ミキノ・エマタニモの××な冒険 〜闇蛇乳房遊戯篇〜
砂漠の片隅にある、忘れられた遺跡。
古の神より人々を導く使命を与えられた偉大なる王の棺“だった”場所。
かつては、神の力を宿すべく未来への祈りと共に眠りに就いた王を守る墓だったそこには、本来の主である王も、それを護る従者も誰一人として存在しない。
そこにいるのは、一人の男と一匹の雌。
「ん、ぱっ……♪
あぁむ………♥」
─ちゅるるっ……れ、ちゅるるる………
長い、まさしく蛇のそれのように長い舌が肉棒を這う。
先端が二枚に分かれた舌が、鈴口をちろちろと突いて先走りを舐め採る。
鈴口を頂点に螺旋を描くように亀頭の上を二枚舌が舐めて這う。
舌を濡らした、唾液と淫毒と先走りのカクテルで、亀頭をべたべたに濡らす。
「あむ……っ」
─ぱ、くん……
─じゅぶりっ……。
亀頭を舌で弄った後、小さな口を大きく開けて亀頭を自らの口内へと呑み込む。
熟れた果実の中に突っ込んだような肉感と、灼熱の唾液が迎え入れた。
私が大きく呻くのを見て、彼女は肉棒を咥えたままニタリと笑う。
ジュブジュブジュブ……。
唇と肉棒の隙間から唾液を零しながら、ゆっくりと亀頭のカリの少し下までを丸呑み。
下顎と肉棒に挟まれた長い舌が、肉棒の下側をくすぐって苛める…。
淫毒混じりの唾液のプールの中に呑み込まれた亀頭が、燃える。
呻くだけしかできない私に、さらなる追い討ち。
私の身体に蛇の身を巻きつけるのと同じように、彼女の口内で肉棒に舌でぐるりと拘束される。
蛇の身体に巻きつかれて身動きの取れないこの身の中で、唯一自由だった肉棒は蛇の舌に巻きつかれる。
そして、始まる彼女の十八番。
「んん……♪ んぶぅ……♪ んんんっ……♪」
─じゅぼっ! じゅぼっ……! じゅぼっ……!
肉棒を咥え込んだまま頭を激しく前後させ、同時に肉棒に巻きつけた舌を円を描くように動かす。
唇と口内粘膜に扱かれ、巻きつく舌に締め上げられてしゃぶりつかれ、淫毒混じりの唾液に溺れさせられる。快楽の三重奏。
ラミア属のような長い舌を持つ魔物にしか出来ない芸当だ。
だめだ、出る!──あっという間に追い詰められて、降参する。
「ふうぅぅんっっ♥」
私を屈服させて上機嫌の彼女は一度大きく鼻呼吸。
息を整え、とどめのスパート。
肉棒に巻きついていた舌が亀頭のエラ、その内側に輪のように引っ掛けられた。
敏感なカリの裏側を舌で摩擦しながら、咽喉の奥深くまで肉棒を咥え、吸引。
─ぶぴゅ! びゅるるるるるるぅぅぅぅぅっっ!!
ケダモノじみた喚き声を挙げて、溜まりに溜まった精液を吐き出す。彼女の口内に撒き散らす。
「んんんぉぉ……っっ♥♥♥」
咽喉の奥での零距離放出にも、彼女はまったく怯まない。
射精に暴れる肉棒を、むしろ進んで呑み込んで招き入れ、食道に直接精液を流し込む。
「んこ……っ! ……こくっ……ごきゅ………っ」
細い咽喉がぐびぐびと動き、私の精液を飲み下していく。
射精が止まらない。
咽喉の奥に導かれた鈴口の先には精液を塞き止める障害は何もなく、吸引されるたびに尿道からほとばしる。
子宮の奥深くに射精するのと同じく、一切のブレーキも効かず空になるまで続く。
最初の勢いこそないものの、途切れることなく射精する。
「こくっ……ちゅるっ……んはっ♪
ん………ちゅうぅぅぅぅぅ………!!」
彼女は射精が途切れることを許さない。
一旦、口内から肉棒を解放し、すかさず亀頭の先端に口を窄めてキス。
睾丸を両手で少し痛いぐらいの力加減でグニグニと弄びながら、音を立てて吸引。
射精直後の肉棒に休む時間を与えず、尿道から精液を啜り上げる。
腰がガクガクと震えるが、身体に巻きついた彼女の蛇胴は拘束を緩めない。
食いしばった口の端から涎と呻きを漏らしながら、私は精液を吐き出し続けた。
私の名はミキノ。ミキノ・エマタニモ。
オアシスを巡り、そこに訪れる旅人を相手に商いをする商人……だった。
此処に至るまでの経緯を、掻い摘んで話そうと思う。
商品を仕入れる為に砂漠を横断している途中、私は突然の砂嵐に襲われた。
砂漠で生まれ、砂漠で生きてきた私にも前兆すら見えなかった程の、唐突の砂嵐。
その猛威から逃れようと、打ち棄てられた遺跡へと逃げ込んだ。
砂漠で生きる者の知恵の一つとして、休憩や野宿の拠点になる遺跡の知識は必須だ。
盗掘や冒険目的の者達と違い、私のように砂漠で生きる者は、オアシスや財宝が眠るとされる未調査の遺跡だけではなく、調査・発掘がされ尽くした所謂『枯れた』遺跡の位置も知っている。
私が逃げ込んだ遺跡も、大昔に盗掘されつくし、魔物の一匹も住んでいないただの廃墟だった。
そのはず、だった。
砂嵐から逃れてひとまず一息つこうとしたその時……突然、首筋に鋭い痛みが襲った。
痛みに蹲り、次いで全身に襲い掛かる──灼熱。
熱病とも違う、毒蛇の毒に似ているが、それとも違う。
身体を流れる血と混ざり合い、熱に替わって得体の知れない何かが噴き出す。
内側から噴き出す熱で身体が焼ける錯覚───引き千切る様にして服を脱ぐ。
何だこれは……熱い、熱い、熱い───!!
