連載小説
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林に面している一方向は海だ(シロナガスクジラ→マーメイド?)
僕は山崎 大地。今日は休みで釣りに来ている

大地「〜♪」

貝殻を拾った上で釣りを始める

大地「ん、今日は少し少なめだね…」

魚があまり釣れない、近くの魔物たちに聞いてみたが自分達もなぜかわからないが不思議に思っているとのことらしい

大地「…」

その魔物達の娘に渡すために貝殻を拾っていたので彼女たちに娘へ渡すように頼んでおく

大地「…」

また釣糸を垂らすがやはり少ない、普段ならもう二桁まで行くはずだが今日は三匹しか釣れない…

大地「まあいいや、これだけあれば飯には困らんだろ…」

その日は怪しみながらも帰宅した…

大地「相変わらず、いやむしろ少ないな…」

日が傾き始めてもその日は一匹しか釣れない…

大地「???」

相変わらずよくわからない…

大地「…」

帰ろうとするとざぱぁっ!!!!と背を向けたときに音がした。

大地「!!!!」

本能的に何かを感じて僕は家へと急いだ










大地「…」

それからその林で話を聞いたが音がしたという情報だけで結局有意義なものは手に入らなかった

大地「なんだありゃ…」

何か巨大なものが這ったような痕が砂浜に残っていた…

大地「…??」

その日も結局怖くなって帰ってしまった

大地「…」

確かに怖いがそれよりも真相を突き止めたい、その意思が強かった

大地「…」

また砂浜に向かう、するとまたざぱぁっ!!!!と音がして水面から何かが出てきた

大地「!!」

逃げなかったのでまともに海水を浴びてしまう

大地「…!?」

そこにいたのは、上半身だけで俺の背丈はあろうかというとても長身な女性だった

大地「!?!?」

???『やっと、会えたね♪』

大地「ってことはあの何かが這ったような痕とか前の大きな水音も…」

???『正解〜』

どうやら彼女がその大本だったらしい

大地「君は、魔物?」

???『うん、人間さんは私をシロナガスクジラって呼んでたよ』

大地「なるほど、道理ででかいわけだ…」

???『海で一番おっきいからね♪』

大地「どうやら魔物で敵意はないらしい、一気に疲労感が来た…」

???『大丈夫?』

大地「得体の知れない海の怪物かと思ったんだよ…」

???『怖がらせちゃったみたいだね…』

大地「まあ、君を見て安心できた…」

???『なら良かった』

大地「そういえば、この辺りで魚が最近獲れる量が減ったことに何か知ってるか?」

???『あ、それ私が原因かも』

大地「???」

???『お魚たちみんな私が来たから逃げてっちゃったから』

大地「そう言うことだったのか…」

謎がすべて解けた…

???『もう大丈夫、私が魔物になったからお魚は逃げてかないはず』

大地「なるほど、あそこの魚は美味しいし飯のおかずにぴったりだったからな」

???『あ、やっぱり最近来てた人間さんはあなただったのね』

大地「たぶんな」

???『私も知りたいことがわかった♪』

彼女は安心したように笑う

大地「なら、また。」

それから数週間の時間が過ぎて、梅雨が開けた

大地「夏、か」

???『うん♪』

夏の到来に彼女は楽しそうだ

大地「お、釣れたな」

釣れた魚を塩焼きにして彼女にも渡す

???『んん〜♪』

彼女は美味しそうに食べる、見ていてなんと言うか…

???『??』

彼女の視線が少し変化しているのを、そのときの僕はわからなかった…

おわり
20/07/16 22:27更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです

次回に続きます

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