連載小説
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初登校 前編
翌朝、俺たちは朝食を食べて学校に向かう

純「昼飯まで、ありがとうです」

ホムラ『息子のご飯作るのはね♪』

フラマ『ふふ』

そのまま学校に向かう

フラマ『ジュン』

純「ん?」

フラマ『楽しみ?』

純「どうだろうな、知るものがフラマしかいないし」

フラマ『確かに』

そう話していると学校に着いた

純「ここか…」

そのまま俺はフラマと共に職員室にいく

教師『貴方が、転校生ね』

純「桐生純です」

教師『聞いたわよ、躊躇わずにこっちに来たんだってね』

純「はい」

教師『幸せにね。』

純「なら、教室に行けば良いので?」

教師『えぇ、フラマに案内してもらうと良いわ』

純「了解です」

フラマに着いていく、教室に着くと担任教師らしき魔物の女性が居た

純「担任の先生ですか?」

???『えぇ、名前はシエルよ』

純「了解です」

シエル『さあ、席について』

どうやらフラマの隣の席らしい

シエル『今日は転校生を紹介するわ』

純「俺は桐生純だ、よろしく」

他の生徒たちは興味津々で俺を見ている

純「…」

そのまま一限目が始まる

純「進行度は変わらんな、大丈夫だ」

授業は魔界に来る前にしていたところと同じだ

フラマ「…」

それから一限目が終わり、他の生徒たち(ほぼ女子)に質問をされた

生徒『あなた、フラマとはホームステイで?』

純「…ああ」

生徒『そこから躊躇わずにこっちに来るなんて、余程寂しかったの?』

純「いや、ずけずけきた魔物に友人をあてがってたらいつのまにかな」

生徒『あ、そうだったんだ…ごめんね』

フラマ『ふふ』

生徒『とはいっても、こんなことされたらフラマでなくてもハートはぶち抜かれるわね…』

フラマ『想いはホームステイの時に伝えたよ』

生徒『あ、そうなんだ』

そのままフラマは俺の家に居たときの話をし始めた…

純「…」

生徒『よくそのまま押しきらなかったね…』

フラマ『彼の地元、雪が積もるのよ?耐性ないからそこまでいくのは難しいよ?』

生徒『あ、寒いところなんだ』

純「雪国と呼ばれているがそこまで寒くはない、冬が寒いだけだ」

フラマ『うん、何度かそうしようと言ったけど離れたときに耐えられるのか?と返されてまず無理だよ…』

生徒『で、すぐに転校手続きの連絡をしたと…』

純「ああ、彼女の炎の魔力は俺に彼女のもとへ行く即断の決意をくれた」

生徒『でも、1ヶ月かかるってフラマは言ってたわ』

純「そこは俺が分かりにくいことを言ったからな、1ヶ月とは言ったが遅くて1ヶ月と言うことだ」

生徒『なるほど…』

純「そして始業式当日、転校手続きの先生もかなり頑張ってくれたらしく学校に行ったらすでにチケットは用意されていた。そこから俺は地元の始業式もスルーして即家に戻り着替えて空港に向かった」

生徒『で、それが昨日と…』

フラマ『ビックリしたわ…ジュンが家に帰ったら居るんだもの…』

純「俺からのサプライズだ」

生徒『なるほど…お幸せにね…♪』

フラマ『うん♪』

そうしているとすぐに二限目が始まった


純「次は、歴史か」

フラマ『あ、大丈夫。今回の歴史はジュンのいる世界の歴史だから』

純「なるほど、ならなんとかなるな…」

確かに言う通りだったのでなんとかなった。

純「昼飯の後にある三限目は、体育か…」

フラマ『大丈夫、体育は自由だから』

彼女は意味深な表情で言う

純「??」

フラマ『とりあえずご飯行こ♪』

純「お、おう」

彼女の意味深な表情の意味は、後にわかることとなる

純「いただきます」

食堂に向かい、弁当を食べる

純「相変わらず美味しい…」

フラマ『うん♪となりにジュンが居るしね♪』

純「そうだな。」

そのまま食事を終えると、彼女は受け付けに向かい、何かの名簿に俺たちの名前を書いた

続く
21/12/25 10:19更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです

次回に続きます

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