謎の遺跡探索
俺は小林 和也、今年で大学2年になる
和也「謎の遺跡と廃墟の探索？」
??「そうなんだ」
今話しているこいつは吉川 智輝、サークルの後輩だ。
智輝「で、次の土日でいってみないか？」
和也「構わないが」
智輝「よし、三人揃った！」
和也「どっちの先輩を選んだんだ？」
智輝「雄一先輩だよ、和真先輩はなんか魔物に拉致されたらしい」
和也「まあ、良くある話か…」
そして土曜の朝になった。
和也「よし、いく？」
雄一「ああ。」
智輝「出発ー」
三人揃ったので出発だ。
和也「ここらしいな」
智輝「そうそう、ここだここだ」
雄一「見たことのない感じだな…」
見覚えのない装飾や彫刻がたくさんある遺跡の方から探索してみることにした。
雄一「なんか、扉があるぞ」
先輩は地下への階段を見つけたらしい
和也「生きます？」
智輝「行ってみよう。」
しばらく懐中電灯を頼りに進んでいくと扉があった
和也「扉…なんかヤバイかもしれないな…」
智輝「ビビってんの？」
和也「もし封印とかされてるやつならそれ相応の理由あるだろうし」
智輝「平気平気ー！」
智輝が扉を開けたとたんに、なぜか地面がせり上がって来た
和也「！？」
智輝「なんだこれ…！」
雄一「おい、何やった…？」
和也「俺は何も」
智輝「これ、まずそうだな…」
智輝は既に背を向けている
和也「おい、戻してけよ…」
雄一「なんか揺れてるぞ…、おい…！」
遺跡の地下通路自体が揺れ始めた、上から土埃が落ちてきている…
和也「戻せ戻せ！！」
智輝「んなことより逃げるぞ！！」
扉を閉めようとしたが、閉まらない…
和也「？」
智輝「何してる、逃げるぞ！！」
和也「っ！」
何かに足をとられて転んでしまった…
和也「なんだこれ…」
細い糸のようなものが俺の足首に巻き付いていた、ほどけないし引っ張られる感じがする…
智輝「どうやら生け贄はお前みたいだな！」
そのまま二人は行ってしまった…
和也「生きてたら智輝を叩きのめしてやる…」
しばらくして揺れは収まったが引っ張られる感じはなくならない
和也「これの元を調べるか…」
引っ張られている以上、出るのが難しいなら元凶を探して文句でも言わないと気がすまない
和也「…」
糸のようなものを手繰っていくと扉の奥に繋がっていた。
和也「この奥か…」
意を決して進んでいくと、棺らしきものが二つあり、うちひとつの棺のからその糸は出ていた。
和也「もうどうにでもなれ…」
棺を開けると、1.5メートルほどの包帯らしきものが巻かれたなにかが動きながらモゴモゴ言っている…
和也「生きてるのかこれ…？」
和也「これが元凶か…」
よく見ると包帯ではなくお札らしい。
???『んも…んも…』
和也「…」
モゴモゴ動いている部分のお札をさっそく剥がす
???『誰か、来てくれたのですね…』
そのモゴモゴ言っている何かは女性の声で言う
和也「あんたが引っ張ったんだろうが」
???『それはこの棺のシステムです…』
和也「そうか…で？」
???『隣の棺に、私の娘が居ます、私はこのままでも構いませんから娘を助けて欲しいのです…』
和也「わかった、剥がしたらあんたらのこと聞かせてもらうからな？」
???『はい…』
そのままもうひとつの棺を開けると、先ほどより縦が5センチほど小さなものがやはりモゴモゴ言っている…
和也「…！」
剥がしていくと静電気らしきものが発生した…
和也「静電気？なぜここで…？」
まずはモゴモゴ言っている彼女らの口から剥がしていく
和也「なんだこりゃ！？」
どんどん静電気らしきものは強くなっていく…
和也「こういうときは…」
リュックに入っていた軍手を用意して手にはめて周りの土を触る
和也「これなら、どうだ…！」
電気の流れる感じはなくなったが周りはバチバチ鳴っている…
和也「魔物…？なぜこんなところに…」
顔のところを剥がしていくと獣の耳らしきものが頭についていた
???『…』
和也「もう少しじっとしていてくれ。」
彼女は頷いたのでそのまま頭の札をはがし終わり首から肩にかけて剥がしていくが何も着ていないらしい…
和也「…」
娘の方を剥がし終わったがなんと言うか局所がまた別のお札で前張りをしている感じで大変精神衛生的に悪い…
