聖夜の報復劇とその代償 後編
しばらく経って、俺はこの欲望をどう対処するかを考えていた。
『無理しなくていいのよ?』
「このまま襲い掛かったら、獣と同じだ。」
『こういうことは常に紳士であろうとするのね。』
「…はっ!」
『!?』
「これで、媚薬成分は放出した。」
『身体の循環機能を上げて無理矢理に放出したのね、相変わらず無茶苦茶ね…。』
「少し寝る。」
『え、あ、わかったわ。』
「もしヤりたいんなら寝ながらでよければご自由に。」
と言って俺は寝室に向かった。
「さて、誰が来るかな…」
少し考えているうちに俺は意識を手放した。
「…?」
しばらく経って、誰かに身体を触られている感触がして俺は目を覚ました。
「セレナ?」
『言われた通りに来た。』
「そうか、最初がセレナなのは何か理由あるのか?」
『いや、特にない。強いて言うなら初夜のオマージュだそうだ。』
「なるほど。」
『早速で悪いが始めよう、そろそろ我慢の限界だ。』
「はいはい。」
それからしばらく経って、お腹がいつもの5割増しに膨らんだセレナは満足したようだ。
『今私は、幸せだ。』
「だろうね、全身いろいろな体液まみれになってる上で腹の中身は全部精だからな…。」
『この絶倫。』
「褒めてるのか貶してるのかわからんな…。」
『褒めている、ここまでの幸福感と満足感は初めてだ。』
「それは何より。」
『お、ブラン王女がタオルを持って来たようだ。』
「ありがとう。」
『寝てしばらくしたら私が行くわね。』
「お、おう。」
温かい濡れタオルで身体を拭いてすぐに疲労もありすぐに意識を失った。
「…(ブランか?)」
また違和感を感じて目を覚ますと、やっぱりブランがしがみついていた。
「…。」
『さあ、しましょう?』
「だな。」
『首筋にぽっかりと穴が空いてるわよ?』
「セレナが治療してかなかったか」
『私が治すわね。』
「はいはい。」
ほとんど立て続けにしていて時間の感覚が無くなりつつある状態になりかけているからよくは分からないがそれなりには経って、ブランは全身からいろいろな体液を滴らせた姿になったところで満足したようだ。
『気持ちよかったわぁ♪またしましょう♪』
「立ち直り早っ。」
『腰は抜けてるけどね。』
「おいおい…。」
『少し休憩したらいいわ、次は多分長いから。』
「ですよね〜。」
と言い残してブランは身体を拭いて足取りがふらつきながらも部屋から出て行った。
「さて、次で最後だといいなあ…。」
と言って俺はすぐに眠りに付いた。
「…。」
どのくらい経ったか、身体が浮く感覚がした後に何かに包まれる感覚がしたので目を覚ますとやはりミーアが巻き付いていた。
『お目覚めみたいね〜。』
「ん、相変わらず巻き付いてるのな。」
『逃げないとは思うけど、不安要素は取り除いておきたいのよ〜。』
「逃げないって…。」
『?』
「思えば俺は幸運なのかもしれないな。」
『???』
「あれだけ暴れて、あれだけデカいことの首謀者だったのに無罪放免な上に戻る場所があるのは幸運なんだろうな。」
『貴方のしたことは人間と私達魔物が解り合うにはどっちにも改める点があることを痛感する結果になったわ。』
「あくまでも俺達の行動理念は弱い立場の奴らが苦しまずに生きて行ける社会を作るためっていう一心だからな。」
『善悪は関係なしに最短の道を選べるのはある意味リーダーの器ね。』
「何が正しいかなんて結局後の歴史でしか分からないだろう。」
『まあそうね〜。』
「そもそも正しいとか間違っているとかさえ結局主観的な考え方でしかない。」
『善悪もしかりってことかしら〜?』
「そういう事だ。」
『善悪の正確な定義がそもそもないのよね〜。』
「魔物達からしたら人殺しはどんなものだろうと悪だろう、だがその残された人からしたらそういう綺麗事は偽善でしかないって考えると思う。」
『偽善ねぇ…。』
「力なき正義よりは正義なか力の方がいいってのが俺の持論だ。」
『無意味な正義はいらないと。』
「そういう事。」
『貴方は愛を否定するの?』
「いや、だが不確かで脆いものだとは思う。」
『だから愛を捨てる覚悟をしてでも事に及んだ訳ね。』
「そう、力は裏切らない。」
『覇道?』
「覇道とは違うと思う、俺達の根底の意思はあくまでも弱者が苦しまずに生きられることだから。」
『弱者の救済?』
「そうだと思う。」
『残虐なところもあるけど現実主義なのね。』
「いつだって現実は残酷で無慈悲だ。」
『貴方の過去も考えると私達と出会えたのは良かったと私は思うわ。』
