男女と想いと救出作戦
シーナが魔物になって数日、今度は俺の元々居た世界から依頼を受けた
和也「で、次は?」
リリム『彼女よ』
そこに居たのはなんというか、顔立ちに愛嬌のある女性だった。
和也「病気でもなきゃ怪我をしているわけにも見えんが…」
リリム『彼女の話を聞いて。』
和也「まあ、それがはやいか。」
彼女の話を聞くに、彼と会えなくてさびしく、このままでは穏やかでないやり方に出そうなので魔物になってしまいたい。というものだった。
和也「なるほど…」
リリム『ちょっといいかしら?悪い知らせよ…』
和也「?」
リリム『彼女の彼氏さん、勤めている会社が私達の見立てではブラックリスト入りレベルの企業よ。』
和也「なるほど…老害とゴミの築いたものか」
雫『…?』
和也「いや、俺の友人もそういう企業に勤めていてな。魔物に助けられた。」
リリム『どんな企業?』
俺が名前を口にすると、リリムは納得したような顔をした。
和也「会社ってのは王国みたいなものだと思う、必死に働いてくれる国民。この場合は社員、が居るからこそ機能するのにそれを使い潰す奴は死ぬまで泣こうが喚こうが使い潰して然るべきだろう。」
リリム『貴方に任せたらそれこそ流血沙汰ね…』
和也「いや、更正所って名目で死ぬまでサンドバッグにするだけだ。」
瑠璃『心をへし折る?』
和也「いや、徹底的に叩き潰す。自尊心も、悪意も、希望もな」
リリム『とにかく、私達のやったことを知っているなら会社の方は私達に任せて。』
和也「とりあえず、人格に問題がある奴は人権剥奪で4凶国に売り払うぐらいでいいと思う」
リリム『…譲歩してくれたのね、ありがとう…。』
和也「痛みには痛みを、苦しみには苦しみを、施しには施しを、情には情を。」
リリム『友達の借りを?』
和也「とにかく、頼んだ。」
リリム『えぇ…』
和也「お前さん、名前は?」
???「私は、幸子と言います。」
和也「なら、とりあえず向かおう。」
俺たちはリリムと分かれ、各自のやることを始めた。
和也side
和也「なら、改めて聞かせてほしい。」
彼女から聞いた話で、魔物なら身を焦がす事もないだろうと判断した。
雫『彼を苦しめるなら自分の手を汚すことも辞さない、強いです…』
和也「人間では間違いなく身を焦がす、魔物になるべきだな。」
彼女に例の花の中に入るように言う
和也「この花が、人間を魔物に変化させる装置のようなものだ。」
幸子「わかりました。」
そのまま彼女はゆっくり花の中に入っていく。
和也「後は彼女達次第だ。」
魔物side
リリム『どうなっているかしら?』
柚葉『あいつらを破滅させられる証拠はもうマスコミと労働基準局に送ってあります、いつでも崩しにかかれますよ』
彼女は柚葉、共通の知り合いとしてパイプ要員になった刑部狸だ。
リリム『彼女のためにも、すぐにやらないとね…』
それから数日が経ち、件の会社の重役、及びます悪質な人間は魔界連行となり、彼は解放されたが…
和也「これは、ひどいな…」
彼の体は痩せ細り、かなり弱っていた。
和也「やつらに追い討ちかけるように請求してやるか」
リリム『そうするといいわ、非合法でないならね…』
和也「柚葉から前にもらった結晶を奴らの伴侶に送りつける、それで奴らには魔力をギリギリまで入れられないようにするかな」
リリム『ギリギリまで…最後の良心?』
和也「いや、伴侶にたいしての考慮かな」
リリム『なるほど…』
和也「さてと、これ食え。」
花に生っている果実を四つほどまとめて彼の口に放り込む
???「!!!!!!」
和也「これでインキュバスにならないとは、命の危険あったんじゃないかこれは…」
???「貴方が、幸子を…」
和也「大丈夫か?立てるか?」
???「はい、大丈夫です。」
和也「さあ、二人で新たな誕生を迎えるといい。」
さらにもう二つほど果実を彼の口に放り込む
???「!!!!!!!!!!!!」
和也「ハッピーバースデー、これからが君たちの新しい人生だ。」
そして花が開くと、彼女は魔物に変わっていた。
和也「お、ラミアみたいだな。」
黒薔薇のような色の鱗を持つ下半身は蛇体となっていて、相変わらず少し小柄になりそれに見合わぬ巨大な胸…確定事項のようだな、これは
幸子『裕也ぁ…♥️』
彼は裕也という名前らしい。
裕也「幸子、魔物になったんだな…」
和也「あれだけ深く愛してくれる奴はそうはいない、これから精々幸せにな。」
裕也「!はい…!」
和也「今日は空き部屋使っていいから。」
裕也「ありがとうございます…」
そのまま彼は吊れていかれた。
男女と想いと救出作戦 おわり
和也「で、次は?」
リリム『彼女よ』