???『頼んだのに悪いですが…』
和也「？」
???『ママを助けてくれませんか？』
和也「いわれなくてもそのつもりだ、何でここにいたのかとか聞かせてもらうと言ったからな」
次は母親の方のお札も剥がしていくが、最早静電気と言うよりは小規模な電流と呼べるほどまで電気は増していた…
和也「わっ！これで最後だ…！」
最後に彼女の足首に巻かれるように張られたお札を剥がすと、彼女は起き上がった。
???『本当に、ありがとうございます…』
和也「で、何でここに封印(？)されてたんだ？」
???『それはまず、私達の過去から話さなくてはなりませんね』
和也「わかった」
???『私達は、かつて魔物が人を殺したり破滅させたり物理的に喰らっていた時代に封印されました』
和也「そんなことしない同族だったってことか？」
???『はい、そうです…』
和也「災難だったな…」
???『仕方ありません、そんなことをする同族だったと言うだけで怖い、人間とはそういうものでしょう？』
和也「なんであんな危険なお札が？」
???『私達の力を封じるお札で、剥がそうとする者の加護を受けている属性で攻撃してきます。』
和也「なるほど…」
???『大変だったでしょう…』
和也「まあ、な、ところで」
???『？』
和也「あんたのダンナさんは？」
???『死にました』
和也「え」
???『私達の代わりに当時の人間たちに殺されました…』
和也「憎くないのか？人間が」
???『私達の憎む人間はもう何世代も前に死んでいるでしょう…諦めもつきましたしもう魔物は人を傷つけなくなってかなり経っているでしょう？』
和也「まあ、な」
???『なら意味はありません、それに』
和也「？」
???『私達の憎む人間とは別の世界の人間でしょうし』
和也「繋がった、もしかして元々魔物がいた世界の人間か？憎んでたのは」
???『ご名答です、貴殿方の世界と門を繋ぐときに私達の封印されていた遺跡ごとこの世界に飛ばされたのでしょう…』
和也「なるほど…」
???『本当に、ありがとうございます…』
和也「これからどうするんだ？」
???『それは…』
和也「とりあえず、魔物としての身元登録しないといけないだろうな」
???『そんなことが…』
和也「ついでだ、役所まで行こう」
しかし彼女たちの姿は端から見ると変質者でしかない、なので俺は一度俺の家で服を着せてから行こうと話した
???『いいの？』
娘の方は聞いてきた
和也「餓えて無関係の男に危害を加えんようにな」
そのまま俺は車を取ってくることを伝えて遺跡の前に停めた車に向かう
和也「よし、あった」
???『？』
和也「乗ってくれ」
???『はい。』
母娘共に乗ったので家に帰る、智輝と雄一を置いていくことになるがこれでおあいこだ
和也「っても夕方だな、明日でいいか」
???『…』
和也「そういや、名前は？」
???『私達に名前は…』
和也「ダンナさんからは？」
???『…』
和也「思い出したくないよな…」
???『…』
彼女達は頷く
和也「とにかく、着いたぞ。」
そのまま早々に彼女達をアパートの部屋に入れる
和也「さて…」
改めて彼女達を見て考える
???『…』
小柄な身体にまるで富山県のジャンボスイカが入っているような胸、所謂ロリ巨乳というやつだろう…そして母娘だからか同じ黒っぽい青髪で顔立ちもよく似ている…
和也「とりあえず飯にしようか」
???「うん！」
娘が頷いた
和也「さて…」
早速冷蔵庫にあるものを確認して、昨日のカレーが残っていたのでこれにした
和也「よし。」
温め直して冷凍だが揚げ物とサラダを添えるとそれらしくなった
和也「いただきます」
???『いただきまーす！』
???『いただきます。』
食事を終え、風呂の準備をしていると、母親のほうが話し始めた
???『あの…』
和也「そういや、名前だったな」
???『そういえば…』
和也「案が浮かんだが」
???『なになに？』
娘が近づいてきて聞いてくる
和也「雫と瑠璃、何てどうだろう」
???『！』
和也「？」
???『良いです、とても…』
???『うん…♪』
そして母親が雫、娘が瑠璃になった。
和也「お、風呂沸いたな」
