二日目
「・・・ん・・・あ・・・は・・・」
「んん・・・?」
腰に違和感。
「ワルフ・・・寝てるときに襲うのは無しだって約束したr・・・」
「んぁっ・・・お久しぶりです・・・あんっ・・・ご主人様・・・♪」
目を開けて怒ろうとしたら・・・ワルフじゃなかった。
「うわああああああああああああああああああああああああっ!?」
草原に俺の絶叫が響き渡った・・・。
とりあえずさっきのご主人様発言からして、前に俺が蹴り倒したやつだろう。
悲鳴でスタンしていたところを縄で縛らせてもらった。
「・・・くぅん・・・」
「さて・・・とりあえず、どこから湧いたか説明してもらいましょうか?」
ワルフが怖い。何が怖いって笑顔なのが怖い。あと、どこから出したのか牛を誘導するための鞭を持ってるのが怖い。それめちゃくちゃ硬いよ?
「・・・お、お散歩してたら、ご主人様の匂いがしたのでついてきました・・・」
「ついてくんなよ・・・」
ピシィッ
「「ひぃっ!?」」
「で、私たちが眠りについたのをいいことに、ヴェルさんに襲いかかったと・・・?」
怖いよワルフ!なんか目が病んでるよ!?
「・・・ご、ごめんなさいっ!」
「さりげなく中に出されてるくせに・・・ごめんなさいもあるか!」ピシィッ!
「きゃうんっ!!」
キ、キャラが違うっ!
「お、落ち着けワルフ!」
「あれ、ヴェルさんルゥちゃんの味方なんですか・・・?」
このワーウルフの名前ルゥっていうのか。
じゃなくて。
「そうじゃないが、流石にその鞭は止めろ。ほら、腫れちゃってるじゃないか」
胸から肩にかけて鞭の痕がついている。見てるだけで痛い。
「・・・くぅん・・・くんくん・・・」
「お前もさりげなく引っ付いてきて俺の匂いを嗅いでるんじゃない」
状況を考えろ・・・。
「むぅ・・・ヴェルさんが言うならしまいます・・・」
「よしよし、いい子いい子」なでなで
「わふ・・・♪」尻尾パタパタ
ワルフの頭をなでてやると、ルゥはそれをうらやましそうに見ていた。
「で、ルゥちゃん?」
「・・・な、何、ワルフ・・・?」
「正妻は私だからね?」
「・・・え、うん・・・わかった・・・」
うん、わからん。
「えーと・・・ワルフさん?それはどういうことなんでせう?」
「私がヴェルさんの一番ってことはわかってますし、ふと思ったら私、ワーウルフじゃないですか?」
うん、たしかにワルフが一番でワルフはワーウルフだけど。
「つまり、本来なら男の人一人にワーウルフ数匹って言う群れが自然なんですよね」
「・・・あー・・・」
そういえばワーウルフって群れ作るんだったね。
「はぁ・・・まぁついて来たいんだったらもう仕方ないからいいけど、俺の言うことにはちゃんと従ってもらうぞ?」
「・・・はい、ご主人様♪」
「ひとつ、俺が寝てるときには襲ってこない」
「・・・わ、わかりましたぁ・・・」
しょぼんと返事をしてきた。
「ふたつ、むやみにほかの人を襲わない」
「・・・はい、わかりました・・・」
「みっつ、喧嘩しない。これはワルフもだぞ」
「・・・わかりました・・・」「はーい」
「それが守れなかったらすぐに捨てるからな。ワルフはむやみに突っかかってくなよ?」
「わかってますよ。そこまでして追い出そうとは思いません」
「よし、いい子だ」なでなで
「わぅん・・・♪」尻尾パタパタ
頭をなでてあげると嬉しそうに尻尾を振った。
「それじゃ、いい加減出発しようか。せめて夜にはつかないと、おじさんたちが心配しちゃうし」
「はい♪」
「・・・わぉーん・・・♪」
続く...
