連載小説
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彼女たちの奉仕 昼編
あれから二週間ほどたち俺たちの大家としての仕事は大分減った。家事や掃除は彼女たちがしてくれるしクレームもほとんど来ないので俺達は基本的に趣味の時間が多い、本当にこれで良いのか?とは思うがいざというときに動くために準備だけはしておこうと保険とかの確認をしたりして数日が過ぎた…






ひとつわかったことだが、彼女たちはどちらも優秀で大家としての仕事もほとんど彼女たちがやってくれるからかやることがないのだ…

どうしたものかと考えていると大地も同じことを考えていたらしく「彼女ら優秀だからこそ俺たちの存在意味は…?となるよな」といい俺も頷く。

とはいえ彼女たちがいなくなればたぶん生活が悪化するからと思いつつ、どうするべきかと考えていると家事の終わった彼女たちが俺たちに向き合う。
俺はアニスに、大地はキャシーと向き合い『何か悩み?(ですか?)』と聞いてくる。

俺達は、黙っていたところで好転するとも思えないので自分達がいる意味を話すと、彼女たちは『メイドとして主にはやるべきことだけをしていてほしい』といいキャシーは『姉さんだけでなくあたしも雇ってくれたことに感謝してるんだから、その気持ちはそれこそずっと続くんだし』と言いアニスは『いきなりきたどこの誰ともわからない私達をすぐに雇ってくれた貴方たち兄弟には、それこそ一生かけてでも返す恩があります。』と真面目な顔で言う…

彼女達の行動の意味を知り、俺達は「…わかった、ならこれからも頼むよ」と言い「とはいえやることないのはな…」と言うと彼女たちは『それなら、ひとつ必要なものがあるのですが』と言ってくる。俺達は「買えるものなら買うけど、なんだ?」と言うと彼女たちは『これです』とパンフレットを見せる。

そのパンフレットには俺たちの記憶が確かならマナケージと呼ばれる道具が描いてあった、値段もそこまで高くはなく余裕で買える値段だったが、俺達はこれの用途を知っていたので「…魔物娘だからそういうことは嫌いなのはいないと思ってるが、いけるわけか…」と言うと、アニスは『私が一番得意とする奉仕がこれです』と言いキャシーは『人間の女との経験あるなら大抵はそれを上書きできるくらいにはって評判らしいよ、魔物娘は…♪』と応える。

とりあえず、注文をすると彼女たちが持っていた端末らしきものからすぐに小包が届き、彼女達は開封していく…

二つのマナケージが箱の中にあり、彼女達は1つづつそれを俺たちの部屋に置いていく。

そんなことをしていると日が暮れてきた、そろそろ夕食にしようかと思っていると彼女達もそれを理解したらしく台所に向かっていった。偉く上機嫌なのはマナケージが理由だろうと俺達は頷く…





それからしばらくして、夕食になった。どれもこれも料理としては知っているが味付けや風味がより美味しいものだった。
恐らくだが魔界の食材を使ったのだろうと思う、と言うのも彼女達が度々マナケージを送ってもらった端末から食材を転送されているのを見たからだ。

食事を終えて彼女達は洗い物を終えると風呂を沸かした、本当に何から何までありがたいなと思う…

風呂を終えて、俺達は彼女たちの待つそれぞれの部屋に足を踏み入れた…

続く
24/12/08 02:19更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです。

次回に続きます

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