マイフレンド イン マイポケット
「エルド朝だよ!目を覚ませー!」
可愛い声が耳元で聞こえて
「おはよう!」
ボクの目は完全に覚めた。
「早く着替えて朝ごはんにしよっ!」
可愛い声の正体は
「エルドの裸はいつ見てもつい見惚れちゃうなー!」
水色の髪に青い水着みたいな服
「スレンダーなのに程よい筋肉がついているし」
耳は尖って、頭には2つの小さな角
「肌もすごくきれいでつい触りたくなっちゃ…ぶわぁっ!」
きれいな肌に薄く透ける羽を背中につけた
「も〜!急に服をアタシごとかぶせないでよ〜!」
青い瞳で手のひらサイズの
「まあいいわ。早く着替えてって言ったのアタシだし」
とってもかわいい顔をした
「さて、さっそくアタシの特等席に入りますか」
いつも、ボクのポケットの中にいる
「さあ、一緒に朝ごはんを食べるわよ〜!」
ボクの一番大切な友達の
「今日の朝ごはんはベーコンエッグとトーストだからね!」
クリンという名のピクシーの女の子。
====================
「ごちそうさま!!」
おいしかった朝ごはん。
「さあちゃっちゃと片づけして遊ぼう!」
今日はクリンが作ってくれた朝ごはん。
「今日は何して遊ぶ?」
とってもおいしくて満足した。
「えっ?今日は一緒にお出かけがしたいの?」
そして二人で一緒に片づけをして
「う〜ん……ちょっと準備してくるね」
少し遠くまで二人してお出掛け。
「おまたせ〜。全部片付いたようね」
今日はボク達二人にとって
「じゃあ早速でかけよう!」
とてもとても大切な日。
「やっぱりエルドのポケットの中ってサイコーね!」
今年までは忘れていたけれども…
「なんたって自分で飛んだり歩かなくて済むから疲れないしね」
今年はあることを実行するために、しっかりと覚えていた。
「それにね…」
ポケットの中でクリンが何か言っている。
「エルドのぬくもりと鼓動を感じられるからいいんだ!!」
えっっ!!!!
「な〜んてね!どきっとしたね!?もちろんジョーダンだよ!…ニシシッ!」
かわいい悪戯をくらってしまった。
「…本当は冗談じゃないけどね…」
何かつぶやいているようだけど…
「な、なんでもないわ。それより早く出発しよ!」
聞き返しても教えてくれなかった。
====================
「どこに行くのかと思えば…また懐かしい所に来たわね〜」
ボク達が来たのは家からちょっと離れた深い森。
「もう出会ってから15年もたったのね」
ここはボク達が出会った森。
「エルドもずいぶんと大きくなったよね」
それはボクがまだまだ5歳だった時のこと。
「ねえキミ、こんな所でなんで泣いているの?」
これはクリンと出会った時のこと。
「もしかして……キミ…迷子?」
ボクは両親とはぐれて森の中を一人でずっと彷徨っていた。
「あ〜キミ、アタシが森の外まで送ってあげよう!だから泣きやんで、ね!」
急に目の前に現れて、ボクを助けてくれた女の子。
「アタシ?アタシはピクシーのクリン!キミは?」
ボクの顔と同じ位の大きさの、人間じゃない女の子。
「エルドって言うんだね。じゃあいこっか……ってなんでついてこないの?」
たしかピクシーって悪戯が好きな魔物だったよね…と思っていたら
「あのねぇ…いくらアタシがピクシーだからって、泣きながら困っている自分よりも幼い子に悪戯はしないわよ…だからちゃんとついてきてね」
呆れながら、そう言ってくれた。…ん?自分よりも幼い?