雫『そうなんですか？』
和也「先に入って来るといい」
瑠璃『うん。』
彼女達が風呂に向かった今のうちに、着替えで使えそうなものを探す
和也「こんなもんか」
とりあえず上着はなんとか調達できた、問題は…
和也「尻尾あるもんな、どうしたもんか…」
雫『上がりましたよ〜』
和也「あ、ああ。そこにおいてある服を使うといい」
瑠璃『うん。』
和也「さて、入るかね…」
浴槽に浸かり、考える。これからどうするのか？彼女達の居やすい場所はあるのか？と
和也「ふう…」
体を洗い、再び浸かって上がる
和也「…」
風呂上がりのキンキンに冷やしたレモン水を一気のみする
和也「はぁ…」
着替えを済ませて二人のところに向かう
和也「サイズ大丈夫か、！？」
彼女達はちゃんと服は着られていた、問題は妖狐と聞いていたが彼女達の尻尾は雫は九本、瑠璃も七本だったのだ…
和也「…」
雫『どうかしましたか？』
和也「いや、九尾だったのかってな…」
雫『私の母がとても強い力を持った妖狐だったので生まれたときから四本あったんですよ』
和也「な、なるほど…」
瑠璃『したに履くものどうしたらいい？』
和也「尻尾の面で考えないといけなかったからな…」
瑠璃『なるほどー』
和也「さて、なら改めてどうするかね…」
雫『穴さえ開けてくれれば通せますよ？』
和也「そうか、案外簡単なのでいいのか」
雫『えぇ、怖がらなくても良いですよ？』
和也「いや、改めて魔物が人と手を取り合う時代に出会えて良かったなと」
瑠璃『確かに、お兄さんからしたらそうだよね』
和也「ならこれでいいか」
半ズボン二つを渡し、裁ち鋏も渡した
和也「幅は自分で調整したらいい。」
瑠璃『うん。』
そのまま俺は部屋に戻る
和也「いろいろ疲れたし、寝るか…」
そのまま布団を敷くと寝てしまった…
和也「…？」
何か滑ったものが首や頬を這っている、なんだこれは…
和也「…？」
目を開けると、とにかく驚いた
和也「何を…？」
瑠璃『気がついたの！』
和也「何をだよ…？」
瑠璃『お兄さんが私のだんなさまになってくれればみんな面倒なのはなくなるってこと』
雫『あの人なら、きっと貴方を認めてくれるでしょうから…』
彼女達は産まれたままの姿でそう語った
和也「着いていけない…」
雫『貴方は、私達とまぐわいます。もちろん、嫌ならそう言って構いませんから…』
彼女達の目は覚悟一色だった…
和也「本当に、それでいいのか？」
雫『？』
和也「あくまでも俺は偶然あそこに居合わせて偶然君たちに出会っただけだからな…他のやつでも機能しそうだろ？」
雫『でも、貴方は電撃をものともせずに私達の封印を解いてくれました』
和也「親父から「一度決めたならやれるだけのことをやってからでも投げ出すのは遅くない」って言われてきたからな。その手段の内に封印を外せただけだ」
瑠璃『私達の尻尾を見ても逃げなかったし恐怖もしなかった…』
和也「敵意がないなら無闇な恐怖は敵を生むだけだ、割りきって考えただけのことだ」
瑠璃『…』
和也「それに、君たちほどの力があるならもっと優秀な奴も狙えるはずだ」
雫『…』
彼女達の目に僅かな怒りが宿る
和也「？」
瑠璃『完全に今の魔物になった私達ならわかる、お兄さんが好きだって…！』
和也「…」
雫『ここまで言わせて、半端な返事はしませんよね？』
和也「まあ、魔物に深く関わった地点でこうもなるか…」
瑠璃『…』
和也「わかった、君たちがそれでいいなら俺も受け入れる」
なんと言うか、言ってしまうとスッキリと心にある重りが落ちた感じがした。
瑠璃『…♪』
和也「？」
瑠璃『なら、最後の仕上げに…』
和也「？」
雫『これ、剥がしてもらえませんか？』
彼女たちについている最後の前張りのようなお札を指差す
和也「…わかった。」
ゆっくりとお札をつまみ、剥がしていく
雫『んんっ！出来るなら一気に…』
和也「！わかった。」
両胸についているお札に手をかけて一気に剥がす
雫『んぁぁぁっ…！』
和也「大丈夫か！？」
雫『最後のも、お願いします…』
和也「…」
ゆっくり股間にあるお札を持ち、一気に剥がす…
雫『！！！！』
雫は弓なりになり、震えた
和也「本当に大丈夫か！？」
雫『何とか…』