堪らず裸になっても、まだ熱い。
違う──足りない。
身体が熱いだけではない。○○に飢える。
○○が足りない!!○○が欲しい!!!
毒に猛る肉棒が、ガチガチに硬くなっていた。痛いほどに。
ああ、肉棒が飢えている……。
○○が必要だ。この肉棒を思い切り突き入れて、煮え滾る精液をブチ込める○○が………。
でないと、私はこの熱で狂ってしまう……!
「フフッ………」
○○を探してせわしなく目を動かす私のすぐ後ろから、小さな含み笑いがした。
振り返ったそこには………巨大な闇の蛇。
粘つく闇を塗りつけたような光沢を放つ大蛇の尾。
尾の先端は獲物を見つけた蛇が嗜虐に震えるかのように小刻みに揺れる。
蛇の胴の上に繋がっているのは、彫刻もかくやという程に美しい女の肢体。
ただし、その色は闇色。
すらりと引き締まった細い腰に、今にも零れ落ちそうなたわわに実った乳房。
抱いたらきっと心地が良いだろう。しゃぶりついたらきっと美味しいだろう。
漆黒と血のグラデーションに彩られた艶かしく長い長い髪。
闇色の唇から覗く鋭い犬歯には、今しがた私に注ぎこんだ毒液が光る。
その持ち主である、妖しい光の双眸が私を見据えて微笑んだ。
闇の底、奈落から覗き込んでくるかのような恐ろしい光。
目を合わせれば引きずり込まれて、二度と逃げ出すことができなくなる予感。否、確信。
オアシスでよく見かける、愛らしく美しい外見をしている魔物達とはまるで違う。
淫らで、あまりにも美しすぎて、逆におぞましさを感じるような人外の美女。
いくら妖艶であっても、欲情よりも恐怖が勝るだろう。
まさにあの世からの使者のような瘴気を漂わせている彼女を前にしては。
まともな思考をしていればの話だが。
毒に浮かされた私には、彼女を前にして恐怖を抱くことはなかった。
抱いたのは強烈な劣情。
○○が…メスが……そこにいる。
メスを認識した途端、鈴口からドクドクと液が流れ出す。
精液ではない。粘ついた先走り汁だ。
割れた瓶から水が漏れるようにとめどなく溢れ、亀頭を、肉竿を濡らしていく。
身体が、淫靡な毒に浮かされた身体が、これからすることの為に準備をしているのだ。
よーく濡らして、目の前のメスのオマンコにブチ込むために……。
闇蛇は妖艶に笑う。長い蛇の舌が舌なめずりする動作もそそられる。
血のように赤い爪の生えたしなやかな指で、自らの女体と蛇胴の境にある花弁を開く……。
くぱぁ………。
妖艶な印象を受ける彼女の、まるで生娘を思わせる、アンバランスなほどに可憐なピンク色の花弁。
滴る愛液にたっぷりと濡れ、ヒクヒクと震えるそこは男を待っている。私を欲している。
最早、彼女の危険性を考える理性など消し飛んでいた。
闇蛇の誘惑にあっさりと乗り、私はケダモノのように飛び掛った………。
──それが、私と彼女の馴れ初めだ。
セプスと名乗った彼女は、嘗て砂漠に栄えていた王を狩る闇の蛇『アポピス』という種族の魔物であり、何処かで目覚めた王の気配に呼応して呼び寄せられたのだという。
王を狩る戦いの前の腹ごしらえとして、この廃墟の周辺に砂嵐の魔法で罠を張り、精を奪う獲物を待っていたのだ。
哀れにも罠に引っ掛かってしまった私は彼女の餌として美味しく戴かれてしまったわけだが……幸いにも殺されることはなかった。と、いうか……ひどく気に入られてしまった。
飢えていたセプスは貪欲に私を貪り、私は毒に浮かされたまま存分に精を放ち……魔物の性か、済し崩しに私は彼女の夫になった。
