ある男と幽霊娘の話
俺は管原 慎太郎。今日は親友の優一の月命日だ、花と優一の好物であった伊予柑を持って俺は彼の眠る墓に向かった。
慎太郎「…」
現在は夕方六時前、仕事の都合上早くてもこれぐらいの時間にしか来られない。
慎太郎「これでよし。」
供え物、線香、蝋燭を配置して線香と蝋燭には点火した。
慎太郎「優一、この前はな…」
彼の眠る墓に話しかけていると何かを感じた、元々俺は霊感がないが優一からもらっていた霊感を高める腕輪のお陰でそこに何かが居ることを感じたらしい。
慎太郎「…!?」
ぼんやりとだが、髪を下ろして顔はあまり見えないが女の子の幽霊らしきものが見える。
慎太郎「言葉は、解るか?」
???『うん…』
慎太郎「君は?」
???『私はアイラ、あなたの友達、死んじゃったの?』
慎太郎「ああ、君たち魔物が来る一年弱前にな。」
アイラ『そうなんだ…』
慎太郎「で、毎月この日に来ているんだ」
アイラ『ふーん。』
慎太郎「君はいつもここに?」
アイラ『うん、実体化するのが当面の目的。』
その日はそれで終わった。
慎太郎「よし、と。」
翌月、俺は彼が他に好きだった落雁とアイラに渡す精補給剤を用意してまた彼が眠る墓に向かう。
慎太郎「さて、と。」
いつも通りに供え物と線香、蝋燭の準備を終える。
アイラ『来てるね。』
慎太郎「ほら、これ使うといい。」
アイラ『これは?』
慎太郎「精補給剤とか言うものだ、まあ、実体化するまでの足しにしてくれ」
アイラ『ありがとう、うう…美味しくない…』
慎太郎「まあ、薬みたいなもんらしいしな。」
その日の墓参りも、優一とアイラと話して終わった。
それから、半年が過ぎ秋も深まってきた。
慎太郎「…」
毎回の予定で最後の祈りを終えると、アイラは大分実体化が近いらしく、まう透けてこそ居るが見えるようになっていた。
慎太郎「あと少しだな」
アイラ『うん、あとほんの少しだよ。もうひとつ頼んでいい?』
慎太郎「?」
アイラ『そのほんの少しを、慎太郎の精で賄わせてくれる?』
慎太郎「まあ、いいか」
俺は特に何も考えずにOKした。
アイラ『本当にいいの?』
慎太郎「?」
アイラ『ふふ…♪』
彼女が俺の後ろから抱きつくように移動する
慎太郎「???」
しばらくした後、彼女はついに実体化したらしい。俺に触れている感覚がある。
慎太郎「おめでとう、どこにでも行って好きに第二の人生を進めばいい。」
アイラ『いかないよ』
慎太郎「?」
アイラ『こんな地味で根倉なブス幽霊に優しくするなんて、取り憑いちゃうからね…♥️』
慎太郎「ちょい待ち、まさか…」
彼女の顔を隠している髪をどかす
慎太郎「これ、見てみろ。」
アイラ『?』
慎太郎「いいから。」
彼女は鏡を見て絶句している。
慎太郎「魔物になると方向性はいろいろだが見目麗しくなるらしいからな。」
そこに映っていた顔は、確かに暗そうな性格で一見地味にに見える顔だがそれでも美少女と呼べる顔だった。
アイラ『目か二重になってる!』
慎太郎「え?」
アイラ『二重になるだけでこんな変わるんだ…』
慎太郎「つまり今の顔から目を一重にしたものが生前の顔か?」
アイラ『うん、そうだよ。』
慎太郎「ゴーストになるまえから素材は悪くなかったんじゃないかよ…」
アイラ『え?』
慎太郎「言わせてもらうが君の言うほど君はブスではない、むしろ可愛らしい部類だ」
アイラ『なら、抱ける?』
慎太郎「?」
アイラ『口先だけならなんとでも言えるよ、私を抱けるか聞いてるの』
慎太郎「ほら。」
優しく頭を抱き抱えてやる
アイラ『!』
慎太郎「?」
アイラ『もう貴方が死んでも離れないからね!』
慎太郎「お、おう。」
アイラ『ふふふ…♥️』
彼女から流れ込んでくるのは、とてつもない依存と重い愛?
