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chapter1 謎の剣士の噂
魔物たちが変化して十年弱…まだ魔物と人間の溝は深い。一部の人間と魔物は手を取り合ってはいるが極々少数だ

???『謎の剣士?』

私はカタリナ、元々人間とは融和派のアークデーモンという魔物だ

???『はい、話によると凄腕の剣士だとか』

彼女はエリー、前の時代からずっと私の部下にして戦友の魔物でデュラハンという魔物だ

エリー『一人で数十人の賊から村を守っているという話です…』

彼女は影のある表情で私に伝えてくる

カタリナ『なるほど…で、それなら何故そんな表情が暗いの?』

エリー『いくら賊とは言え容赦なく斬り殺しているからですね…』

カタリナ『なるほど…』

エリー『いくら悪人とは言えやり過ぎにも思えます…』

カタリナ『…近いうちに、確かめに行ってみる?』

エリー『そうしましょう…』

改めてその村の位置を確かめる、魔界から少し遠い人間たちの国から見ても辺境の地方だ。

カタリナ『遠いわね』

エリー『我々には転位の魔法があるとは言え…』

カタリナ『まあ、行ってみるしかないわね…』

私達は旅支度をする、その剣士がどんな人間なのかを確かめるために












カタリナ『なら、行きましょうか』

エリー『そうですね…』

魔王城から転位の魔法でその村の一番近くの街…と言うよりは私達魔物がかつて侵攻に使っていたが今は魔物たちの街を守るための要塞に飛ぶ…


カタリナ『…』

エリー『なら、行きましょうか』

カタリナ『えぇ』

そこから三時間ほど歩くと、村が見えてきた

エリー『!』

しかし、件の剣士は賊を切り捨てては次の相手を攻撃している…

カタリナ『これは…』

???「どうした?もう終わりか?」

賊の大半は首を斬られているか胸に風穴が空いていて動かない…おそらく人間の技術ではもうダメだろう…

???「残るは、お前だけだな…」

怯えている賊の最後の一人を彼は斬りかかる…

カタリナ『!!彼だけは間に合った…みたいね…』

私は何とか彼の剣を自分の剣で受け止める

???「こいつら魔物とも組んでたのか…」

カタリナ『私達は彼らとは無関係よ』

???「なら邪魔をするな」

カタリナ『そうはいかないわ…貴方止めなかったら彼も殺していたでしょう?』

???「当たり前だ、一人でも生かしておけば同じだ」

カタリナ『恨みを絶つためとはいえやり過ぎよ…』

???「なにも知らんのに知ったような口を叩くな」

確かに反射的に止めはしたが彼の言うことも確かにそうかもしれない…

カタリナ『…』

エリー『この賊たちは何をしたんだ?』

???「村人に聞け、俺が言うより分かりやすいだろうし信用できるだろうからな…」

カタリナ『…』

とりあえず最後の一人は縄でくくりつけて改めて村人たちに聞きに行く…

エリー『…予想より悪質だった』

カタリナ『資源のために水源に毒を流したり、人質をとって嬲り殺しにしたり、醜いわね…』

???「こいつらは前にこの村に火を放ったこともあったらしい、そんなやつを一人でも…いや…」

カタリナ『!!』

村人たちが縛られている賊に怨嗟の言葉を吐き罵りながら袋叩きにしている…

エリー『やめろ…!!』

エリーが止めようとするも村人たちは「こいつらのせいでどれだけの人たちが苦しんで死んだと思っている!それをこいつの骨身に刻んでから殺してやる…」と聞く耳を持たない


???「まあ、そうなるだろうな。…見ず知らず、おまけに数年前まで同じようなことをしていたお前たちに言われたところで説得力は皆無だろうな」


カタリナ『でも…わかりあえた事例もたくさんあるわ』

???「あいつらもそれは知っている、だが…」

カタリナ『???』

???「見ず知らずの無関係なのが『やめろ、そんなことをしても何にもならない』というのは簡単だろうが俺から言わせれば「さしたる事情も知らずに知ったような顔をしてどこまで傲慢になれば仲裁者の立場の自分に酔えるのか?」という話だが」

カタリナ『!!そうよね…』

???「魔物が何の用でここまで来た?」

彼は私達に切り出してくる

???「の前にやはりまだいたか…」

彼は一人で突っ込んでいきまた賊の首を切り裂き急所を刺し貫いていく

エリー『殺すために特化している…』

カタリナ『…』

エリー『止めなければ…』

カタリナ『心では止めたいわ…でも…』

村人たちが制するように立ちはだかろうとしている

エリー『…』

彼は遂に頭領も首を斬って殺してしまった…

???「…終わった」

すると村人たちは歓喜している、嬉し涙さえ流しているものさえいる…

カタリナ『無関係な私達が介入すべきでは、なかったのかもしれないわね…』

???「さて…」

彼は旅支度をしている

村人「ありがとうございました…!」

???「ああ、多分これで安全だ。後は獣とかに気を付けろ」

村長らしき男が何度も頭を下げている…

???「村長たちも、元気でな…」

やはり村長だったらしい…

カタリナ『待って』

???「?」

カタリナ『貴方に来てほしいのよ』

???「法的拘束力が無いなら断る、あるにしてもそれはお前たちのところでの法律であってここはあくまでも人間の納める国だから人間の法に従う、まあこいつらには賞金がかかっていたから無罪だろうがな」