そしてこれも魔物の常か、私という夫を得たセプスは、王を襲うという自らの使命をあっさりと放棄。
私とセプスは二人の愛の巣と化したこの廃墟の中で、日がな一日交わり続ける爛れた性活を送っている。
「んん〜〜〜〜っ♪ ちゅぽ……っ」
飽きずに精液を啜っていたセプスが上機嫌で肉棒から唇を離す。
紅い蛇舌で舌なめずり、唇についた精液を舐め採って、微笑む。
「ゴチソウサマ♪
でも、まだイケるわよねぇ……?」
嗜虐的な笑みで、私を見つめる。
ラミア属の特性に漏れず、セプスも男を執拗にねぶることを好む。
幾度となく叩き込まれた快楽にすっかり調教された私と我が愚息は、彼女の望むままの反応を返した。
「フフフッ……いいわ……。
じゃあ今度は、アナタの大好きなのでヌいてあげる……♥」
ニマリと微笑み、口から覗いた毒牙から毒液が滴り落ちて、彼女の豊満な乳房の谷間に落ちた。
滴り続ける毒液は谷間に溜まり、乳房を濡らす。
セプスがこれ見よがしに乳房を腕で抱くと、玉のような二つの乳房が滑り合ってネチャネチャと音を立てる。
「さぁ……
私の胸で、アナタのオチンチン……食べてあげる……」
乳房を両手で抱え、私に突き出す。
先端の、隆起したピンクの乳首が震える亀頭をくすぐる。
潤滑液になっている毒液は生温かいが、それは触れた瞬間だけ。
肉棒に触れればそれは、感度を何倍にも引き上げる危険な媚薬と化す。
─にゅちゅちゅちゅちゅ………
肉棒が先端から、垂直に乳房の中に埋もれていく。縦方向のパイズリ。
乳房の中で唯一固い乳首がくすぐり、淫毒に塗れた乳房が肉棒を受け入れる。
火傷しそうなほど、肉棒が熱い……。
淫毒の効果で、肉棒の感覚が過敏になる。
倍加された快楽は、精液を増産させ蓄えられていく。
「熱ぅ…い……♥ ほらぁ、私のおっぱいに…入っていくわよ……」
─ずぬぅぅぅ……
ぴたりと合わさった二つの乳房、その間を肉棒が掻き分けて侵入する。
闇色の乳房は、燃える肉棒には少しひんやりと感じられるが、その冷涼感が心地良い…。
肉棒の熱を吸って乳房が温められていく感触も、まるで肉棒と乳房が溶け合うように感じられて堪らない。
弾力に富み、肌理(きめ)が細かくも潤滑液の淫毒でよく滑る二つの乳房。
亀頭が呑み込まれ、カリの裏側にも乳肉が隙間なくみっちりと吸い付き、肉棒の皺と絡みつく。
両手で横から圧迫されて、膣肉の締め付けには及ばないものの、強烈な力で肉棒と乳房がサンドイッチされた。
快感に熱い息を吐く私を、セプスはうっとりした表情で見守る。
「気持ち良さそうね……♥
でも、いつまでも余裕なんてないわよ……♥♥」
やがて、肉棒が根元まで乳房の中に埋もれた。
余韻に浸る間も無く、セプスの攻めが始まる。
ぎゅうぅぅぅ……
更に両手に力を込め、上体も私に押し付けて乳房の中の肉棒を圧迫。
こりこりに固くなった乳首が私の腹に当たって、ちょっとくすぐったい。
ぐちゅっ、ぐちゅっ……
手の中の乳房を左右非対称に上下に動かして、中心に挟んでいる肉棒を揉みくちゃにする。
膣に挿れるのとはまた違った、極上の圧力が襲う。
じゅ、にゅぅぅぅ……
ゆっくり、ゆっくりと上体を引いて、乳房から肉棒を引き抜き…カリのところで止まる。
にゅちゅっ、にゅちゃっ、にゅちゅっ、にゅちゃっ………
器用にカリだけを挟んだまま、両乳房を擦り合わせて、カリを苛める…。
一番敏感なところを攻められて、くすぐったさに呻く。
ぐじゅっっっ!!
乳房がいきなり押し付けられて、再び肉棒が乳房に埋まる。
快楽の衝撃に、私は目を白黒させた。
「んんっっ!!