「そうよ。アタシのほうがお姉さん。っていっても1つ上の6歳だけどね!」
同じ位の歳だと思ったのもあながち間違いではなかったみたい…
「………でね、その時にそのフェアリーの子がさ〜…ってあら?もうすぐ森の出口よ!」
クリンと楽しいお喋りをしながら歩いていたら、あっという間に森を抜けた。
「あっ!あそこにいる二人がエルドのお父さんとお母さんじゃない!?」
森を抜けて、ボクは両親と再開でき、泣きながら喜んだ。
「も〜嬉しいからってすぐ泣くんだから〜。やっぱりエルドは泣き虫だね!」
…はっきり泣き虫と言われてしまい、顔が真っ赤になってしまった。
「それじゃあね!もう森の中で迷子にならないようにね!!」
そう言って帰りそうになった彼女をボクは慌てて引き留めて、ありがとうという言葉と…
「えっ?なーに?…ふふっ、どういたしまして」
そして、ボクの友達になって、とクリンに言った。
「…うん!もちろん!!アタシでよければ!これからもよろしくねっ!」
こうしてボク達は友達になって、あの日まではほぼ毎日会って遊んだ…
====================
「でもさ〜、なんでいきなりここに行こうって思ったの?」
今日はキミと出会った日だから。
「…アタシが一緒に住むようになってから今年になるまで一回も来ていなかったのに?」
………痛いところをついてきた。
「ま、どうせ今まで忘れていたんでしょ?アタシは覚えていたけどね」
…やっぱりクリンにはお見通しだったか。
「今になって思い出したから来たと…そんな事だろうと思ったわ。」
…本当はそれだけではないんだけどね。
「まあ忘れていても仕方が無いか…8年前にあんな事が起きちゃったからね…」
そうクリンが言ったあと、ボクもクリンも悲しい顔をした…
「うっ……ぐすっ………ひっく……」
8年前、ボクが12歳だったとき…
「…なんで…ふ、二人とも…ぐすっ…」
ボクの両親二人ともが、当時流行っていた病で死んでしまった…
「ぐすっ…うっうわああああぁぁぁぁぁ………」
二人を本当の親のように慕っていたクリンは、その時初めてボクの前で大泣きした。
「…ありがとう。もう大丈夫…」
クリンが泣きやむまで、ずっと傍に立って、胸を貸していたボク。
「エルドは…泣かないんだね…」
ボクも悲しかったけれど、前から覚悟できていたから泣くことは無かった。
「昔は…ううん、今でも泣き虫なのにね」
覚悟があっただけじゃない。両親が最後に残してくれた言葉があった。
「やっぱり、二人に『ずっと強く、そして優しく生きて』って言われたから?」
この言葉を守るためにも…ボクは泣く訳にはいかなかった。
「でもねエルド…」
泣く訳にはいかなかったのに…
「こういうときは、泣いても良いんだよ。悲しい時には思いっきり泣けるのも、強さなんだよ」
こうクリンに言われて…ボクの目から涙が溢れて、止まらなくなった。
「それで、エルドはこれからどうするの?」
溢れ出た涙が止まって、落ち着いてからクリンにこう言われた。
「………えっ!?」
なので、ボクは泣きながら考えていた事をクリンに提案した。
「これから一緒に住まないかって?…またなんで!?」
…だめかなぁ?
「え、いや、ア、アタシは別にいいけれど、何で急に?」
ボクは一人では強くなれない。でも、二人でならなれる。そう思ったから。
「…わかったわ。アタシも一人で不安だったの。これからもよろしくね!」
こうしてボク達は一緒に生活することになった。
====================
「…それで、ここに来た目的は?」
ボクは切株の上に座り、しばらくの間両親が死んだ時の事を思い出して二人して暗い顔をしていたけれど、急にクリンは笑顔になってボクに聞いてきた。
「目的は特になくてなんとなく散歩しに来た感じ?」
違う。ここに来たのはある事をクリンに伝えるため。
「アタシに言いたいこと?な〜に?」
両親が死んで二人での生活が始まってから…いや、初めて出会った時から言いたかったこと。
「なによ〜、もったいぶってないで言いなさいよ〜」
まずは、今までありがとう。これからもよろしくね。
「!………そんな急に…//……い、いや、こ、こちらこそありがとう!そしてよろしく!!」
そして…
クリンのことが、一人の女の子として大好きだ!ボクと夫婦の関係になって下さい!
「!!!!!!!!!!!!!!!!!」
そういった瞬間、周りの景色が大きくなったと思ったら、いつの間にか空を見ていた。
====================
「もう…言うのが遅いよ…何年その言葉を待っていたと思ってるの?」
気がついたら、ボクと同じ位の大きさになったクリンがボクの上に乗っていた。
「二人で一緒に生活し始めてからすぐに、アタシはエルドが好きだったんだよ…」
いや、違う。ボクが同じ位の大きさになって、クリンに押し倒されたんだ。
「ハァ…でも…やっと言ってくれた…ハァ…嬉しいよ…!」
顔を真っ赤にして、蕩けた表情をして、息を荒げながらも嬉しいと言ってくれた………ん?
