まだ作ってる卵まで犯されるの♥ えへへ、ゆきとくんとのあかちゃん、たくさんできるといいな♥)
こうして、雪都はアリアに抱きしめられたまま意識を手放すまで射精を続け、アリアもまた意識を手放す寸前まで愛する人の精を受け入れ続けた。
今までこの世界に存在しなかった、異世界の堕落した魔力は、まずはこの二人が震源となって広がっていくのであった。
「んふふ、まずは一人……♥ 我ながら完璧ね」
貪るように愛し合うアリアと雪都の姿を、美しく青い肌の女性の魔物―――デーモンが、透視の術を使ってじっくりと眺めていた。
あの戦いの直後、彼女は抵抗する力を失ったアリアにサキュバスの魔力の根源を埋め込んだ。愛する人の精が結びつくことで、魔法少女アリアはこの世界で初めてのサキュバスとして生まれ変わったのだ。
「それにしても、サキュバスの根源を埋め込んだだけであの乱れ方……♥ んふふ、なんだかんだ言って、もともと素質はあったようね。
彼氏さんも、早くもインキュバスになったみたいだし、魔力元の供給は当分は安泰といったところかしら。
んふふふふ……けどもちろん、これで満足したりしないわ。正義の味方も、悪の組織も……みーんな、このアリアンロッドが支配するのだから♥」
そう言って、異世界からやってきたデーモン……アリアンロッドは、次なる標的を求めて闇夜に消えていった。
はたして、次に彼女の毒牙に掛かるのは――――
『ググ…………我ガ、ココマデ……オ、追イ詰メラレヨウトハ…………』
夜の大都会の一角――――ピンクと白を基調としたコスチュームを身に纏う魔法少女アリアが、高層ビルに並ぶほどの大きさがある骸骨姿の鎧武者に、流れ星のような白いビームを豪雨のように打ち付けた。
この攻撃が致命打になったのか、巨大な骸骨鎧武者は目のくぼみの青白い炎を弱々しく明滅させ、骨でできた体のあちらこちらがガラガラと崩れ始めた。
『ダガ…………カクナルウエハ、コノ命を煮トシテデモ…………』
「な、自爆する気!?」
敵の姿がブラックホールのようにねじれていくのを見て、アリアは敵の自爆を警戒して魔法のシールドを張った。
だが、ゆがみは爆発することなく、そのまま空間にぽっかりと空いた穴となり、やがてそこから黒いシルエットの何かが現れた。
「あら……ここは? ふぅん、なんだか変わった世界に召喚されたみたいね。……んふっ♥ ちょっと元気はなさそうだけど、人間の香りがたくさんするわ♥」
姿かたちは人間の女性にかなり近いが、肌は青白く、夜空を溶かしたような髪の色に、桃色の瞳が怪しく輝く。
だが何より、側頭部からは禍々しくも艶やかな角と、腰から生えた完璧な美しさの翼、先端がとがった細長い尻尾…………そして人間離れした美貌と、豊かな胸や引き締まったヒップなどの異常なまでに抜群のプロポーションが、その存在が人間ではないことを示していた。
(なんなのこれ…………っ、今まで戦った敵と何かが違う……しかも、見ただけで分かるくらい、強い!)
ひび割れたビルの屋上にふわりと優雅に着地したその魔物を見て、アリアはゴクリと唾をのんだ。
彼女が持っていた魔法の力は、ついさっきまで戦っていた巨大な骸骨武者相手にそのほとんどを叩きつけてしまった。
ならばここは一旦引くのが賢明だが、正義感の強いアリアは目の前の魔物をそう簡単に逃せなかった。
一方、召喚された魔物も、アリアの姿を見るや否や、挑発するように首をかしげ、妖艶な笑みを浮かべた。
「うふ……♥ かわいい子、見ぃつけた♥ でも、だいぶ疲れてるみたいね。お姉さんが癒してあげようかしら……んふふふ♥」
「っ!! バカにしないでっ!」
先手必勝。
アリアは残った魔力を光の矢に変えて打ち出すために、その場で両手を高く掲げた――――が、掲げた両手に光が集う前に、彼女の足元に仄かに赤く光る魔法陣が現れる。そして、そこから現れた桃色に光る鎖が、アリアの身体に絡みついた。
「やっ……なに、これっ! か、からだがっ、うごかないっ!?」
「大丈夫よ……痛いことなんてしないんだから♪ むしろ、気持ちいこと、教えてアゲル♥」
体に絡みつく鎖は、不思議なことに痛みは全くなく、まるでリボンにくるまれているような不思議な柔らかさすらあったが、足元から指の先に至るまで、一切動けなくなってしまった。
絶望するアリアの前に、魔物が一歩一歩……豊かな胸を揺らしながらゆっくりと近づいてくる。
(助けて………ゆきと)
アリアは自身の完全な敗北を悟り、無意識のうちに最も親しい幼馴染の名前を心の中で叫んだ。
