彼女たちにとっての至宝
俺は、和田 道也。夏休みを前に控えた高三だ
道也「よし、期末も赤点取ってないし大丈夫だな」
期末テストも赤点は阻止できたので安心だ
???『和田くん…』
その日の放課後にクラスの女子が話しかけてきた
道也「影山優希…なにか用か？」
彼女は影山優希、魔物らしさが少しとがった耳くらいしか特徴がなく地味だが顔立ちそのものは可愛らしいと思うのが俺の彼女への感想だ
優希『明日終業式だよね』
道也「ああ、そうだな」
他に彼女は成績は良いが運動は苦手らしいと言うことをクラスの連中が言っているのを聞いた
優希『明日の放課後、少し頼みたいことがあるんだけど良い？』
道也「まあ予定もないし構わんが」
優希『ありがとうね』
道也「ならまた明日」
そして、終業式が終わった放課後に彼女は俺の席に来た
道也「お、来たか」
優希『なら、早速いい？』
道也「で、何の用だ？」
優希『これ…』
彼女は縦長で菱形の透明感がある紫紺色をした結晶らしきもの、恐らくペンデュラムらしきものを持ってゆっくり振る
道也「？？？」
すると、その結晶は俺の方を向く
道也「お、機能してる」
優希『間違いない…』
そのまま彼女は俺に近づくと結晶は光り始める
道也「何か光ってるが」
優希『うん…』
道也「で、これはなんだ？」
優希『魔宝石のペンデュラムだよ』
道也「なるほど…でこれは何を意味してるんだ？」
優希『この魔宝石には、私の魔力が入ってるの』
道也「なるほど」
優希『これ、ある意味では私の作品だけど…どう？』
道也「綺麗だと思うぞ」
優希『良かった…』
道也「で、この反応の意味は？」
優希『これはね』
道也「俺の方を向いてると言うことは」
優希『…うん、もう言うね』
道也「ああ」
優希『私は和田くんが好き、大好き』
道也「その道具に頼った理由ってあるのか？」
優希『あるよ、これは私たちの種族専用の道具だから』
道也「というと？」
優希『そもそも私が何の魔物か知ってる？』
道也「いや、わからん」
優希『ドッペルゲンガーだよ』
道也「なるほど」
ドッペルゲンガー…確か相手によって姿が変化する魔物と言う話だが…
優希『私は一応術で化けているの、でも貴方は』
道也「本来の姿を見抜いていた、か」
優希『うん』
道也「そして、理想の女が居ないから変身も起こらなかった訳か」
優希『うん』
道也「なるほど…」
優希『…♪』
ゆっくりと彼女は抱きついてきた
道也「…」
冷房の切れた教室は暑い…くっつかれていたらなおさらだ
道也「とりあえず、場所移そう…暑い」
彼女の家に向かう途中で俺は魔物に好意を伝えられた以上着替えとかは必要だろうなと思い一度帰宅して調達しようとするが…
道也「え」
俺の家というかアパートの近くに彼女の家があった
道也「ご近所さんかい！」
優希『みたいですね』
そのまま彼女は一度帰宅して色々持ってきたらしい
道也「俺の部屋はここだな」
鍵を開けて冷房を入れる
道也「ふぃー…」
優希『思ってたより片付いてますね』
道也「とりあえず…」
部屋にいき着替えて来ていた制服とかを洗濯機つき乾燥機に放り込む
優希『あ、そこら辺ちゃんとしてるんですね』
道也「まあな」
優希『…』
道也「とりあえずシャワー浴びてくるかな…」
優希『はい…』
そのまま自分が浴室にいきシャワーをしていると、ドアが開いた
道也「？？」
優希『折角だしね…♪』
道也「思ったより積極的…」
優希『…♪♪』
道也「さてと」
頭を洗い終え、体を洗おうとすると…
優希『私にさせてくれる？』
道也「…ああ」
優希『…♪♪』
彼女は石鹸を泡立てて俺の背中に塗り始める
優希『加減は大丈夫？』
道也「ああ、良い感じだ」
優希『なら、前も良い？』
道也「そうだな…」
すると彼女は、俺の正面に向き合うように来て自分の身体に石鹸を塗り始めた
優希『これなんてどう？』
そのまま俺に抱きついてきた
道也「…！！」
優希『ふふ…♪』
ぬりゅ、ぬりゅ、と身体が擦れる
道也「これ洗えてるのか…？」
優希『…♪♪』
しばらくそれが続き…