慎太郎「なら、帰ろうか」
アイラ『うん…♪』
そのまま家に帰る。
慎太郎「ただいま、っと」
アイラ『誰も居ないよ?』
慎太郎「何か一人暮らしでも言いたくならないか?」
アイラ『わかる。』
慎太郎「さて…」
食事を終え、洗い物を済ませるとインターホンが鳴った
慎太郎「どちらさんですか?」
そこにはデュラハンだろうか?頭を片手に抱えた女性がいた。
慎太郎「?」
彼女曰く、このままでは生活などに影響が出るから死者の国に来る方がいいとの事らしい
アイラ『なら行こう…♪』
慎太郎「ああ。」
そして二時間ほどして俺たちは死者の国に着いた。
慎太郎「この家を使っていいのか、わかりました」
女王との謁見のあとに俺たちはそれなりに広い一軒家を貰った、太っ腹だ。
アイラ『ねえ』
慎太郎「?」
アイラ『さっきの嘘じゃないよね?』
慎太郎「?」
アイラ『抱いて…♥️』
慎太郎「あ、ああ。」
そのまま寝室に向かう
アイラ『…』
彼女は服を消していく、ゴーストという魔物はこんなことまで可能なのか
アイラ『どう…?』
彼女は着痩せするタイプだったらしい、正直言ってとても魅力的だ。俺の身体も正直に反応を示している
アイラ『本当だった…♪』
彼女は笑顔で涙を流している
慎太郎「…」
そのまま頭を抱き抱えてやる、少し泣いたあとに彼女は淫靡な表情をして抱きついてきた
慎太郎「なら、やるか?」
アイラ『うん…♥️』
彼女はゆっくり腰を落とす、もう足まで実体化しているから人間と同じようにいろいろ出来る
アイラ『気持ちいい?』
慎太郎「初めてだが、こんなすごいもんなのか…!?」
彼女の腰がぶつかる度に俺は彼女の中を染めていく
アイラ『はぁ…♥️』
彼女は幸せそうに俺を抱き締めながらベッドに倒していく
アイラ『本物は、すごく美味しい…♥️』
慎太郎「そう、か…」
アイラ『幸せ…♥️』
慎太郎「ああ。」
しばらくして、まだインキュバスではない俺は限界を迎えた
アイラ『なら、今度は私が慎太郎に返す番…♥️』
彼女の想いと共に魔力を一気に注がれる
慎太郎「!」
アイラ『これで、ずっとこのままで居られますね…♥️』
慎太郎「?」
アイラ『魔物ならよその男を奪うことはしないだろうけど、私は慎太郎か他の女と話すのも、ましてや他の女の視界に入れるのも嫌なの…♥️』
慎太郎「つながりっぱなしならそうもならんか」
アイラ『ずっとずっと、一緒だよ♥️今さら後悔しても遅いからね…♥️』
慎太郎「してるならここにはいないっての」
アイラ『?』
慎太郎「俺の返事だ。」
彼女の後頭部に腕を回して顔を引き寄せてキスをする、貪るように舌、口内を味わうように
アイラ『んっ♥️』
慎太郎「誰にも渡さねえよ、こんな一途で俺だけを見てくれるんだからな…」
アイラ『なら、もっと…♥️』
あれから何日たったかを数えもしなくなった、俺にはアイラがいる。それさえあればもう何も要らないのがわかったからだ。
アイラ『どこにも行かないでね…♥️』
慎太郎「連れてきゃいい話だろ」
アイラ『うん…♥️』
慎太郎「いただきます」
アイラ『召し上がれ…♥️』
慎太郎「なら…」
アイラ『おっぱい吸いながらお尻もみもみするの好きだよね…♥️』
慎太郎「まとめて味わうならこれがいい」
アイラ『美味しい?』
慎太郎「もちろん。」
彼女のお腹には子供はいない、だが彼女のおっぱいからは乳が出る。味わわなくて何とすると…
アイラ『もっとちゅうちゅう吸って、もっと激しく突き上げて…♥️』
さらに彼女の柔らかくも弾力も兼ね備えたお尻に指を沈みコマセルように揉みしだく
アイラ『慎太郎、私の前に来てくれて、ありがとうね…♥️』
慎太郎「俺もアイラに会えて幸せだ。」
アイラ『うん…♥️』