同じころ、都会の中心から少し離れた住宅街に住む男の子、羽丘 雪都(はねおか ゆきと)は、つい先ほどからとめどなく溢れてくる正体不明の不安感に苛まれていた。
「……だめだ、宿題やる気が全然起きないし、ゲームも全然集中できない。ううぅ……なんでこんなに緊張してるんだろう?」
何事もないいつも通りの夜のはずなのに、妙に心臓がどきどきして落ち着かない。
ただ、雪都にはこの嫌な予感に一つだけ心当たりがあった。
(もしかして…………アリアちゃんの身に何か)
大半の一般人は、アリアをはじめとする異能使いの正義の味方の存在や正体を知らないし、彼女たちが日々邪悪な存在と戦っていることは感知できない。彼らは一般人に知られないように、特殊な結界を張って戦うのだ。
けれども雪都は、幼馴染のアリアの正体が魔法少女だということを知っているし、知ったうえでなるべく彼女を心配させないように振る舞ってきた。
もちろん、アリアがとても強い魔法少女だということも、すでに強敵を何体も葬ったことを知っている。
彼女ならどんな敵が出てきても負けない――――そう信じていた。
だが、アリアも命がけで戦っている以上、負ける可能性がないとは言い切れない。
そう考えると、雪都の不安はより一層募っていった。
「…………っ! だめだ……僕はアリアちゃんを信じてあげなきゃいけないのに!」
ますます大きくなる不安な気持ちに耐えかねた雪都は、じっと待っていることができず、とうとう部屋着のまま一人暮らし中の家を飛び出した。
アリアがどこで何と戦っているのか……一般人の彼に知る術はない。
それでも雪都は、何かに導かれるように人通りが全くない住宅街を速足で駆けた。
すると、程なくして雪都は、路地の塀に手を突きながらよろよろとこちらに歩いてくる人影を見つけた。
桃色の髪の毛に、紙の色と同じ可憐なピンク色と白を基調にしたコスチュームに身を纏った少女――――間違いなくアリアだった。
「アリアちゃんっ!!」
「ゆきと………くん?」
息も絶え絶えに歩くアリアを、雪都は真正面から抱きしめた。
てっきり深手を負ったと思い慌てた雪都だったが、一目見た限りでは体は傷一つない。
けれども、街路灯に照らされた彼女の顔は風邪を引いたように赤く、呼吸がとても苦しそうだった。
だが、それ以上に深刻だったのは、アリアがこの場所でも変身を解かずに雪都の前に姿を現したことだ。
「アリアちゃん、大丈夫……? すごい、苦しそう。そ、それに……変身が」
「はぁっ……はぁっ、ゆきと、くん…………たすけて。からだが、あつぃ…………ゆきとくんじゃないと、なおせない……」
普段は明るさが取りえのごく一般的な黒髪の少女のアリアだが、変身した姿は可愛いさもさることながら、元のスタイルの良さがコスチュームで強調されて、同じ少女とは思えないほど圧倒される。
だが今のアリアは、ほとんど病人のように弱り切っているうえに、今までに感じたことのない背徳的な魅力にあふれていた。
(って、こんな時に僕は何を考えてるんだ! 早くアリアちゃんを休ませないと!)
アリアの美しさに一瞬見とれていた雪都だったが、湧き上がる邪な気持ちをぐっとこらえて、アリアの身体を背負った。
雪都はひとまず、自分の家にアリアを運び込んで看病することにした。
一人暮らしの家に、弱った少女をナチュラルに連れ込むことになるが、今はそんなことを考えている余裕はない。
(アリアちゃん……あまり重くない。それに、アリアちゃんの身体ってこんなに柔らかくて、いい匂いがして、息が……ダメダメっ! 今は何も考えちゃダメっ!)
(ゆきとくんが、たすけにきてくれた…………せなか、こんなにおおきくて、あったかい♥ おっぱいこすれて、きもちいい♥ おふろあがりのいいにおいがする♥)
一方背中に背負われているアリアは、熱にうなされて思考がぼんやりしていた。
いつも心の奥でちょっとだけ意識していた幼馴染が、こうして自分を助けに来てくて、背負ってくれる。それがたまらなく嬉しくて、荒々しい吐息がより一層熱を帯び始めた。
行きの倍の時間がかかった帰り道。
ようやく家に戻ったころには、アリアを背負っていた雪都まですっかりくたくたになっていた。
だが、ここまでくればあともう少し。最後の体力を振り絞って階段を上り、自分の寝室へとたどり着く。
後はアリアを自分のベッドに横に寝かせれば……といったところで、
雪都はようやく自分が年頃の女の子を部屋に連れ込んだという事実に気が付いた。
(あれ……? ひょっとして僕、とんでもないことしてる……?)
