1:理屈屋な子のバアイ
いしきのはしっこが、『わたし』からはなれる
『わたし』から、『アタシ』へ、『オレ』へ、『ミリィ』へ…どんどんとうつりかわっていく感覚
それは『私』でありながら、全く違う、異質なものだ…
「…起きたか?『エルマ』」
柔らかなスライムの絨毯の上で、彼は『私』をそう呼ぶ
「…起きたか、も何も、『私』はあくまで一つの意識、いや、性格設定なわけだから、普通に私全体としては起きてるにきまってるでしょ」
…毎回、起きるたびにこういう風に言ってしまうのは、きっと『私』が「理屈屋なツン妹」として作りだされたスライムだからだろう
ご丁寧に毎回メガネのような形に目の周りがなっているのも、そう言う「設定」であるが故、だと思う
「やれやれ、ホントにお前たちは色々な顔を見せてくれるな……この無人島で、俺とお前だけだってのが本当に信じられねぇ。」
…そして、『私』、いや、『私たち』と言った方がいいかもしれない、とにかくこの男は、『私たち』(の元になったスライム)だけしか居なかった無人島に漂着してきた。
そして、ヤることはやって、”俺はお前を愛してる”、なんて臭い台詞を吐いたのがもう何年前か、モンスターの寿命で言えば一瞬の事なのだろうけど、その間健康に、下も毎日数回という生活を送った私たちとこの男は、今では『ガッコウ』というものの一クラス分ぐらいは、身体を出しておけるような、そんな中規模なクイーンスライムの群体になったわけで…
「おにーちゃん♪きょうも『ミリィ』に一杯ご飯が欲しいなぁ…」
…と、『私』が考え込んでいるうちに、『もう一人の私』がこの男にすがりついている、彼女は『ミリィ』、身体的特徴としては『ロリ』に入るのだろうけど、私たちの中では『女王様』に次ぐ、最古参だったりするわけで…
…言ってて少しこんがらがるけど、それでも『ミリィ』の中ではこの男は『愛すべき兄』である、ということには変わりないのだろう、実際、『私』の中の彼女は
“いつでもお兄ちゃんラブ”
本当に、それだけしか考えてないキャラなのだ、ある意味、私たちの始原である、『スライム』というものに最も近い『私たち』なのかもしれない、と最近は思ったりする
「んむっ…はぁ?、おにーちゃんのここ、いつにも増しておっきいかも……んふ〜…『エルマお姉ちゃん』は、混じらないのかなぁ〜…美味しそうだけどなぁ〜…」
「あ、アンタが先に始めたんでしょ!さ、流石に『妹』の順番を奪うような『おねえさん』じゃありませんから!」
「…まあまあ、そんなに慌てなくても俺は逃げないって…それとも、二人いっぺんに…ってのも乙かもしれんな。」
そんな顔でこっちを見つめてくる二人(内一人は『私』だけど)
…正直言って、さっきの言葉は嘘だ、あくまで表面だけ取り繕ってはいるけど、『私』ももう抑えてられない、だって、私は『ミリィ』でもあり、この男が大好きな『女王様』でもあるのだから…
「んんっ、れろっ♪んちゅ…ほらほら、『エルマお姉ちゃん』も頑張らないとぉ…私が白いの全部貰っちゃうんだからぁ♪」
「んっむ!ちゅ…絶対に、れろ…はぐ…負けないん…っむ…だからぁ!」
『私達』の上で、『ミリィ』と『私』は彼の肉棒を舐め合う
どちらが勝っても『女王様』の栄養になるのは確かなのに、と頭の中で思ったりもするのだが
正直今は、スライムとしての淫欲が上回っているわけで…
「っく、いつやってもらっても、気持ちよくって…くうっ、そうら、行くぞッ!」
「〜んんんっ!!!!!!!」
「ふ、ふわわ、わわっ!!!?」
そんな事を頭の片隅で思っている間に、彼の肉棒は快楽の頂点を迎え、咥えていた『私たち』に向けて白濁を打ち放つ。
「ん、んちゅ…えへへ…いつもお兄ちゃんのせーえき、濃くていっぱいで…大好きだよっ♪」
「んっ…また、一杯出したわね…でも…」
…………頭の中でガンガンと「もっと欲しい」という声が鳴り響く
それは『私』の心の声の様でもあるし、あのおっとりとした声と顔の『女王様』が、私を通じて彼をもっと受け止めたいと、思っているのかもしれない
「………とりあえず、火をつけたんだから…解ってるわよね?」