うふふふっ……さぁ……
おっぱいで犯してあげる……♥♥」
小さく宣言して、セプスは抽挿を始めた。
─じゅぶ、じゅぶ、じゅぶ、じゅぶ、じゅぶ……!!
──ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ……!!
淫毒に濡れる乳房が肉棒に擦れる音が響く。
乳房が私の腹に打ち付けられる音が遅れて響く。
パイズリセックス。
肉棒で膣を犯すように、肉棒が乳房に犯されていた。
吹き出る先走りと、潤滑液の淫毒と、それから二人の汗がミックスされて泡立つ。
卑猥な水音を立てて、闇色の乳房を白い泡が汚す。
「んっ♥!んっ♥!んっ♥!んっ♥!
ほらぁ! 気持ち、イイっ!?
私の、おっぱい、最高、でしょう……!?」
髪を振り乱して肉棒を犯しながら、セプスが呟く。
気持ちいい、最高です。
素直に答えると、乳房の快楽に歪む顔に喜悦を浮かべて、一層強く肉棒を犯す。
─じゅぶじゅぶじゅぶじゅぶ!!!
「イイ、イイわ…!
じゃあ、このまま、出しなさい……っ!!
おっぱいで、全部っ……受け止めて、あげる……っっ♥♥♥!!」
トドメとばかりに、乳房を一層強く押し付けて、肉棒を丸呑みした。
───ぶ、ぶ、ぶゅりゅりゅりゅりゅりゅッッッッッ!!!!
「きゃあんっっ!!♥♥」
溜まりに溜まり煉りに煉られた精液が、セプスの乳房の中、心臓の前に発射された。
途轍もなく濃厚で、精の液というより精のペーストが凄まじい勢いで尿道をせり上がり、放出。
ぴっちりと締め付けられた乳房の間から、白いマグマとなって噴き出した。
白い精液が、闇色の肌を染めていく……。
「あ、ふ…っ♥♥ すごぉいぃ……♥♥」
谷間から噴き出す精液を顔に浴びて、セプスは恍惚の表情を浮かべる。
闇色の肌を精液で白く穢すと、私が私で彼女を染め上げた感覚を覚える…。
興奮に肉棒が更に硬くなり、白濁液で出来た谷間のプールで震える。
「あ、んん……
ふふふ………オチンチンに残ってるのも、おっぱいで搾ってあげるわ……」
顔に付いた精液を指で口に運び、セプスはニタリと笑う。
精液に濡れた胸を私の腹にずりずりと押し付けながら、垂直方向に挟んでいた肉棒を、今度はオーソドックスな平行方向で挟み込む。
─ぐぢゅりゅぅぅ……
たっぷりと谷間に放った精液が潤滑ジェルとなって、肉棒に絡みつく。
いくら乳房の締め付けが強いといっても、膣と子宮で絞り上げられるのには及ばない。
発射直後に肉棒が硬くなったことも併せて、尿道には出し切れなかった精液が残っていた。
これから始まるのは、それを搾り出す搾精パイズリだ。
再び両手で乳房を抱え、乳肉で覆い被せるように肉棒を挟んで固定。
そして力を入れて、根元から搾り出すように乳房を上下運動。
─にゅぢゅ、ぐじゅっ、にゅぢゅ、ぐじゅっ、にゅぢゅ、ぐじゅっ……
白い精液に染まった闇色の美巨乳が、咥え込んだ肉棒を扱く。
乳肉の隙間から捏ねられた精液が零れて泡立つ。
降りてきたセプスの蛇舌が、両乳房から頭を出した鈴口をチロチロ舐めた。
「れぇるっ……れろ、れろ……♥ ……ぱくっ♪」
鈴口を舌先で弄くり、そして唇に咥える。
それに続いて、
─ちゅう、うぅぅぅぅぅぅぅ…………♥♥♥!
