邂逅
俺の名前は白水 晶。小さな頃から何度も夢に出てくる神社の場所を確かめるために旅をしている
晶「…ここだな」
地図と地元の人の情報を頼りにもう無人ではあるがもしかしたら…と思いながら山道を登っていく
晶「…あれか」
山道を登り終えると、確かにそこには神社があった
晶「かたちは良く似ているな…」
確かに夢に出てくる神社と間取りや形は同じだ、だが…
晶「誰も居ないな、本当にここが俺の求めたゴールなのか…?」
そのまま何の気なしに神社の真ん中にあった社に触れる
晶「!?」
その瞬間に辺り一面の景色が変化する
晶「どうなっているんだ…??」
???『!!』
誰かが居たようだがすぐに逃げていったらしい、足音だけが聞こえた
晶「…」
立ち去るべきかとも考えたがここがどこかさえわからない、ここは言葉が通じるかはわからないがここにとどまるのが最良の手か…
晶「???」
そのままどうするか考えていると…
???『貴方、ここへどうやって…?』
晶「え、あ…」
とりあえず言葉が通じたことに安堵しその声の先に視線を向けると…
晶「え…?」
そこに居たのは人ならざる特徴を持った少女と女性達だった
???『この地は適性のある人しか入れないはず…』
晶「どこから話したらいいんだろ…」
下半身が鱗に包まれ手がまるでドラゴンの手のような女性へ俺が出した言葉がこれだった
???『…そうですね』
彼女達は魔物娘と呼ばれる存在で人間を傷つけはしないこと、人間という種族そのものを愛しているということをとりあえず聞かされた
晶「なるほど…」
???『あっさり信じるのか?』
今度は手足が虎の特徴を持つ女性が言う
晶「いや、信じるも何もそうするしかないし」
???『なるほど…』
晶「だけど、此処は俺の夢に出てくる神社そのものだ」
???『!なるほど…』
彼女達のなんと言うか雰囲気が一気に柔らかくなる
晶「???」
???『貴方は適性を持つ人です』
晶「良くわからないが、俺は来るべくして来たと言うことか?」
???『はい…♪』
晶「!」
一気に柔らかくなった雰囲気に俺は困惑した
そのまま彼女達の住むところに通された
晶「しかし、君たちはなんと言うか干支みたいだ」
???『ご名答、私達は生まれ順こそ違いますが干支の動物の魔物です』
晶「ってことは姉妹なのか…」
???『はい、話によると先祖が強大な蛇神だったそうで母はエキドナと言う魔物です』
魔物の書物によるとエキドナは母親と同じエキドナとして生まれてくるのは最初の一人だけで他はバラバラで新種の魔物さえ産むこともあることから魔物の母とも呼ばれているらしい
晶「なるほど…で、君たちの両親は?」
???『個々には居ません、魔界に住んでます』
晶「なるほど…」
???『みんなを連れてきますね』
晶「ああ…」
干支と言うことは多分ここには十二人居るのだろう
晶「かぶりも欠員もなく、干支姉妹だな…」
???『では、紹介を…』
晶「の前に、俺は白水 晶。話によると適性を持つ人間らしい」
???『はい、晶さんですね。では』
取り仕切っているドラゴンのような手をもつ彼女は碧(みどり)と名乗った
碧『私が次女です』
晶「なるほど」
???『私は沙雪、ホルスタウロスと言う魔物で三女よ〜』
晶「なるほど…」
そのままメモを取っていく
???『私は慧と言う、人虎と言う魔物で四女だ』
晶「…」
種族と名前をメモするので手一杯にならないようにしないと
???『アタシは焦香、ハイオークって魔物で五女だ!』褐色の肌を持つ彼女は焦香(しょうか)と名乗った
晶「十二人も居るとなかなか覚えるのに手間取りそうだな…しっかりメモしないと」
???『あらあら、一生懸命ね〜。私は明莉、六女でワーシープって魔物よ〜』
