連載小説
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大会開始、かと思いきや
俺は速水流ノ介、MBAの創設メンバーにして一応チャンプだ

流ノ介「大会は、開始できそうだな」

大会の本選が始まる数日前に、俺は計画をたてる

???「チャンプ、魔物達が来ました」

彼は氷室五郎、俺のタッグパートナーにして秘書だ

流ノ介「わかった、俺が出よう」

大会会場の外に行くと、いろいろな魔物達が居た

流ノ介「何か?」

魔物達はどうやら大会に参加したいらしい

流ノ介「断る」

???『どうして?』

流ノ介「それを許して放送事故を起こしたのは何回だ?」

???『それは…』

流ノ介「わかってほしい、ひとつでも特例で許せばそこからズルズルとしなければならなくなる」

???『でも…』

流ノ介「それに、君たちのしようとしていることは予選を必死で勝ち抜いてきた人々を敵に回すことだとわからないか?」

???『確かにそれはそうね…』

流ノ介「わかってほしい。」

???『それなら…』

確かに彼女の提案は悪くはない、だが…

流ノ介「なるほど…だが…」

???『なるほど…』

俺が懸念したのは、彼女たちにより参加者が骨抜きになった結果大会が成り行かなくなるのではないか?ということだ

???『警戒しすぎよ…』

流ノ介「チャンプだが運営もやっているからな、大会が成り行かなくなるとこちらもな…」

???『あなたたちの言い分はよくわかったわ…』

流ノ介「来るか?前の格闘技大会を壊した過激派のように」

???『一人でもそんなことをしたらこれ以降禁止で構わないわ』

流ノ介「いいんだな?」

???『えぇ、私達のしてきたことはしてきたことだしねぇ…』

流ノ介「なら、そうだな…」

とりあえず運営スタッフとしてやるべきことを割り振っていく

???『だてに運営者はやってないわね…』

流ノ介「貴方にも仕事をしてもらいたいが、構わないか?」

???「なにかしら?」

流ノ介「コメンテーターだ、彼と共にやってもらいたい」

五郎を読んで話を説明する

五郎「危険では?」

流ノ介「大会が成り行かなくなる気配を見せれば即追い出すと約束した」

五郎『なるほど…』

それから大会の前日まで彼女達は真面目に仕事に取り組んでいる

流ノ介「試合で負けた人や試合が終わったなら誘惑なり何なり好きにしたらいい」

???『良いの?』

流ノ介「そこまで持つとも思えんからな」

???『あり得るのがね…』

流ノ介「そう言えば」

???『?』

流ノ介「貴方の名前を知らない、コメンテーターとかの紹介をするためにも名前を教えてほしい」

???『そうね、私はエルザよ』

流ノ介「エルザ、ね…なら彼女達の引き締めはしっかりな…」

エルザ『えぇ…』

そのまま、大会の当日が始まった…

流ノ介「さて、どこまで持つかね…」

続く



20/10/29 23:40更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです。

新しく話を始めました、よろしくお願いします

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