「嬉しくて…ハァ…もう…ンッ…我慢できない…!」
そう言ってクリンは服を脱ぎ始めた…股の辺りが既に濡れていた。そんなクリンを見ていたら…
「ハァ…あれ?アタシの姿を見て欲情しちゃった?…ふふっうれしいな♪」
…ボクのズボンがテントを張っていた。だって、大好きなクリンの裸を見てるんだもの。当たり前だよね。
「ハァハァ…もう、アタシ我慢なんか出来ないから…ね♪」
そう言って、ボクのアレをズボンから取り出して…自分の股の筋にあてがい始めた。
「んっ…もう入れちゃうね…あっ…んあっ♪」
そしてボクのアレがクリンの膣内へと入っていった。……すごく気持ちが良い…
「ハァ…い、いくよ……えいっ!!……っ!ぁあっ!」
そのまま進んでくと何かに当たり、一気に押しいれた。…結合部から赤い液体が流れている…痛くないのかな?
「い、痛い…けど…それ以上に…エルドと一つになれたことの…嬉しさのほうが大きいよ…♪」
嬉しい事を言ってくれた。それを聞いたら…
「あっ♪ナカでエルドのモノが大きくなった♪」
…男なら仕方が無い事だと思うんだ。
「もう大丈夫そうだから動くね……あっ…んんっ♪」
クリンが動き出した…確かに気持ちよさそうな顔をしている…本当に痛くは無さそうだ。ならば…
「あんっ…んんんんっっ!うわぁ♪いきなりぃ動かない…でよ♪」
そうは言うものの、下から突き上げたらもっと気持ちよさそうになった。
「あっ、やっ、な、なんかくる♪イク、イっちゃう♪」
クリンの締め付けが強くなってきて、ボクも限界がきそうだっ!
「あ、あ、ああ!イッ〜〜〜〜〜!!!♪」
クリンのナカが一層キツくなって、ボクのアレは爆発した!
「〜〜〜〜♪♪、な、ナカに熱いものが〜♪あっまた、イッ〜〜〜〜ッ!んんっ!!」
ボクの精が出たことによってクリンはまたイったようだ。それと同時にクリンにキスをした。
「んんッ…ちゅぶ…れろ…ぢゅぷる♪」
互いの下を絡めて、貪る様なキスだ。
「…ぷはあぁ♪」
唇を離した後も、互いに銀色に光る橋が掛っていた。っていうか…
「あっ♪ま、まだでてりゅぅ〜♪」
ボクはどんだけ出すつもりなんだろうか…ナカに入りきらなかったのか結合部から白いものが溢れ出ている。
「ふにゃぁっ……はぁっ、ハァっ…」
まだ繋がったままではあるが大分落ち着いたようだ…
「はぁっ…ねぇエルド…もう一回、シよ♪」
そう言ってまだ硬いままのモノを包んだままクリンは動き出し、2回戦に突入した…
「いやぁ、ついうれしくってね…えへへへ…」
あれから5回以上はした…詳しくは覚えていない。おかげさまでボクは満足に動けなくなってしまった。今は元の大きさに戻ってボクはゆったりと切株に座り、クリンはいつものポケットの中に入ってお話し中。
「でもエルドも気持ち良かったでしょ?」
…死ぬかと思った。途中からすごく苦しかった。
「えっ!?えっ!?」
…う・そ。気持ちよかったよ。驚いた?
「う〜、そう言うのはアタシの役目〜〜〜〜〜//」
ははははっ…ねえクリン?
「何?」
クリンは今幸せ?