カタリナ『今の時代、まだまだあいつらほどではないにしろ治安を乱すものがたくさんいる…貴方の力はきっと…』

???「高位の魔物さんからしたら殺しは御法度ではないのか?」

カタリナ『今は数が多いからとにかく戦力が必要なのよ…』

???「だが、そんな俺が行くと殺しは御法度なあんたらからしたら俺の存在を疑問や嫌に思うのもいるのでは?」

エリー『確かに…』

???「と言うわけだ」

彼は立ち去ろうとするが私は止めようと言葉を出す

カタリナ『貴方、住むところとか無いんじゃないの?』

???「だとしたら?」

カタリナ『貴方、噂になっているのよ』

???「あぁ?」

彼は訳のわからないといった顔をしている

カタリナ『貴方を、その噂の大本として招きたいのよ』

???「初対面でいきなりそんなことを言うやつを信じろと?」

エリー『!』

???「ましてや…」

彼は少し遠い目をして、なにかを言おうとして飲み込んだように見えた

カタリナ『????』

???「お前たちには関係の無いことだ、言うならな」

エリー『???』

???「…」

カタリナ『?』

???「…」

カタリナ『貴方、名前は…?』

???「忘れた」

カタリナ『ふざけないで』

???「ふざけていない、俺は自分が何者なのかわからん」

カタリナ『ぉぉう…記憶喪失?』

???「らしい、ただわからんのは自分のことのみだな」

エリー『自分のことのみ?』

???「ああ、俺の名前やどこにいたのか?といった自分のことに関する記憶だけが抜け落ちている」

カタリナ『なら尚更私達と来てもらうわ、能力はともかく記憶がないなんて…』

???「…」

彼は諦めたような顔をして私達に近づいてきた

???「変なことしたら斬るからな」

カタリナ『…えぇ』

彼は警戒しながらも来てくれるらしい、本当に良かった…














何日か時が過ぎるが相変わらず彼は警戒している…

???「…」

彼は剣の手入れをしている…

???「何を見ている?」

カタリナ『そう言えば、貴方は剣を3本も持っているのね』

???「ああ、これがなんなのかはわかる。」

カタリナ『あら、そうなの?』

彼は腰の後ろにつけている2本の剣を手で触る

???「これは所謂曰く付きの剣だ」

カタリナ『危ないわね…』

???「俺の手元にあれば大人しいものだ」

カタリナ『適合しているわけね…』

???「ああ、それに仮に乗っ取られても俺にはなんのデメリットもない」

カタリナ『???』

???「こいつのデメリットは、装備者の理性を奪い狂戦士に変える」

カタリナ『本格的に危ないわねそれ…』

???「まあ、もう俺には仲間も居ないからデメリットは実質ないも同じだが」

カタリナ『そういうこと…』

???「ああ、しばらく衣食住の面倒を見てくれるようだな…なら俺の記憶の範囲でならお前たちの質問に答えてやる」

カタリナ『良いの?』

???「そもそも覚えていることはそこまで多くはないが」

カタリナ『確かにねぇ…』

???「よし、手入れ終わり」

そのまま彼は手を洗ってきたらしい

カタリナ『なら…貴方は記憶がないと言ったけれど』

???「ああ」

カタリナ『戦いかたはわかるのね』

???「なんと言うか、身体が覚えている」

カタリナ『なるほどねぇ…』

???「ああ、あとこれは俺があの村の近くで倒れていたときから持っていたらしい」

カタリナ『…見せてくれる?』

???「信じろと?」

カタリナ『…そうよね』

???「調べてもらったが、どうやら一品物で適性がないと使えないものらしい」

カタリナ『まあ、そうよね…さっき使ってた方のは?』

私は彼の近くに立て掛けている剣を見る

???「この鋼でできた剣の方はあの村の人が俺に渡してくれたものだ、細目の丸太で賊をぶん殴ってた俺に村人達がくれた」


カタリナ『そうなのね…』

???「ああ、良質の鋼でできた剣とのことだ」

カタリナ『なるほど…』

???「まだ他に聞きたいことはあるか?」

カタリナ『なら、次は貴方は何か所属のわかるものなかったの?』

???「ああ、俺が身に付けていたのはぼろぼろの服とこの一対の剣だけだった」

カタリナ『??』

???「自分でもそこら辺は曖昧なんだよ」

カタリナ『なるほど…』

???「ああ」

カタリナ『なら、次の質問よ。貴方はいくら悪人とは言え殺すことに躊躇いはなかったの?』

???「数年前までお前達がそうだったのに良くいうな」

カタリナ『…私が聞きたいのは貴方の意見というか考えよ』

???「…自身の尊厳を踏みにじろうとするものを許しておけばさらに多くのもの達が傷つき死ぬことになる、そう思わないか?」

