連載小説
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とりあえず上位ハンターになっていたようです。
2日後、時間割にサークルの時間があるので、俺は準備をしているとブランが話しかけて来た。

『帰ってないわね、サークル行きましょう?』

「いや、一回帰って充電器取ってきた。」

『充電器大事よね…。』

そして、この2日の間にサークルとして認められたらしく、サークル用の教室に案内された。

『さあ、始めましょう?』

「その前に、どこまで行ったんだ?」

『一応全員緊急クエストのリオレイア亜種を倒したところで、後は各自でやった。』

「見せてくれるか?」

『勿論よ。』

俺は三人の装備を見せてもらった。

「ブランはそろそろこの装備だと限界が近いから、一度ゴアギザミから離れた方がいいよ。」

『切れ味レベル+1を外すのは何か嫌ね…。』

「…ならゴア混合かな。」

「ゴア混合?」

「ゴア、ゴアS、ゴア、ゴアS、自由の組み合わせだ。」

『脚意外で切れ味レベル+1が発動するのね♪』

「但し火耐性が壊滅的に低いから火を使う相手において食事での打ち消しは必須だ。」

『脚は何がいいかしら?』

「次の緊急クエストクリア後にブラキSを使うといい、スキルポイントの互換性も耐性の調整も申し分ない。」

『なら今はとりあえずゴアSでいい、耐性は知らん。』

『食事で何とかするわね…。』

「そうしてくれ。」

『私のはどうかしら?』

「ミーアのやつはリオソウル一式よりガルルガと混ぜた方がいいよ。」

『ガルルガ?』

「お、素材は足りてるみたいだ。」

『?』

「リオソガルルガって組み合わせだ、スキルポイントが似ているから組み合わせの相性もいいんだよ。」

『あ、本当ね。』

「まあ聴覚保護が欲しいならガララS一式もアリだとは思うけど。」

『何かよく考えたらあれ、蛇なのよね。』

「まあ絞蛇竜っていうくらいだからな。」

『私も蛇の魔物である以上、なんか狩りにくいのよ…。』

「え、あ、はい…。」

『私のは相変わらずカブラSだが、大丈夫か?』

「基本的にカブラ系は使いやすいから大丈夫、護石をいじるだけでいい。」

『なるほど。』

「片手剣らしく広域化+2を付けてみた。」

『サポートも万全か。』

「そういう事。」

装備を見たところで、早速キークエストに出発した。

『ところで1つ聞いていいかしら?』

「何を?」

『素材ツアーがないんだけど…。』

「隠しクエストだからな。」

『何をクリアしたらいいの?』

「とりあえず、このゴア倒してからな。」

『えぇ。』

上位個体なので少し時間はかかったが、無事に捕獲出来た。

『闇玉が出たわ〜♪』

「取っておくといい、いずれ使うと思う。」

『もちろんよ〜。』

『私は逆鱗二枚か、悪くない。』

「まあ強化に結構需要があるから取っておくといい。」

『私は両方1個づつね。』

「あんたら運いいな、俺は目ぼしい素材は結晶くらいだ…。」

『あ、なんかごめんなさい…。』

「気にするな。」

『で、どうやったら素材ツアー出るの?』

「火山は2種類のどっちか、天空山は採取クエスト、氷海はスクアギルを狩るクエストをクリアすればいい。」

『火山だけ2種類?』

「ドスイーオス二匹か火薬岩の運搬のどっちかだ。」

『ドスイーオスにしない?』

『確かに運搬クエストは面倒だな…』

『そうね…。』

「その判断は正解だよ、運搬クエストにはリオレウスが乱入してるから」

『リオレウス…邪魔ね。』

「番が出ないだけマシなんだろうけど。」

『そういえば。』

「なに?」

『飛竜種はワイバーンなのよね?』

「そうらしい。」

『なら古龍種は?』

「そもそも古龍種は基本的な生態系に当てはめられない奴らの総称だからな。」

『そうなんだ…。』

「シャガルマガラもダレン・モーランも同じ古龍種だ。」

『全然違うじゃない…。』

「まあ一般的にはドラゴンモチーフかそれ以外かの違いはあるけど。」

『深いわね、つまり竜は魔物にしたらワイバーンかドラゴンになるのね〜♪』

「一部例外を除いてはな。」

『なら行きましょう?』

「だな。」

とりあえず素材ツアーを解禁して、俺は三人に切り出した。

「三人にギルドクエストをあげよう。」

『何をくれるの?』

「ギルドクエストとイベントクエスト以外では戦えない奴らだ。」

『ありがとう〜。』

「今回はイャンクックとバサルモス亜種だ。」

『両方そんなに強そうには見えないな。』

「いや、素材に需要がかなりあるからな。」

『なるほど、ならありがたく貰っておこう。』

三人にギルドクエストを渡し終えて、またキークエストを埋めたところで、緊急クエストが出た。

「今回の緊急クエストはグラビモス亜種だ、属性は水か毒がいい。」

『私はどっちがいい?』

「セルタス片手剣かデッドリィタバルジンか、なかなかいい感じだ、今回はデッドリィタバルジンがいいかな。」

『わかった。』

「ブランはガノトトスのやつでOK、っていうか他の水大剣は繋ぎにしかならない。」

『もちろんよ、蒼刃剣ガノトトスにしてあるわよ♪』

「今の段階ならパーフェクトだ。」

『私は、フルスロットルメイスでいいかしら?』

「強化がこの先だからな、それが最適だ。」

『貴方は何にするの?』

「俺は業物・九十九牙丸にする。」

『水の太刀なのね。』

「バランス型だ。」

『なら誰から受ける?』

「まぁ3人でゆっくり決めてくる、俺は飲み物買って来る。」

『わかったわ。』

俺は飲み物を買いに下の階に行った。

「これにするか。」

俺が飲み物を買いに行って戻ってくると、何かを言い争っているようだったので、聞いてみた。

『私が!』

『私のものよ!』

『私が手に入れる!』

何か不穏な空気だったので、思い切ってドアを開けた。

「何の騒ぎだよ…。」

『何でもないわ…。』

「まあ言いたくないなら無理には聞かないけど。」

グラビモス亜種を四人で狩りに行って、5分針になったところでグラビモスの胸部、脚、尻尾以外の部位破壊は終わった。

「尻尾は任せろ。」

『なら脚はリーチの短い私だな』

『スタンは任せて〜。』

『私はどうしたらいいかしら?』

「とりあえず俺の反対側から切ってくれたらそれでいいよ。」

さらに5分くらい経って、グラビモスは捕獲された。
『以外に延髄って出やすいのね。』

「汎用素材としては出にくい、レア素材としては出やすい位置だ。」

『微妙ね。』

「まさにその通りだ。」

『さっさとあと二回やってしまおう。』

「だな。」

その後の二回は、特にミスもなく、普通にクリア出来た。

「じゃあ今回はここまでだな、いい時間だ。」

『そうね。』

「じゃあまた次はいつにする?サークルの時間なら来週だけど。」

『とりあえず活動予定は月水金を予定しているわ。』
「なら明後日だな。」

『えぇ。』

「んじゃまた明後日。」

『またね〜。』

とりあえず、3人とも丸く収まって良かったと思いながら俺は家に帰った。

15/04/18 00:51更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです。

第二話、いかがだったでしょうか?

今はエロなしですが、エロありにするかなしのままで行くかで迷っています、ご意見が有りましたらコメントお願いします。

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