それから数日して、繭が動き始めた

武彦「お、羽化か…なら…」

そのまま隙間に細い棒を入れて広げていく

武彦「よし…」

サナギを取り出して糸を湯通しして解していく、量が多い…

武彦「よし…後少しだ…」

サナギが動き、殻が裂け始めた

武彦「！！！！」

眩しい、なんだこれは…

武彦「！！」

光が収まると、そこには…

???『やっと…』

武彦「…お前は」

真っ白な羽や体毛をもつ虫の魔物が居た

???『はい、私はあの蚕です』

武彦「確か、あの林は魔物達がたくさんいると聞いたが」

???『そこの魔力が宿った葉っぱを食べたから魔物になったようです』

武彦「なるほどなぁ…」

とりあえず糸の湯通しは終わり、たくさんの糸ができた

武彦「ありがとう、これだけあればかなりの金になる」

???『その事ですが…』

武彦「？？」

???『私はもう糸も作れませんし飛ぶこともできません…』

武彦「まあ、蚕だしな…」

???『私は…』

武彦「？？？」

???『もう、貴方が居ないと生きていけません…』

武彦「蚕だしな…元が」

???『…』

武彦「まあ、俺が独り身だったことに感謝するべきかもな」

???『私を…？』

武彦「ああ…」

調べてみたところ蛾の魔物でモスマンと言うらしい、性別が♀なのにマンとはどう言うことだ…

武彦「…」

???『…♡』

彼女はゆっくり抱きついている

武彦「…真白」

???『？？？』

武彦「君の名前だ」

???『ましろ…♡』

武彦「…」

そのまま抱き抱え、頭をうなじにかけて撫でていく

武彦「…」

真白『あの…』

武彦「？？」

彼女は抱きついてくる、彼女の鱗粉が辺りに舞う。そういえばカイコガは全身を鱗粉で覆っているということを思い出した

真白『私は貴方が居ないと生きていけません…』

彼女はすがるように俺を見ている

武彦「これも、運命か…」

真白『私の兄弟も姉妹も自分達を品物とは言え手を抜かずにお世話をしてくれたこと、死んだ後もちゃんと埋葬してくれたことに本当に感謝していました』

武彦「？？？」

真白『私がサナギになったときに魂(？)らしきものが語りかけてきました…』

武彦「魔物なだけでなくプシュケーかなんかかよ…」

神話のプシュケーを思い出した

真白『…♡』

武彦「…」

真白『嬉しい…♡♡』

俺の身体は既に臨戦態勢なようだ

真白『良いですか？』

武彦「ああ、ここまでやって逃げはしない」

真白『…♡♡♡♡』

真白はサラシのような服を脱ぎ捨てる

武彦「さて」

俺も服を脱いで準備万端だ

真白『…♡♡♡♡』

ゆっくりと真白は俺の男性器に腰を落とす

真白『んんんあぁぁぁぁぁ♡♡♡♡』

武彦「これ…は…」

真白『ぎゅ〜〜〜♡♡♡♡♡♡♡』

武彦「！！！！！！」

柔らかく弾力性のある肉体とホワホワポフポフな毛並みの部分が全身を包み、そのまま決壊する

真白『きたきたきたあぁぁぁぁぁ〜♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡』

武彦「…」

快楽の余韻に浸っていると…

真白『ご主人様のここ、まだ満足してないみたいですね…♡♡♡♡』

武彦「そりゃあ、な…」

真白『良かった…♡私にもまだ残ってた…♡♡』

彼女は満面の笑みで泣いている

武彦「！！」

そのまま思い切り突き上げた

武彦「泣かなくていいから」

真白『あっあぁぁぁぁぁ〜♡♡♡♡♡♡♡』

武彦「どこにも行かないから」

真白『♡♡♡♡♡♡♡♡』

武彦「！！！！！！」

そのまま目の前にある片手では到底収まらないたぽっ、たぽっ、と柔らかそうに揺れるおっぱいに指を沈み込ませる

真白『虫の魔物ですけど出ますかね…？』

武彦「さて、ならやってみるか」

真白『はい♡♡♡』

しばらく感触を堪能し、今度は先端に指先を回して片方を摘まみ、もう片方を擦る

真白『んん…♡おっぱい気持ちいいです…♡♡♡』

武彦「なら、出るかどうか試してみるか」

真白『はい♡召し上がれ…♡♡♡』

しばらくして少し固くなったおっぱいに吸い付いてみる

真白『んんんんあぁぁぁぁぁ♡♡♡♡♡』

一気に締め付けが強まる、どうやら気持ちいいらしい

真白『美味しいですか？』

武彦「まだ本来のはないがなかなか…」

真白『赤ちゃんとも違う感じ…♡♡』

武彦「なら…」

真白『あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あぁぁぁぁぁ〜〜♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡』

ペースを上げて最奥部を衝き上げ、左右交互に少し強めに吸い付く

武彦「！！！！！！」

先ほどとは比べ物にならないほどの量の精を吐き出していく

真白『ぁつぃぃぃ♡♡♡♡♡♡♡♡』

そのまま彼女はのけ反る

武彦「さすがにまだ無理か」

真白『もうちょっとだけ…♡♡なにかが来そうなんです…♡♡』

武彦「なら、信じてみるか」

そのまま今度は甘噛みも追加してみる

真白『そんなにこりゅこりゅしたら♡なにかきちゃいます〜〜♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡』

武彦「！！！！」

また精を吐き出していく…そして

真白『あっあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡』

彼女の締め付けがさらに強まると、俺の口に甘く優しい味わいが広まる

真白『おっぱいでたぁぁぁぁぁぁぁ♡♡♡♡』

武彦「思ったより早いな…」

真白『これで…』

武彦「？？？？」

真白『そばに居られる…』

武彦「？？？」

真白『ご主人様…』

武彦「慣れん呼び方だ…なに？」

真白『好きなだけおっぱい飲んでいいですから…私を捨てないで下さい…』

武彦「？？？」

真白『私は、糸も作れませんし飛ぶこともできません、おまけに普通の食べ物も食べられません…』

武彦「もろカイコガだな…」

真白『ご主人様がくれる精がないと、生きていけません…』

武彦「なるほど…魔物の特性でそれだけは食えるのか」

真白『はい…これでなにも返せないところからは抜けられました…』

武彦「やっと全部繋がった」

真白『…』

しかし、こんな献身的で儚くも美しい女を逃す理由がない。ましてや独り身だし…

武彦「いや、居ていいから。むしろ居てくれ」

真白『…はい♡♡♡』

武彦「魔物なら俺はいずれインキュバスになるんだろ？そうしたら俺も真白の魔力がないといずれ死ぬ」

真白『！！』

武彦「いずれ俺も真白に依存する」

遠くない未来のことを俺は言う

真白『ずっとずっと…一緒です…🖤🖤🖤🖤🖤🖤🖤🖤🖤🖤』

光を失いながらも美しい黒い目で満面の笑みを浮かべ彼女は頷く、カイコガはかわいいと言うが彼女はまさに別格だろうと思うのだった

おわり

■作者メッセージ
どうも、サボテンです。

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ご意見、ご感想、リクエストなどありましたらお待ちしております