売れない貴方を売る私
「ククク…ウチは幸せもんや、本当に。」
毎日欠かさずにやってる通帳チェックはいつ見ても笑いが止まらんわ、毎日ボケーッと暮らしてるだけでも金が増えていくんやもんな、本当にこーくん様々や
ん?もう始まってるんか、なら自己紹介せんとな
ウチの名前は礼花(あやか)、名字は個人情報何とかに引っかかりそうなんで伏せとくわ
種族は…分かってると思うんやけど刑部狸や
さて、そんなウチは今はこーくんとの愛の巣に帰宅中や。もちろん徒歩やでお金勿体ないしな、商人は24時間営業で健康第一、ヤってる時は臨時休業がウチのモットーやからな
と、あの広い空き地にポツンと建ってる違法建築なプレハブ小屋がそうや
「ただいまー帰ってきたで。」
「ングッ、ッン、ンンッッッッッッ!」
「…は?」
出迎えが、喘ぎ声?あの感じは何かくわえて…くわえて!?
「こーくぅぅん!」
ガゴッって嫌な音がドアから聞こえたけど無視や!ウチと言う超絶美人で金銭面から夜の営みまでパーフェクトな嫁がありなが…ら?
「あんっ、ゃぁ、ひょくしゅ、凄いぃ…」
全身粘液まみれのサキュバスが、さまざまなバリエーションの触手に犯されてた、テレビの中で
「な…」
「あ、あーちゃん帰ってたの?おかえりー」
唖然とするウチの後ろから呑気に挨拶をしたのはウチの最愛の旦那様の孝太(こうた)のこーくんや
職業は自称売れない何かの監督、ぶっちゃけ半分ニートなヒモや、昔は映画監督やったんやけどデビュー作を精神攻撃の呪いのフィルムにしたせいで銀幕の世界を追放されたんや
ま、そのデビュー作がウチとこーくんが会うきっかけになったんやけど
いつもはこっからこーくんとのイチャイチャククク、あ、イチャイチャクククってのはイチャイチャするんやけどお互い悪どい笑いを浮かべたりする時間が展開されるんやけど今回は別や!
「こーくん!何やコレ!ウチと言う嫁が居ながらAV観るなんて!」
「あ…ごめん、ごめん、触手を使った新しいアイデアが浮かびそうでさ、参考に観てたんだよ。」
こーくんはそう言ってAVを止めてウチの方を向く、いつものちょっとニヤけ顔でな
「新しいアイデア?で、浮かんだの?」
こーくんがこう言う時は本当にそうやから一応安心や。そして新しいアイデアにウチは商人の顔を表に出す
いつものイチャイチャクククの始まりや…AVの事は内容次第で不問にしよ
「で、そのアイデアの内容はなんや?」
「兵器タイプと日用タイプの二種類あるけど、どっちにする?」
あ、言い忘れてたけどこーくんは痩せてて頼りなさげな見た目に反して、破壊、殲滅、蹂躙とか危険思想大好きや
そしてエロい事もな、兵器タイプはそのまんま、日用タイプはエロいアイデアや
「とりあえず、両方説明してや。」
「うん、兵器タイプは単純に触手を束ねて、丸めて相手に投げつけて、相手の目の前で開いて襲う、名付けてイケ花!」
…相変わらずこーくんは当て字好きの世紀末なネーミングセンスやな
「日用タイプは触手は襲う相手の性感帯を探す習性を利用して、パートナーの未知の性感帯を探す、名付けてセクサターンチ!」
「アカン!それはアカン!それは響きの一部が某ゲーム会社のアレに似とる!」
本当にネーミングセンスさえマトモなら…でもアイデアは使えそうやな
「ククク、こーくんアイデアありがとな、あといつも通りでええな?」
「あ、やっぱり名前はダメなのね。」
こーくんの言う通り、基本的にウチはアイデアだけ採用しとる、だって、本当にこーくんネーミングセンス無いんやもん…インパクトはあるんやけどな
「さーて、アイデアを採用した所で次にナニするか分かっとるやろな?ククク…」
「分かってるよ、ヤろう。」
ウチの言葉にこーくんはごく自然に答える、いつもヤってる事やからな
アイデアが採用されたら(されなくても)ヤる、それがウチらのルールや、ちなみに上はウチがやることが多いな
こーくん基本的に受けやもん
「その通り!ククク、燃えてきたで、いろいろとな!」
あと、こうしないとウチのやる気が出ないんや
「お手柔らかにね。」
「ククク、するわけないやんか!」
この程度でAVの事、不問に出来るわけないわ!