強烈に吸引して、尿道に残っていた精液を啜り上げる。
その間、乳房を上下させて肉棒を揉みしだくことも忘れない。
苦悶の声を挙げながら、私は残りの精液を吐き出した……。
「れた(出た)♥、れたぁ♥…… んんぅぅ……っ」
噴き出た精液はすかさず蛇舌が舐め採り、鈴口をぐりぐりと突いて残さずしゃぶる。
ちゅうちゅう音を立てて吸い、唇で亀頭を甘噛みして……ちゅぽん、と音を立てて唇を離した。
最後に唇を舌でペロリと舐めて、満足気に微笑んだ。
「美味し♥ ……アナタ、最高よ……♥♥
まだまだ、できるわよねぇ?」
何度射精しても萎えないペニスが、私に代わって震えて肯定する。
まぁ、私自身、まだまだセプスを味わい足りないのだが。
「良い子♥ さぁ、いつまでも、永遠に……気持ちよくしてアゲルわ………♥♥♥」
妖艶に笑うセプスが三たび乳肉で肉棒を扱き始めた。
交歓の時は、いつまでも終わらない。
古の神より人々を導く使命を与えられた偉大なる王の棺“だった”場所。
かつては、神の力を宿すべく未来への祈りと共に眠りに就いた王を守る墓だったそこには、本来の主である王も、それを護る従者も誰一人として存在しない。
そこにいるのは、一人の男と一匹の雌。
「ん、ぱっ……♪
あぁむ………♥」
─ちゅるるっ……れ、ちゅるるる………
長い、まさしく蛇のそれのように長い舌が肉棒を這う。
先端が二枚に分かれた舌が、鈴口をちろちろと突いて先走りを舐め採る。
鈴口を頂点に螺旋を描くように亀頭の上を二枚舌が舐めて這う。
舌を濡らした、唾液と淫毒と先走りのカクテルで、亀頭をべたべたに濡らす。
「あむ……っ」
─ぱ、くん……
─じゅぶりっ……。
亀頭を舌で弄った後、小さな口を大きく開けて亀頭を自らの口内へと呑み込む。
熟れた果実の中に突っ込んだような肉感と、灼熱の唾液が迎え入れた。
私が大きく呻くのを見て、彼女は肉棒を咥えたままニタリと笑う。
ジュブジュブジュブ……。
唇と肉棒の隙間から唾液を零しながら、ゆっくりと亀頭のカリの少し下までを丸呑み。
下顎と肉棒に挟まれた長い舌が、肉棒の下側をくすぐって苛める…。
淫毒混じりの唾液のプールの中に呑み込まれた亀頭が、燃える。
呻くだけしかできない私に、さらなる追い討ち。
私の身体に蛇の身を巻きつけるのと同じように、彼女の口内で肉棒に舌でぐるりと拘束される。
蛇の身体に巻きつかれて身動きの取れないこの身の中で、唯一自由だった肉棒は蛇の舌に巻きつかれる。
そして、始まる彼女の十八番。
「んん……♪ んぶぅ……♪ んんんっ……♪」
─じゅぼっ! じゅぼっ……! じゅぼっ……!
肉棒を咥え込んだまま頭を激しく前後させ、同時に肉棒に巻きつけた舌を円を描くように動かす。
唇と口内粘膜に扱かれ、巻きつく舌に締め上げられてしゃぶりつかれ、淫毒混じりの唾液に溺れさせられる。快楽の三重奏。
ラミア属のような長い舌を持つ魔物にしか出来ない芸当だ。
だめだ、出る!──あっという間に追い詰められて、降参する。
「ふうぅぅんっっ♥」
私を屈服させて上機嫌の彼女は一度大きく鼻呼吸。
息を整え、とどめのスパート。
肉棒に巻きついていた舌が亀頭のエラ、その内側に輪のように引っ掛けられた。
敏感なカリの裏側を舌で摩擦しながら、咽喉の奥深くまで肉棒を咥え、吸引。
─ぶぴゅ! びゅるるるるるるぅぅぅぅぅっっ!!
ケダモノじみた喚き声を挙げて、溜まりに溜まった精液を吐き出す。彼女の口内に撒き散らす。
「んんんぉぉ……っっ♥♥♥」
咽喉の奥での零距離放出にも、彼女はまったく怯まない。
射精に暴れる肉棒を、むしろ進んで呑み込んで招き入れ、食道に直接精液を流し込む。
「んこ……っ! ……こくっ……ごきゅ………っ」
細い咽喉がぐびぐびと動き、私の精液を飲み下していく。
射精が止まらない。
咽喉の奥に導かれた鈴口の先には精液を塞き止める障害は何もなく、吸引されるたびに尿道からほとばしる。
子宮の奥深くに射精するのと同じく、一切のブレーキも効かず空になるまで続く。
最初の勢いこそないものの、途切れることなく射精する。
「こくっ……ちゅるっ……んはっ♪
ん………ちゅうぅぅぅぅぅ………!!」
彼女は射精が途切れることを許さない。
一旦、口内から肉棒を解放し、すかさず亀頭の先端に口を窄めてキス。
睾丸を両手で少し痛いぐらいの力加減でグニグニと弄びながら、音を立てて吸引。
射精直後の肉棒に休む時間を与えず、尿道から精液を啜り上げる。
腰がガクガクと震えるが、身体に巻きついた彼女の蛇胴は拘束を緩めない。
食いしばった口の端から涎と呻きを漏らしながら、私は精液を吐き出し続けた。
私の名はミキノ。ミキノ・エマタニモ。
オアシスを巡り、そこに訪れる旅人を相手に商いをする商人……だった。
此処に至るまでの経緯を、掻い摘んで話そうと思う。
商品を仕入れる為に砂漠を横断している途中、私は突然の砂嵐に襲われた。
砂漠で生まれ、砂漠で生きてきた私にも前兆すら見えなかった程の、唐突の砂嵐。
その猛威から逃れようと、打ち棄てられた遺跡へと逃げ込んだ。
砂漠で生きる者の知恵の一つとして、休憩や野宿の拠点になる遺跡の知識は必須だ。
盗掘や冒険目的の者達と違い、私のように砂漠で生きる者は、オアシスや財宝が眠るとされる未調査の遺跡だけではなく、調査・発掘がされ尽くした所謂『枯れた』遺跡の位置も知っている。
私が逃げ込んだ遺跡も、大昔に盗掘されつくし、魔物の一匹も住んでいないただの廃墟だった。
そのはず、だった。
砂嵐から逃れてひとまず一息つこうとしたその時……突然、首筋に鋭い痛みが襲った。
痛みに蹲り、次いで全身に襲い掛かる──灼熱。
熱病とも違う、毒蛇の毒に似ているが、それとも違う。
身体を流れる血と混ざり合い、熱に替わって得体の知れない何かが噴き出す。
内側から噴き出す熱で身体が焼ける錯覚───引き千切る様にして服を脱ぐ。
何だこれは……熱い、熱い、熱い───!!
