連載小説
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彼女に光を
幸子が来てさらに2日、また俺の元々居た世界からの依頼を受けた。

和也「で、今度は?」

リリム『彼女よ。』

和也「…」

彼女はサングラスをかけていた

和也「彼女は…全盲か?」

???「ご名答、私は生まれたときから目が見えないのです」

和也「話によると、目が見えないと耳や鼻がよくなるとか聞いたが」

???「注意はしているからそのぶんかもしれませんね…」

和也「なるほど、君は本当に魔物になりたいのか?」

???「それよりも、私は生まれてからなにも見たことがないのです、親の顔さえも…」

和也「…なるほど、わかった。」

彼女の手を引き館に向かう。

リリム『なら、頼んだわね…』

和也「どんな魔物になるかはわからない、それだけは言っておく。」

???「了解しました。」

和也「まあ、ほとんどの確率で目は見えるようになるはずだ。」

雫『見えるようにならなくても、今よりはずっと楽になるはずだから、安心して。』

???「…はい。」

和也「俺は和也、お前さんは?」

???「私は、優花と言います。」

和也「はいよ、優花ねっと。」

そのままネームプレートに名前を書き込み、花の茎にかける

和也「ここにある花が、お前さんを魔物にしてくれる。」

優花「なるほど…」

彼女はペタペタと花をさわっている…

優花「大きな花ですね…」

和也「人間1人入れるサイズだからな、当然だ。」

優花「なら…」

彼女は花の中央に移動すると、花はゆっくりと花びらを閉じた。

和也「さてと。」

俺たちは地下室に向かう。

和也「…」

地下室のドアを開ける、そこは相変わらず凄まじい絵面だった…

薫「!!!!!!」

あの元勇者の女は、複数に分身した薫に貪られ続けている。

勇者『ん゛ぉ゛ぉ゛お゛ぉ゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛ぉ゛お゛ぉ゛ぉ゛♥️♥️♥️♥️』

和也「薫、今大丈夫か?」

薫「大丈夫じゃないけど、なに?」

和也「少しどいてくれ。」

部屋の真ん中まで移動して、楕円形をした立体の結晶を吊るす

薫「なに!?これ…」

和也「ある魔物の暗示だ、分かりやすく言えば理性を欲望に変換して男の方は魔界深部のタケリダケを腹一杯食ったときと同じぐらいのブーストがかかる、俺達からの誕生日プレゼントだ。」

薫「覚えててくれたんだ…」

和也「頼んでたのが届いたからな、誕生日にって」

勇者『ほんとにこわれちゃうかも…♥️』

和也「お前は一辺どころかかつての考えが再生せんように何度でも欲望に塗りつぶした方がいい」

薫「ありがとう。」

勇者『前に、この身体になって初めて良かったと思えることがあったわ。』

和也「というと?」

勇者『薫くんは、私が好きだから私を犯し尽くしてるってことがわかったこと。』

和也「適材適所だったな、ほんとに」

薫「本当に、彼女が貪られてるときの全部が、愛おしい。もっともっと、彼女を壊しかねないほどによがり狂わせたい…」

和也「なら、思う存分やりゃいいさ、じゃな。」

俺は部屋をあとにした、雫達をつれてきては理性が飛んでしまいかねん…

勇者『ん゛ぉ゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛❤️❤️❤️❤️ん゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛❤️❤️❤️❤️❤️❤️』

咆哮とも嬌声とも形容しがたい声を背に、俺は寝室に向かった。













それから数日、彼女の視界トレーニングもおわりついに出てきた。

和也「お、ゲイザーになったのか」

真っ白な肌、顔の中央にある魔力を宿した大きな眼、そして相変わらず背が縮んで小柄な体格とは対照的にスイカでも詰め込んだような胸…

優花『そのようです、見えるもの見えるものが、新鮮です…』

和也「基本的なやり方はわかってるか?」

優花『大丈夫です。』

和也「後は、ここで相手が来るのを待つだけだな」

優花『よろしくお願いします。』

和也「早く見つかるといいな。」

優花『はい…♪』

彼女の笑みを始めてみたが、彼女達ほどではないにしろ輝いて見えた…。

彼女に光を おわり

19/08/19 23:30更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです。

今回の話は如何だったでしょうか?

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