道也「洗うか…」
優希『…』
そのまま身体を流す
道也「上がるか…」
俺の部屋は海外に出張することの多い親が借りておいてくれたものだ
道也「昼飯にするかな…」
とりあえず携帯栄養食品を出す
優希『カ○リーメ○ト？』
道也「ああ、足りん栄養はサプリメントとかで追加する」
優希『バランスが微妙に足りてないですよ？』
道也「？プロテインとリンとかは他のサプリで取ってるが」
優希『えぇ…』
道也「一人暮らしだとこれが楽なんだよ」
優希『ちゃんとしたもの食べないとダメですよ…』
道也「片付けとかの手間を考えるとな…」
優希『私が作ります』
道也「いや、冷蔵庫にはなにも入ってないが」
優希『私が持ってきました』
道也「マジか…」
優希『なら…』
早速彼女はなにかを作り始めた
道也「…」
俺はミネラルウォーターを飲みながら待つ
優希『できましたよ』
彼女はカラフルな冷やし中華を作ってくれた
道也「おおー」
優希『召し上がれ♪』
道也「いただきます」
早速食べる、冷やし中華ではなくこれは冷やしラーメンだが美味しい…
道也「胡麻油がタレに入ってるなこれ」
優希『はい♪』
道也「うまい…」
久々に「食事」をした気がする…
道也「ごちそうさまでした」
あっという間に完食した、美味しかった…
道也「洗い物、するか…」
優希『まあ、栄養を取るためだけだと洗い物は少ないですよね』
道也「ああ、ごみも少ない」
優希『まあ、確かに』
道也「食うことの楽しさを放棄してるがな」
優希『ですよねー』
道也「さて…」
話しながら洗い物を終える
道也「さてと」
ここから夏休みだが…
優希『夏休み、ですね…』
道也「まあ、俺はとりあえずやることしないと」
そのまま宿題に取りかかる
優希『？？？』
道也「一気に終わらせておく」
優希『なら、一緒にやりましょうか』
道也「そういえば、何が苦手なんだ？」
優希『私は体育以外は大丈夫です』
道也「なら、数学は教えてくれるか？」
優希『良いですよ』
彼女の教え方は分かりやすくするする入ってくる
道也「あの言葉は本当らしいな」
優希『？？？』
道也「学力的な能力は、個人によって吸収率は違うが相性もあるってやつ」
優希『なるほど』
道也「わかりやすい教え方をしてくれているなと、ありがとう」
それから真っ暗になる頃にはなんとか宿題は全部終わった
道也「疲れた…」
優希『ですねぇ…』
道也「晩飯にするか…」
優希『はい…』
道也「これで良いか」
メニューを見て鰻重を二つ注文する電話をかけた
優希『良いんですか？』
道也「うちの親、せめてもって感じでお金はたくさん振り込んでくれるんだよ。それに俺は光熱費は電気しかほとんど使わんしな」
優希『なるほど…』
しばらく話していると鰻重は届いた
道也「いただきます」
優希『いただきます』
道也「流石だ、昔からあるだけあって味は確かだ」
優希『美味しいですねぇ…♪』
道也「それは何より」
食べ終えて、容器を取りに来て貰う
道也「さてと」
優希『ねぇ…』
道也「ん？」
優希『…♥』
ゆっくりと彼女は抱きついてきた
道也「…」
優希『いい？』
道也「それ想定して鰻重頼んだんだよ」
優希『あら…♪そうなの…♥』
道也「魔物相手だしな」
そのまま寝室に向かう
道也「さてと」
優希『何と言うか、シンプルな寝室ですね』
道也「機能性を考えた結果これに行き着いた」
優希『必要なものは揃ってますけどね』
道也「寝室は寝るところだからな、必要なのは寝具とかだ」
優希『ですねぇ…』
道也「の前にシャワー浴びてくるかな」
優希『そうしましょうか♥』
再び浴室に向かう
道也「ふぃー…」
早速蛇口を捻り湯を出す
優希『…♥』
道也「とはいっても、そこまで洗う必要ないか」
優希『確かに』
少し考えて流した上で上がる
道也「…」
優希『良いですか…？』
道也「…ああ」
まさか夏休みに一気に進むとは…
優希『…』
ふぁさ…と彼女は服を脱いだ
道也「お…」
彼女が着ていた下着は、水色のフリルがついたものだった
優希『私みたいな地味なのには似合いませんよね…』