和也「次は…」
瑠璃『うん…』
また両胸についているお札に手をかけて一気に剥がす
瑠璃『！！！！！』
和也「本当に大丈夫か！？」
瑠璃『最後のも、やって…生殺しはやめて…』
和也「わかった…」
また股間にあるお札を持ち、一気に剥がす…
瑠璃『！！！！！』
彼女も弓なりになり痙攣した…
和也「…」
瑠璃『大丈夫、痛かった訳じゃないから…』
和也「？」
雫『あれは私達の性欲を封じるお札だったようです、剥がすときに敏感になっていたようです』
和也「なるほど…」
瑠璃『なら早速しよ…♥️』
彼女達の眼に宿るものが変わる、感じるのは強く爛れた感情とそれ以上の愛？
雫『なら、早速どうぞ…♥️』
彼女のスイカ、たしかアメリカとかにあるマダーボールだったか？のような胸を俺の口に押し付けてきた
和也「！？」
その瞬間、液体が口の中で迸った
雫『瑠璃が産まれてからも止まらないんです、飲んでください…♥️』
感じたのは、すごく美味であったこと、そして身体が熱くなってきていることだった
瑠璃『嬉しい♥️大きくなってる…♥️』
瑠璃のほうも瑠璃のほうで俺の今までに無いくらいに興奮した男性器をまたスイカのような胸で挟んで擦り始めた…
和也「！！」
五感の全てが彼女たちに染まっていく…
瑠璃『もうすぐだね…♥️遠慮せずにちょうだい…♥️』
和也「もう、出る…！」
瑠璃『出すなら、こっちでね…♥️』
そのまま俺の太ももに手を置くと一気に身体を腕の力だけで持ち上げて一気に男性器に向けて腰を落とす
和也「！！！！！」
瑠璃『あつぃぃ…♥️こんなの、もっとほしくなっちゃう…♥️』
和也「全然収まらない、なんだこれは…」
瑠璃『動くね…♥️』
和也「！！！！」
貪るように腰を叩きつけてくる、耐えられるわけもなく火山の噴火のように何度も彼女の中に注ぎ込んでいく…
瑠璃『イってるのにまだでてるよぉ…♥️おなかぱんぱんん…♥️』
和也「出しすぎた…」
瑠璃『大丈夫、すごく嬉しいから…♥️』
そのまま俺に抱きつき貪るようなキスをしてきた
和也「！！！」
瑠璃『んんっ…♥️♥️』
和也「…」
余韻に浸ろうとしていると次は自分の番と言わんばかりに雫が腰を落とそうとしてあ
いる
和也「…」
瑠璃『大丈夫、貴方ならあの人もきっと…♥️』
そう考えていると彼女は一気に腰を落とした
和也「！！！！」
ハッキリ言ってしまうと、精神が歪むほどの快楽が続いている…
雫『気持ちいいですか？』
和也「！！！」
また火山の噴火のように彼女の中に注ぎ込んでいきながら全力て頷く
瑠璃『わたしのおっぱいも、美味しいよ…♥️』
瑠璃も俺の口にいつの間にか白い液体が滴り始めたおっぱいを押し付けてきた
和也「！！！」
瑠璃『そんなに強く吸われたら、またイっくぅぅぅ♥️』
和也「！！！！」
雫『出てます、貴方の精…♥️すごく美味しい…♥️』
それから何度か明るくなったり暗くなったりをして寝ることにした
瑠璃『…♥️』
和也「…」
俺の頭は2人のおっぱいに挟まれるような感じで埋まっている
雫『とても素晴らしかったですよ…♥️』
和也「精神が壊れたかも…」
瑠璃『？』
和也「もう二人なしでは気が狂うかもしれない」
雫『…♥️』
彼女達の心から嬉しそうな笑みがそのとき最後に見た光景だった
???『…』
夢？だろうか、誰か一人男性が俺に話しかけてきた
???『君が、なるほど…』
和也「貴方は、まさか…」
???『我が娘、妻を幸せにしてほしい、それがわたしの願いだ。最後まで居られなかった私の分まで…』
和也「待ってくれ…！」
追おうとして眼が覚めた
和也「これは、本当のことか、俺の心が作り出した都合のいいものか…？」
雫『本当のことですよ…？』
和也「起きていたのか…」
雫『わたしの夢にも、出てきましたから』
和也「そう、か…」
瑠璃『うん♥️だから安心して私達に依存してね…♥️』
和也「そうする」
それから数日して、彼女達のいた世界に俺たちは居を構えた
雫『これでずっと居られますね…♥️』
和也「そうだな」
瑠璃『…♥️』
きっとこれからは爛れた毎日なのだろう、でもそれは俺にとって最高の毎日になるのだろうと感じて三人で家に入るのだった。