そこに居たのはなんというか、顔立ちに愛嬌のある女性だった。
和也「病気でもなきゃ怪我をしているわけにも見えんが…」
リリム『彼女の話を聞いて。』
和也「まあ、それがはやいか。」
彼女の話を聞くに、彼と会えなくてさびしく、このままでは穏やかでないやり方に出そうなので魔物になってしまいたい。というものだった。
和也「なるほど…」
リリム『ちょっといいかしら?悪い知らせよ…』
和也「?」
リリム『彼女の彼氏さん、勤めている会社が私達の見立てではブラックリスト入りレベルの企業よ。』
和也「なるほど…老害とゴミの築いたものか」
雫『…?』
和也「いや、俺の友人もそういう企業に勤めていてな。魔物に助けられた。」
リリム『どんな企業?』
俺が名前を口にすると、リリムは納得したような顔をした。
和也「会社ってのは王国みたいなものだと思う、必死に働いてくれる国民。この場合は社員、が居るからこそ機能するのにそれを使い潰す奴は死ぬまで泣こうが喚こうが使い潰して然るべきだろう。」
リリム『貴方に任せたらそれこそ流血沙汰ね…』
和也「いや、更正所って名目で死ぬまでサンドバッグにするだけだ。」
瑠璃『心をへし折る?』
和也「いや、徹底的に叩き潰す。自尊心も、悪意も、希望もな」
リリム『とにかく、私達のやったことを知っているなら会社の方は私達に任せて。』
和也「とりあえず、人格に問題がある奴は人権剥奪で4凶国に売り払うぐらいでいいと思う」
リリム『…譲歩してくれたのね、ありがとう…。』
和也「痛みには痛みを、苦しみには苦しみを、施しには施しを、情には情を。」
リリム『友達の借りを?』
和也「とにかく、頼んだ。」
リリム『えぇ…』
和也「お前さん、名前は?」
???「私は、幸子と言います。」
和也「なら、とりあえず向かおう。」
俺たちはリリムと分かれ、各自のやることを始めた。
和也side
和也「なら、改めて聞かせてほしい。」
彼女から聞いた話で、魔物なら身を焦がす事もないだろうと判断した。
雫『彼を苦しめるなら自分の手を汚すことも辞さない、強いです…』
和也「人間では間違いなく身を焦がす、魔物になるべきだな。」
彼女に例の花の中に入るように言う
和也「この花が、人間を魔物に変化させる装置のようなものだ。」
幸子「わかりました。」
そのまま彼女はゆっくり花の中に入っていく。
和也「後は彼女達次第だ。」
魔物side
リリム『どうなっているかしら?』
柚葉『あいつらを破滅させられる証拠はもうマスコミと労働基準局に送ってあります、いつでも崩しにかかれますよ』
彼女は柚葉、共通の知り合いとしてパイプ要員になった刑部狸だ。
リリム『彼女のためにも、すぐにやらないとね…』
それから数日が経ち、件の会社の重役、及びます悪質な人間は魔界連行となり、彼は解放されたが…
和也「これは、ひどいな…」
彼の体は痩せ細り、かなり弱っていた。
和也「やつらに追い討ちかけるように請求してやるか」
リリム『そうするといいわ、非合法でないならね…』
和也「柚葉から前にもらった結晶を奴らの伴侶に送りつける、それで奴らには魔力をギリギリまで入れられないようにするかな」
リリム『ギリギリまで…最後の良心?』
和也「いや、伴侶にたいしての考慮かな」
リリム『なるほど…』
和也「さてと、これ食え。」
花に生っている果実を四つほどまとめて彼の口に放り込む
???「!!!!!!」
和也「これでインキュバスにならないとは、命の危険あったんじゃないかこれは…」
???「貴方が、幸子を…」
和也「大丈夫か?立てるか?」
???「はい、大丈夫です。」
和也「さあ、二人で新たな誕生を迎えるといい。」
さらにもう二つほど果実を彼の口に放り込む
???「!!!!!!!!!!!!」
和也「ハッピーバースデー、これからが君たちの新しい人生だ。」
そして花が開くと、彼女は魔物に変わっていた。
和也「お、ラミアみたいだな。」
黒薔薇のような色の鱗を持つ下半身は蛇体となっていて、相変わらず少し小柄になりそれに見合わぬ巨大な胸…確定事項のようだな、これは
幸子『裕也ぁ…♥️』
彼は裕也という名前らしい。
裕也「幸子、魔物になったんだな…」
和也「あれだけ深く愛してくれる奴はそうはいない、これから精々幸せにな。」
裕也「!はい…!」
和也「今日は空き部屋使っていいから。」
裕也「ありがとうございます…」
そのまま彼は吊れていかれた。
男女と想いと救出作戦 おわり
19/08/18 11:38更新 / サボテン
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