カタリナ『…』

???「それに、奴らを生かす事のメリットより奴らを始末するメリットの方が勝った」

カタリナ『命を秤にかけるの?』

???「ならのさばらせていた方が良かったというわけだな」

カタリナ『…』

???「あの地は資源もそこまで多くない。その上で辺境だ、王国や街が動くと思うか?」

カタリナ『…私たちなら動いたわ』

???「貴女方が思うほど人間はきれいな生き物ではない、ということだ」

カタリナ『貴方のいう程ひどくもなさそうだけどね』

???「どうだかな…」

カタリナ『とりあえず、貴方が機械的にあの賊たちを滅したわけではないことだけはわかったわ』

???「ああ」

カタリナ『ごめんなさい…私達がもう少し早く…』

???「いや、奴らは変わらんだろう…」

カタリナ『そっちじゃなくて被害を減らせていたのかも知れないとね…』

???「なるほど…」

カタリナ『甘いと思うかしら?』

???「知らんならあの行動はおかしくない、知っていたならあれは加害者贔屓も大概にしろといいたい」

カタリナ『…返す言葉もないわ』

???「少なくともお前たち魔物はまだ人間に信用されていないところの方が多い、わかっているだろうがな」

カタリナ『えぇ、時間はかかるけど和平を結ぶわ』

???「人間は単純ではないからな、利権や金、はたまた信仰も貴女方の和平を妨げるものだろう」

カタリナ『えぇ…』

???「貴女方はこれからたくさん人間の醜い面を見ることになる、それでも愛せるか?」

カタリナ『…覚悟の上よ、貴方こそ私達変化した魔物の事を深く知らないみたいね』

???「それは俺も否定はしない」

カタリナ『記憶が戻るまでその目と心に刻むと良いわ』

???「そうさせてもらうか」

カタリナ『?かつての時代の魔物を知ってる割には柔軟ね』

???「されが化けの皮か、それとも本当の変化なのか見極めて知る。柔軟と言えばそうなんだろうな…」

カタリナ『…』

???「まだあるか?」

カタリナ『もしかしたら…』

???「???」

カタリナ『貴方、記憶を取り戻したい?』

???「できるのか?」

カタリナ『可能性はあるわ』

???「…なら、やってみよう」

カタリナ『あら、意外に素直ね』

???「自分が何者かわからんのが不快なだけだ」

私はそのまま彼を連れていく

カタリナ『ここよ』

???「これは?」

カタリナ『なんと言うか、記憶喪失って種類が三つあるのよ』

???「一つ目が記憶を消される、あるいは上書きされる。二つ目が頭の損傷、三つ目は?」

カタリナ『意図的に記憶を封印している、よ。人為的か自主的かはともかくね』

???「なるほど…」

カタリナ『なら、これを頭につけて』

私はその器具を彼に渡す

???「これは?」

カタリナ『その記憶喪失の系統がどれかを判別するものよ』

???「なるほど…」

そのまま彼はその器具を頭に着けた

カタリナ『なら、行くわよ?』

???「ああ」

そのまま器具の電源を入れる

???「!!!!!!!!!!!!」

カタリナ『大丈夫!?』

???「…なるほど」

カタリナ『?』

???「記憶の手がかりは見つかった、俺の記憶喪失のタイプは魔力による封印だ」

カタリナ『なるほど…見つかったのね』

???「ああ、手がかりの場所は俺の記憶にある。」

カタリナ『良かったわね…♪』

???「ああ、良いものだろうが悪いものだろうが記憶は俺のものだ。」

カタリナ『今日はもう遅いから、明日から向かうと良いわ』

???「そうさせてもらう」

彼が初めて少しだけだが笑った、私の初めてみる顔だ…























カタリナ『で、記憶の場所はどの辺りなの?』

???「…この辺りだ」

カタリナ『ここは…』

彼が指した場所、それは私達が変化する直前。私たちで言う旧時代の末期に大爆発を起こし廃墟となった主神教団の都市だった

カタリナ『貴方、そこ出身なの?』

???「わからん、ただ手がかりの一部にその都市の名前があった。そしてその近くの場所にもうひとつ見えた記憶の景色がある」

カタリナ『…わかったわ。』

魔王城からはそこそこ遠いがそれでも転位魔方陣を使うことで数日で行けるはずだ

???「近くまで送ってくれれば俺一人でも行ける」

カタリナ『ダメとは言わないわ、ただ最後まで付き合わせてくれないかしら?』

???「…好きにしろ」

準備を済ませ転位魔方陣を使いその都市の近くにある魔物たちが住む都市に飛ぶ

???「ここから西に進めば行けるはずだ」

カタリナ『本当に、それだけで良いのね…』