そういいつつ、私はまたがるように彼の上へと進む、『ミリィ』も、『私』を通じて感じ取っているのか、明確な抗議の声はあげることなく、彼の口を吸うようにしているのが見えた
「んー!んー!んんー!!」
「何よ…嫌なの…こんなに立たせておきながら?ホント嘘つきだよね…アナタ…」
とろとろと、コアがうずくような(私たちの体は元から溶けているのだが)快楽を受けつつ、『私』は目標を定めるかのように彼の上で尻を軽く振る
…本来なら全身で受け止められるはずの『私達』の身体だが、どうしても私はこうやってやらないと気が済まないのだ、まあ、これも彼にとってのセックスアピールになっているようで、彼の立ちあがった一物は目に見えて硬さを増した…ような気がする
「さぁ…行くわよ…っ…」
ぬるり、と、『私』の中へ彼が入り込む、きゅむ、きゅむ、と、それを緩やかに、そしてだんだんときつくスライムを動かし、『私』は彼を全身で味わうのだ
「うぉっ…キツっ…お前また中で自分を…」
「このまま動くわよ……今日は、2、3発じゃ済まさないんだから…」
ぎゅぷっ!ぎゅぷっ!ぎゅぷっ!
「うっ…っく…ああっ!!!」
「ほらっ!ほらっ!こんなんで出したら怒るからねッ!」
そのままはげしく、『私』を動かし、彼に快楽を与える、火がつき、燃え上がったスライムの体は『私』の体を留めながらも、とろとろと少しずつとろけるように、粘るように動いていく
「っぐ…も、もう、無理…だあっ!!!」
「っは、は、はぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!!!」
そして…彼が二発目を放つと同時に、私も、全身でその快楽を受け…そして…
「…で、前後不覚になりながら…連続搾精?」
「これは…『コーラル』殿に任せるしかありませぬな…両人ともえらいことになっているようですので」
「もう…今日は私が…こうしたかった…のに…」
「何か言ったでありますか?」
「……バカ『衛兵』は、さっさと持ち場に戻るべき…ここは、私で、十分…」
「ぬーっ!それはひどい言いようであります!私が新参スライムだからでありますかっ!!?」
……数時間後、『私』と彼は『魔法使い』と『兵士』の凸凹コンビに見つかり、彼らに助け起こされた
…いつもこうだ、『私』はいつも理性的であろうとするが故に、一度火が付いたら止まらない…
こんなんじゃ、頼んでいた不死の霊薬が届く前に、『私』が吸い殺してしまう…はぁ…
そんな自己嫌悪の念に陥りながら、『私』は彼から離れようとした…けれど
「…お疲れ様、って言っても、最後のほうは俺もちょっとヤバかったけどな…ハハッ」
「……もう喋れるの?…ホント、タフというかなんというか…」
「バァカ、元天才冒険者様を舐めるんじゃねぇっての、あと…お前、もしかしたら俺を殺したかもって、自己嫌悪してんだろ?」
「…少なくとも俺は死なないさ、お前らを、お前を愛する俺だからこそ、俺はお前らに全身全霊の愛を注ぎたいんだ、もちろん、死なない程度に…だけどな。」
その言葉を聞いた時、『私』は柄にもなく自分が流れていくのを感じた、普段の流れる場所からではなく、そう、人間で言う『目』のあたりから…
「…泣いてるんじゃねーよ」
「…こ、コレは別にっ…そう!め、メガネの形、変えようと思って…」
「色々と普通じゃ考えられないような返答だよなぁ…ま、」
そう言って、彼は先程まで絞られていた人間とは思えないほど素早い動作で『私』を抱きしめる
「…俺は物心ついたときから一人だった、だからさ…今できた、お前らを家族みたいに思ってる、その家族を泣かせるようなことはしないし、一人ぼっちにも…させないって、誓ってやるよ。」
「ば、バカぁ…」
「アツアツでありますな―…ひと段落したら私も…アデッ!」
「…流石に今日は、『彼女』に任せるべき、その分後で取り返せばいい…」
きっとこのまま行けば、遠くないうちに私たちは島を覆い、彼と共に永遠の楽園で過ごしていく
…そんな事を考えながら、『私』は彼の腕に居抱かれていたのだった…
