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紅の賞金首
周りは2色の赤が拡がっていた。

一つは燃え盛る炎の赤。

もう一つは、、、青年の目の前に倒れている人間の血の赤。

その血は青年の身体中にこびり付いて、床にも散らばっていた。

「・・・すまない」

青年は動かなくなってしまった人に謝罪の言葉を述べる。

頬に暖かい雫が流れる。

「貴様っ、そこでなにを・・・きょ、教皇様っ!
 だ、誰か来てくれっ教皇様が!!!」

背中越しに多くの人の気配を感じ、青年は炎の中に消えていく。

赤い色はそこにあるモノすべてを残さぬように多い尽くしていく。

まるでこの世界に赤以外の色の存在を許さぬように、、、。


            
Introductory chapter09/11/18 13:40

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まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33