連載小説
[TOP][目次]
ひとつになった双刀
将暉に引き渡しを終えた俺が作業部屋を片付けていると彼らに見せた模造刀のある部屋から音が聞こえる…
空き巣か?と思い作業部屋にあった模造刀を持ち部屋の戸を開けると、そこには衝撃的な光景が広がっていた。


というのも、そこにいたのは腰辺りまでの銀髪に深い紺色の瞳を持ち黒地に花火の刺繍がされた着物を着て腰に俺が修理した長短一組の刀を差した雰囲気がどことなく儚げな美女がいた…

俺は「もしかして…」と言葉を溢すと彼女は『貴方の予想は当たっています、私は貴方が修理した一対の模造刀でした。あの子が魔物娘になるときの余波で私もこの身体を得ることが出来ました…』と言いながら俺に切りかかって来る!!直撃こそ避けたもののシャツに切れ目が入る…彼女は『この刀もまた妖刀に変わりました、でも安心してください、貴方をこれで斬っても死にはしません。私を修理した主の命を取るなんてことは、ありませんから…』と言うが早いか今度は二刀流で俺の腹と心臓を突き刺してくる…今度は避けられずに貫かれてしまい平衡感覚がおかしくなり立っていられずに倒れ込み意識を失う…









目を覚ました俺が見たのは、着物を緩め俺に跨がっている彼女の姿だった。
俺が「エネルギー切れ近かったのか?」と聞くと彼女は『はい…』と俯きながら言う…

俺は「それならなぜ言わなかったんだ…」と返すと彼女は『拒まれるのが、怖かった…』と言う。彼女が刀だったときも確か刃こぼれがあったから叩き売られるような感じで売られていたことを思い出す…
そうか、彼女はただ愛されたかっただけだったんだ。そう考えると不思議とかわいく思えてきた…

ゆっくりと彼女を抱き抱えると彼女は幸せそうに目を閉じて身体を倒してくる。
少しして彼女は『新しく得たこの身体も、持ち主である貴方に悦んでもらうためのものです…♡♡♡』と言い身体を起こし臨戦態勢な俺の男性器に一気に腰を落とす…魔物娘の快楽に耐えられるわけもなく早速果ててしまうが彼女は『さぁ…♡堪能してくださいね…♡♡♡』と言いゆっくりと動き始めた。
それならと俺は大玉スイカの入っているような胸に手を置いて感触を堪能することにする、刀とは思えないほどに柔らかく弾力性も高い…
『ふふ、もちろん全部貴方のものですからすきにしてくださいね…♡♡♡』と一度精を取り入れたからなのか多少落ち着いたらい口調で、しかし妖しげかつ淫靡な笑みで彼女は言う。

しばらくして、俺は頭を挟まれながら背中に手を回していると横に置かれていた刀のうち長刀の方が光り始めた。すると彼女は『長刀の方の私はこれで契約が終わりました、次は短刀の方の私にもお願いしますね…♡♡♡』と言い彼女の身体が光り出す…!!




光が収まったあとにいたのは、髪や眼の色、顔立ちの方向性こそ同じものの小柄な美少女がいた。彼女は『ぬしさま、私は短刀の方の姿だよ。これからすえながくよろしくね…♡♡♡』と長刀の方は対照的に例えるならひまわりのような笑みで俺に抱きつく。
彼女はそのまま腰を動かし始めるが長刀の方の彼女より明らかに締め付けがきつく、一人で二度楽しめるのか!?と思っていると『ぬしさま…♡♡』と俺の後頭部に手を回そうとしていたので俺が身体を曲げることで届くようにする。すると俺の口を彼女は自分のそれで塞ぐ…そのまま体勢を対面座位に変え、彼女を抱えながら突き上げていくと『ぬしさま…♡♡♡ちっちゃいけどこっちもさわってみて…♡♡♡』と言うのでゆっくりと手を移動させ、ゆっくりて感触を堪能する…確かに小ぶりではあるが柔らかさや弾力性はあり、先端部を優しくつまむと締め付けがさらに強まる…!!

しばらくそうした上で、どうやら短刀の彼女は長刀の彼女よりお尻は大きいらしく彼女は気にしていたものの「形も良いしさわり心地も申し分ない、素晴らしい」と言うと彼女は『それならおっぱいのかわりにたんのうしてね…♡♡♡』と身体を倒してくる、遠慮なく撫で回しながらたまに優しく鷲掴みにしていき、彼女にも精を注ぎ込んでいく…









ひとしきり収まったところで契約が完了すると、彼女たちは一人に戻り俺の腰にベルトのようなものと一緒に刀として取り付けられた。

次に彼女たちの名前を決めることとなり、俺はある書物にあった妖刀の名前から舞と言う名前はどうかと提案した。
彼女たちは喜びつつも『なにか由来があるの?』と聞いてきたので俺は「舞姫と言う名前で斬られた相手の平衡感覚を狂わせ、舞うように相手は倒れる妖刀があったんだ」と語ると彼女たちは『確かに貴方は倒れるときにふらふらでしたね…』と苦笑いしつつ語る。

さらにそれから二週間ほどして、どうやら将暉が何かしたらしく魔力の濃度がえらく濃くなり、彼女たちも『こういう空気なら…♡』と言う…

俺も妖刀に魅入られた者なのだろう、せめて彼女たちが相手を絶命させる人斬りの刀でなかったことがよかったと思いつつ彼女たちをまた堪能することにした

続く
24/08/18 02:34更新 / サボテン
戻る 次へ

■作者メッセージ
どうも、サボテンです

次回で終わります

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33