和也「謎の遺跡と廃墟の探索？」
??「そうなんだ」
今話しているこいつは吉川 智輝、サークルの後輩だ。
智輝「で、次の土日でいってみないか？」
和也「構わないが」
智輝「よし、三人揃った！」
和也「どっちの先輩を選んだんだ？」
智輝「雄一先輩だよ、和真先輩はなんか魔物に拉致されたらしい」
和也「まあ、良くある話か…」
そして土曜の朝になった。
和也「よし、いく？」
雄一「ああ。」
智輝「出発ー」
三人揃ったので出発だ。
和也「ここらしいな」
智輝「そうそう、ここだここだ」
雄一「見たことのない感じだな…」
見覚えのない装飾や彫刻がたくさんある遺跡の方から探索してみることにした。
雄一「なんか、扉があるぞ」
先輩は地下への階段を見つけたらしい
和也「生きます？」
智輝「行ってみよう。」
しばらく懐中電灯を頼りに進んでいくと扉があった
和也「扉…なんかヤバイかもしれないな…」
智輝「ビビってんの？」
和也「もし封印とかされてるやつならそれ相応の理由あるだろうし」
智輝「平気平気ー！」
智輝が扉を開けたとたんに、なぜか地面がせり上がって来た
和也「！？」
智輝「なんだこれ…！」
雄一「おい、何やった…？」
和也「俺は何も」
智輝「これ、まずそうだな…」
智輝は既に背を向けている
和也「おい、戻してけよ…」
雄一「なんか揺れてるぞ…、おい…！」
遺跡の地下通路自体が揺れ始めた、上から土埃が落ちてきている…
和也「戻せ戻せ！！」
智輝「んなことより逃げるぞ！！」
扉を閉めようとしたが、閉まらない…
和也「？」
智輝「何してる、逃げるぞ！！」
和也「っ！」
何かに足をとられて転んでしまった…
和也「なんだこれ…」
細い糸のようなものが俺の足首に巻き付いていた、ほどけないし引っ張られる感じがする…
智輝「どうやら生け贄はお前みたいだな！」
そのまま二人は行ってしまった…
和也「生きてたら智輝を叩きのめしてやる…」
しばらくして揺れは収まったが引っ張られる感じはなくならない
和也「これの元を調べるか…」
引っ張られている以上、出るのが難しいなら元凶を探して文句でも言わないと気がすまない
和也「…」
糸のようなものを手繰っていくと扉の奥に繋がっていた。
和也「この奥か…」
意を決して進んでいくと、棺らしきものが二つあり、うちひとつの棺のからその糸は出ていた。
和也「もうどうにでもなれ…」
棺を開けると、1.5メートルほどの包帯らしきものが巻かれたなにかが動きながらモゴモゴ言っている…
和也「生きてるのかこれ…？」
和也「これが元凶か…」
よく見ると包帯ではなくお札らしい。
???『んも…んも…』
和也「…」
モゴモゴ動いている部分のお札をさっそく剥がす
???『誰か、来てくれたのですね…』
そのモゴモゴ言っている何かは女性の声で言う
和也「あんたが引っ張ったんだろうが」
???『それはこの棺のシステムです…』
和也「そうか…で？」
???『隣の棺に、私の娘が居ます、私はこのままでも構いませんから娘を助けて欲しいのです…』
和也「わかった、剥がしたらあんたらのこと聞かせてもらうからな？」
???『はい…』
そのままもうひとつの棺を開けると、先ほどより縦が5センチほど小さなものがやはりモゴモゴ言っている…
和也「…！」
剥がしていくと静電気らしきものが発生した…
和也「静電気？なぜここで…？」
まずはモゴモゴ言っている彼女らの口から剥がしていく
和也「なんだこりゃ！？」
どんどん静電気らしきものは強くなっていく…
和也「こういうときは…」
リュックに入っていた軍手を用意して手にはめて周りの土を触る
和也「これなら、どうだ…！」
電気の流れる感じはなくなったが周りはバチバチ鳴っている…
和也「魔物…？なぜこんなところに…」
顔のところを剥がしていくと獣の耳らしきものが頭についていた
???『…』
和也「もう少しじっとしていてくれ。」
彼女は頷いたのでそのまま頭の札をはがし終わり首から肩にかけて剥がしていくが何も着ていないらしい…
和也「…」
娘の方を剥がし終わったがなんと言うか局所がまた別のお札で前張りをしている感じで大変精神衛生的に悪い…
???『頼んだのに悪いですが…』
