連載小説
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☆やめろー!(人間として)死にたくなーい!←(不真面目なタイトル) 強烈すぎる寵愛とそれを受けた青年←(真面目なタイトル)
とりあえず部屋に戻ってきました…。

「本当にどうしようかな…。」

『迷ってるの?』

「当たり前だ。」

『もう直感かいつも通りカラーボールでいいんじゃないかしら?』

「3人はそれでいいのか?」

『最初の1人と添い遂げるの?』

「さすがに3人とも傷物にしてさよならだったら俺はクズじゃないか」

『もうみんな選んでしまえばいいのよ♪』

「おいおい、そんなのが通ると思うのか?」

『この世界には、私達が来る前から一夫多妻制があるらしいじゃない♪』

「いや、3人はいいのかって。」

『私は平等にしてくれるならそれでいいわよ♪』

『私も似たような感じね~。』

『ジュンがそういう男だと私も分かっている、それが最良の答えかもしれないと私も思う。』

結局、俺はカラーボールを引くことにした。

「みんな疲れてるだろうからするのは明日な、代わりに明日の朝からでもいい。」

『分かったわ♪』

「で、明日の朝引くか今引くか。」

『もう引いて、結果を早く知りたいから。』

「分かった。」

俺は気を静めてカラーボールを引いた。

『何色…?』

「…青だ。」

『そう、良かったわねセレナ。』

『初物を思う存分楽しめばいいわ~。』

『あ、あぁ…。』

セレナは赤面しながらも頷いた。

「そろそろ寝た方がいい。」

『そうね、なら休ませてもらうわね。』

「んじゃ。」

3人は部屋に戻って行った。

「俺はこれからだ。」

俺は強化スーツ支援パーツタイプ周辺機器の図面作りの続きを始めた。

「ここをこうして、この線はこっちで…」

『ずいぶん難しい図面だな。』

「ん、セレナか。」

俺はしばらく経ってセレナに話しかけられた。

「あと少しで図面が出来る。」

『なら終わったらすぐ休め、明日に差し支える。』

「そのつもり、後は立体化して…。」

『今度は何を作ったんだ?』

「飛行ユニットとフォーム変更用デバイス。」

『本当に特撮の世界だな。』

「師匠も特撮好きだったからなぁ…。」

と話しているうちに、特に修正箇所もなかったので保存した上で休むことにした。

「んじゃおやすみ。」

『あ、あぁ…。』

「?」

その時のセレナの表情はいつもとは違って少し蕩けていたように見えた。








翌朝…。

「…?(なにか、居る?)」

俺は違和感を感じて目を覚ました。

「!?」

『やっとお目覚めか。』

「どういうことなの…。」

『ブランとミーアはもう出ていった、ゲームセンターに行ったようだ。』

「そうか、じゃなくて!」
状況を整理すると、俺の左腕に半裸のセレナがしがみついていた。

「訳がわからないよ…。」

『私に結局2日我慢させておいて、訳がわからないだと?』

「2日前…。」

俺はセレナの右腕にある絆創膏を見た。

『?』

「…済まない。」

『?』

「俺がもっと早く着いていればこんなことにはならなかった…。」

『そんなことか。』

「そんなことって!」

『…。』

俺はセレナに頭を抱き抱えられた。

『ジュンが来てくれたからこのくらいで済んだ、それに貴族でも守られて嬉しくない訳がないだろう?』

セレナの右手を傷の場所に当てた。

『それに消そうと思えばこの程度の傷は消せるんだ。』

「それでも記憶からは消えない。」

『相変わらず1人で背負い込むなジュンは。』

「…。」

『ジュン、君は1人じゃない。』

「…。」

『大丈夫、大丈夫…。』

俺は結構な時間セレナに抱き抱えられていた。

「…腹減った。」

『問題ない、食事はルームサービスを呼んである。』

「なら食べてシャワーしてからだな。」

『そうだな。』

その時のセレナの瞳に獲物を狩る狩人の光が宿っていたのを俺は見逃さなかった。

食事を終え、俺はシャワーを浴びた。

「…。」

『ジュン、バスローブとタオルを置いて置くからな。』

「ありがとう。」

それから少し経って俺はシャワーから上がった。

「上がった。」

『なら私もシャワーにしよう。』

「分かった。」

セレナはシャワーに行った。

「あ、マズいな。朝食にガーリックトースト食べたのを忘れてた…」

セレナが上がって来るまでにブレスケアをまとめて飲み、なんとか匂いを消すことが出来た。

『逃げてないな?』

「あ、セレナ。」

『どうした?』

「大丈夫?」

『何がだ?』

「朝食にガーリックトースト食べたのを忘れてたから。」

『!そういう事か。』

「まとめてブレスケアを1箱分飲んだから大丈夫だとは思うけど。」

『匂いは、しないな。』

「良かった。」