堪らず裸になっても、まだ熱い。
違う──足りない。
身体が熱いだけではない。○○に飢える。
○○が足りない!!○○が欲しい!!!
毒に猛る肉棒が、ガチガチに硬くなっていた。痛いほどに。
ああ、肉棒が飢えている……。
○○が必要だ。この肉棒を思い切り突き入れて、煮え滾る精液をブチ込める○○が………。
でないと、私はこの熱で狂ってしまう……!
「フフッ………」
○○を探してせわしなく目を動かす私のすぐ後ろから、小さな含み笑いがした。
振り返ったそこには………巨大な闇の蛇。
粘つく闇を塗りつけたような光沢を放つ大蛇の尾。
尾の先端は獲物を見つけた蛇が嗜虐に震えるかのように小刻みに揺れる。
蛇の胴の上に繋がっているのは、彫刻もかくやという程に美しい女の肢体。
ただし、その色は闇色。
すらりと引き締まった細い腰に、今にも零れ落ちそうなたわわに実った乳房。
抱いたらきっと心地が良いだろう。しゃぶりついたらきっと美味しいだろう。
漆黒と血のグラデーションに彩られた艶かしく長い長い髪。
闇色の唇から覗く鋭い犬歯には、今しがた私に注ぎこんだ毒液が光る。
その持ち主である、妖しい光の双眸が私を見据えて微笑んだ。
闇の底、奈落から覗き込んでくるかのような恐ろしい光。
目を合わせれば引きずり込まれて、二度と逃げ出すことができなくなる予感。否、確信。
オアシスでよく見かける、愛らしく美しい外見をしている魔物達とはまるで違う。
淫らで、あまりにも美しすぎて、逆におぞましさを感じるような人外の美女。
いくら妖艶であっても、欲情よりも恐怖が勝るだろう。
まさにあの世からの使者のような瘴気を漂わせている彼女を前にしては。
まともな思考をしていればの話だが。
毒に浮かされた私には、彼女を前にして恐怖を抱くことはなかった。
抱いたのは強烈な劣情。
○○が…メスが……そこにいる。
メスを認識した途端、鈴口からドクドクと液が流れ出す。
精液ではない。粘ついた先走り汁だ。
割れた瓶から水が漏れるようにとめどなく溢れ、亀頭を、肉竿を濡らしていく。
身体が、淫靡な毒に浮かされた身体が、これからすることの為に準備をしているのだ。
よーく濡らして、目の前のメスのオマンコにブチ込むために……。
闇蛇は妖艶に笑う。長い蛇の舌が舌なめずりする動作もそそられる。
血のように赤い爪の生えたしなやかな指で、自らの女体と蛇胴の境にある花弁を開く……。
くぱぁ………。
妖艶な印象を受ける彼女の、まるで生娘を思わせる、アンバランスなほどに可憐なピンク色の花弁。
滴る愛液にたっぷりと濡れ、ヒクヒクと震えるそこは男を待っている。私を欲している。
最早、彼女の危険性を考える理性など消し飛んでいた。
闇蛇の誘惑にあっさりと乗り、私はケダモノのように飛び掛った………。
──それが、私と彼女の馴れ初めだ。
セプスと名乗った彼女は、嘗て砂漠に栄えていた王を狩る闇の蛇『アポピス』という種族の魔物であり、何処かで目覚めた王の気配に呼応して呼び寄せられたのだという。
王を狩る戦いの前の腹ごしらえとして、この廃墟の周辺に砂嵐の魔法で罠を張り、精を奪う獲物を待っていたのだ。
哀れにも罠に引っ掛かってしまった私は彼女の餌として美味しく戴かれてしまったわけだが……幸いにも殺されることはなかった。と、いうか……ひどく気に入られてしまった。
飢えていたセプスは貪欲に私を貪り、私は毒に浮かされたまま存分に精を放ち……魔物の性か、済し崩しに私は彼女の夫になった。
そしてこれも魔物の常か、私という夫を得たセプスは、王を襲うという自らの使命をあっさりと放棄。