モコモコの毛を持つ彼女はそういった、なんと言うかほんわかしているな…
晶「よし、書けた」
???『私は葵です、白蛇と言う魔物で七女です。』
髪から肌や蛇体までほとんど真っ白な彼女はそう名乗った
晶「…」
またメモをしていく
???『アタシは紅葉、カク猿って魔物の八女さ』
晶「了解…」
またメモを取っていく
???『私は若菜、ケンタウロスの九女だ』
晶「…」
メモをして頭の中を整理していくと言葉が少なくなる
???『私、若葉。ワーラビットの十女だよ♪』
うさぎのまものの彼女はそう名乗る
晶「了解…」
さらにメモをして覚えるように頭の中に入れていく
???『わたしは蜜柑、コボルトって魔物の十一女だよ♪』
晶「了解」
先ほどからなんと言うかテンションが高いな…
???『私は…菫です…十二女です…あと一人なので頑張って…』
びくびくしながらも敵意は感じない、あと一人だ…
晶「…」
???『あたし、紫、ラージマウスって魔物の末っ子。だけど干支では一番♪』
晶「頭を使ったと言えば聞こえはいいけどほぼ牛の力で一位なんだよな…」
紫『あぅ…』
晶「まあ、細かいルールを決めてなかった運営が悪いとも言えるが」
紫『確かに』
話によると俺はここに来るべくして来て役目があるようなのでしっかり覚えねば。と感じて彼女達の名前と種族を頭に叩き込むのだった
晶「と言うことは君たちにはお姉さんが?」
碧『はい、彼女も魔界で暮らしています』
晶「なるほど…」
そのまま彼女達の部屋割りを教えてもらい俺は空き部屋に通されたのでそこで寝転がるといつの間にか夕方になっていた
沙雪『ご飯よ〜』
晶「寝てしまっていたか」
そのまま食事、風呂と終えて俺は布団に寝転がる。
晶「俺の役目とは…」
その事を考えているといつの間にか眠っていたのだった
晶「…ここだな」
地図と地元の人の情報を頼りにもう無人ではあるがもしかしたら…と思いながら山道を登っていく
晶「…あれか」
山道を登り終えると、確かにそこには神社があった
晶「かたちは良く似ているな…」
確かに夢に出てくる神社と間取りや形は同じだ、だが…
晶「誰も居ないな、本当にここが俺の求めたゴールなのか…?」
そのまま何の気なしに神社の真ん中にあった社に触れる
晶「!?」
その瞬間に辺り一面の景色が変化する
晶「どうなっているんだ…??」
???『!!』
誰かが居たようだがすぐに逃げていったらしい、足音だけが聞こえた
晶「…」
立ち去るべきかとも考えたがここがどこかさえわからない、ここは言葉が通じるかはわからないがここにとどまるのが最良の手か…
晶「???」
そのままどうするか考えていると…
???『貴方、ここへどうやって…?』
晶「え、あ…」
とりあえず言葉が通じたことに安堵しその声の先に視線を向けると…
晶「え…?」
そこに居たのは人ならざる特徴を持った少女と女性達だった
???『この地は適性のある人しか入れないはず…』
晶「どこから話したらいいんだろ…」
下半身が鱗に包まれ手がまるでドラゴンの手のような女性へ俺が出した言葉がこれだった
???『…そうですね』
彼女達は魔物娘と呼ばれる存在で人間を傷つけはしないこと、人間という種族そのものを愛しているということをとりあえず聞かされた
晶「なるほど…」
???『あっさり信じるのか?』
今度は手足が虎の特徴を持つ女性が言う
晶「いや、信じるも何もそうするしかないし」
???『なるほど…』
晶「だけど、此処は俺の夢に出てくる神社そのものだ」
???『!なるほど…』
彼女達のなんと言うか雰囲気が一気に柔らかくなる
晶「???」
???『貴方は適性を持つ人です』
晶「良くわからないが、俺は来るべくして来たと言うことか?」
