読切小説
[TOP]
ぼくのめがみさま
僕は、光二。ああ、学校が終わった…

光二「…」

神様がいるなら僕が何をしたのか聞きたい

光二「…」

どうせ帰っても酒浸りで気に入らなきゃ僕をサンドバッグにする父親とさえ呼びたくない生き物と我が身かわいさに僕を生け贄にする母親とも呼びたくない生き物しかいない…

光二「…」

今日は雨も降っていないしここで夜を明かそうかな…

幸い、今日は服の予備があるので家に帰らなくてもなんとかなる

光二「なんのために産まれてきたんだろ…」

前から考えていたことが口に出る

光二「僕一人がいなくなっても、世界どころかあいつらも変わらないんだろうな…」

???「随分と辛そうな顔をしているな…」

僕に誰か声をかけてきた、なんだよ…一人になりたいのに

光二「…?」

顔を向けると、そこにはスーツを着た男性がいた

???「どうかしたのかな?」

光二「…」

???「そろそろ子供は帰る時間だが、帰りたくないのか?」

光二「…」

相手をするのもめんどくさい

???「…重症か」

光二「!」

???「図星、か…」

光二「…」

???「なるほど…」

光二「???」

???「死にたい、あるいはそれに近いことを考えてる人間の眼をしている」

光二「解るものなんですか?」

???「お、やっと返事をしたな」

光二「答えてください」

???「なんとなく、な。雰囲気とかでも感じられる」

光二「そうですか…」

???「もし、死にたいならこっちに来たら良い」

光二「??」

???「死ぬ前に、良いものをやるよ」

光二「…」

そのまま僕は着いていく

???「ここだ」

光二「?」

???「この部屋の先に、良いものがある。」

光二「…」

その人はそのまま去っていってしまった

光二「…」

そのままインターホンを鳴らす

???『はいはーい』

出てきたのは、長身で耳が少し長く尖っていて褐色肌で銀髪のエルフ(?)と言える女性だった

???『話は聞いてるわ、上がって。』

そのまま彼女の部屋に上がる

光二「あなたは、魔物娘。ですか?」

???『えぇ、そうよ。ダークエルフと言う魔物ね』

光二「…」

???『お腹減ってる?』

光二「…」

しかし体は正直ならしく腹が鳴る

???『ごはん、作ってくるわね』

そのまま彼女は台所に向かったらしい…

光二「…」

その間に魔物娘の知っていることをまとめる

光二「…」

???『出来たわ、召し上がれ♪』

そうしていると彼女は食事を作ってきてくれたらしい

光二「…」

???『食べて良いのよ?』

光二「いただきます!!」

もうなりふり構っていられなかった、空腹には勝てない…

???『おかわりもあるから、お腹いっぱいになるまで食べてね』

光二「!!」

ひたすら食べる…











???『で、あなたの名前は?』

光二「光二です…」

???『私は、リシア・パトリックと言うわ。』

光二「リシア、さん…」

なんと言うか、この女性は底が見えない…

リシア『貴方、いったいなにがあったの?』

光二「…」

リシア『大丈夫、大丈夫よ…』

いつの間にか震えていたらしく抱き抱えられていた

光二「…えっと」

そのまま僕はひとつだけかくして半生を語った

リシア『子は産まれる場所を選べないと言うけど…』

彼女の声には静かだが怒りが宿り、眼は冷たいものを宿している…

光二「??」

リシア『…』

彼女はどこかに連絡をしている

リシア『これでよし、貴方は帰りたくないならもう家に帰らなくて良いわ』

光二「??」

リシア『貴方の親は、今頃更正所に連れていかれたわ』

光二「…」

魔物娘は行動早いな…と思っていると…

リシア『貴方、相当辛かったのね…』

そのまま抱き抱える力が強まる…

光二「僕は…僕は…」

リシア『もう貴方の自由を奪うものはないわ、泣きたいなら気が済むまで泣いて良いから…』

光二「!!!!」