道也「いや…可愛いぞ？」
優希『え』
俺がそういうと彼女は耳まで真っ赤になっている…
道也「…」
優希『…♥♥』
そのまま彼女はベッドに座っていた俺の近くに近づいてきた
優希『良かった…♥』
彼女は涙を流しながら頬を赤らめている
道也「…」
彼女を抱き抱えて頭を撫でていく
優希『んん…♥♥』
道也「…」
優希『…♥♥♥』
優希は俺の方を見てくる
道也「？？？」
優希『…♥♥♥』
俺の後頭部に手を回してゆっくりと顔を近づけてくる
優希『キスして、良いですか…？』
道也「ああ…」
ゆっくりと、唇が近づいてくる
優希『んん…♥♥』
そして密着する…
道也「…」
優希『んんん…♥♥♥』
俺の口のなかになにかが入ってくる…これは…
優希『んちゅ…♥ちゅる…♥』
俺の舌に彼女のそれがゆっくりと絡み付く…
道也「んんん…！」
身体の奥が熱い…これは…
優希『んぷぁ…♥♥♥』
道也「はぁ…はぁ…はぁ…なんだこれは…」
優希『魔物のもつ、相手の男をその気にさせる力だよ…♥♥』
道也「なるほど…」
優希『嬉しい…♥♥♥』
道也「…」
優希『…♥♥♥』
そのまま一度彼女を離す
道也「…？」
優希『…』
ゆっくりと彼女は下着を脱ぎながら壁に背中をもたれかからせる
道也「…」
優希『貧相ですよね…』
道也「いや、体格的には普通以上だろ…」
彼女の肢体を改めて見る、確かにそこまで豊満とは言えないが小柄な割には貧相と言うわけでもない
優希『…♥♥♥』
俺の身体は、正直に反応していた
優希『ぁ…♥♥♥』
道也「…」
優希『さぁ…♥来てください…♥♥』
嬉しそうではあるが震えかけている声で彼女は言う
道也「なら…」
そのまま今度は俺からキスをする
優希『んん…♥♥んんん…♥♥♥♥』
うなじから背中辺りにかけて撫でていくと彼女は震える…
優希『んんんん♥♥んんんんんん…♥♥♥♥♥♥』
道也「…」
優希『ごめんなさい…私だけ先に…』
道也「いや、良かった…」
優希『次は…♥』
道也「なら…」
優希『ん…♥』
そのまま彼女の後ろに回り、片手に収まるほどの胸に手を当てる
優希『手、暖かいです…』
道也「なら、行くぞ？」
優希『うん…♥♥♥』
ゆっくりと指を沈み込ませていく…柔らかいが弾力性も高く押し返すような感じだ…
優希『ぁぁ…♥♥♥』
道也「ここはどうかな？」
そのまま小さめながらも主張する乳首を優しく摘まむ
優希『んんん…♥♥♥♥』
道也「ここは少し固めだ」
優希『そんなにおっぱいばっかりぃ♥♥だめぇ♥♥♥』
道也「お、気持ちいいなら…」
そのまま摘まんで指先で転がしていく
優希『ぁ♥ぁ♥ぁ♥ぁ♥ぁ♥んんんんんんんん…♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥』
優希は震えてのけ反る…
優希『はぁ…♥はぁ…♥また…♥』
道也「なら次は…」
彼女の正面に移動する
優希『次は…？』
道也「では…」
早速彼女のおっぱいに口をつける
優希『赤ちゃんみたいですよ…♥♥んん…♥♥』
道也「んん…」
そのまま少し固めの乳首を舐め回し、少し強く吸う
優希『んんぅ…♥♥おっぱい美味しいですか？』
道也「ん…」
今度は優しく甘噛みすると…
優希『んぁぁ♥かんじゃだめぇ♥♥♥』
道也「…」
ペースを上げて吸い付き、もう片方も優しく揉んでいく
優希『おっぱいだけで…♥あぁぁぁぁぁぁあ〜〜♥♥♥♥♥』
また彼女は震えてのけ反る…
優希『私ばっかりしてもらうの…』
道也「いや、そのおかげでな…」
俺の男性器は自分でも見たことのないほどに怒張している
優希『すごいことになってますね…♥♥』
道也「ああ…」
優希『なら…♥♥』
彼女は足を広げた
道也「なら、もう少し準備するか？」
優希『ん…♥♥』
道也「…」
そのまま優しく秘所へ指先を入れていく…
優希『入って…♥♥んん…♥♥♥』
ゆっくりと入り口の前面を擦り、再びおっぱいに吸い付いていく
優希『そこは♥そこはぁ…♥♥♥』
指をきゅぅぅぅ♥♥と締め付けてくる…
道也「…」