『わたし』から、『アタシ』へ、『オレ』へ、『ミリィ』へ…どんどんとうつりかわっていく感覚
それは『私』でありながら、全く違う、異質なものだ…
「…起きたか?『エルマ』」
柔らかなスライムの絨毯の上で、彼は『私』をそう呼ぶ
「…起きたか、も何も、『私』はあくまで一つの意識、いや、性格設定なわけだから、普通に私全体としては起きてるにきまってるでしょ」
…毎回、起きるたびにこういう風に言ってしまうのは、きっと『私』が「理屈屋なツン妹」として作りだされたスライムだからだろう
ご丁寧に毎回メガネのような形に目の周りがなっているのも、そう言う「設定」であるが故、だと思う
「やれやれ、ホントにお前たちは色々な顔を見せてくれるな……この無人島で、俺とお前だけだってのが本当に信じられねぇ。」
…そして、『私』、いや、『私たち』と言った方がいいかもしれない、とにかくこの男は、『私たち』(の元になったスライム)だけしか居なかった無人島に漂着してきた。
そして、ヤることはやって、”俺はお前を愛してる”、なんて臭い台詞を吐いたのがもう何年前か、モンスターの寿命で言えば一瞬の事なのだろうけど、その間健康に、下も毎日数回という生活を送った私たちとこの男は、今では『ガッコウ』というものの一クラス分ぐらいは、身体を出しておけるような、そんな中規模なクイーンスライムの群体になったわけで…
「おにーちゃん♪きょうも『ミリィ』に一杯ご飯が欲しいなぁ…」
…と、『私』が考え込んでいるうちに、『もう一人の私』がこの男にすがりついている、彼女は『ミリィ』、身体的特徴としては『ロリ』に入るのだろうけど、私たちの中では『女王様』に次ぐ、最古参だったりするわけで…
…言ってて少しこんがらがるけど、それでも『ミリィ』の中ではこの男は『愛すべき兄』である、ということには変わりないのだろう、実際、『私』の中の彼女は
“いつでもお兄ちゃんラブ”
本当に、それだけしか考えてないキャラなのだ、ある意味、私たちの始原である、『スライム』というものに最も近い『私たち』なのかもしれない、と最近は思ったりする
「んむっ…はぁ?、おにーちゃんのここ、いつにも増しておっきいかも……んふ〜…『エルマお姉ちゃん』は、混じらないのかなぁ〜…美味しそうだけどなぁ〜…」
「あ、アンタが先に始めたんでしょ!さ、流石に『妹』の順番を奪うような『おねえさん』じゃありませんから!」
「…まあまあ、そんなに慌てなくても俺は逃げないって…それとも、二人いっぺんに…ってのも乙かもしれんな。」
そんな顔でこっちを見つめてくる二人(内一人は『私』だけど)
…正直言って、さっきの言葉は嘘だ、あくまで表面だけ取り繕ってはいるけど、『私』ももう抑えてられない、だって、私は『ミリィ』でもあり、この男が大好きな『女王様』でもあるのだから…
「んんっ、れろっ♪んちゅ…ほらほら、『エルマお姉ちゃん』も頑張らないとぉ…私が白いの全部貰っちゃうんだからぁ♪」
「んっむ!ちゅ…絶対に、れろ…はぐ…負けないん…っむ…だからぁ!」
『私達』の上で、『ミリィ』と『私』は彼の肉棒を舐め合う
どちらが勝っても『女王様』の栄養になるのは確かなのに、と頭の中で思ったりもするのだが
正直今は、スライムとしての淫欲が上回っているわけで…
「っく、いつやってもらっても、気持ちよくって…くうっ、そうら、行くぞッ!」
「〜んんんっ!!!!!!!」
「ふ、ふわわ、わわっ!!!?」
そんな事を頭の片隅で思っている間に、彼の肉棒は快楽の頂点を迎え、咥えていた『私たち』に向けて白濁を打ち放つ。
「ん、んちゅ…えへへ…いつもお兄ちゃんのせーえき、濃くていっぱいで…大好きだよっ♪」
「んっ…また、一杯出したわね…でも…」
…………頭の中でガンガンと「もっと欲しい」という声が鳴り響く
それは『私』の心の声の様でもあるし、あのおっとりとした声と顔の『女王様』が、私を通じて彼をもっと受け止めたいと、思っているのかもしれない
「………とりあえず、火をつけたんだから…解ってるわよね?」
そういいつつ、私はまたがるように彼の上へと進む、『ミリィ』も、『私』を通じて感じ取っているのか、明確な抗議の声はあげることなく、彼の口を吸うようにしているのが見えた