「かもな、会わなかったら今でもリーダーとして社会に反逆してただろうし。」
『と言うより貴方、インキュバスになっても躊躇わずに殺せるのね…。』
「躊躇いは時に死を招く可能性さえあるからな。」
『迷うのも大事だと思うわよ〜。』
「迷うことを否定はしない、ただ敵には情けをかけないのが俺のやり方。」
『そう、まあ貴方のやり方には口出ししないわ。』
「時には壊すより残酷な生もある。」
『どういう意味?』
「そのうち分かるかもしれない、今の俺は戻る場所がある幸せを噛みしめるだけだ。」
『まあ、そうよね〜。』
「…。」
『…。』
「…するか?」
『待ってたわ〜。』
それからどのくらいの時間が過ぎたのか分からなくなるくらいになり、一段落して窓を見ると日の入りが始まっていたので対して経ってないと思ったら日付を見忘れていて日にちを確認したら3日経っていた…。
「3日経ってる…。」
『まだ、大丈夫でしょう?』
「明日はリベリオンの忘年会があるからそろそろ、な。」
『あ、そうだったわね。』
「どのくらい出したか覚えてないしな。」
『もうすぐ500越えるところだったわよ〜。』
「満足したか?」
『お腹がたぷんたぷんよ。』
「だろうな。」
『相変わらずすさまじいわね。』
「ブラン、どうかしたか?」
『ご飯できたわよ♪』
「なら飯行こう。」
『そうね〜。』
「そういや…。」
『?』
「いや、何でもない。(抜かずの千発って発想が頭から浮かんだなんて言えない、そんなことになったら三千発だ、下手したらそれ以上かも…。)」
『?』
「飯、行こう。」
『えぇ♪』
結局、翌日の忘年会も楽しく終わることができたので俺は胸を撫で下ろした。
「さて、帰ろうか。」
『そうね〜。』
「帰ったら風呂入ってから寝る。」
『そうだな、そうしよう。』
「…(さすがにないだろうな、昨日の今日だし。)」
『?』
しばらく経って、俺達は家に着いた。
「さて、風呂入れよう。」
『そうね。』
とりあえず風呂を終え、さらにモンハンのギルドクエストをやったり素材集めをしたりした後に寝ることにした。
「で、なんで三人掛かりでホールドしてるんだ?」
『また無茶をしないかみてられないからよ♪』
「なら仕方ない。」
結局、三人とも翌朝まで放してくれなかった…。
『無理しなくていいのよ?』
「このまま襲い掛かったら、獣と同じだ。」
『こういうことは常に紳士であろうとするのね。』
「…はっ!」
『!?』
「これで、媚薬成分は放出した。」
『身体の循環機能を上げて無理矢理に放出したのね、相変わらず無茶苦茶ね…。』
「少し寝る。」
『え、あ、わかったわ。』
「もしヤりたいんなら寝ながらでよければご自由に。」
と言って俺は寝室に向かった。
「さて、誰が来るかな…」
少し考えているうちに俺は意識を手放した。
「…?」
しばらく経って、誰かに身体を触られている感触がして俺は目を覚ました。
「セレナ?」
『言われた通りに来た。』
「そうか、最初がセレナなのは何か理由あるのか?」
『いや、特にない。強いて言うなら初夜のオマージュだそうだ。』
「なるほど。」
『早速で悪いが始めよう、そろそろ我慢の限界だ。』
「はいはい。」
それからしばらく経って、お腹がいつもの5割増しに膨らんだセレナは満足したようだ。
『今私は、幸せだ。』
「だろうね、全身いろいろな体液まみれになってる上で腹の中身は全部精だからな…。」
『この絶倫。』
「褒めてるのか貶してるのかわからんな…。」
『褒めている、ここまでの幸福感と満足感は初めてだ。』
「それは何より。」
『お、ブラン王女がタオルを持って来たようだ。』
「ありがとう。」
『寝てしばらくしたら私が行くわね。』
「お、おう。」
温かい濡れタオルで身体を拭いてすぐに疲労もありすぐに意識を失った。
「…(ブランか?)」
また違和感を感じて目を覚ますと、やっぱりブランがしがみついていた。
「…。」
『さあ、しましょう?』
「だな。」
『首筋にぽっかりと穴が空いてるわよ?』
「セレナが治療してかなかったか」
『私が治すわね。』
「はいはい。」
ほとんど立て続けにしていて時間の感覚が無くなりつつある状態になりかけているからよくは分からないがそれなりには経って、ブランは全身からいろいろな体液を滴らせた姿になったところで満足したようだ。
『気持ちよかったわぁ♪またしましょう♪』
「立ち直り早っ。」
『腰は抜けてるけどね。』
「おいおい…。」
『少し休憩したらいいわ、次は多分長いから。』
「ですよね〜。」
と言い残してブランは身体を拭いて足取りがふらつきながらも部屋から出て行った。