そのまま少しペースを上げていく…
優希『ぁ♥ぁ♥ぁ♥ぁ♥ぁ♥ぁ♥ぁ♥あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜♥♥♥♥』
彼女はのけ反り震える
道也「！」
優希『私、今イったばかり…』
その姿に俺は彼女の秘所へ口をつける
優希『舐めてくれるんですか？』
道也「良いなら、だが」
優希『なら…♥♥』
遠慮なくそのままゆっくりと舌を奥に押し入れていく
優希『舌が…♥♥入ってぇ…♥♥♥♥』
道也「…」
舌をゆっくりと動かしていく
優希『んんぅぅ♥♥♥』
道也「んん…」
そのまま限界まで押し込んだりしていく
優希『そんな奥までぇぇ♥♥♥』
道也「んんん…」
今度は奥から手前へ引き抜く
優希『だめ…♥♥だめぇ♥』
道也「わぶ！！」
一気に舌を引き抜くと、彼女はのけ反り、震えている…
道也「気持ちよかった？」
優希『はぃ…♥』
耳まで真っ赤にして彼女は頷く
道也「なら、いくか？」
優希『はい…♥♥』
道也「なら、自分でやってみたら良い」
優希『なら…♥♥』
一度ベッドまで移動して俺は仰向けに寝かされた
優希『なら、行くよ…♥』
ゆっくりと腰を俺の男性器めがけて落としていく…
優希『んんんん…♥』
なにかを突き破る感覚の後に、締め付けが急激に強まる
優希『入り…ましたぁ…♥♥』
彼女の頬には涙が伝っている…
道也「痛いなら、無理するな…」
優希『もう痛いのは大丈夫…♥それ以上に…♥♥』
ずちゅっ！ずちゅっ！と俺の上で彼女は跳ねるように動く
道也「！！」
まるで岩盤を採掘するように理性が削られていく…
優希『…♥♥♥』
そのまま彼女は身体を前に倒して俺の首の後ろに手を回す
優希『我慢は、だめですよ…♥♥♥』
ゆっくりと俺の口を彼女は自分のそれでふさぐ…
道也「んん…！！」
優希『んん…♥♥』
彼女はそのまま抱きついてくる…
道也「んんん！！んんんんんん！！！！」
魔物相手に我慢がいつまでも続くわけもなく、俺の我慢は粉々に決壊し精を迸らせるように吐き出していく
優希『んぷぁ♥♥あつぃぃぃぃぃ…♥♥♥♥』
道也「やっちまった…」
落ち着いたところで俺は言葉を絞り出す
優希『…♥♥♥』
道也「…」
優希『幸せです…♥♥♥』
彼女は満面の笑みで言う
道也「それは、何よりだ…」
彼女が良いと言ったとしても懸念はあったのでそれが消えたことに安堵する
優希『道也…貴方は私たちドッペルゲンガーにとっての至宝を持ってるのよ♥』
道也「？？？？？」
さっぱり至宝がなにかわからない
優希『私たちドッペルゲンガーの、素の姿を最初から愛してくれること…♥』
道也「なるほど…」
優希『多分、渡しはもう変身ができなくなっています』
道也「ドッペルゲンガーの能力的なものか」
優希『うん、自分自身には変身できないから』
道也「まあ、変わりようがないしな」
優希『うん…』
道也「…」
儚げに俺を見上げてくる彼女を、俺は強く抱き締めた
優希『んん…♥♥♥』
それから何日か俺の部屋で過ごすが…
道也「本当に良いのか？」
彼女は『どこにも自分からいく気はない』という
優希『うん、暑いのにわざわざどこかにいくのも、ね…』
道也「それで良いなら構わんが…」
優希『うん…♥』
それから俺は数日でインキュバスになった
優希『…♥♥』
道也「宿題は、終わったしな…」
彼女と過ごす夏は、怠惰なものになりそうだ…
道也「結局、夏休み外にほとんどでなかったな…」
優希『確かに…♪』
お陰で肌は焼けがなくなり色白なわけでもないのにかなり白い…
道也「さてと、明日は始業式だな」
優希『うん、そうだねぇ…』
まあ、なんとかなるだろう…そうおもったが…
道也「マジか…」
始業式の日には俺を含むクラスのフリーな男子の八割以上が乱立したカップルの枠に入っていた…
道也「夏の力ってすごいな…」
優希『だねぇ…』
きっと一学期とは比べ物にならないほど充実したものになる。俺はそう確信し可能ならも同じことを考えていたか考えが伝わったかはわからないが嬉しそうに頷いた。