和也「？」
???『ママを助けてくれませんか？』
和也「いわれなくてもそのつもりだ、何でここにいたのかとか聞かせてもらうと言ったからな」
次は母親の方のお札も剥がしていくが、最早静電気と言うよりは小規模な電流と呼べるほどまで電気は増していた…
和也「わっ！これで最後だ…！」
最後に彼女の足首に巻かれるように張られたお札を剥がすと、彼女は起き上がった。
???『本当に、ありがとうございます…』
和也「で、何でここに封印(？)されてたんだ？」
???『それはまず、私達の過去から話さなくてはなりませんね』
和也「わかった」
???『私達は、かつて魔物が人を殺したり破滅させたり物理的に喰らっていた時代に封印されました』
和也「そんなことしない同族だったってことか？」
???『はい、そうです…』
和也「災難だったな…」
???『仕方ありません、そんなことをする同族だったと言うだけで怖い、人間とはそういうものでしょう？』
和也「なんであんな危険なお札が？」
???『私達の力を封じるお札で、剥がそうとする者の加護を受けている属性で攻撃してきます。』
和也「なるほど…」
???『大変だったでしょう…』
和也「まあ、な、ところで」
???『？』
和也「あんたのダンナさんは？」
???『死にました』
和也「え」
???『私達の代わりに当時の人間たちに殺されました…』
和也「憎くないのか？人間が」
???『私達の憎む人間はもう何世代も前に死んでいるでしょう…諦めもつきましたしもう魔物は人を傷つけなくなってかなり経っているでしょう？』
和也「まあ、な」
???『なら意味はありません、それに』
和也「？」
???『私達の憎む人間とは別の世界の人間でしょうし』
和也「繋がった、もしかして元々魔物がいた世界の人間か？憎んでたのは」
???『ご名答です、貴殿方の世界と門を繋ぐときに私達の封印されていた遺跡ごとこの世界に飛ばされたのでしょう…』
和也「なるほど…」
???『本当に、ありがとうございます…』
和也「これからどうするんだ？」
???『それは…』
和也「とりあえず、魔物としての身元登録しないといけないだろうな」
???『そんなことが…』
和也「ついでだ、役所まで行こう」
しかし彼女たちの姿は端から見ると変質者でしかない、なので俺は一度俺の家で服を着せてから行こうと話した
???『いいの？』
娘の方は聞いてきた
和也「餓えて無関係の男に危害を加えんようにな」
そのまま俺は車を取ってくることを伝えて遺跡の前に停めた車に向かう
和也「よし、あった」
???『？』
和也「乗ってくれ」
???『はい。』
母娘共に乗ったので家に帰る、智輝と雄一を置いていくことになるがこれでおあいこだ
和也「っても夕方だな、明日でいいか」
???『…』
和也「そういや、名前は？」
???『私達に名前は…』
和也「ダンナさんからは？」
???『…』
和也「思い出したくないよな…」
???『…』
彼女達は頷く
和也「とにかく、着いたぞ。」
そのまま早々に彼女達をアパートの部屋に入れる
和也「さて…」
改めて彼女達を見て考える
???『…』
小柄な身体にまるで富山県のジャンボスイカが入っているような胸、所謂ロリ巨乳というやつだろう…そして母娘だからか同じ黒っぽい青髪で顔立ちもよく似ている…
和也「とりあえず飯にしようか」
???「うん！」
娘が頷いた
和也「さて…」
早速冷蔵庫にあるものを確認して、昨日のカレーが残っていたのでこれにした
和也「よし。」
温め直して冷凍だが揚げ物とサラダを添えるとそれらしくなった
和也「いただきます」
???『いただきまーす！』
???『いただきます。』
食事を終え、風呂の準備をしていると、母親のほうが話し始めた
???『あの…』
和也「そういや、名前だったな」
???『そういえば…』
和也「案が浮かんだが」
???『なになに？』
娘が近づいてきて聞いてくる
和也「雫と瑠璃、何てどうだろう」
???『！』
和也「？」
???『良いです、とても…』
???『うん…♪』
そして母親が雫、娘が瑠璃になった。
和也「お、風呂沸いたな」
雫『そうなんですか？』
和也「先に入って来るといい」
