あるヘルハウンド「アタシは悪いヘルハウンドじゃないよ」
俺は、今泉 隆一。夜勤明けに行きつけのカフェに向かっていた。
???『なるほど、お前か…♪』
俺がカフェに入ろうとしていると、視線を感じて振り向くとどうやら魔物娘が俺を見ていたらしい。
隆一「…俺か?」
???『…。』
彼女はしっかり頷く
魔物娘、俺が生まれた年にこの世界と彼女たちの世界が偶発的に繋がったことで入ってきた新しい知的生命体の種族だ。
隆一「なにか?」
多分彼女はヘルハウンドとか言う魔物だろう。確か自分に正直で三大欲求の赴くままに生きていると聞いたことがある
???『アタシはフレイアって言うんだ。あんたは?』
隆一「今泉隆一だ」
フレイア『仕事帰り?』
隆一「ああ、そこで朝飯にしようかってな」
フレイア『なるほど、アタシもそうさせてもらおうかな』
席は空いていたが相席になった、まあ流石に店でおっ始めようとはしないだろうという打算があったが
隆一「このセットで」
フレイア『ならアタシはこれで』
客は俺達を除いて殆ど居ない、まあ朝だしな…
フレイア『そういえば、なんの仕事してるの?』
隆一「ある工場で働いてる、君は?」
フレイア『ジムのインストラクターしてるんだ、からだ動かすの好きだったから』
隆一「なるほど、ところで」
フレイア『?』
食事を終えて俺は切り出す
フレイア『早起きして最初に会う未婚の男がラッキーパーソンだって昨日の占いでやってたから』
隆一「そうか…」
フレイア『やっぱりアタシたちは怖いか?』
隆一「怖くないと言えば嘘になる、か」
フレイア『まあ、アタシ達のイメージって、未婚の男を見つけたらいきなり犯し尽くすってイメージ持たれやすいし実際そうなのもたくさんいるしな…』
隆一「…」
フレイア『…』
隆一「また、二日後も同じような時間帯に来る。」
俺はそれだけ言ってカフェを出た。
隆一「さて…」
二日後、ほぼ同じ時間帯にカフェに行くと彼女は居た
フレイア『お、待ってたよ♪』
隆一「ああ。」
あの日に連絡先を交換して話をしたりしていたが、彼女は幾分良心的で理性的なように感じた。
フレイア『良かったら家でご飯にしないか?』
隆一「良いのか?」
フレイア『もちろん』
彼女はあるアパートの一室に住んでいたが、棟が違うだけで同じ所に住んでいたのには驚いた
隆一「まさかの近所だったとは」
フレイア『アタシもビックリだ』
隆一「仕事の時間噛み合わなかったから会わなかったんだろう…」
フレイア『なるほど。』
彼女は所謂ラピ◯タパンとサラダ、ジューサーで果物と野菜のミックスジュースを作ってくれた
フレイア『大丈夫か?』
隆一「なにが?」
フレイア『味…』
隆一「久々に食べたかも、台所で食べる飯…」
フレイア『普段なに食べてるんだよ…』
隆一「近所の総菜屋のおかずとご飯だな」
フレイア『インスタントとかレトルトじゃなくてよかった…』
隆一「あそこの総菜屋、安くて味もなかなかで量も良いからな」
フレイア『確かに、栄養バランスも良さそうだし』
隆一「?」
フレイア『ヘルハウンドは本能に正直ってイメージを変えたかったから栄養士とかの勉強してたらいつの間にかスポーツ科学とかを絡めたインストラクターになってたよ』
隆一「!済まん…」
フレイア『?』
隆一「本能に正直って俺が抱いてたイメージそのものだったんだ…」
フレイア『まあ、大半はそうだからね…』
隆一「…」
フレイア『良かったら、また来てよ』
隆一「君がいいなら…」
フレイア『もちろん。』
俺は欠伸をしながら帰ろうとしたが…
フレイア『今はやめた方がいいよ、ここの棟の未婚の魔物たち、みんな押せ押せ系だから』
隆一「と、というと…?」
フレイア『ハイオーク、ミノタウロス、アマゾネス、オーガ、後はヘルハウンド』
隆一「君の他にも?」
フレイア『いやいや、人間に比べたらアタシも押せ押せかなって』
隆一「な、なるほど…」
フレイア『これから帰るの?』
隆一「帰って寝る、明日休みだから起きたら洗濯物コインランドリーとかに持ってく」
フレイア『なら、ここで寝た方がいいよ…下手したら帰り道にろくな抵抗も出来ずに公衆面前で犯されるよ…?』
隆一「いつの間にそんな魔境に…」
フレイア『だから…』
彼女に案内されて客間で寝させてもらうことにした…
隆一「んじゃ…おやすみ…」
フレイア『いや、アタシも寝るけど』
隆一「?」
フレイア『アタシも今日と明日休みだから今日は早起きして運動した帰りに隆一に会ったわけ、運動のあとの軽食、そのあとの仮眠が好きなんだよ…♪』
隆一「なるほど…」
そして寝るのはいいが…
隆一「…」
彼女に抱き抱えられている…
フレイア『前に家に招いたところで他の魔物にかっさらわれたことかあったらしいから』
隆一「追い出せよ…窓とかこわしてるだろそれ…」
フレイア『夏の日に、窓開けてたらしいんだ』
隆一「あ、なるほど…」
そのままゆっくりと俺は意識を手放した、額に柔らかい何かが当たったような気がした…
フレイア『おやすみ』
隆一「おやすみ…」