おわり
道也「よし、期末も赤点取ってないし大丈夫だな」
期末テストも赤点は阻止できたので安心だ
???『和田くん…』
その日の放課後にクラスの女子が話しかけてきた
道也「影山優希…なにか用か？」
彼女は影山優希、魔物らしさが少しとがった耳くらいしか特徴がなく地味だが顔立ちそのものは可愛らしいと思うのが俺の彼女への感想だ
優希『明日終業式だよね』
道也「ああ、そうだな」
他に彼女は成績は良いが運動は苦手らしいと言うことをクラスの連中が言っているのを聞いた
優希『明日の放課後、少し頼みたいことがあるんだけど良い？』
道也「まあ予定もないし構わんが」
優希『ありがとうね』
道也「ならまた明日」
そして、終業式が終わった放課後に彼女は俺の席に来た
道也「お、来たか」
優希『なら、早速いい？』
道也「で、何の用だ？」
優希『これ…』
彼女は縦長で菱形の透明感がある紫紺色をした結晶らしきもの、恐らくペンデュラムらしきものを持ってゆっくり振る
道也「？？？」
すると、その結晶は俺の方を向く
道也「お、機能してる」
優希『間違いない…』
そのまま彼女は俺に近づくと結晶は光り始める
道也「何か光ってるが」
優希『うん…』
道也「で、これはなんだ？」
優希『魔宝石のペンデュラムだよ』
道也「なるほど…でこれは何を意味してるんだ？」
優希『この魔宝石には、私の魔力が入ってるの』
道也「なるほど」
優希『これ、ある意味では私の作品だけど…どう？』
道也「綺麗だと思うぞ」
優希『良かった…』
道也「で、この反応の意味は？」
優希『これはね』
道也「俺の方を向いてると言うことは」
優希『…うん、もう言うね』
道也「ああ」
優希『私は和田くんが好き、大好き』
道也「その道具に頼った理由ってあるのか？」
優希『あるよ、これは私たちの種族専用の道具だから』
道也「というと？」
優希『そもそも私が何の魔物か知ってる？』
道也「いや、わからん」
優希『ドッペルゲンガーだよ』
道也「なるほど」
ドッペルゲンガー…確か相手によって姿が変化する魔物と言う話だが…
優希『私は一応術で化けているの、でも貴方は』
道也「本来の姿を見抜いていた、か」
優希『うん』
道也「そして、理想の女が居ないから変身も起こらなかった訳か」
優希『うん』
道也「なるほど…」
優希『…♪』
ゆっくりと彼女は抱きついてきた
道也「…」
冷房の切れた教室は暑い…くっつかれていたらなおさらだ
道也「とりあえず、場所移そう…暑い」
彼女の家に向かう途中で俺は魔物に好意を伝えられた以上着替えとかは必要だろうなと思い一度帰宅して調達しようとするが…
道也「え」
俺の家というかアパートの近くに彼女の家があった
道也「ご近所さんかい！」
優希『みたいですね』
そのまま彼女は一度帰宅して色々持ってきたらしい
道也「俺の部屋はここだな」
鍵を開けて冷房を入れる
道也「ふぃー…」
優希『思ってたより片付いてますね』
道也「とりあえず…」
部屋にいき着替えて来ていた制服とかを洗濯機つき乾燥機に放り込む
優希『あ、そこら辺ちゃんとしてるんですね』
道也「まあな」
優希『…』
道也「とりあえずシャワー浴びてくるかな…」
優希『はい…』
そのまま自分が浴室にいきシャワーをしていると、ドアが開いた
道也「？？」
優希『折角だしね…♪』
道也「思ったより積極的…」
優希『…♪♪』
道也「さてと」
頭を洗い終え、体を洗おうとすると…
優希『私にさせてくれる？』
道也「…ああ」
優希『…♪♪』
彼女は石鹸を泡立てて俺の背中に塗り始める
優希『加減は大丈夫？』
道也「ああ、良い感じだ」
優希『なら、前も良い？』
道也「そうだな…」
すると彼女は、俺の正面に向き合うように来て自分の身体に石鹸を塗り始めた
優希『これなんてどう？』
そのまま俺に抱きついてきた
道也「…！！」
優希『ふふ…♪』
ぬりゅ、ぬりゅ、と身体が擦れる
道也「これ洗えてるのか…？」
優希『…♪♪』
しばらくそれが続き…
道也「洗うか…」
優希『…』
そのまま身体を流す