「さて、次で最後だといいなあ…。」
と言って俺はすぐに眠りに付いた。
「…。」
どのくらい経ったか、身体が浮く感覚がした後に何かに包まれる感覚がしたので目を覚ますとやはりミーアが巻き付いていた。
『お目覚めみたいね〜。』
「ん、相変わらず巻き付いてるのな。」
『逃げないとは思うけど、不安要素は取り除いておきたいのよ〜。』
「逃げないって…。」
『?』
「思えば俺は幸運なのかもしれないな。」
『???』
「あれだけ暴れて、あれだけデカいことの首謀者だったのに無罪放免な上に戻る場所があるのは幸運なんだろうな。」
『貴方のしたことは人間と私達魔物が解り合うにはどっちにも改める点があることを痛感する結果になったわ。』
「あくまでも俺達の行動理念は弱い立場の奴らが苦しまずに生きて行ける社会を作るためっていう一心だからな。」
『善悪は関係なしに最短の道を選べるのはある意味リーダーの器ね。』
「何が正しいかなんて結局後の歴史でしか分からないだろう。」
『まあそうね〜。』
「そもそも正しいとか間違っているとかさえ結局主観的な考え方でしかない。」
『善悪もしかりってことかしら〜?』
「そういう事だ。」
『善悪の正確な定義がそもそもないのよね〜。』
「魔物達からしたら人殺しはどんなものだろうと悪だろう、だがその残された人からしたらそういう綺麗事は偽善でしかないって考えると思う。」
『偽善ねぇ…。』
「力なき正義よりは正義なか力の方がいいってのが俺の持論だ。」
『無意味な正義はいらないと。』
「そういう事。」
『貴方は愛を否定するの?』
「いや、だが不確かで脆いものだとは思う。」
『だから愛を捨てる覚悟をしてでも事に及んだ訳ね。』
「そう、力は裏切らない。」
『覇道?』
「覇道とは違うと思う、俺達の根底の意思はあくまでも弱者が苦しまずに生きられることだから。」
『弱者の救済?』
「そうだと思う。」
『残虐なところもあるけど現実主義なのね。』
「いつだって現実は残酷で無慈悲だ。」
『貴方の過去も考えると私達と出会えたのは良かったと私は思うわ。』
「かもな、会わなかったら今でもリーダーとして社会に反逆してただろうし。」
『と言うより貴方、インキュバスになっても躊躇わずに殺せるのね…。』
「躊躇いは時に死を招く可能性さえあるからな。」
『迷うのも大事だと思うわよ〜。』
「迷うことを否定はしない、ただ敵には情けをかけないのが俺のやり方。」
『そう、まあ貴方のやり方には口出ししないわ。』
「時には壊すより残酷な生もある。」
『どういう意味?』
「そのうち分かるかもしれない、今の俺は戻る場所がある幸せを噛みしめるだけだ。」
『まあ、そうよね〜。』
「…。」
『…。』
「…するか?」
『待ってたわ〜。』
それからどのくらいの時間が過ぎたのか分からなくなるくらいになり、一段落して窓を見ると日の入りが始まっていたので対して経ってないと思ったら日付を見忘れていて日にちを確認したら3日経っていた…。
「3日経ってる…。」
『まだ、大丈夫でしょう?』
「明日はリベリオンの忘年会があるからそろそろ、な。」
『あ、そうだったわね。』
「どのくらい出したか覚えてないしな。」
『もうすぐ500越えるところだったわよ〜。』
「満足したか?」
『お腹がたぷんたぷんよ。』
「だろうな。」
『相変わらずすさまじいわね。』
「ブラン、どうかしたか?」
『ご飯できたわよ♪』
「なら飯行こう。」
『そうね〜。』
「そういや…。」
『?』
「いや、何でもない。(抜かずの千発って発想が頭から浮かんだなんて言えない、そんなことになったら三千発だ、下手したらそれ以上かも…。)」
『?』
「飯、行こう。」
『えぇ♪』
結局、翌日の忘年会も楽しく終わることができたので俺は胸を撫で下ろした。
「さて、帰ろうか。」
『そうね〜。』
「帰ったら風呂入ってから寝る。」
『そうだな、そうしよう。』
「…(さすがにないだろうな、昨日の今日だし。)」
『?』
しばらく経って、俺達は家に着いた。
「さて、風呂入れよう。」
『そうね。』
とりあえず風呂を終え、さらにモンハンのギルドクエストをやったり素材集めをしたりした後に寝ることにした。
「で、なんで三人掛かりでホールドしてるんだ?」
『また無茶をしないかみてられないからよ♪』
「なら仕方ない。」
結局、三人とも翌朝まで放してくれなかった…。
15/12/25 00:44更新 / サボテン
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