瑠璃『うん。』
彼女達が風呂に向かった今のうちに、着替えで使えそうなものを探す
和也「こんなもんか」
とりあえず上着はなんとか調達できた、問題は…
和也「尻尾あるもんな、どうしたもんか…」
雫『上がりましたよ〜』
和也「あ、ああ。そこにおいてある服を使うといい」
瑠璃『うん。』
和也「さて、入るかね…」
浴槽に浸かり、考える。これからどうするのか？彼女達の居やすい場所はあるのか？と
和也「ふう…」
体を洗い、再び浸かって上がる
和也「…」
風呂上がりのキンキンに冷やしたレモン水を一気のみする
和也「はぁ…」
着替えを済ませて二人のところに向かう
和也「サイズ大丈夫か、！？」
彼女達はちゃんと服は着られていた、問題は妖狐と聞いていたが彼女達の尻尾は雫は九本、瑠璃も七本だったのだ…
和也「…」
雫『どうかしましたか？』
和也「いや、九尾だったのかってな…」
雫『私の母がとても強い力を持った妖狐だったので生まれたときから四本あったんですよ』
和也「な、なるほど…」
瑠璃『したに履くものどうしたらいい？』
和也「尻尾の面で考えないといけなかったからな…」
瑠璃『なるほどー』
和也「さて、なら改めてどうするかね…」
雫『穴さえ開けてくれれば通せますよ？』
和也「そうか、案外簡単なのでいいのか」
雫『えぇ、怖がらなくても良いですよ？』
和也「いや、改めて魔物が人と手を取り合う時代に出会えて良かったなと」
瑠璃『確かに、お兄さんからしたらそうだよね』
和也「ならこれでいいか」
半ズボン二つを渡し、裁ち鋏も渡した
和也「幅は自分で調整したらいい。」
瑠璃『うん。』
そのまま俺は部屋に戻る
和也「いろいろ疲れたし、寝るか…」
そのまま布団を敷くと寝てしまった…
和也「…？」
何か滑ったものが首や頬を這っている、なんだこれは…
和也「…？」
目を開けると、とにかく驚いた
和也「何を…？」
瑠璃『気がついたの！』
和也「何をだよ…？」
瑠璃『お兄さんが私のだんなさまになってくれればみんな面倒なのはなくなるってこと』
雫『あの人なら、きっと貴方を認めてくれるでしょうから…』
彼女達は産まれたままの姿でそう語った
和也「着いていけない…」
雫『貴方は、私達とまぐわいます。もちろん、嫌ならそう言って構いませんから…』
彼女達の目は覚悟一色だった…
和也「本当に、それでいいのか？」
雫『？』
和也「あくまでも俺は偶然あそこに居合わせて偶然君たちに出会っただけだからな…他のやつでも機能しそうだろ？」
雫『でも、貴方は電撃をものともせずに私達の封印を解いてくれました』
和也「親父から「一度決めたならやれるだけのことをやってからでも投げ出すのは遅くない」って言われてきたからな。その手段の内に封印を外せただけだ」
瑠璃『私達の尻尾を見ても逃げなかったし恐怖もしなかった…』
和也「敵意がないなら無闇な恐怖は敵を生むだけだ、割りきって考えただけのことだ」
瑠璃『…』
和也「それに、君たちほどの力があるならもっと優秀な奴も狙えるはずだ」
雫『…』
彼女達の目に僅かな怒りが宿る
和也「？」
瑠璃『完全に今の魔物になった私達ならわかる、お兄さんが好きだって…！』
和也「…」
雫『ここまで言わせて、半端な返事はしませんよね？』
和也「まあ、魔物に深く関わった地点でこうもなるか…」
瑠璃『…』
和也「わかった、君たちがそれでいいなら俺も受け入れる」
なんと言うか、言ってしまうとスッキリと心にある重りが落ちた感じがした。
瑠璃『…♪』
和也「？」
瑠璃『なら、最後の仕上げに…』
和也「？」
雫『これ、剥がしてもらえませんか？』
彼女たちについている最後の前張りのようなお札を指差す
和也「…わかった。」
ゆっくりとお札をつまみ、剥がしていく
雫『んんっ！出来るなら一気に…』
和也「！わかった。」
両胸についているお札に手をかけて一気に剥がす
雫『んぁぁぁっ…！』
和也「大丈夫か！？」
雫『最後のも、お願いします…』
和也「…」
ゆっくり股間にあるお札を持ち、一気に剥がす…
雫『！！！！』
雫は弓なりになり、震えた
和也「本当に大丈夫か！？」
雫『何とか…』
和也「次は…」
瑠璃『うん…』