道也「上がるか…」
俺の部屋は海外に出張することの多い親が借りておいてくれたものだ
道也「昼飯にするかな…」
とりあえず携帯栄養食品を出す
優希『カ○リーメ○ト？』
道也「ああ、足りん栄養はサプリメントとかで追加する」
優希『バランスが微妙に足りてないですよ？』
道也「？プロテインとリンとかは他のサプリで取ってるが」
優希『えぇ…』
道也「一人暮らしだとこれが楽なんだよ」
優希『ちゃんとしたもの食べないとダメですよ…』
道也「片付けとかの手間を考えるとな…」
優希『私が作ります』
道也「いや、冷蔵庫にはなにも入ってないが」
優希『私が持ってきました』
道也「マジか…」
優希『なら…』
早速彼女はなにかを作り始めた
道也「…」
俺はミネラルウォーターを飲みながら待つ
優希『できましたよ』
彼女はカラフルな冷やし中華を作ってくれた
道也「おおー」
優希『召し上がれ♪』
道也「いただきます」
早速食べる、冷やし中華ではなくこれは冷やしラーメンだが美味しい…
道也「胡麻油がタレに入ってるなこれ」
優希『はい♪』
道也「うまい…」
久々に「食事」をした気がする…
道也「ごちそうさまでした」
あっという間に完食した、美味しかった…
道也「洗い物、するか…」
優希『まあ、栄養を取るためだけだと洗い物は少ないですよね』
道也「ああ、ごみも少ない」
優希『まあ、確かに』
道也「食うことの楽しさを放棄してるがな」
優希『ですよねー』
道也「さて…」
話しながら洗い物を終える
道也「さてと」
ここから夏休みだが…
優希『夏休み、ですね…』
道也「まあ、俺はとりあえずやることしないと」
そのまま宿題に取りかかる
優希『？？？』
道也「一気に終わらせておく」
優希『なら、一緒にやりましょうか』
道也「そういえば、何が苦手なんだ？」
優希『私は体育以外は大丈夫です』
道也「なら、数学は教えてくれるか？」
優希『良いですよ』
彼女の教え方は分かりやすくするする入ってくる
道也「あの言葉は本当らしいな」
優希『？？？』
道也「学力的な能力は、個人によって吸収率は違うが相性もあるってやつ」
優希『なるほど』
道也「わかりやすい教え方をしてくれているなと、ありがとう」
それから真っ暗になる頃にはなんとか宿題は全部終わった
道也「疲れた…」
優希『ですねぇ…』
道也「晩飯にするか…」
優希『はい…』
道也「これで良いか」
メニューを見て鰻重を二つ注文する電話をかけた
優希『良いんですか？』
道也「うちの親、せめてもって感じでお金はたくさん振り込んでくれるんだよ。それに俺は光熱費は電気しかほとんど使わんしな」
優希『なるほど…』
しばらく話していると鰻重は届いた
道也「いただきます」
優希『いただきます』
道也「流石だ、昔からあるだけあって味は確かだ」
優希『美味しいですねぇ…♪』
道也「それは何より」
食べ終えて、容器を取りに来て貰う
道也「さてと」
優希『ねぇ…』
道也「ん？」
優希『…♥』
ゆっくりと彼女は抱きついてきた
道也「…」
優希『いい？』
道也「それ想定して鰻重頼んだんだよ」
優希『あら…♪そうなの…♥』
道也「魔物相手だしな」
そのまま寝室に向かう
道也「さてと」
優希『何と言うか、シンプルな寝室ですね』
道也「機能性を考えた結果これに行き着いた」
優希『必要なものは揃ってますけどね』
道也「寝室は寝るところだからな、必要なのは寝具とかだ」
優希『ですねぇ…』
道也「の前にシャワー浴びてくるかな」
優希『そうしましょうか♥』
再び浴室に向かう
道也「ふぃー…」
早速蛇口を捻り湯を出す
優希『…♥』
道也「とはいっても、そこまで洗う必要ないか」
優希『確かに』
少し考えて流した上で上がる
道也「…」
優希『良いですか…？』
道也「…ああ」
まさか夏休みに一気に進むとは…
優希『…』
ふぁさ…と彼女は服を脱いだ
道也「お…」
彼女が着ていた下着は、水色のフリルがついたものだった
優希『私みたいな地味なのには似合いませんよね…』
道也「いや…可愛いぞ？」
優希『え』