???「ああ、なにかを楽しむにしても苦しむにしてもまずは俺が何者であるかを確かめてからだ」

彼はそのまま西へ、西へと進んでいく

カタリナ『ちょうど良いわ、あの街の宿に泊まりましょう』

???「いや、俺にはこれがある」

彼はテントを持っていたらしい

カタリナ『何かあってからでは遅いわ…』

彼を引っ張って宿に向かう

???「何かしてみろ、斬るぞ」

カタリナ『…えぇ』

相変わらず彼の警戒心は彼の腰にある双剣のように鋭い…

???「…」

カタリナ『ねぇ』

???「なんだ」

カタリナ『記憶を取り戻したら、何をしたい?』

???「取り戻すまでわからん、記憶の内容次第だろ」

カタリナ『確かに…怖かったでしょう…?』

???「恐怖はすぐに消えた、あの村人たちは記憶を失い誰ともわからん俺を助けてくれたからな」

カタリナ『ある意味で、あの村に行けたことは貴方にとって幸運だったわけね…』

???「お前たちは不運と思うか?」

カタリナ『難しいところよ…でもどちらかと言えば幸運かしらね』

???「?」

カタリナ『貴方のお陰で辺境の省みられない地の人たちの悲しみや覚悟が見えたから』

???「まるっきり頭の中お花畑というわけでもないらしいな」

カタリナ『ふふ』

彼は既に寝息をたてていた、寝るのも早い男だ…












翌日、彼の記憶の手がかりがあるであろう街の跡に着いた

???「当ては2ヵ所だ」

カタリナ『そうなの?』

???「ああ、まずは近い方のこっちに行く」

彼は私に「魔物がいると俺もあんたも攻撃されかねない」と一人で向かった

カタリナ『…戻ってきたわね』

彼は一時間ほどして戻ってきた

カタリナ『成果は?』

???「これだ」

彼の手首に腕輪のようなものがつけられている

カタリナ『それは?』

???「俺が見たもののひとつだ」

カタリナ『つまり手がかり?』

???「手がかりの欠片だな」

そして彼はもうひとつの当てと言っていた場所に向かうようだ

カタリナ『…施設?』

???「恐らくはな」

そこにあったのは科学施設らしき所だった

???「どうやら今回も俺一人で行けるらしいな」

彼の手首にある腕輪が通行手形のようなものらしい

カタリナ『開いたなら入れるわね』

???「…好きにしろ」

彼はそのまま施設のなかを進んでいく

カタリナ『ここ、なんの施設…?』

実験場らしいが、なんの実験をしていたのかまだ手掛かりが足りない

???「恐らくだが実験施設、生物実験をしていたところだ」

カタリナ『…そうよね』

そして、ある扉の前で彼は足を止める

カタリナ『???』

???「ここだ」

カタリナ『わかるの?』

???「これがあるからな」

腕輪についていた水晶には矢印が表示されていてこの扉の方向を向いている

カタリナ『わかりやすいわね…』

扉を開けると、そこには楕円形の機械があった

???「これか?」

その楕円形の機械に彼は手を触れる

???「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

その瞬間に触れた機械からスパークが迸った

カタリナ『大丈夫!?』

???「全て…思い出した」

彼は覚悟をした顔で言う

カタリナ『記憶、戻ったのね…良かった…』

???「俺には名前が二つある」

カタリナ『あら、そうなの?』

???「名乗るべき方は、アッシュだろうな」

カタリナ『アッシュ…それが貴方の名前だったのね』

アッシュ「ああ、俺の眼はその名前の色だからな」

カタリナ『名付けがそれ由来だったわけね』

アッシュ「ああ、やることも見つかった」

カタリナ『そう…その顔だとお別れね…』

彼の記憶が戻って嬉しい反面、別れの悲しみもある

アッシュ「ああ、俺にはやらなければならないことがある」

彼は強い決意を持った眼で言う

カタリナ『また、会えるわよね?』

アッシュ「ああ、色が異なっていてもな」

彼はそう言うと廃墟となった都市のところまで戻ると私とは別の方向に移動していく…

カタリナ『なんの目的かはわからないけど、止めてはいけない気がする…』

聞きたかったがたぶんアッシュは『それは俺の問題であって答えは自分で見つけなければならないだろう』と返すだろうから…

chapter1 完
21/08/06 23:38更新 / サボテン
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どうも、サボテンです

次回に続きます

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