と、次の瞬間――雪都の背中から降りたアリアが、彼の後ろから抱き着いて、そのままベッドの上に押し倒した。
「あうっ!? な、何するのアリアちゃん!?」
「えへへ……♥ ゆきとくんの部屋に、連れ込まれちゃった……♥ やっぱり、ゆきとくんも……私と、したかったんだね♥ えっへへ、うれしい……♥」
「ち、ちがっ!? 僕はそんなつもりじゃ……」
「もう……♥ 素直じゃないんだから♥」
背後から抑え込まれ、うつぶせの背中にアリアの豊かな胸がモチモチと押し付けられる。
幼馴染のねっとり熱を帯びた言葉と吐息が、耳元から直接脳に刻み込まれるように囁かれ、そして…………アリアの柔らかい右手が雪都の股間を、部屋着のズボンの上から撫でまわした。
「あぁ……♥ かたくて、あつい♥ ゆきとくんの……こ・こ♥ 私のせいで、こんなに硬くて、おおきくなっちゃったんだよね♥?」
「ま、まって……そこ、さわっちゃ……」
「よかった……♥ ゆきとくんも、私とおなじ気持ち、なんだね……♥ ゆきとくん……すき、大好き♥ ずっとずっと前から、ゆきとくんのこと……だいすき♥ …………んっ、ちゅっ♥ ちゅぷっ♥」
混乱して身動きが取れなくなっている雪都を、顔だけゆっくり横向きにさせると……ぽかんと開いた唇に、アリアは自身の唇を大胆に重ねた。
「んちゅっ……♥ んっ♥ んんっ♥ んっ……ちゅううぅっ♥」
(えへ……♥ だいすきなゆきとくんとキス…………ちゅーしちゃってる♥ くちびる、ぷるぷるして、あまぁい♥ ドキドキがとまらないよぉ♥)
(ウソ、でしょ……!? アリアちゃんと、キスするなんて…………)
それはファーストキスというには、余りにも情熱的で、ねちっこく、卑猥すぎる口づけだった。
息が止まるほど深く唇を重ね合わせ、ほとんど無理やりこじ開けた唇の結合部から、アリアの舌が雪都の中にねじ込まれる。
アリアは大好きな人の口の中を思う存分蹂躙して味わう興奮に身を震わせ、予想外の快感に頭が真っ白になった雪都は、ただひたすらされるがままだった。
たっぷり数分続いたファーストキスは、息が苦しくなった頃にようやく終わった。
名残惜しく離れた唇と唇の間には、二人の唾液が入り混じった液体で橋が架かった。
「ぷぁっ♥ んちゅるっ♥ えへ……はじめてのちゅー、とっても気持ちよかった♥」
「あ……アリアちゃん、あたま……っ! 頭から角がっ!? それにっ! 悪魔みたいな翼まで!?」
雪都は、アリアの唇が離れてからようやく彼女の異変に気が付いた。
彼女の側頭部からは、先ほど彼女がビルの上で戦っていた魔物そっくりな、禍々しい濃いピンクの角が生え、腰のあたりからは翼が、お尻の付け根からはピンク色の細い尻尾が伸びていた。
「もしかして、悪魔がアリアちゃんに化けて…………」
「何言ってるのゆきとくん……私は偽物なんかじゃないよ♥」
「だって、その角や翼が……っ!」
「えへへ♥ そんなの些細な違いだよっ♥ わたしがゆきとくんのことがだいすきなアリアちゃんだって、信じさせてあげる……♥」
そう言いながらアリアは、再び雪都の身体を両腕で引き寄せて、唇を深く重ね合わせた。
先ほどは雪都との初めてのキスをじっくり味わうことだけを考えていたが、
今度は初めから雪都の口の中を犯し尽くさんと、より力強く舌をねじ込んできた。
(あっ……あっ♥ アリアちゃんの、舌が………絡みついて、くる……)
まるで濃縮した蜜のように甘ったるいアリアの唾液が、舌を伝ってドクドクと注がれ、及び腰な雪都の舌にねっとりと絡ませてゆく。
隙間なくぴったりと口が塞がれているせいで、再び息が苦しくなってくる。
しかしアリアは、窒息しそうになりつつも口を離す気配がない。
その代わり…………アリアの口から、湿った甘い吐息が雪都の中に吹き込まれた。
まるで人工呼吸のように……アリアから吹き込まれた空気が、直接雪都の肺に広がっていく。
逆に、雪都の吐く息は、彼の唾液と共にアリアに吸い上げられた。