「…うん!とっても幸せ!!」
…ボクも幸せだよ。今も、今までも、そしてこれからも。
「…じゃあさ、態度で示してよね!……んッ!」
ちゅっ…
「…えへへっ♪」
クリンに言われて、今度は唇が触れ合うだけの軽いキスをした。彼女は嬉しそうに微笑んだ。
今日はとても大切な日…
ボク達二人にとって、とてもとても大切な日…
ボク達はこの日の事を…二度と忘れはしないだろう…
それはとっても大切な…
ポケットの中の、ボクの友達と出会えた日だから。
そしてその友達が…
とっても大切な、ボクの一番の宝物の…
ポケットの中の、ボクの人生のパートナーになった日だから。
可愛い声が耳元で聞こえて
「おはよう!」
ボクの目は完全に覚めた。
「早く着替えて朝ごはんにしよっ!」
可愛い声の正体は
「エルドの裸はいつ見てもつい見惚れちゃうなー!」
水色の髪に青い水着みたいな服
「スレンダーなのに程よい筋肉がついているし」
耳は尖って、頭には2つの小さな角
「肌もすごくきれいでつい触りたくなっちゃ…ぶわぁっ!」
きれいな肌に薄く透ける羽を背中につけた
「も〜!急に服をアタシごとかぶせないでよ〜!」
青い瞳で手のひらサイズの
「まあいいわ。早く着替えてって言ったのアタシだし」
とってもかわいい顔をした
「さて、さっそくアタシの特等席に入りますか」
いつも、ボクのポケットの中にいる
「さあ、一緒に朝ごはんを食べるわよ〜!」
ボクの一番大切な友達の
「今日の朝ごはんはベーコンエッグとトーストだからね!」
クリンという名のピクシーの女の子。
====================
「ごちそうさま!!」
おいしかった朝ごはん。
「さあちゃっちゃと片づけして遊ぼう!」
今日はクリンが作ってくれた朝ごはん。
「今日は何して遊ぶ?」
とってもおいしくて満足した。
「えっ?今日は一緒にお出かけがしたいの?」
そして二人で一緒に片づけをして
「う〜ん……ちょっと準備してくるね」
少し遠くまで二人してお出掛け。
「おまたせ〜。全部片付いたようね」
今日はボク達二人にとって
「じゃあ早速でかけよう!」
とてもとても大切な日。
「やっぱりエルドのポケットの中ってサイコーね!」
今年までは忘れていたけれども…
「なんたって自分で飛んだり歩かなくて済むから疲れないしね」
今年はあることを実行するために、しっかりと覚えていた。
「それにね…」
ポケットの中でクリンが何か言っている。
「エルドのぬくもりと鼓動を感じられるからいいんだ!!」
えっっ!!!!
「な〜んてね!どきっとしたね!?もちろんジョーダンだよ!…ニシシッ!」
かわいい悪戯をくらってしまった。
「…本当は冗談じゃないけどね…」
何かつぶやいているようだけど…
「な、なんでもないわ。それより早く出発しよ!」
聞き返しても教えてくれなかった。
====================
「どこに行くのかと思えば…また懐かしい所に来たわね〜」
ボク達が来たのは家からちょっと離れた深い森。
「もう出会ってから15年もたったのね」
ここはボク達が出会った森。
「エルドもずいぶんと大きくなったよね」
それはボクがまだまだ5歳だった時のこと。
「ねえキミ、こんな所でなんで泣いているの?」
これはクリンと出会った時のこと。
「もしかして……キミ…迷子?」
ボクは両親とはぐれて森の中を一人でずっと彷徨っていた。
「あ〜キミ、アタシが森の外まで送ってあげよう!だから泣きやんで、ね!」
急に目の前に現れて、ボクを助けてくれた女の子。
「アタシ?アタシはピクシーのクリン!キミは?」
ボクの顔と同じ位の大きさの、人間じゃない女の子。
「エルドって言うんだね。じゃあいこっか……ってなんでついてこないの?」
たしかピクシーって悪戯が好きな魔物だったよね…と思っていたら
「あのねぇ…いくらアタシがピクシーだからって、泣きながら困っている自分よりも幼い子に悪戯はしないわよ…だからちゃんとついてきてね」
呆れながら、そう言ってくれた。…ん?自分よりも幼い?