後に彼女と付き合い、結ばれるのはまだ先の話…
???『なるほど、お前か…♪』
俺がカフェに入ろうとしていると、視線を感じて振り向くとどうやら魔物娘が俺を見ていたらしい。
隆一「…俺か?」
???『…。』
彼女はしっかり頷く
魔物娘、俺が生まれた年にこの世界と彼女たちの世界が偶発的に繋がったことで入ってきた新しい知的生命体の種族だ。
隆一「なにか?」
多分彼女はヘルハウンドとか言う魔物だろう。確か自分に正直で三大欲求の赴くままに生きていると聞いたことがある
???『アタシはフレイアって言うんだ。あんたは?』
隆一「今泉隆一だ」
フレイア『仕事帰り?』
隆一「ああ、そこで朝飯にしようかってな」
フレイア『なるほど、アタシもそうさせてもらおうかな』
席は空いていたが相席になった、まあ流石に店でおっ始めようとはしないだろうという打算があったが
隆一「このセットで」
フレイア『ならアタシはこれで』
客は俺達を除いて殆ど居ない、まあ朝だしな…
フレイア『そういえば、なんの仕事してるの?』
隆一「ある工場で働いてる、君は?」
フレイア『ジムのインストラクターしてるんだ、からだ動かすの好きだったから』
隆一「なるほど、ところで」
フレイア『?』
食事を終えて俺は切り出す
フレイア『早起きして最初に会う未婚の男がラッキーパーソンだって昨日の占いでやってたから』
隆一「そうか…」
フレイア『やっぱりアタシたちは怖いか?』
隆一「怖くないと言えば嘘になる、か」
フレイア『まあ、アタシ達のイメージって、未婚の男を見つけたらいきなり犯し尽くすってイメージ持たれやすいし実際そうなのもたくさんいるしな…』
隆一「…」
フレイア『…』
隆一「また、二日後も同じような時間帯に来る。」
俺はそれだけ言ってカフェを出た。
隆一「さて…」
二日後、ほぼ同じ時間帯にカフェに行くと彼女は居た
フレイア『お、待ってたよ♪』
隆一「ああ。」
あの日に連絡先を交換して話をしたりしていたが、彼女は幾分良心的で理性的なように感じた。
フレイア『良かったら家でご飯にしないか?』
隆一「良いのか?」
フレイア『もちろん』
彼女はあるアパートの一室に住んでいたが、棟が違うだけで同じ所に住んでいたのには驚いた
隆一「まさかの近所だったとは」
フレイア『アタシもビックリだ』
隆一「仕事の時間噛み合わなかったから会わなかったんだろう…」
フレイア『なるほど。』
彼女は所謂ラピ◯タパンとサラダ、ジューサーで果物と野菜のミックスジュースを作ってくれた
フレイア『大丈夫か?』
隆一「なにが?」
フレイア『味…』
隆一「久々に食べたかも、台所で食べる飯…」
フレイア『普段なに食べてるんだよ…』
隆一「近所の総菜屋のおかずとご飯だな」
フレイア『インスタントとかレトルトじゃなくてよかった…』
隆一「あそこの総菜屋、安くて味もなかなかで量も良いからな」
フレイア『確かに、栄養バランスも良さそうだし』
隆一「?」
フレイア『ヘルハウンドは本能に正直ってイメージを変えたかったから栄養士とかの勉強してたらいつの間にかスポーツ科学とかを絡めたインストラクターになってたよ』
隆一「!済まん…」
フレイア『?』
隆一「本能に正直って俺が抱いてたイメージそのものだったんだ…」
フレイア『まあ、大半はそうだからね…』
隆一「…」
フレイア『良かったら、また来てよ』
隆一「君がいいなら…」
フレイア『もちろん。』
俺は欠伸をしながら帰ろうとしたが…
フレイア『今はやめた方がいいよ、ここの棟の未婚の魔物たち、みんな押せ押せ系だから』
隆一「と、というと…?」
フレイア『ハイオーク、ミノタウロス、アマゾネス、オーガ、後はヘルハウンド』
隆一「君の他にも?」
フレイア『いやいや、人間に比べたらアタシも押せ押せかなって』
隆一「な、なるほど…」
フレイア『これから帰るの?』
隆一「帰って寝る、明日休みだから起きたら洗濯物コインランドリーとかに持ってく」
フレイア『なら、ここで寝た方がいいよ…下手したら帰り道にろくな抵抗も出来ずに公衆面前で犯されるよ…?』
隆一「いつの間にそんな魔境に…」
フレイア『だから…』
彼女に案内されて客間で寝させてもらうことにした…
隆一「んじゃ…おやすみ…」
フレイア『いや、アタシも寝るけど』
隆一「?」
フレイア『アタシも今日と明日休みだから今日は早起きして運動した帰りに隆一に会ったわけ、運動のあとの軽食、そのあとの仮眠が好きなんだよ…♪』
隆一「なるほど…」
そして寝るのはいいが…
隆一「…」
彼女に抱き抱えられている…
フレイア『前に家に招いたところで他の魔物にかっさらわれたことかあったらしいから』
隆一「追い出せよ…窓とかこわしてるだろそれ…」
フレイア『夏の日に、窓開けてたらしいんだ』
隆一「あ、なるほど…」
そのままゆっくりと俺は意識を手放した、額に柔らかい何かが当たったような気がした…
フレイア『おやすみ』
隆一「おやすみ…」
後に彼女と付き合い、結ばれるのはまだ先の話…
19/10/21 00:00更新 / サボテン