「ふぅ、ぅぅ♥ んちゅっ、ちゅぱっ♥ ぢゅるるっ♥ んふぅんっ……ちゅっ♥」
魔法少女アリアの特技の一つとして、より効率的に空気中の酸素を取り込めるように特殊な呼吸法を身に着けている。
空気を鼻から吸いながら、同時に口で空気を吐く――「循環呼吸」と呼ばれる方法で、本来は管楽器を息継ぎなしで長時間演奏する用途に使うが、
彼女は戦闘中の魔力や体力の回復に使っている。
アリアが魔法少女たちの中でも、かなり長く戦うことが出来るのはこの呼吸法によるものだった。
(ゆきとくんの吸う息も……吐く息も……私のものにするの♥ ふぅーって息を流し込んで……♥ ゆきとくんのあじがする空気を私が吸って……♥)
そんな貴重な特技を、彼女は長時間キスするためだけに使っている。
いやむしろ、アリアはこの特技を、この日のために磨いてきたとすら思い始めるほどだった。
アリアの吐息が肺に満ちるたびに、雪都の理性が徐々に薄れていくように感じ、アリアのことだけしか目に入らなくなってくる……。
もう一度口が離れた後も、アリアの吐息に染まった雪都の肺からも、アリアの香りと味がするようになり、内側から彼の身体を侵してしまう。
そうしているうちにアリアは、雪都の股間をなでる左手が、より熱く硬くなってきているのを感じた。
キスしながらの愛撫で、雪都の性器が限界まで興奮してしまったようだ。
「あ…………ゆきとくんの、おちんちん……さっきより大きくなってる♥ そういえば私、ゆきとくんのおちんちん、まだ見たことなかったなぁ♥」
「まって……いくらなんでも、それは…………はずかしいよ」
「だぁめ♥ ゆきとくんの、全部見せて♥」
雪都の抗議もむなしく、部屋着として履いていたハーフパンツは、アリアの手で下着と共にあっという間に脱がされ…………まだ皮を被ったままだが、かなり立派な大きさにまで育った屹立が姿を現した。
「うわぁぁ……♥ すっご〜ぉい♥ すっごくぼっきしてるぅ……♥ 先走りおつゆも、こんなにとろとろ………♥ ぴちゅっ♥ んっ♥ あたまがしびれちゃうくらい……甘くて、おいしい♥」
「そ、そんな…………僕のなんて、きたないよ」
「汚くなんかないよ♥ それに……こんなに硬くて熱くなって、えへへ……♥ そんなに私とせっくすしたいの?♥ 私知ってるよ♥ 男の子がおちんちんかたくするのはぁ……好きな女の子とせっくすして、おまんこにせーし出して、気持ちよくなりたいからだよね♥ ゆきとくんが私をそんなえっちに見てくれるなんて…………すっごく嬉しいよ♥」
生まれて初めて目にする男性器を見たアリアは、恐る恐る左手を添え……その心地よい温かさと、雄々しいまでの硬さに驚きつつも、まるで高級品を扱うように丁寧に手や指を這わせた。
ぬるぬるとした先走り液が、アリアの指先に絡みつき、時々それを口でなめとってはその甘さに幸せを感じた。
「どう……痛くない?♥ いつもオナニーするとき、どれくらいの強さでするの……?」
「オナニー……? ま、マスターベーションのこと?」
「ん? もしかして、ゆきとくん……オナニーのやり方、しらないの?」
「……悪かったね。そうだよ……この歳になっても、やり方なんてしらないよっ!」
自慰のやり方を知らないことを指摘された雪都は、やけくそ気味にその事実を認めた。
情けなくて嫌われたらどうしようかと顔を伏せる雪都だったが、アリアはむしろ今まで以上に妖艶な笑みを浮かべた。
「そう……なんだ♥ ゆきとくんは、まだおちんちんから……ザーメン出したことないんだ♥ えへへ……ってことは、生まれてから今まで作ってため込んできた、ゆきとくんの赤ちゃんの種、まだ全部このなかにあるんだ……♥」
そう言ってアリアは、うっとりした表情で愛おしそうに雪都の玉袋をさすった。
雪都はアリアの言葉に「それはおかしいんじゃないかな」とツッコミたかったが、期待で瞳に「♥」を浮かび上がらせるアリアには、何を言っても無駄なようだ。
「じゃ〜あ♥ 今日は……ゆきとくんと私が結ばれた記念にぃ…………うまれてからずっと、私を孕ませてくれるために貯めておいてくれた、ゆきとくんのせーし♥