「そうよ。アタシのほうがお姉さん。っていっても1つ上の6歳だけどね!」
同じ位の歳だと思ったのもあながち間違いではなかったみたい…
「………でね、その時にそのフェアリーの子がさ〜…ってあら?もうすぐ森の出口よ!」
クリンと楽しいお喋りをしながら歩いていたら、あっという間に森を抜けた。
「あっ!あそこにいる二人がエルドのお父さんとお母さんじゃない!?」
森を抜けて、ボクは両親と再開でき、泣きながら喜んだ。
「も〜嬉しいからってすぐ泣くんだから〜。やっぱりエルドは泣き虫だね!」
…はっきり泣き虫と言われてしまい、顔が真っ赤になってしまった。
「それじゃあね!もう森の中で迷子にならないようにね!!」
そう言って帰りそうになった彼女をボクは慌てて引き留めて、ありがとうという言葉と…
「えっ?なーに?…ふふっ、どういたしまして」
そして、ボクの友達になって、とクリンに言った。
「…うん!もちろん!!アタシでよければ!これからもよろしくねっ!」
こうしてボク達は友達になって、あの日まではほぼ毎日会って遊んだ…
====================
「でもさ〜、なんでいきなりここに行こうって思ったの?」
今日はキミと出会った日だから。
「…アタシが一緒に住むようになってから今年になるまで一回も来ていなかったのに?」
………痛いところをついてきた。
「ま、どうせ今まで忘れていたんでしょ?アタシは覚えていたけどね」
…やっぱりクリンにはお見通しだったか。
「今になって思い出したから来たと…そんな事だろうと思ったわ。」
…本当はそれだけではないんだけどね。
「まあ忘れていても仕方が無いか…8年前にあんな事が起きちゃったからね…」
そうクリンが言ったあと、ボクもクリンも悲しい顔をした…
「うっ……ぐすっ………ひっく……」
8年前、ボクが12歳だったとき…
「…なんで…ふ、二人とも…ぐすっ…」
ボクの両親二人ともが、当時流行っていた病で死んでしまった…
「ぐすっ…うっうわああああぁぁぁぁぁ………」
二人を本当の親のように慕っていたクリンは、その時初めてボクの前で大泣きした。
「…ありがとう。もう大丈夫…」
クリンが泣きやむまで、ずっと傍に立って、胸を貸していたボク。
「エルドは…泣かないんだね…」
ボクも悲しかったけれど、前から覚悟できていたから泣くことは無かった。
「昔は…ううん、今でも泣き虫なのにね」
覚悟があっただけじゃない。両親が最後に残してくれた言葉があった。
「やっぱり、二人に『ずっと強く、そして優しく生きて』って言われたから?」
この言葉を守るためにも…ボクは泣く訳にはいかなかった。
「でもねエルド…」
泣く訳にはいかなかったのに…
「こういうときは、泣いても良いんだよ。悲しい時には思いっきり泣けるのも、強さなんだよ」
こうクリンに言われて…ボクの目から涙が溢れて、止まらなくなった。
「それで、エルドはこれからどうするの?」
溢れ出た涙が止まって、落ち着いてからクリンにこう言われた。
「………えっ!?」
なので、ボクは泣きながら考えていた事をクリンに提案した。
「これから一緒に住まないかって?…またなんで!?」
…だめかなぁ?
「え、いや、ア、アタシは別にいいけれど、何で急に?」
ボクは一人では強くなれない。でも、二人でならなれる。そう思ったから。
「…わかったわ。アタシも一人で不安だったの。これからもよろしくね!」
こうしてボク達は一緒に生活することになった。
====================
「…それで、ここに来た目的は?」
ボクは切株の上に座り、しばらくの間両親が死んだ時の事を思い出して二人して暗い顔をしていたけれど、急にクリンは笑顔になってボクに聞いてきた。
「目的は特になくてなんとなく散歩しに来た感じ?」
違う。ここに来たのはある事をクリンに伝えるため。
「アタシに言いたいこと?な〜に?」
両親が死んで二人での生活が始まってから…いや、初めて出会った時から言いたかったこと。
「なによ〜、もったいぶってないで言いなさいよ〜」
まずは、今までありがとう。これからもよろしくね。
「!………そんな急に…//……い、いや、こ、こちらこそありがとう!そしてよろしく!!」
そして…
クリンのことが、一人の女の子として大好きだ!ボクと夫婦の関係になって下さい!
「!!!!!!!!!!!!!!!!!」
そういった瞬間、周りの景色が大きくなったと思ったら、いつの間にか空を見ていた。
====================
「もう…言うのが遅いよ…何年その言葉を待っていたと思ってるの?」
気がついたら、ボクと同じ位の大きさになったクリンがボクの上に乗っていた。
「二人で一緒に生活し始めてからすぐに、アタシはエルドが好きだったんだよ…」
いや、違う。ボクが同じ位の大きさになって、クリンに押し倒されたんだ。
「ハァ…でも…やっと言ってくれた…ハァ…嬉しいよ…!」
顔を真っ赤にして、蕩けた表情をして、息を荒げながらも嬉しいと言ってくれた………ん?