俺がそういうと彼女は耳まで真っ赤になっている…
道也「…」
優希『…♥♥』
そのまま彼女はベッドに座っていた俺の近くに近づいてきた
優希『良かった…♥』
彼女は涙を流しながら頬を赤らめている
道也「…」
彼女を抱き抱えて頭を撫でていく
優希『んん…♥♥』
道也「…」
優希『…♥♥♥』
優希は俺の方を見てくる
道也「？？？」
優希『…♥♥♥』
俺の後頭部に手を回してゆっくりと顔を近づけてくる
優希『キスして、良いですか…？』
道也「ああ…」
ゆっくりと、唇が近づいてくる
優希『んん…♥♥』
そして密着する…
道也「…」
優希『んんん…♥♥♥』
俺の口のなかになにかが入ってくる…これは…
優希『んちゅ…♥ちゅる…♥』
俺の舌に彼女のそれがゆっくりと絡み付く…
道也「んんん…！」
身体の奥が熱い…これは…
優希『んぷぁ…♥♥♥』
道也「はぁ…はぁ…はぁ…なんだこれは…」
優希『魔物のもつ、相手の男をその気にさせる力だよ…♥♥』
道也「なるほど…」
優希『嬉しい…♥♥♥』
道也「…」
優希『…♥♥♥』
そのまま一度彼女を離す
道也「…？」
優希『…』
ゆっくりと彼女は下着を脱ぎながら壁に背中をもたれかからせる
道也「…」
優希『貧相ですよね…』
道也「いや、体格的には普通以上だろ…」
彼女の肢体を改めて見る、確かにそこまで豊満とは言えないが小柄な割には貧相と言うわけでもない
優希『…♥♥♥』
俺の身体は、正直に反応していた
優希『ぁ…♥♥♥』
道也「…」
優希『さぁ…♥来てください…♥♥』
嬉しそうではあるが震えかけている声で彼女は言う
道也「なら…」
そのまま今度は俺からキスをする
優希『んん…♥♥んんん…♥♥♥♥』
うなじから背中辺りにかけて撫でていくと彼女は震える…
優希『んんんん♥♥んんんんんん…♥♥♥♥♥♥』
道也「…」
優希『ごめんなさい…私だけ先に…』
道也「いや、良かった…」
優希『次は…♥』
道也「なら…」
優希『ん…♥』
そのまま彼女の後ろに回り、片手に収まるほどの胸に手を当てる
優希『手、暖かいです…』
道也「なら、行くぞ？」
優希『うん…♥♥♥』
ゆっくりと指を沈み込ませていく…柔らかいが弾力性も高く押し返すような感じだ…
優希『ぁぁ…♥♥♥』
道也「ここはどうかな？」
そのまま小さめながらも主張する乳首を優しく摘まむ
優希『んんん…♥♥♥♥』
道也「ここは少し固めだ」
優希『そんなにおっぱいばっかりぃ♥♥だめぇ♥♥♥』
道也「お、気持ちいいなら…」
そのまま摘まんで指先で転がしていく
優希『ぁ♥ぁ♥ぁ♥ぁ♥ぁ♥んんんんんんんん…♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥』
優希は震えてのけ反る…
優希『はぁ…♥はぁ…♥また…♥』
道也「なら次は…」
彼女の正面に移動する
優希『次は…？』
道也「では…」
早速彼女のおっぱいに口をつける
優希『赤ちゃんみたいですよ…♥♥んん…♥♥』
道也「んん…」
そのまま少し固めの乳首を舐め回し、少し強く吸う
優希『んんぅ…♥♥おっぱい美味しいですか？』
道也「ん…」
今度は優しく甘噛みすると…
優希『んぁぁ♥かんじゃだめぇ♥♥♥』
道也「…」
ペースを上げて吸い付き、もう片方も優しく揉んでいく
優希『おっぱいだけで…♥あぁぁぁぁぁぁあ〜〜♥♥♥♥♥』
また彼女は震えてのけ反る…
優希『私ばっかりしてもらうの…』
道也「いや、そのおかげでな…」
俺の男性器は自分でも見たことのないほどに怒張している
優希『すごいことになってますね…♥♥』
道也「ああ…」
優希『なら…♥♥』
彼女は足を広げた
道也「なら、もう少し準備するか？」
優希『ん…♥♥』
道也「…」
そのまま優しく秘所へ指先を入れていく…
優希『入って…♥♥んん…♥♥♥』
ゆっくりと入り口の前面を擦り、再びおっぱいに吸い付いていく
優希『そこは♥そこはぁ…♥♥♥』
指をきゅぅぅぅ♥♥と締め付けてくる…
道也「…」
そのまま少しペースを上げていく…