「んん・・・?」
腰に違和感。
「ワルフ・・・寝てるときに襲うのは無しだって約束したr・・・」
「んぁっ・・・お久しぶりです・・・あんっ・・・ご主人様・・・♪」
目を開けて怒ろうとしたら・・・ワルフじゃなかった。
「うわああああああああああああああああああああああああっ!?」
草原に俺の絶叫が響き渡った・・・。
とりあえずさっきのご主人様発言からして、前に俺が蹴り倒したやつだろう。
悲鳴でスタンしていたところを縄で縛らせてもらった。
「・・・くぅん・・・」
「さて・・・とりあえず、どこから湧いたか説明してもらいましょうか?」
ワルフが怖い。何が怖いって笑顔なのが怖い。あと、どこから出したのか牛を誘導するための鞭を持ってるのが怖い。それめちゃくちゃ硬いよ?
「・・・お、お散歩してたら、ご主人様の匂いがしたのでついてきました・・・」
「ついてくんなよ・・・」
ピシィッ
「「ひぃっ!?」」
「で、私たちが眠りについたのをいいことに、ヴェルさんに襲いかかったと・・・?」
怖いよワルフ!なんか目が病んでるよ!?
「・・・ご、ごめんなさいっ!」
「さりげなく中に出されてるくせに・・・ごめんなさいもあるか!」ピシィッ!
「きゃうんっ!!」
キ、キャラが違うっ!
「お、落ち着けワルフ!」
「あれ、ヴェルさんルゥちゃんの味方なんですか・・・?」
このワーウルフの名前ルゥっていうのか。
じゃなくて。
「そうじゃないが、流石にその鞭は止めろ。ほら、腫れちゃってるじゃないか」
胸から肩にかけて鞭の痕がついている。見てるだけで痛い。
「・・・くぅん・・・くんくん・・・」
「お前もさりげなく引っ付いてきて俺の匂いを嗅いでるんじゃない」
状況を考えろ・・・。
「むぅ・・・ヴェルさんが言うならしまいます・・・」
「よしよし、いい子いい子」なでなで
「わふ・・・♪」尻尾パタパタ
ワルフの頭をなでてやると、ルゥはそれをうらやましそうに見ていた。
「で、ルゥちゃん?」
「・・・な、何、ワルフ・・・?」
「正妻は私だからね?」
「・・・え、うん・・・わかった・・・」
うん、わからん。
「えーと・・・ワルフさん?それはどういうことなんでせう?」
「私がヴェルさんの一番ってことはわかってますし、ふと思ったら私、ワーウルフじゃないですか?」
うん、たしかにワルフが一番でワルフはワーウルフだけど。
「つまり、本来なら男の人一人にワーウルフ数匹って言う群れが自然なんですよね」
「・・・あー・・・」
そういえばワーウルフって群れ作るんだったね。
「はぁ・・・まぁついて来たいんだったらもう仕方ないからいいけど、俺の言うことにはちゃんと従ってもらうぞ?」
「・・・はい、ご主人様♪」
「ひとつ、俺が寝てるときには襲ってこない」
「・・・わ、わかりましたぁ・・・」
しょぼんと返事をしてきた。
「ふたつ、むやみにほかの人を襲わない」
「・・・はい、わかりました・・・」
「みっつ、喧嘩しない。これはワルフもだぞ」
「・・・わかりました・・・」「はーい」
「それが守れなかったらすぐに捨てるからな。ワルフはむやみに突っかかってくなよ?」
「わかってますよ。そこまでして追い出そうとは思いません」
「よし、いい子だ」なでなで
「わぅん・・・♪」尻尾パタパタ
頭をなでてあげると嬉しそうに尻尾を振った。
「それじゃ、いい加減出発しようか。せめて夜にはつかないと、おじさんたちが心配しちゃうし」
「はい♪」
「・・・わぉーん・・・♪」
続く...
12/10/03 00:00更新 / マオ・チャルム
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