一滴残らず全部…………私のおまんこに、どぴゅどぴゅって射精して下さい♥」
「アリアちゃん……その、まさか……本気で?」
「ヤダって言っても、やめないもんね♥ 私は今まで……ずっとゆきとくんのことを想ってオナニーするだけで我慢してたんだから♥ もうがまんできないよ……♥」
アリアは、横向けになっていた雪都の身体を仰向けにすると――――両手を重ね合わせて恋人繋ぎにしたまま、腰を持ち上げた。
膣口を覆い隠すコスチュームの布地は、雪都の下着とは比べ物にならないほどじっとりと愛液で湿っており、布越しに一筋のしずくとなって垂れるまでになっていた。
そして、湿った下腹部の布地を魔法で消して、アリアは自らの……誰にも見せたことがない秘密の唇を好きな人の前に晒した。
「アリアちゃんの…………ゴクリ」
「はぁ……♥ はぁっ♥ やっと、ゆきとくんと、ひとつ……にぃぃぃぃっっ♥♥」
お互いの性器が露わになるや否や、アリアは躊躇なく腰を下ろして、未熟な淫唇で雪都の剛直を一気に飲み込んだ。
蜜壷の中に充満したドロドロの蜜をかき分け押し出しながら、雪都のモノがきつい穴の中を進んでいく。
ジュプッ♥ チュプウゥゥゥゥゥゥ♥
「あっ♥ あああっ♥ 入ってくるぅ……♥ んっあ、ああっ、あああああああぁぁぁっっっ♥」
太くて熱いものが、アリアの体の中に分け入ってくる…………膣内が愛液でたっぷり濡れていたおかげか、痛みはほとんどなく、むしろ引っかかる何かを無理やり破る度に、自分の中に秘められた何かが解き放たれるかのような快感が突き抜ける。
そして、雪都の肉棒を根元まで完全に咥えこんだときには、すでに先端がアリアの子宮口にめり込んでいたのだった。
「あっ♥ あっ♥ いっ♥ ゆきとくんのおちんちんが、わたしのなかにっ♥ひぁ……あ、あつい♥ わたしのなかで、びくびくしてるのが、わかるぅ♥」
「うぁ……ああぁ♥ なにこれ…………きもち、いい♥」
膣内に飲み込まれる過程で、被っていた皮が完全に剥かれた雪都の屹立は、今までになく敏感になっていた。
この世の物とは思えないほど、柔らかく温かい肉壁に包まれる快感が、四方八方から容赦なく押し寄せており、雪都の脳が受容できる会館限度をはるかに超えてしまい、彼はアリアの膣内でなさけなく肉棒をビクビクさせることしかできなかった。
だがアリアもまた、雪都の屹立が自分の中で快感に打ち震え、感涙の涙のようにあふれ出す先走りの汁すらも感じ取れるほど、意識が自分の下半身に持っていかれてしまっている。
「ゆきとくんとの、せっくす……♥ こんなの、きもちよすぎるぅ♥ し、しあわせぇ……♥ あふっ♥ で、でも……きもちよすぎて、すこしうごいただけでも、イきそう……♥ イっちゃいそうっ♥」
「はぁっ♥ はぁっ♥ アリア、ちゃん……」
「ゆきとくんもイキそう?♥ いいよ……出して♥ 私の子宮に、ゆきとくんがいままで私のために取っておいてくれた……ラブラブ濃厚せーえき♥ いっぱい……いっぱぁい、ちょうだいね♥ …………んんっ♥ ふぁぁっ♥」
あと少しでも快感が高まれば限界に到達してしまうことはわかっていた。
それでもアリアは、雪都と繋いでいる両手に力を込めながら、ゆっくりと腰を浮かせていく。
亀頭が子宮口から離れ、さっきのキスと同じように、二人の分泌液が混ざった液体がそれぞれの口と口の間に淫らな糸を引く――――敏感になっているアリアは、そんな些細なことまではっきりとわかってしまう。
(あ…………これ以上は、もう……♥)
ところが、たった1cmちょっと動かしただけで、アリアはこれ以上動かすと限界を突破してしまうことを悟った。
「ゆきとくんっ……すきぃっ!♥」
「アリアちゃ――あぐっ!!??」
意を決したアリアは、再び勢い良く腰を下ろし、雪都の肉棒を限界まで自分の体の奥に咥えこんだ。
ドクンッ! ドプドプドプドプドプッッッ!! ビュルビュルビルルッ!!