リシア『…』

そのまま泣き続けて、僕は眠ってしまったらしい…

光二「寝ちゃってたか…」

リシア『スッキリした顔をしているわ♪』

光二「…」

リシア『でも、全部じゃないみたいね』

光二「…」

リシア『…?』

光二「僕は…」

リシア『…』

光二「僕は、産まれてきてはいけなかった」

リシア『!?』

光二「僕は…」

リシア『…』

光二「僕が産まれてこなきゃあの夫婦も荒れなかったかもしれない」

リシア『…』

また抱き抱える力が強まる

リシア『大丈夫、貴方は居て良いの。』

光二「…」

リシア『…』

そのまま頭からうなじにかけて撫でられる

光二「…」

リシア『…頃合いね』

そのまま風呂に案内された

リシア『ふふ…♪』

なぜか一緒に入っている…

光二「…」

リシア『酷い…』

僕の体にはいくつか傷跡がある

リシア『可哀想…』

そのままいたわるように身体を洗われる



















そのままベッドに連れていかれた

リシア『まだ、苦しい?』

光二「…うん」

リシア『なら、その苦しみもろとも貴方の人生を私にくれないかしら?』

光二「…」

考えた、僕にそれほどの価値があるのか?この女性は僕を助け出してくれた。

光二「…」

だが、彼女がいなければ僕は死んでいたかもしれない、なら…

光二「いいよ…」

リシア『…♪』

そのまま彼女はバスローブを脱ぎ捨てた

光二「綺麗だ…」

リシア『!!』

そのまま僕の上に跨がり、腰を一気に落とす

リシア『んんぁ…♪』

光二「これ…!なに…!?!?」

僕の男としての証にものすごい快楽が襲いかかってくる

リシア『ふふ…♪我慢しなくて良いからね…♪』

彼女は、僕を助けた女神様か何かか…?

リシア『ふふ…♪』

そのまま彼女は身体を倒して頭を抱き抱えた

光二「何か!なにかくる…!!」

リシア『大丈夫よ…♪』

光二「!!!!」

そのままのしぃっ!のしぃっ!のしぃっ!と腰を叩きつけてくる

光二「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

なにかが迸り、彼女に流れていく…

リシア『ふふ…♪良いわ…♪その調子よ…♪』

光二「!!!!」

ペースが上がっていく…

リシア『ごめんなさい…止められないの…』

光二「めが…み…さま…」

リシア『!』

光二「め…がみ…さま…になら…このまま…吸いころされて…も…いいから…えんりょ…なく…」

彼女が与えてくれた安らぎ、快楽…彼女になら命を差し出しても構わないと僕の精神も肉体も意見が一致した

リシア『大丈夫、死なないから…♪』

光二「ぁぅあぁぁぁぁぁぁぁぁ…」

さらに快楽は激しさと凄まじさを増し、僕の意識は何度も飛ぶ…





















リシア『大丈夫?』

光二「めがみ…さま…」

リシア『私はここにいるわ…♪』

光二「ありが…とう…」

リシア『まだ終わらないわ…♪』

光二「うん…」

リシア『次は…♪』

光二「んちゅう…」

リシア『ふふ…♪おっぱい美味しい?』

彼女の片手で収まらないスイカのような指を当てると沈み込むような柔らかさとマシュマロみたいな弾力性をかねそるおっぱいからはミルクが出る、赤ちゃんはいないので独り占めだ…

光二「んん…」

そのまままた腰をのしぃっ!のしぃっ!のしぃっ!のしぃっ!と何度も叩きつけてくる

リシア『もう、一人にしないからね…♪』

光二「んんんぁぁぁ…」

ああ、本当に幸せ…

終わり
20/09/06 11:38更新 / サボテン

■作者メッセージ
どうも、サボテンです。

今回は友人のお題で

・ダークエルフ

・堕落

・調教なしで陥落

の三つで書いてみました。

御意見、御感想、リクエストありましたらよろしくお願いします

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33