「嬉しくて…ハァ…もう…ンッ…我慢できない…!」
そう言ってクリンは服を脱ぎ始めた…股の辺りが既に濡れていた。そんなクリンを見ていたら…
「ハァ…あれ?アタシの姿を見て欲情しちゃった?…ふふっうれしいな♪」
…ボクのズボンがテントを張っていた。だって、大好きなクリンの裸を見てるんだもの。当たり前だよね。
「ハァハァ…もう、アタシ我慢なんか出来ないから…ね♪」
そう言って、ボクのアレをズボンから取り出して…自分の股の筋にあてがい始めた。
「んっ…もう入れちゃうね…あっ…んあっ♪」
そしてボクのアレがクリンの膣内へと入っていった。……すごく気持ちが良い…
「ハァ…い、いくよ……えいっ!!……っ!ぁあっ!」
そのまま進んでくと何かに当たり、一気に押しいれた。…結合部から赤い液体が流れている…痛くないのかな?
「い、痛い…けど…それ以上に…エルドと一つになれたことの…嬉しさのほうが大きいよ…♪」
嬉しい事を言ってくれた。それを聞いたら…
「あっ♪ナカでエルドのモノが大きくなった♪」
…男なら仕方が無い事だと思うんだ。
「もう大丈夫そうだから動くね……あっ…んんっ♪」
クリンが動き出した…確かに気持ちよさそうな顔をしている…本当に痛くは無さそうだ。ならば…
「あんっ…んんんんっっ!うわぁ♪いきなりぃ動かない…でよ♪」
そうは言うものの、下から突き上げたらもっと気持ちよさそうになった。
「あっ、やっ、な、なんかくる♪イク、イっちゃう♪」
クリンの締め付けが強くなってきて、ボクも限界がきそうだっ!
「あ、あ、ああ!イッ〜〜〜〜〜!!!♪」
クリンのナカが一層キツくなって、ボクのアレは爆発した!
「〜〜〜〜♪♪、な、ナカに熱いものが〜♪あっまた、イッ〜〜〜〜ッ!んんっ!!」
ボクの精が出たことによってクリンはまたイったようだ。それと同時にクリンにキスをした。
「んんッ…ちゅぶ…れろ…ぢゅぷる♪」
互いの下を絡めて、貪る様なキスだ。
「…ぷはあぁ♪」
唇を離した後も、互いに銀色に光る橋が掛っていた。っていうか…
「あっ♪ま、まだでてりゅぅ〜♪」
ボクはどんだけ出すつもりなんだろうか…ナカに入りきらなかったのか結合部から白いものが溢れ出ている。
「ふにゃぁっ……はぁっ、ハァっ…」
まだ繋がったままではあるが大分落ち着いたようだ…
「はぁっ…ねぇエルド…もう一回、シよ♪」
そう言ってまだ硬いままのモノを包んだままクリンは動き出し、2回戦に突入した…
「いやぁ、ついうれしくってね…えへへへ…」
あれから5回以上はした…詳しくは覚えていない。おかげさまでボクは満足に動けなくなってしまった。今は元の大きさに戻ってボクはゆったりと切株に座り、クリンはいつものポケットの中に入ってお話し中。
「でもエルドも気持ち良かったでしょ?」
…死ぬかと思った。途中からすごく苦しかった。
「えっ!?えっ!?」
…う・そ。気持ちよかったよ。驚いた?
「う〜、そう言うのはアタシの役目〜〜〜〜〜//」
ははははっ…ねえクリン?
「何?」
クリンは今幸せ?
「…うん!とっても幸せ!!」
…ボクも幸せだよ。今も、今までも、そしてこれからも。
「…じゃあさ、態度で示してよね!……んッ!」
ちゅっ…
「…えへへっ♪」
クリンに言われて、今度は唇が触れ合うだけの軽いキスをした。彼女は嬉しそうに微笑んだ。
今日はとても大切な日…
ボク達二人にとって、とてもとても大切な日…
ボク達はこの日の事を…二度と忘れはしないだろう…
それはとっても大切な…
ポケットの中の、ボクの友達と出会えた日だから。
そしてその友達が…
とっても大切な、ボクの一番の宝物の…
ポケットの中の、ボクの人生のパートナーになった日だから。
11/12/28 09:37更新 / マイクロミー