「いっ、いきゅうぅぅぅぅぅぅぅっっ♥♥ ぃあっ♥ あっあっ♥ あああああああああぁぁぁぁーーーーーっっっ♥♥」
ドロッとした熱の塊が、雪都の屹立から勢いよく吹き上がり、向かいの子宮壁を直撃する。
完全に主人のコントロールを失って暴走し、ただひたすら精液をぶちまけようと暴れる雪都のモノを、アリアの肉襞がきっちりと抑え込み、意地でも子宮に一滴残らず全部注がせようと絞り上げる。
その動きが雪都にさらなる莫大な快感を与えてしまい、射精の勢いをさらに加速させた。
「ああぁんっ♥ あふっ♥ で、でてりゅ♥ ゆきときゅん、の……せーし♥ ざーめん♥ あっ……♥ あっ、あっ♥ みたされて、どんどん……はいって♥ びゅっびゅっておとがっ♥」
「ありあちゃん……ありあ、ちゃん♥」
「ひゃうぅんっ♥ ゆきとくんが、わたしのなまえよんでくれながら……しゃせー、してるっ♥ あっ♥ うれしっ♥ うれしすぎて、また……イっちゃ♥」
射精は実に数十秒も続き、まだ若いアリアの子宮はあっという間に雪都の精液で満たされた。
ドクドクと白濁が撃ち込まれるたびに大きくなる圧倒的な幸福感と、理性を焼き切る快感が、アリアを容赦なく絶頂の高止まりへと押し上げたのだった。
「えへ……♥ えへへ……♥ たくさん、でたね♥ んっ、このあったかいの、ぜんぶ……ゆきとくんの♥ はぁっ、はぁっ♥ せっくす、すごいぃ♥
「もう、なにがなんだか……わからなく。でも、すごく、気持ちよかった…………」
「ゆきとくんも気持ちよかったのねっ!♥ えへへ、よかった……♥ ね、みて、ほら……♥ これが、私とゆきとくんの、ラブラブのあかしなんだよ♥」
そう言ってアリアが少し腰を持ち上げると、子宮口に入らず逆流した白濁液が、わずかな隙間を伝って膣内から流れ落ち、二人の結合部にあふれ出した。
(セックス……しちゃったんだ。アリアちゃんと……)
今まで性行為などほとんど空想の領域でしかないと思っていた雪都は、憧れのアリアに膣内射精したという事実に愕然とするほかなかった。
だが、彼の肉棒は一階では衰えることなく、むしろ早く残りを出させろと主張するかのように、アリアの蜜壷でびくびくと脈動した。
「あんっ♥ ゆきとくんのおちんちん、まだすごく硬い♥ んんっ、ちょっと……乳首も、痛くなってきちゃった♥ ゆきとくん、おねがい……おっぱい揉んで♥」
「わ、わわわ!?」
いよいよもって興奮が高まったアリアは、スーツの胸の部分を魔法で消した。
すると、今まで抑えられていた形のいい乳房が二つ、雪都の目の前にバルンとはじけながら飛び出した。
雪都の手がアリアに促されるように胸に触れると、彼は恐る恐る柔らかい二つの果実を揉みしだいた。
こちらの感触もまた想像以上で、絹のようにきめ細やかな素肌と、沈み込むような柔らかさが、彼の手を吸いつけて放さない。
「はぁん♥ ふぁぁん♥ きもち、いいよ♥ もっと、強くしても、いいから♥」
「だ、大丈夫なの?」
「うん……♥ ゆきとくんに、もみもみされると、おっぱいが……ドキドキして♥ しあわせなきもちに、なるの♥ 吸っても、いいんだよ?♥ 舌で、ペロペロしてぇ♥ おくちで、ちゅぱちゅぱ、してぇ♥ あひゃっ♥ あっ、んんっ♥ それいいっ♥ もっと、もっとぉっ♥」
乳房をもむ雪都の手がさらに激しくなり、彼の口が乳首に吸い付くと、アリアは今まで以上に体をよがらせた。
敏感になった乳首が舌で撫でまわされるたびに、アリアの身体に電流が走るようにびくびくと跳ね上がり、膣内に入れて放さない雪都の屹立をさらに強く締め上げた。
「いけない……♥ 私ばっかり気持ちよくなっちゃって♥ んっ……ゆきとくんのおちんちん、今度こそ……もっと気持ちよくして、あげるね♥ んんんっ♥ あっふっ♥ ここからが本当の……恋人せっくす、なんだから♥ あんっ♥ あっ、ああんっ♥」
アリアは今度こそたっぷり雪都の屹立を可愛がろうと、まだ若干おぼつかない腰をゆっくりグラインドさせた。
膣肉と屹立がこすれるたびに、アリアの愛液と雪都の精液が激しく混ざり合い、卑猥な水音を立て始める。
ズッチュズッチュ! ズッチュズチュズッズチュ!!