私とセプスは二人の愛の巣と化したこの廃墟の中で、日がな一日交わり続ける爛れた性活を送っている。
「んん〜〜〜〜っ♪ ちゅぽ……っ」
飽きずに精液を啜っていたセプスが上機嫌で肉棒から唇を離す。
紅い蛇舌で舌なめずり、唇についた精液を舐め採って、微笑む。
「ゴチソウサマ♪
でも、まだイケるわよねぇ……?」
嗜虐的な笑みで、私を見つめる。
ラミア属の特性に漏れず、セプスも男を執拗にねぶることを好む。
幾度となく叩き込まれた快楽にすっかり調教された私と我が愚息は、彼女の望むままの反応を返した。
「フフフッ……いいわ……。
じゃあ今度は、アナタの大好きなのでヌいてあげる……♥」
ニマリと微笑み、口から覗いた毒牙から毒液が滴り落ちて、彼女の豊満な乳房の谷間に落ちた。
滴り続ける毒液は谷間に溜まり、乳房を濡らす。
セプスがこれ見よがしに乳房を腕で抱くと、玉のような二つの乳房が滑り合ってネチャネチャと音を立てる。
「さぁ……
私の胸で、アナタのオチンチン……食べてあげる……」
乳房を両手で抱え、私に突き出す。
先端の、隆起したピンクの乳首が震える亀頭をくすぐる。
潤滑液になっている毒液は生温かいが、それは触れた瞬間だけ。
肉棒に触れればそれは、感度を何倍にも引き上げる危険な媚薬と化す。
─にゅちゅちゅちゅちゅ………
肉棒が先端から、垂直に乳房の中に埋もれていく。縦方向のパイズリ。
乳房の中で唯一固い乳首がくすぐり、淫毒に塗れた乳房が肉棒を受け入れる。
火傷しそうなほど、肉棒が熱い……。
淫毒の効果で、肉棒の感覚が過敏になる。
倍加された快楽は、精液を増産させ蓄えられていく。
「熱ぅ…い……♥ ほらぁ、私のおっぱいに…入っていくわよ……」
─ずぬぅぅぅ……
ぴたりと合わさった二つの乳房、その間を肉棒が掻き分けて侵入する。
闇色の乳房は、燃える肉棒には少しひんやりと感じられるが、その冷涼感が心地良い…。
肉棒の熱を吸って乳房が温められていく感触も、まるで肉棒と乳房が溶け合うように感じられて堪らない。
弾力に富み、肌理(きめ)が細かくも潤滑液の淫毒でよく滑る二つの乳房。
亀頭が呑み込まれ、カリの裏側にも乳肉が隙間なくみっちりと吸い付き、肉棒の皺と絡みつく。
両手で横から圧迫されて、膣肉の締め付けには及ばないものの、強烈な力で肉棒と乳房がサンドイッチされた。
快感に熱い息を吐く私を、セプスはうっとりした表情で見守る。
「気持ち良さそうね……♥
でも、いつまでも余裕なんてないわよ……♥♥」
やがて、肉棒が根元まで乳房の中に埋もれた。
余韻に浸る間も無く、セプスの攻めが始まる。
ぎゅうぅぅぅ……
更に両手に力を込め、上体も私に押し付けて乳房の中の肉棒を圧迫。
こりこりに固くなった乳首が私の腹に当たって、ちょっとくすぐったい。
ぐちゅっ、ぐちゅっ……
手の中の乳房を左右非対称に上下に動かして、中心に挟んでいる肉棒を揉みくちゃにする。
膣に挿れるのとはまた違った、極上の圧力が襲う。
じゅ、にゅぅぅぅ……
ゆっくり、ゆっくりと上体を引いて、乳房から肉棒を引き抜き…カリのところで止まる。
にゅちゅっ、にゅちゃっ、にゅちゅっ、にゅちゃっ………
器用にカリだけを挟んだまま、両乳房を擦り合わせて、カリを苛める…。
一番敏感なところを攻められて、くすぐったさに呻く。
ぐじゅっっっ!!
乳房がいきなり押し付けられて、再び肉棒が乳房に埋まる。
快楽の衝撃に、私は目を白黒させた。
「んんっっ!!
うふふふっ……さぁ……
おっぱいで犯してあげる……♥♥」
小さく宣言して、セプスは抽挿を始めた。
─じゅぶ、じゅぶ、じゅぶ、じゅぶ、じゅぶ……!!
──ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ……!!
淫毒に濡れる乳房が肉棒に擦れる音が響く。
乳房が私の腹に打ち付けられる音が遅れて響く。
パイズリセックス。
肉棒で膣を犯すように、肉棒が乳房に犯されていた。
吹き出る先走りと、潤滑液の淫毒と、それから二人の汗がミックスされて泡立つ。
卑猥な水音を立てて、闇色の乳房を白い泡が汚す。
「んっ♥!んっ♥!んっ♥!んっ♥!
ほらぁ! 気持ち、イイっ!?
私の、おっぱい、最高、でしょう……!?」
髪を振り乱して肉棒を犯しながら、セプスが呟く。
気持ちいい、最高です。
素直に答えると、乳房の快楽に歪む顔に喜悦を浮かべて、一層強く肉棒を犯す。
─じゅぶじゅぶじゅぶじゅぶ!!!
「イイ、イイわ…!
じゃあ、このまま、出しなさい……っ!!
おっぱいで、全部っ……受け止めて、あげる……っっ♥♥♥!!」
トドメとばかりに、乳房を一層強く押し付けて、肉棒を丸呑みした。
───ぶ、ぶ、ぶゅりゅりゅりゅりゅりゅッッッッッ!!!!
「きゃあんっっ!!♥♥」
溜まりに溜まり煉りに煉られた精液が、セプスの乳房の中、心臓の前に発射された。
途轍もなく濃厚で、精の液というより精のペーストが凄まじい勢いで尿道をせり上がり、放出。
ぴっちりと締め付けられた乳房の間から、白いマグマとなって噴き出した。
白い精液が、闇色の肌を染めていく……。
「あ、ふ…っ♥♥ すごぉいぃ……♥♥」
谷間から噴き出す精液を顔に浴びて、セプスは恍惚の表情を浮かべる。
闇色の肌を精液で白く穢すと、私が私で彼女を染め上げた感覚を覚える…。
興奮に肉棒が更に硬くなり、白濁液で出来た谷間のプールで震える。
「あ、んん……
ふふふ………オチンチンに残ってるのも、おっぱいで搾ってあげるわ……」
顔に付いた精液を指で口に運び、セプスはニタリと笑う。
精液に濡れた胸を私の腹にずりずりと押し付けながら、垂直方向に挟んでいた肉棒を、今度はオーソドックスな平行方向で挟み込む。
─ぐぢゅりゅぅぅ……
たっぷりと谷間に放った精液が潤滑ジェルとなって、肉棒に絡みつく。
いくら乳房の締め付けが強いといっても、膣と子宮で絞り上げられるのには及ばない。
発射直後に肉棒が硬くなったことも併せて、尿道には出し切れなかった精液が残っていた。
これから始まるのは、それを搾り出す搾精パイズリだ。
再び両手で乳房を抱え、乳肉で覆い被せるように肉棒を挟んで固定。
そして力を入れて、根元から搾り出すように乳房を上下運動。
─にゅぢゅ、ぐじゅっ、にゅぢゅ、ぐじゅっ、にゅぢゅ、ぐじゅっ……
白い精液に染まった闇色の美巨乳が、咥え込んだ肉棒を扱く。
乳肉の隙間から捏ねられた精液が零れて泡立つ。
降りてきたセプスの蛇舌が、両乳房から頭を出した鈴口をチロチロ舐めた。
「れぇるっ……れろ、れろ……♥ ……ぱくっ♪」
鈴口を舌先で弄くり、そして唇に咥える。
それに続いて、
─ちゅう、うぅぅぅぅぅぅぅ…………♥♥♥!
強烈に吸引して、尿道に残っていた精液を啜り上げる。
その間、乳房を上下させて肉棒を揉みしだくことも忘れない。
苦悶の声を挙げながら、私は残りの精液を吐き出した……。
「れた(出た)♥、れたぁ♥…… んんぅぅ……っ」
噴き出た精液はすかさず蛇舌が舐め採り、鈴口をぐりぐりと突いて残さずしゃぶる。
ちゅうちゅう音を立てて吸い、唇で亀頭を甘噛みして……ちゅぽん、と音を立てて唇を離した。
最後に唇を舌でペロリと舐めて、満足気に微笑んだ。
「美味し♥ ……アナタ、最高よ……♥♥
まだまだ、できるわよねぇ?」
何度射精しても萎えないペニスが、私に代わって震えて肯定する。
まぁ、私自身、まだまだセプスを味わい足りないのだが。
「良い子♥ さぁ、いつまでも、永遠に……気持ちよくしてアゲルわ………♥♥♥」
妖艶に笑うセプスが三たび乳肉で肉棒を扱き始めた。
交歓の時は、いつまでも終わらない。
13/04/01 10:19更新 / ドラコン田中に激似