連載小説
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結果
とりあえず昼食前に医者のところに連れていく

アイン「どうですか?」

医者「少なくとも、病気は見当たらない。肉体は健康だが精神の方の健康はとりあえず検査中だ」

医者は採血して病原体の検査をしてそう言った

アイン「良かった…」

セラ『…』

医者「精神的なものかもしれない、そばに居た方がいい」

アイン「わかりました」

セラ『…』

検査の結果は早くて昼食後にわかるそうだ

アイン「とりあえず、食事だな…」

セラ『うん』

憔悴しているようだが食欲とかは大丈夫そうだ…

アイン「…」

女王『アイン、セラ、食事の後話がある』

アイン「了解です。できるならセラから先で頼めますか?」

女王『良いだろう』

とりあえずのんびりと食事を終える

女王『セラ、なら…』

セラ『はい』

その間に私は結果が出ているか聞くために医者の居るところに向かう

アイン「結果、出ました?」

医者「ちょうど今届いたところだ、血液に少なくとも病原体は居なかった。ほかの方向の調査結果が出たところだ」

アイン「おお…」

医者は早速受け取った書類に目を通す

医者「なるほど…これは…」

アイン「なにかありましたか?」

医者「ああ、簡単なことだ…」

アイン「?」

医者「魔物になった彼女にこの表現を使うのは正しいかわからないが…」

アイン「??」

医者「恐らく…」

アイン「今さら大概な事では驚きませんよ…」

医者「なら…」

医者は覚悟したように口を開く

医者「これを、見てくれ」

そのまま彼女の検査結果の書類を見せてくる

アイン「これは…」

性ホルモンの値いだけやけに高い…これは…

医者「ええ、発情期。と言うべきでしょうか…」

アイン「…」

大概の事の外の事なので驚きを隠せない…

アイン「一体何に…」

医者「もう、対象は貴方しか居ないでしょう…」

アイン「…」

その言葉が言われるまで私は固まっていた

アイン「なるほど…」

その言葉を背負いながらとりあえず女王の話を聞きに向かう

セラ『…』

どうやらセラに対しての話は終わったらしく女王の間に着くとセラは入り口で待っていた

アイン「待たせたか?」

セラ『ううん』

アイン「なら、行ってくる」

セラ『うん…』

そのまま女王の間に入る

アイン「大丈夫でしょうか?」

女王『うむ』

アイン「で、話とは…」

女王『セラの様子がおかしいのは分かっているな…?』

アイン「ええ、その理由も検査で粗方わかりました」

女王『セラ、彼女も竜しからぬ竜だ…お前と暮らしてきたからかもしれぬな』

アイン「…」

女王『お前は、どうするつもりだ?』

アイン「…」

女王『彼女は奥手かも知れぬが、いつまでも理性が持つとは思えぬがな…』

アイン「…」

女王『まあ、逃げるような真似はせぬだろうが…』

アイン「…」

女王『まあ、逃げれば逃げたで屍竜に理性もろとも貪られる。貴様の助けた屍竜にな』

アイン「なるほど…」

女王『なら、話は以上だ』

私はそのまま部屋から出る

アイン「待たせた」

セラ『うん…』

アイン「そんなことになっていたとは…」

セラ『うん…』

重たい空気のまま私たちは部屋に戻る

おわり
20/09/23 23:20更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです。

次回に続きます

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