「あんっ♥ あふぅっ♥ ゆきとくんっ、きもちい?♥ 私はすっごく、きもちいよぉ♥」
「ぼくもっ……すごく、気持ちいいよ、アリアちゃん♥」
「えへへ……♥ うれしい……うれしいよ、ゆきとくん♥ 私たち、からだの相性も、きっとものすごくいいんだね♥ んっ♥ あんっ♥ おっぱいもみもみされて、ちゅぱちゅぱされながら……んんっ♥ おちんちんもじゅぽじゅぽ♥ えへ……ゆめにまでみた、ゆきとくんとのラブラブ恋人せっくす♥ はまっちゃいそう……ううん、もう私完全にハマって……♥ きっとこのまま永遠に……毎日ゆきとくんと、せっくすしないと生きていけなくなる♥」
「アリアちゃんと、毎日……っ♥ あっ……うぁっ、またさっきみたいに、でそうっ♥」
「いいよっ♥ きてっ、ゆきとくんっ♥ ゆきとくんのおちんちん袋のなか、さいごのいってきまでっ♥ ぜんぶっ、ぜんぶちょうだいっ♥」
淫魔へと変貌し、その本能が芽生えてきたからか、アリアは射精直前の雪都の剛直を根元から搾り取るように抱きしめた。
ビュビュビュビュッッックククン!! バビュルルンッッ!! ブビュン!! ビュッッ!
「はひぃぃ♥♥ ふあっ♥ あううううぅー♥ いふぅううっ♥ お、おしよせてっ、くるっ♥ ラブラブざーめん、おかわり……いっぱぁい♥」
今や完全に理性を失い、雪都との交わりしか考えられなくなった脳に代わり、胸と子宮だけがはっきりと感覚を認識する。
一発目ですでに満員になっていた子宮に、先ほどの量を上回る精液が飛び込んでくる。吹き出す一発一発が明確に感じ取れ、その容赦ない脈動を感じ取る度に下腹部がキュンと高鳴る。
「ゆきとくん……♥ ゆきとくん、ゆきとくん、ゆきとくんっ♥ あっ、あついっ♥ にんしんしちゃうよぉっ♥」
「アリアちゃんっ! そ、そんなに抱き着かれたら……またっ♥」
「あひゅっ♥ れんぞくしゃせーでてるっ♥ ゆきとくんのしゃせい、だいすきっ♥」
絶頂するアリアの膣の動きによって、何度も何度も締め付けられ、興奮させられた雪都の屹立は一度では収まらず、何度も連続で達した。
その間も射精は途切れることなく続き、結局前回の倍以上の時間が過ぎて、ようやく終息したのだった。
許容量を明らかに超えた精液を受け入れたアリアの子宮は、はち切れそうになって苦しくなると同時に、まだ負けないとばかりに気力を振り絞り始めた。
淫魔の身体に適応するため、子宮がキュルキュルと可愛い鳴き声を上げ、受け入れた精液を素早く魔力に変化させると同時に中身を圧縮させ…………
さらにはドクンドクンと徐々に拡張し始めた。
このまま進化していけば、すぐに倍以上の精子を受け入れることができるようになるだろう。
「えへへ……♥ ゆきとくん♥」
「アリアちゃん……♥ だいすき♥」
「わたしも、ゆきとくんだいすき♥ んっ、ちゅむっ♥」
ほとんど人類の限界に近い量を射精した雪都は、まるで体の力の大半をアリアに吸い取られたかのように、ほとんど動かせないでいた。
それでも、不思議と喪失感はなく、むしろ心がとても満たされて、ホカホカした気分になるくらいだった。
「んっ……とっても、きもちよかったよ、アリアちゃん。なんだか、体の中の水分を全部出したみたいで……」
「んもう、ゆきとくん……まだ、全部出し切ってないでしょ?♥」
「……え?」
「生まれてから今までずっと貯めてきた分、全部出してくれるって約束したよね? んっ、まだ……全部出し切ってないよっ♥」
「ちょ、ちょっと……まって、流石にこれ以上はっ!?」
「だーめ♥ ゆきとくんのおちんちん、まだまだ硬いままだから♥ ね、もっとちょうだいっ♥」
「アリアちゃ――んっ、んんっ♥」
「ちゅっ♥ んちゅっ、ちゅるっ♥ ふぅぅ♥ れろ、ぴちゅっ♥ ちゅううぅ♥」
これ以上はもう射精できないと抗議する雪都の口を、アリアが無理やり唇を重ね、再び腰をスライドさせた。
先ほどにもまして濃くなったアリアの桃色吐息が雪都の肺に吹き込まれると、雪都の一物も急速に感度を取り戻し、アリアの膣内でその存在をズクンズクンと示し始めた。