また両胸についているお札に手をかけて一気に剥がす
瑠璃『！！！！！』
和也「本当に大丈夫か！？」
瑠璃『最後のも、やって…生殺しはやめて…』
和也「わかった…」
また股間にあるお札を持ち、一気に剥がす…
瑠璃『！！！！！』
彼女も弓なりになり痙攣した…
和也「…」
瑠璃『大丈夫、痛かった訳じゃないから…』
和也「？」
雫『あれは私達の性欲を封じるお札だったようです、剥がすときに敏感になっていたようです』
和也「なるほど…」
瑠璃『なら早速しよ…♥️』
彼女達の眼に宿るものが変わる、感じるのは強く爛れた感情とそれ以上の愛？
雫『なら、早速どうぞ…♥️』
彼女のスイカ、たしかアメリカとかにあるマダーボールだったか？のような胸を俺の口に押し付けてきた
和也「！？」
その瞬間、液体が口の中で迸った
雫『瑠璃が産まれてからも止まらないんです、飲んでください…♥️』
感じたのは、すごく美味であったこと、そして身体が熱くなってきていることだった
瑠璃『嬉しい♥️大きくなってる…♥️』
瑠璃のほうも瑠璃のほうで俺の今までに無いくらいに興奮した男性器をまたスイカのような胸で挟んで擦り始めた…
和也「！！」
五感の全てが彼女たちに染まっていく…
瑠璃『もうすぐだね…♥️遠慮せずにちょうだい…♥️』
和也「もう、出る…！」
瑠璃『出すなら、こっちでね…♥️』
そのまま俺の太ももに手を置くと一気に身体を腕の力だけで持ち上げて一気に男性器に向けて腰を落とす
和也「！！！！！」
瑠璃『あつぃぃ…♥️こんなの、もっとほしくなっちゃう…♥️』
和也「全然収まらない、なんだこれは…」
瑠璃『動くね…♥️』
和也「！！！！」
貪るように腰を叩きつけてくる、耐えられるわけもなく火山の噴火のように何度も彼女の中に注ぎ込んでいく…
瑠璃『イってるのにまだでてるよぉ…♥️おなかぱんぱんん…♥️』
和也「出しすぎた…」
瑠璃『大丈夫、すごく嬉しいから…♥️』
そのまま俺に抱きつき貪るようなキスをしてきた
和也「！！！」
瑠璃『んんっ…♥️♥️』
和也「…」
余韻に浸ろうとしていると次は自分の番と言わんばかりに雫が腰を落とそうとしてあ
いる
和也「…」
瑠璃『大丈夫、貴方ならあの人もきっと…♥️』
そう考えていると彼女は一気に腰を落とした
和也「！！！！」
ハッキリ言ってしまうと、精神が歪むほどの快楽が続いている…
雫『気持ちいいですか？』
和也「！！！」
また火山の噴火のように彼女の中に注ぎ込んでいきながら全力て頷く
瑠璃『わたしのおっぱいも、美味しいよ…♥️』
瑠璃も俺の口にいつの間にか白い液体が滴り始めたおっぱいを押し付けてきた
和也「！！！」
瑠璃『そんなに強く吸われたら、またイっくぅぅぅ♥️』
和也「！！！！」
雫『出てます、貴方の精…♥️すごく美味しい…♥️』
それから何度か明るくなったり暗くなったりをして寝ることにした
瑠璃『…♥️』
和也「…」
俺の頭は2人のおっぱいに挟まれるような感じで埋まっている
雫『とても素晴らしかったですよ…♥️』
和也「精神が壊れたかも…」
瑠璃『？』
和也「もう二人なしでは気が狂うかもしれない」
雫『…♥️』
彼女達の心から嬉しそうな笑みがそのとき最後に見た光景だった
???『…』
夢？だろうか、誰か一人男性が俺に話しかけてきた
???『君が、なるほど…』
和也「貴方は、まさか…」
???『我が娘、妻を幸せにしてほしい、それがわたしの願いだ。最後まで居られなかった私の分まで…』
和也「待ってくれ…！」
追おうとして眼が覚めた
和也「これは、本当のことか、俺の心が作り出した都合のいいものか…？」
雫『本当のことですよ…？』
和也「起きていたのか…」
雫『わたしの夢にも、出てきましたから』
和也「そう、か…」
瑠璃『うん♥️だから安心して私達に依存してね…♥️』
和也「そうする」
それから数日して、彼女達のいた世界に俺たちは居を構えた
雫『これでずっと居られますね…♥️』
和也「そうだな」
瑠璃『…♥️』
きっとこれからは爛れた毎日なのだろう、でもそれは俺にとって最高の毎日になるのだろうと感じて三人で家に入るのだった。
19/06/29 23:58更新 / サボテン