連載小説
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新生の儀
僕は秋津将暉、政人さんから剣を受け取って家に帰って包みを開け直し構える、僕の身体には少し大きいけどそれでもかっこいい…

たくさん素材にしたから広くなった剣置き場に立て掛けると、いきなり光り出して目を開けていられなくなる…!


目を開けた僕の前には、立て掛けていた剣を持つ黒髪で深紅の瞳を持つ女性がいた…何が起きたのかと思っていると彼女は『私は貴方が作った剣が魔物娘になったものよ』と言う…魔物娘のことは学校でも少し学んでいたから敵ではないのはわかるけど何で魔物娘になったのかは分からない…それを読み取った彼女は『私は政人さんが作り上げた剣に彼の友人の奥さんが彼に渡した飾りに使える玉、そこに宿っていた濃い魔力であの剣が変化して産まれたのよ。』と説明をしてくれた。

すると彼女は僕を抱き抱えて『契約をしてくれる?』と聞いてくる。僕は「契約?」と聞くと彼女は『私の真の持ち主になるには契約が必要よ』と説明をしてくれた。
僕は「魔物娘のってことは、そういうことだろうけど…」と言うと彼女は『大丈夫、私の魔力を流せば全部解決よ…♪』と言い僕に瞳と同じ色の魔力を流してくる、なぜ魔力とわかったかと言えば学校で魔力を見たことがあってそれとにたものを感じたからだ。

魔力を注がれた僕は、一瞬身体のなかでなにかが暴れた感じがしてそれが収まると力が沸いてきていた、そして服がきついなと思っているとなぜか視点が高い…洗面台にいくと僕の身体は大きく、そして筋肉質になっていた…彼女がおそらく僕を扱えるように身体を成長させたんだ。と思い部屋に戻ると僕は彼女に服を切り裂かれた…












そのまま僕は彼女に押し倒され、臨戦態勢になっていたモノに彼女は一気に腰を落とす…

彼女は半狂乱に腰を何度も叩きつけるように動かす…我慢が出来るわけもなく何度も出していくが彼女は責めることもなく『気持ちいい?それなら嬉しい…💗💗』とさらにペースをあげ、何度も気絶しながら身体まで溶けるように出していく…





目を覚ました僕は彼女に抱き抱えられていた、そして彼女は『やはりこの辺り、というよりはこの世界を良くするために私達が出来ることが多そうね…』と言う。僕は「確かにお父さんも最近不景気だっていってた」と返すと彼女は『なるほど…なら私達がこの辺りを良くしてみる?』と言う、僕は「どうやって?」と返すと彼女は『もっとこうしていたら魔力が私にたくさん溜まっていって、私が剣の姿に戻ったら貴方の、将暉の思いを込めて地面に突き刺して。そうしたら願いは叶うはずよ。』と言う、僕は「アスカ…」と浮かんだ言葉を紡ぐ。彼女は首をかしげるが僕は「君の、名前。有名な剣の名前からとったんだ」と返すとカノは、アスカは『アスカ…♪気に入ったわ♪』と嬉しそうにする。









それから僕たちは目的のために夏休みの大半を使い何度も何度も彼女を求め、求められ続けた。


そして夏休みが終わる2日前の夜中、僕らはすんでいる街の真ん中あたりにある公園に来ている。悲しいことをなくすために…

公園の広場の真ん中で彼女は剣の姿に戻り、相談した通りに儀式をする。まずは剣を掲げて正面を斬ると別の景色が見える、そこには魔物娘がいて僕は「この世界の悲しみをなくすために力を貸して…!」と頼むと魔物娘たちは『誰かは分からないけど、裂け目を作ってくれたことには感謝するわ!!』とたくさんの魔物娘たちが並んで出てきている…僕たちのもうひとつの仕事はこの地方だけでも彼女たちがより動きやすい場所にすることだ。
僕はそのまま地面に剣を突き立てる、そして彼女の意思を繋ぎつつエネルギーを注いでいく…




しばらくして、辺りの空気が変わったのを感じ剣を引き抜く。辺りから嬌声と水音が聞こえてくる…帰ろう、彼女もエネルギー切れに近い筈だろうから…

つづく

24/08/16 22:32更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです。次回につづきます

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