『私の事を考えての事か。』

「半分はな。」

『半分?』

「もう半分は俺のためだ。」

『?』

「ニンニクありだったらセレナがニンニクにあてられたのか本当の意志か分からなくなったから。」

『なるほど。』

「そろそろ、吸血する?」

『あぁ、そうしよう。』

俺の首筋にセレナが牙を突き立て、血を吸い始めた。

『!』

「?」

しばらく経って、セレナの体温が上がり始めたが俺も身体に異変が起こりそれどころではなかった。

『はぁ…、はぁ…。』

「…やっと治まったか。」

『これでジュンはもう人間ではなくなった。』

「あ、そうなんだ。」

『もうこれで我慢の必要もなくなった…。』

「ちょっと、セレナさん…?」

セレナの表情は、完全に蕩けきっていた。

「一体何がどうなって、んぶっ!」

『んっ!』

繊細さとは程遠い荒く激しい愛情表現だが、俺の精神を繋ぎ留めていた最後の理性を破壊するには十分だった。

『ぷぁ…。』

「セ…レナ。」

『今までの分まで、ふふふ…。』

セレナはそう言うとバスローブを放り投げた。

『どうだ、私の身体は?』

「…。」

『?』

セレナの身体ははっきり言って俺が手にしてはならない雰囲気に満ちていた。左腕以外傷一つなく白い肌、無駄なものが削ぎ落とされているのに出るところはしっかりと出ていて、言葉で表すのがおこがましいとさえ思えた。

『どうした?』

「え、あ…。」

『顔が真っ赤だぞ、ふふふ。』

「…綺麗だ。」

『そうか、ジュン。』

「んっ!」

俺はセレナに押し倒され、口内を蹂躙さていれると感じるほど激しく口を貪られた。

『ぷふぁ…、準備が出来たようだな。』

「最初は、痛いらしいからゆっくりな。」

『私が全部する、安心してされるがままにされていればいい。』

「…!?」

俺が返事をする前にセレナは腰を落としたようで、強烈な締め付けが襲ってきた。

『くっ…、思ったより…。』

「だから無理するなって言っただろう。」

俺はセレナの額にキスをした。

『不思議と痛みが消えた、何をしたんだ?』

「セレナが感じた通りのことしかしてない。」

『不思議だな。』

「セレナ、痛いなら俺が動くけどどうする?」

『なら動いてくれるか?』

「分かった。」

俺は動く度に射精しそうになるのをこらえつつゆっくり動いた。

『この身体も、心もジュンのものだ。お前の好きにしてみろ。』

「いいのか?」

『こうでもしないと自分のことは考えなさそうだからな、据え膳を残すような真似はしてくれるなよ?』

その言葉に俺の何かが切れた。










ぢゅぅぅぅぅぅぅ!にゅちゅっ!ばちゅっ!ずちゅっ!ぐちゅっ!

「セレナ!セレナ!セレナ!セレナぁぁぁぁぁぁ!」

『そんなに吸っても、すってもまだ、まだなにもでないからぁぁぁぁぁ』

いつの間にか、セレナは俺の聞いたことのない声を出していた。

『ジュン!』

「セレナ!セレナ!セレナあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

セレナに一際強く吸血され俺の足先から頭の上まで魂が駆け抜ける感覚の後、俺の意識は闇に呑まれた。











それから俺が目を覚ますと、星空が見えた。

『やっとお目覚めか。』

「セレナ…。」

『ジュン。』

「んっ!」

今度はゆっくりと、お互いを確かめるように口を貪られた。

『すごく…気持ちよかった。』

セレナは赤面しながら一言そう言った。

「…何よりだ。」

『思い出したらまた昂ぶってきた。もう1回、いいか?』

そう言われて、俺が応じない訳がなかった。

『次は私がする、もう痛みはないだろうから。』

「分かった、痛かったらすぐに言ってくれよ?」

『もちろんだ。』

今夜はこれから始まるようだ…。

『んっ…。』

「痛いのか!?」

『いや、痛くはない。』

「?」

『腰が抜けてしまった…。』

「なら俺がするから、腰が直ってからな。」

『済まない…。』

それからセレナはしばらく繋がったまま抱きついていた。

『ジュン。』

「?」

『今夜は寝られると思うなよ?』

「そういえば夜からが本番でしたね。」

結局何度かお互いに意識が飛びながらも続けて朝日が昇る頃に俺達は繋がったまま眠っているところをブラン達に起こされ、セレナは満足したようだ。

15/05/18 23:55更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです。

第13話、いかがだったでしょうか?

次も恐らくエロありで、ブランかミーアかで迷ってます。

もしよろしければご意見がありましたらお願いします。

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