「んー!んー!んんー!!」
「何よ…嫌なの…こんなに立たせておきながら?ホント嘘つきだよね…アナタ…」
とろとろと、コアがうずくような(私たちの体は元から溶けているのだが)快楽を受けつつ、『私』は目標を定めるかのように彼の上で尻を軽く振る
…本来なら全身で受け止められるはずの『私達』の身体だが、どうしても私はこうやってやらないと気が済まないのだ、まあ、これも彼にとってのセックスアピールになっているようで、彼の立ちあがった一物は目に見えて硬さを増した…ような気がする
「さぁ…行くわよ…っ…」
ぬるり、と、『私』の中へ彼が入り込む、きゅむ、きゅむ、と、それを緩やかに、そしてだんだんときつくスライムを動かし、『私』は彼を全身で味わうのだ
「うぉっ…キツっ…お前また中で自分を…」
「このまま動くわよ……今日は、2、3発じゃ済まさないんだから…」
ぎゅぷっ!ぎゅぷっ!ぎゅぷっ!
「うっ…っく…ああっ!!!」
「ほらっ!ほらっ!こんなんで出したら怒るからねッ!」
そのままはげしく、『私』を動かし、彼に快楽を与える、火がつき、燃え上がったスライムの体は『私』の体を留めながらも、とろとろと少しずつとろけるように、粘るように動いていく
「っぐ…も、もう、無理…だあっ!!!」
「っは、は、はぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!!!」
そして…彼が二発目を放つと同時に、私も、全身でその快楽を受け…そして…
「…で、前後不覚になりながら…連続搾精?」
「これは…『コーラル』殿に任せるしかありませぬな…両人ともえらいことになっているようですので」
「もう…今日は私が…こうしたかった…のに…」
「何か言ったでありますか?」
「……バカ『衛兵』は、さっさと持ち場に戻るべき…ここは、私で、十分…」
「ぬーっ!それはひどい言いようであります!私が新参スライムだからでありますかっ!!?」
……数時間後、『私』と彼は『魔法使い』と『兵士』の凸凹コンビに見つかり、彼らに助け起こされた
…いつもこうだ、『私』はいつも理性的であろうとするが故に、一度火が付いたら止まらない…
こんなんじゃ、頼んでいた不死の霊薬が届く前に、『私』が吸い殺してしまう…はぁ…
そんな自己嫌悪の念に陥りながら、『私』は彼から離れようとした…けれど
「…お疲れ様、って言っても、最後のほうは俺もちょっとヤバかったけどな…ハハッ」
「……もう喋れるの?…ホント、タフというかなんというか…」
「バァカ、元天才冒険者様を舐めるんじゃねぇっての、あと…お前、もしかしたら俺を殺したかもって、自己嫌悪してんだろ?」
「…少なくとも俺は死なないさ、お前らを、お前を愛する俺だからこそ、俺はお前らに全身全霊の愛を注ぎたいんだ、もちろん、死なない程度に…だけどな。」
その言葉を聞いた時、『私』は柄にもなく自分が流れていくのを感じた、普段の流れる場所からではなく、そう、人間で言う『目』のあたりから…
「…泣いてるんじゃねーよ」
「…こ、コレは別にっ…そう!め、メガネの形、変えようと思って…」
「色々と普通じゃ考えられないような返答だよなぁ…ま、」
そう言って、彼は先程まで絞られていた人間とは思えないほど素早い動作で『私』を抱きしめる
「…俺は物心ついたときから一人だった、だからさ…今できた、お前らを家族みたいに思ってる、その家族を泣かせるようなことはしないし、一人ぼっちにも…させないって、誓ってやるよ。」
「ば、バカぁ…」
「アツアツでありますな―…ひと段落したら私も…アデッ!」
「…流石に今日は、『彼女』に任せるべき、その分後で取り返せばいい…」
きっとこのまま行けば、遠くないうちに私たちは島を覆い、彼と共に永遠の楽園で過ごしていく
…そんな事を考えながら、『私』は彼の腕に居抱かれていたのだった…
10/07/12 22:55更新 / n-18
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