襲撃
それから数日、懸念は的中してしまう
アイン「…?」
入り口のドアから覗くと、何匹かの騎竜と騎士らしき人間が居た
アイン「まさか…」
そのまま出て応対する
アイン「…何の用で?」
騎士「アイン殿、貴方の育てている竜を渡してもらいたい」
アイン「処分予定だったのが、使えそうだから返せ。と?勝手だな…」
そう話していると豪奢な服を着た男が来た
男「いいから渡せ、死にたいか?」
アイン「…」
セラ「…」
セラは騎士たちをまるでゴミを見るような目で見ている
男「生意気な…」
男は鞭を振るおうとしたが、私が手首を掴んで止めた
アイン「…」
男「お前のような下層民が歯向かうのか?」
アイン「お前こそ、自分の状況分かっているのか?この地にはまだ凶悪な獣や虫の化け物がたくさん居るんだ。ここで私がお前を惨殺しても、その化け物に殺されたとすれば咎めを受けることはない。」
男「…!!殺せ!こいつらを殺せ!!!!」
アイン「先に攻撃の意思を見せたのは、お前たちだ」
そのまま装甲を起動して構える
騎士「…」
騎士達は迷っている
アイン「あんた達は敵意がないならこちらからは攻撃しない」
だが、怒っていたのはセラだった
セラ「貴方のような人間が居るから…!!」
セラは羽ばたくと、男は上にぶっ飛ばされる
セラ「人間は醜いとアインさんは言ってたけど、貴方のような人間は最悪の部類!!」
そのまま首を上に向けると、青白いブレスを放射状に吐き出す
アイン「…」
小さな灰のようなものだけが落ちてきた
騎士「ここまでの力を…」
セラ「貴方達は?」
騎士「…」
セラ「犠牲者出してでもつれていく?」
騎士「…いや、あの男は勝手に行動した結果化け物に連れていかれたと報告しておこう」
アイン「…」
そのまま騎士達は帰っていった
セラ「…」
アイン「だが、奴らも諦めはしないだろう」
セラ「どうしよう…」
アイン「どうしたものか…」
アイン「ましてや、ここまでの力を得たんだ。奴らは血眼になってセラを手に入れようとしてくるだろう」
セラ「…」
アイン「場所を、変えるか…」
とりあえず、鉱山の中腹にある小屋に移動することにした。
セラ「はぁ…はぁ…」
アイン「大丈夫か?」
セラ「苦しい…何が…」
セラは息も荒く苦しそうに踞る
アイン「!」
とりあえず彼女から採血して検査をしてみる
アイン「嘘だろう…!?」
セラ「なに…?」
アイン「確か!!」
水の守護竜の泉にあった水を飲ませてみる
セラ「ん…ん…ん…」
どうやらセラの症状は落ち着いたらしい
アイン「とりあえずなんとかなったが…」
セラ「私の身体、どうしちゃったの?」
今言うべきではない、それだけは分かったのでとりあえず…
アイン「あるものの発作だ…」
セラ「発作?」
アイン「ああ…」
セラ「…」
彼女は…彼女は竜疫癘に感染してしまった…何が悪かったのか…
アイン「…!」
彼女の発作が治まり次第、私は彼女を治療せねばならない…
続く
アイン「…?」
入り口のドアから覗くと、何匹かの騎竜と騎士らしき人間が居た
アイン「まさか…」
そのまま出て応対する
アイン「…何の用で?」
騎士「アイン殿、貴方の育てている竜を渡してもらいたい」
アイン「処分予定だったのが、使えそうだから返せ。と?勝手だな…」
そう話していると豪奢な服を着た男が来た
男「いいから渡せ、死にたいか?」
アイン「…」
セラ「…」
セラは騎士たちをまるでゴミを見るような目で見ている
男「生意気な…」
男は鞭を振るおうとしたが、私が手首を掴んで止めた
アイン「…」
男「お前のような下層民が歯向かうのか?」
アイン「お前こそ、自分の状況分かっているのか?この地にはまだ凶悪な獣や虫の化け物がたくさん居るんだ。ここで私がお前を惨殺しても、その化け物に殺されたとすれば咎めを受けることはない。」
男「…!!殺せ!こいつらを殺せ!!!!」
アイン「先に攻撃の意思を見せたのは、お前たちだ」
そのまま装甲を起動して構える
騎士「…」
騎士達は迷っている
アイン「あんた達は敵意がないならこちらからは攻撃しない」
だが、怒っていたのはセラだった
セラ「貴方のような人間が居るから…!!」
セラは羽ばたくと、男は上にぶっ飛ばされる
セラ「人間は醜いとアインさんは言ってたけど、貴方のような人間は最悪の部類!!」
そのまま首を上に向けると、青白いブレスを放射状に吐き出す
アイン「…」
小さな灰のようなものだけが落ちてきた
騎士「ここまでの力を…」
セラ「貴方達は?」
騎士「…」
セラ「犠牲者出してでもつれていく?」
騎士「…いや、あの男は勝手に行動した結果化け物に連れていかれたと報告しておこう」
アイン「…」
そのまま騎士達は帰っていった
セラ「…」
アイン「だが、奴らも諦めはしないだろう」
セラ「どうしよう…」
アイン「どうしたものか…」
アイン「ましてや、ここまでの力を得たんだ。奴らは血眼になってセラを手に入れようとしてくるだろう」
セラ「…」
アイン「場所を、変えるか…」
とりあえず、鉱山の中腹にある小屋に移動することにした。
セラ「はぁ…はぁ…」
アイン「大丈夫か?」
セラ「苦しい…何が…」
セラは息も荒く苦しそうに踞る
アイン「!」
とりあえず彼女から採血して検査をしてみる
アイン「嘘だろう…!?」
セラ「なに…?」
アイン「確か!!」
水の守護竜の泉にあった水を飲ませてみる
セラ「ん…ん…ん…」
どうやらセラの症状は落ち着いたらしい
アイン「とりあえずなんとかなったが…」
セラ「私の身体、どうしちゃったの?」
今言うべきではない、それだけは分かったのでとりあえず…
アイン「あるものの発作だ…」
セラ「発作?」
アイン「ああ…」
セラ「…」
彼女は…彼女は竜疫癘に感染してしまった…何が悪かったのか…
アイン「…!」
彼女の発作が治まり次第、私は彼女を治療せねばならない…
続く
20/09/12 00:49更新 / サボテン
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