もう俺にはアイラさえあればいい、他のものがどうなろうと知ったことではなくどうでもいいことに感じ、彼女から伝わってくる意思も同じものだった、これほど幸せなことはないと思うのだった。
おわり
慎太郎「…」
現在は夕方六時前、仕事の都合上早くてもこれぐらいの時間にしか来られない。
慎太郎「これでよし。」
供え物、線香、蝋燭を配置して線香と蝋燭には点火した。
慎太郎「優一、この前はな…」
彼の眠る墓に話しかけていると何かを感じた、元々俺は霊感がないが優一からもらっていた霊感を高める腕輪のお陰でそこに何かが居ることを感じたらしい。
慎太郎「…!?」
ぼんやりとだが、髪を下ろして顔はあまり見えないが女の子の幽霊らしきものが見える。
慎太郎「言葉は、解るか?」
???『うん…』
慎太郎「君は?」
???『私はアイラ、あなたの友達、死んじゃったの?』
慎太郎「ああ、君たち魔物が来る一年弱前にな。」
アイラ『そうなんだ…』
慎太郎「で、毎月この日に来ているんだ」
アイラ『ふーん。』
慎太郎「君はいつもここに?」
アイラ『うん、実体化するのが当面の目的。』
その日はそれで終わった。
慎太郎「よし、と。」
翌月、俺は彼が他に好きだった落雁とアイラに渡す精補給剤を用意してまた彼が眠る墓に向かう。
慎太郎「さて、と。」
いつも通りに供え物と線香、蝋燭の準備を終える。
アイラ『来てるね。』
慎太郎「ほら、これ使うといい。」
アイラ『これは?』
慎太郎「精補給剤とか言うものだ、まあ、実体化するまでの足しにしてくれ」
アイラ『ありがとう、うう…美味しくない…』
慎太郎「まあ、薬みたいなもんらしいしな。」
その日の墓参りも、優一とアイラと話して終わった。
それから、半年が過ぎ秋も深まってきた。
慎太郎「…」
毎回の予定で最後の祈りを終えると、アイラは大分実体化が近いらしく、まう透けてこそ居るが見えるようになっていた。
慎太郎「あと少しだな」
アイラ『うん、あとほんの少しだよ。もうひとつ頼んでいい?』
慎太郎「?」
アイラ『そのほんの少しを、慎太郎の精で賄わせてくれる?』
慎太郎「まあ、いいか」
俺は特に何も考えずにOKした。
アイラ『本当にいいの?』
慎太郎「?」
アイラ『ふふ…♪』
彼女が俺の後ろから抱きつくように移動する
慎太郎「???」
しばらくした後、彼女はついに実体化したらしい。俺に触れている感覚がある。
慎太郎「おめでとう、どこにでも行って好きに第二の人生を進めばいい。」
アイラ『いかないよ』
慎太郎「?」
アイラ『こんな地味で根倉なブス幽霊に優しくするなんて、取り憑いちゃうからね…♥️』
慎太郎「ちょい待ち、まさか…」
彼女の顔を隠している髪をどかす
慎太郎「これ、見てみろ。」
アイラ『?』
慎太郎「いいから。」
彼女は鏡を見て絶句している。
慎太郎「魔物になると方向性はいろいろだが見目麗しくなるらしいからな。」
そこに映っていた顔は、確かに暗そうな性格で一見地味にに見える顔だがそれでも美少女と呼べる顔だった。
アイラ『目か二重になってる!』
慎太郎「え?」
アイラ『二重になるだけでこんな変わるんだ…』
慎太郎「つまり今の顔から目を一重にしたものが生前の顔か?」
アイラ『うん、そうだよ。』
慎太郎「ゴーストになるまえから素材は悪くなかったんじゃないかよ…」
アイラ『え?』
慎太郎「言わせてもらうが君の言うほど君はブスではない、むしろ可愛らしい部類だ」
アイラ『なら、抱ける?』
慎太郎「?」
アイラ『口先だけならなんとでも言えるよ、私を抱けるか聞いてるの』
慎太郎「ほら。」
優しく頭を抱き抱えてやる
アイラ『!』
慎太郎「?」
アイラ『もう貴方が死んでも離れないからね!』
慎太郎「お、おう。」
アイラ『ふふふ…♥️』
彼女から流れ込んでくるのは、とてつもない依存と重い愛?
