連載小説
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絡み付く慈愛
僕は、林田 優也。

優也「はぁ…」

自分の人生ろくなことがなかったな…

優也「まあ、当然か…」

性格も引っ込み思案、小柄な上で勉強ができるわけでもない、それでいて顔がいいわけでもない、その上病弱。苛められない理由がない…

優也「人生なんていらないや」

ものを隠されたり壊されるのは当たり前、殴られ蹴られ、事件の犯人にされ、教師はなにも仕事しない、お陰で全身アザだらけで親も動かない…

優也「もうどうでもいいや…」

そのまま家にあった包丁で胸を突き刺す

優也「っ!!!」

そのまま意識が薄れていく…もうなにも…




















優也「…?」

死ぬことさえ出来なかったのか??

???『…』

優也「っ…」

ふらつきながらも立ち上がる、今度こそ死ななきゃ…

???『貴方は死んだわ』

優也「死後の世界?」

触手が下半身と頭から生えた女性が口を開く

???『ご名答』

優也「貴方は?」

自殺した僕は天国にはいけないはずだ、あんなのとはいえ親より先に死んだし

???『ちょっと、貴方の記憶を見せてもらうわね…』

そのまま後ろから抱きすくめられ耳に触手(?)が入ってくる

???『ぶっ!!!!!!』

優也「?」

???『貴方の記憶、強烈どころじゃないわね…』

優也「そうでなきゃここには来ないよ」

???『何で貴方が涼しい顔してるのよ…』

優也「既に終わったことだから」

???『…』

そのまま正面に回り抱きすくめられた

???『みんな塗りつぶしてあげる…』

優也「????」

???『ここは、善良な自ら死を選んだものたちが来る場所…そして救われる場所…』

優也「…」

救いなどいらない、ただもう消えてしまいたい

???『重症ね…』

そのままさらに密着する

???『大丈夫、大丈夫よ…』

優也「…」

眠くなってきた…























???『貴方、名前は?』

目を覚ました僕に彼女は聞いてきた

優也「僕は、優也」

???『私は、ディーナ。マインドフレイアという魔物よ』

優也「マインドフレイア、確か頭のなか弄くる魔物だったよね…」

クトゥルフ神話の本を読んでいたときに見つけたデータにあった

ディーナ『えぇ』

優也「もう消えてしまいたいんだ」

ディーナ『貴方の過去も、人間の体も、消してあげましょうか?』

優也「え?」

ディーナ『混沌の魔物の力を以てすればその程度容易いわ』

優也「なら、頼むよ…このままでも好転しないし」

ディーナ『なら…💜』

そのまま僕の服は脱がされる

ディーナ『ふふ…💜準備万端ね…💜💜』

そのまま僕の男性器は彼女の胸に挟まれる

ディーナ『遠慮はいらないわ…💜』

そのまま最初からハイペースで擦られる

優也「んんんんん!!!!」

ディーナ『ふふ…💜💜ここは優秀じゃない💜』

我慢など出来るわけもなくすぐに爆ぜる

ディーナ『ほら、真っ白よ💜』

彼女の胸の谷間は真っ白になっている

優也「こんなに出てたんだ…」

ディーナ『ふふ…💜💜』

そのまま彼女の肌に出たものは吸収されていく

ディーナ『なら、頭のなか書き換えてあげるわね💜💜』

そのまままた耳に触手が入ってくる

優也「!?!?!?!?!?!?」

声にならない声が漏れて体がガクガク震える

ディーナ『これで変わったはずよ💜』

優也「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」

衝動が治まらない

ディーナ『さぁ、遠慮なくぶつけなさい💜💜💜』

優也「!!!!」

理性がとんだ


















優也「はぁ…はぁ…はぁ…」

ディーナ『ふふ…💜💜素敵だったわ…💜💜』

優也「ディー…ナ…」

ディーナ『なに?』

優也「もう、ずっと、ディーナとこうしていたい…」

ディーナ『ふふ…💜💜』

優也「ありが…とう…」

ディーナ『??』

優也「さいごにあえたのが、君で良かった…」

ディーナ『…💜💜』

そのまま全身で彼女は僕を抱きすくめる

ディーナ『人間の姿を捨てたいなら、さらに深みに行くわよ💜』

優也「ゆっくり、考えてみるよ」

ディーナ『えぇ💜』

そのまま僕は最初に彼女を白く染めた胸の谷間に頭を預ける

ディーナ『もっと深く、濃く塗りつぶしましょうね…💜💜』

優也「うん」

ディーナ『…💜💜』

頭からうなじを撫でる感覚と共に僕は意識を失った

ディーナ『もう、大丈夫だからね…💜』

おわり
20/08/10 02:25更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです

今回の話はいかがだったでしょうか?

御意見、ご感想等ありましたらよろしくお願いします

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