(ゆきとくんと……キスハメ♥ これ、すごくいい……だいすき♥ 私体とのおまんこ両方で……ゆきとくんをぎゅってしちゃってる♥ こんなの、きもちよすぎるよ……♥」
もはや全身が性器になったかのように、アリアは極度に密着しながら、蜜壷で扱き上げる。
一方で雪都はもはや抵抗する力は残っておらず、わずかに腕を彼女の腰に回して、弱々しく抱きしめることしかできなかった。
だが、アリアにとってはたったそれだけのことでも十分すぎるほどうれしかった。
激しい口づけの水音と、激しく動くたびに結合部から精液と愛液が混じった液体が泡立つ水音が、淫猥なハーモニーを奏で、それに呼応するように、二人のくぐもった喘ぎ声が合奏となる。
誰にも邪魔されない、たった二人だけの世界――――お互い以外の存在を考える必要はない、究極の幸福な空間がそこにあった。
「んっ♥ んんんっ♥ あふっ……♥」
(ゆきとくんのかわいいこえが、唇から直接ひびいてくるぅ♥ えへへ、わかってるよ、イっちゃいそうなんでしょ♥ イってゆきとくん♥ 私のお腹の中、破裂しちゃうくらい♥ だしてっ♥)
こうして、密着キスをしたまま、三度目の射精が迸った。
ビュルルルルンッ!! バチャッ!! ブチャチャ!!! ビチャチョッ!!
「んふぅぅぅん♥ んきゅっ♥ んじゅるるるっ♥ んふっ♥ あふっ、んんんんっ♥」
濃厚な快楽攻めの末、雪都は下腹部が急激に熱くなるのを感じ――――その熱が剛直を一気に駆け上がり、アリアの胎内に注がれるのを止めるすべはなかった。
雪都の屹立はもはや本人の意思を全く受け付けることなく、アリアの膣内で暴れまわり、鈴口から叩きつけるように濃い精液の塊を噴射し続けた。
急いで成長し続けるアリアの子宮も、流石にこの大規模攻勢に耐えかねたのか、飲みきれなくなった白濁液が結合部から噴水のように吹き出し、彼女の太ももやお尻にべちょべちょと掛かってゆく。
それと同時に、濃厚な雄と雌が入り混じった匂いが部屋の中に充満し、かえって二人の絶頂を強いものとした。
(うあっ、射精……とまらないっ! 僕の身体……どうなって?)
そうしている間にも、アリアのキスと腰の動きは一向に止まらない。
膣内射精をすればするほど、アリアは可愛い声で喘ぎながら雪都の口内を犯しまわり、膣の動きはより情熱的に、ねちっこくなってゆく――――
(だいすき♥ だいすき、だいすきっ♥ ゆきとくんだいすき♥ もうゆきとくん以外、なにもいらない♥ ゆきとくんのザーメンが、私の卵巣までひたひたに浸してるのが、わかる♥ 排卵したしゅんかんに、わたしの卵子はなすすべもなく包囲されちゃって……♥ まだ作ってる卵まで犯されるの♥ えへへ、ゆきとくんとのあかちゃん、たくさんできるといいな♥)
こうして、雪都はアリアに抱きしめられたまま意識を手放すまで射精を続け、アリアもまた意識を手放す寸前まで愛する人の精を受け入れ続けた。
今までこの世界に存在しなかった、異世界の堕落した魔力は、まずはこの二人が震源となって広がっていくのであった。
「んふふ、まずは一人……♥ 我ながら完璧ね」
貪るように愛し合うアリアと雪都の姿を、美しく青い肌の女性の魔物―――デーモンが、透視の術を使ってじっくりと眺めていた。
あの戦いの直後、彼女は抵抗する力を失ったアリアにサキュバスの魔力の根源を埋め込んだ。愛する人の精が結びつくことで、魔法少女アリアはこの世界で初めてのサキュバスとして生まれ変わったのだ。
「それにしても、サキュバスの根源を埋め込んだだけであの乱れ方……♥ んふふ、なんだかんだ言って、もともと素質はあったようね。
彼氏さんも、早くもインキュバスになったみたいだし、魔力元の供給は当分は安泰といったところかしら。
んふふふふ……けどもちろん、これで満足したりしないわ。正義の味方も、悪の組織も……みーんな、このアリアンロッドが支配するのだから♥」
そう言って、異世界からやってきたデーモン……アリアンロッドは、次なる標的を求めて闇夜に消えていった。
はたして、次に彼女の毒牙に掛かるのは――――
21/06/29 00:28更新 / ヘルミナ