???『はい…♪』
晶「!」
一気に柔らかくなった雰囲気に俺は困惑した
そのまま彼女達の住むところに通された
晶「しかし、君たちはなんと言うか干支みたいだ」
???『ご名答、私達は生まれ順こそ違いますが干支の動物の魔物です』
晶「ってことは姉妹なのか…」
???『はい、話によると先祖が強大な蛇神だったそうで母はエキドナと言う魔物です』
魔物の書物によるとエキドナは母親と同じエキドナとして生まれてくるのは最初の一人だけで他はバラバラで新種の魔物さえ産むこともあることから魔物の母とも呼ばれているらしい
晶「なるほど…で、君たちの両親は?」
???『個々には居ません、魔界に住んでます』
晶「なるほど…」
???『みんなを連れてきますね』
晶「ああ…」
干支と言うことは多分ここには十二人居るのだろう
晶「かぶりも欠員もなく、干支姉妹だな…」
???『では、紹介を…』
晶「の前に、俺は白水 晶。話によると適性を持つ人間らしい」
???『はい、晶さんですね。では』
取り仕切っているドラゴンのような手をもつ彼女は碧(みどり)と名乗った
碧『私が次女です』
晶「なるほど」
???『私は沙雪、ホルスタウロスと言う魔物で三女よ〜』
晶「なるほど…」
そのままメモを取っていく
???『私は慧と言う、人虎と言う魔物で四女だ』
晶「…」
種族と名前をメモするので手一杯にならないようにしないと
???『アタシは焦香、ハイオークって魔物で五女だ!』褐色の肌を持つ彼女は焦香(しょうか)と名乗った
晶「十二人も居るとなかなか覚えるのに手間取りそうだな…しっかりメモしないと」
???『あらあら、一生懸命ね〜。私は明莉、六女でワーシープって魔物よ〜』
モコモコの毛を持つ彼女はそういった、なんと言うかほんわかしているな…
晶「よし、書けた」
???『私は葵です、白蛇と言う魔物で七女です。』
髪から肌や蛇体までほとんど真っ白な彼女はそう名乗った
晶「…」
またメモをしていく
???『アタシは紅葉、カク猿って魔物の八女さ』
晶「了解…」
またメモを取っていく
???『私は若菜、ケンタウロスの九女だ』
晶「…」
メモをして頭の中を整理していくと言葉が少なくなる
???『私、若葉。ワーラビットの十女だよ♪』
うさぎのまものの彼女はそう名乗る
晶「了解…」
さらにメモをして覚えるように頭の中に入れていく
???『わたしは蜜柑、コボルトって魔物の十一女だよ♪』
晶「了解」
先ほどからなんと言うかテンションが高いな…
???『私は…菫です…十二女です…あと一人なので頑張って…』
びくびくしながらも敵意は感じない、あと一人だ…
晶「…」
???『あたし、紫、ラージマウスって魔物の末っ子。だけど干支では一番♪』
晶「頭を使ったと言えば聞こえはいいけどほぼ牛の力で一位なんだよな…」
紫『あぅ…』
晶「まあ、細かいルールを決めてなかった運営が悪いとも言えるが」
紫『確かに』
話によると俺はここに来るべくして来て役目があるようなのでしっかり覚えねば。と感じて彼女達の名前と種族を頭に叩き込むのだった
晶「と言うことは君たちにはお姉さんが?」
碧『はい、彼女も魔界で暮らしています』
晶「なるほど…」
そのまま彼女達の部屋割りを教えてもらい俺は空き部屋に通されたのでそこで寝転がるといつの間にか夕方になっていた
沙雪『ご飯よ〜』
晶「寝てしまっていたか」
そのまま食事、風呂と終えて俺は布団に寝転がる。
晶「俺の役目とは…」
その事を考えているといつの間にか眠っていたのだった
20/05/04 04:12更新 / サボテン
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