慎太郎「なら、帰ろうか」
アイラ『うん…♪』
そのまま家に帰る。
慎太郎「ただいま、っと」
アイラ『誰も居ないよ?』
慎太郎「何か一人暮らしでも言いたくならないか?」
アイラ『わかる。』
慎太郎「さて…」
食事を終え、洗い物を済ませるとインターホンが鳴った
慎太郎「どちらさんですか?」
そこにはデュラハンだろうか?頭を片手に抱えた女性がいた。
慎太郎「?」
彼女曰く、このままでは生活などに影響が出るから死者の国に来る方がいいとの事らしい
アイラ『なら行こう…♪』
慎太郎「ああ。」
そして二時間ほどして俺たちは死者の国に着いた。
慎太郎「この家を使っていいのか、わかりました」
女王との謁見のあとに俺たちはそれなりに広い一軒家を貰った、太っ腹だ。
アイラ『ねえ』
慎太郎「?」
アイラ『さっきの嘘じゃないよね?』
慎太郎「?」
アイラ『抱いて…♥️』
慎太郎「あ、ああ。」
そのまま寝室に向かう
アイラ『…』
彼女は服を消していく、ゴーストという魔物はこんなことまで可能なのか
アイラ『どう…?』
彼女は着痩せするタイプだったらしい、正直言ってとても魅力的だ。俺の身体も正直に反応を示している
アイラ『本当だった…♪』
彼女は笑顔で涙を流している
慎太郎「…」
そのまま頭を抱き抱えてやる、少し泣いたあとに彼女は淫靡な表情をして抱きついてきた
慎太郎「なら、やるか?」
アイラ『うん…♥️』
彼女はゆっくり腰を落とす、もう足まで実体化しているから人間と同じようにいろいろ出来る
アイラ『気持ちいい?』
慎太郎「初めてだが、こんなすごいもんなのか…!?」
彼女の腰がぶつかる度に俺は彼女の中を染めていく
アイラ『はぁ…♥️』
彼女は幸せそうに俺を抱き締めながらベッドに倒していく
アイラ『本物は、すごく美味しい…♥️』
慎太郎「そう、か…」
アイラ『幸せ…♥️』
慎太郎「ああ。」
しばらくして、まだインキュバスではない俺は限界を迎えた
アイラ『なら、今度は私が慎太郎に返す番…♥️』
彼女の想いと共に魔力を一気に注がれる
慎太郎「!」
アイラ『これで、ずっとこのままで居られますね…♥️』
慎太郎「?」
アイラ『魔物ならよその男を奪うことはしないだろうけど、私は慎太郎か他の女と話すのも、ましてや他の女の視界に入れるのも嫌なの…♥️』
慎太郎「つながりっぱなしならそうもならんか」
アイラ『ずっとずっと、一緒だよ♥️今さら後悔しても遅いからね…♥️』
慎太郎「してるならここにはいないっての」
アイラ『?』
慎太郎「俺の返事だ。」
彼女の後頭部に腕を回して顔を引き寄せてキスをする、貪るように舌、口内を味わうように
アイラ『んっ♥️』
慎太郎「誰にも渡さねえよ、こんな一途で俺だけを見てくれるんだからな…」
アイラ『なら、もっと…♥️』
あれから何日たったかを数えもしなくなった、俺にはアイラがいる。それさえあればもう何も要らないのがわかったからだ。
アイラ『どこにも行かないでね…♥️』
慎太郎「連れてきゃいい話だろ」
アイラ『うん…♥️』
慎太郎「いただきます」
アイラ『召し上がれ…♥️』
慎太郎「なら…」
アイラ『おっぱい吸いながらお尻もみもみするの好きだよね…♥️』
慎太郎「まとめて味わうならこれがいい」
アイラ『美味しい?』
慎太郎「もちろん。」
彼女のお腹には子供はいない、だが彼女のおっぱいからは乳が出る。味わわなくて何とすると…
アイラ『もっとちゅうちゅう吸って、もっと激しく突き上げて…♥️』
さらに彼女の柔らかくも弾力も兼ね備えたお尻に指を沈みコマセルように揉みしだく
アイラ『慎太郎、私の前に来てくれて、ありがとうね…♥️』
慎太郎「俺もアイラに会えて幸せだ。」
アイラ『うん…♥️』
もう俺にはアイラさえあればいい、他のものがどうなろうと知ったことではなくどうでもいいことに感じ、彼女から伝わってくる意思も同じものだった、これほど幸せなことはないと思うのだった。
おわり
19/04/21 03:28更新 / サボテン