優希『ぁ♥ぁ♥ぁ♥ぁ♥ぁ♥ぁ♥ぁ♥あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜♥♥♥♥』
彼女はのけ反り震える
道也「！」
優希『私、今イったばかり…』
その姿に俺は彼女の秘所へ口をつける
優希『舐めてくれるんですか？』
道也「良いなら、だが」
優希『なら…♥♥』
遠慮なくそのままゆっくりと舌を奥に押し入れていく
優希『舌が…♥♥入ってぇ…♥♥♥♥』
道也「…」
舌をゆっくりと動かしていく
優希『んんぅぅ♥♥♥』
道也「んん…」
そのまま限界まで押し込んだりしていく
優希『そんな奥までぇぇ♥♥♥』
道也「んんん…」
今度は奥から手前へ引き抜く
優希『だめ…♥♥だめぇ♥』
道也「わぶ！！」
一気に舌を引き抜くと、彼女はのけ反り、震えている…
道也「気持ちよかった？」
優希『はぃ…♥』
耳まで真っ赤にして彼女は頷く
道也「なら、いくか？」
優希『はい…♥♥』
道也「なら、自分でやってみたら良い」
優希『なら…♥♥』
一度ベッドまで移動して俺は仰向けに寝かされた
優希『なら、行くよ…♥』
ゆっくりと腰を俺の男性器めがけて落としていく…
優希『んんんん…♥』
なにかを突き破る感覚の後に、締め付けが急激に強まる
優希『入り…ましたぁ…♥♥』
彼女の頬には涙が伝っている…
道也「痛いなら、無理するな…」
優希『もう痛いのは大丈夫…♥それ以上に…♥♥』
ずちゅっ！ずちゅっ！と俺の上で彼女は跳ねるように動く
道也「！！」
まるで岩盤を採掘するように理性が削られていく…
優希『…♥♥♥』
そのまま彼女は身体を前に倒して俺の首の後ろに手を回す
優希『我慢は、だめですよ…♥♥♥』
ゆっくりと俺の口を彼女は自分のそれでふさぐ…
道也「んん…！！」
優希『んん…♥♥』
彼女はそのまま抱きついてくる…
道也「んんん！！んんんんんん！！！！」
魔物相手に我慢がいつまでも続くわけもなく、俺の我慢は粉々に決壊し精を迸らせるように吐き出していく
優希『んぷぁ♥♥あつぃぃぃぃぃ…♥♥♥♥』
道也「やっちまった…」
落ち着いたところで俺は言葉を絞り出す
優希『…♥♥♥』
道也「…」
優希『幸せです…♥♥♥』
彼女は満面の笑みで言う
道也「それは、何よりだ…」
彼女が良いと言ったとしても懸念はあったのでそれが消えたことに安堵する
優希『道也…貴方は私たちドッペルゲンガーにとっての至宝を持ってるのよ♥』
道也「？？？？？」
さっぱり至宝がなにかわからない
優希『私たちドッペルゲンガーの、素の姿を最初から愛してくれること…♥』
道也「なるほど…」
優希『多分、渡しはもう変身ができなくなっています』
道也「ドッペルゲンガーの能力的なものか」
優希『うん、自分自身には変身できないから』
道也「まあ、変わりようがないしな」
優希『うん…』
道也「…」
儚げに俺を見上げてくる彼女を、俺は強く抱き締めた
優希『んん…♥♥♥』
それから何日か俺の部屋で過ごすが…
道也「本当に良いのか？」
彼女は『どこにも自分からいく気はない』という
優希『うん、暑いのにわざわざどこかにいくのも、ね…』
道也「それで良いなら構わんが…」
優希『うん…♥』
それから俺は数日でインキュバスになった
優希『…♥♥』
道也「宿題は、終わったしな…」
彼女と過ごす夏は、怠惰なものになりそうだ…
道也「結局、夏休み外にほとんどでなかったな…」
優希『確かに…♪』
お陰で肌は焼けがなくなり色白なわけでもないのにかなり白い…
道也「さてと、明日は始業式だな」
優希『うん、そうだねぇ…』
まあ、なんとかなるだろう…そうおもったが…
道也「マジか…」
始業式の日には俺を含むクラスのフリーな男子の八割以上が乱立したカップルの枠に入っていた…
道也「夏の力ってすごいな…」
優希『だねぇ…』
きっと一学期とは比べ物にならないほど充実したものになる。俺はそう確信し可能ならも同じことを考えていたか考えが伝わったかはわからないが嬉しそうに頷いた。
おわり
21/07/15 23:56更新 / サボテン