「ですよねー!」
ウチはこーくんを押し倒して、服をひっぺがして…
こっから先は…想像に任せるわ
で、翌日
「ククク、どうやろこのアイデア、新商品として使えるやろ、と言うか使え!」
ダンッ、とテーブルに足を乗せ、睨み、相手を脅迫する
ウチにとってはいつもの商談風景や
「…あの、いつも思うんですけど、わざわざ商談する必要あるんですか?」
「何か問題あるんか?」
商売の話をするんやから商談すんのは当たり前やろ、選択肢がはい、イエス、OKしかなくてもな
「だって、貴女は我がグループの会長じゃないですか!」
この堅物ヴァンパイア、相変わらず分かっとらんな、ウチが商売で最もやりがいを感じるのが商談だからや
「せやな、で、社長、答えは?」
「はぁ、自分で望んだ事とは言え、ブラック企業だ…OKです、後で部下に伝えます。」
「ククク、任せたで〜♪」
コレでよし、次は兵器タイプの売り込みやな、ククク、久し振りにあのヘタレの所に行くな
…売れないこーくんのアイデアは、今日も絶賛発売中や!
毎日欠かさずにやってる通帳チェックはいつ見ても笑いが止まらんわ、毎日ボケーッと暮らしてるだけでも金が増えていくんやもんな、本当にこーくん様々や
ん?もう始まってるんか、なら自己紹介せんとな
ウチの名前は礼花(あやか)、名字は個人情報何とかに引っかかりそうなんで伏せとくわ
種族は…分かってると思うんやけど刑部狸や
さて、そんなウチは今はこーくんとの愛の巣に帰宅中や。もちろん徒歩やでお金勿体ないしな、商人は24時間営業で健康第一、ヤってる時は臨時休業がウチのモットーやからな
と、あの広い空き地にポツンと建ってる違法建築なプレハブ小屋がそうや
「ただいまー帰ってきたで。」
「ングッ、ッン、ンンッッッッッッ!」
「…は?」
出迎えが、喘ぎ声?あの感じは何かくわえて…くわえて!?
「こーくぅぅん!」
ガゴッって嫌な音がドアから聞こえたけど無視や!ウチと言う超絶美人で金銭面から夜の営みまでパーフェクトな嫁がありなが…ら?
「あんっ、ゃぁ、ひょくしゅ、凄いぃ…」
全身粘液まみれのサキュバスが、さまざまなバリエーションの触手に犯されてた、テレビの中で
「な…」
「あ、あーちゃん帰ってたの?おかえりー」
唖然とするウチの後ろから呑気に挨拶をしたのはウチの最愛の旦那様の孝太(こうた)のこーくんや
職業は自称売れない何かの監督、ぶっちゃけ半分ニートなヒモや、昔は映画監督やったんやけどデビュー作を精神攻撃の呪いのフィルムにしたせいで銀幕の世界を追放されたんや
ま、そのデビュー作がウチとこーくんが会うきっかけになったんやけど
いつもはこっからこーくんとのイチャイチャククク、あ、イチャイチャクククってのはイチャイチャするんやけどお互い悪どい笑いを浮かべたりする時間が展開されるんやけど今回は別や!
「こーくん!何やコレ!ウチと言う嫁が居ながらAV観るなんて!」
「あ…ごめん、ごめん、触手を使った新しいアイデアが浮かびそうでさ、参考に観てたんだよ。」
こーくんはそう言ってAVを止めてウチの方を向く、いつものちょっとニヤけ顔でな
「新しいアイデア?で、浮かんだの?」
こーくんがこう言う時は本当にそうやから一応安心や。そして新しいアイデアにウチは商人の顔を表に出す
いつものイチャイチャクククの始まりや…AVの事は内容次第で不問にしよ
「で、そのアイデアの内容はなんや?」
「兵器タイプと日用タイプの二種類あるけど、どっちにする?」
あ、言い忘れてたけどこーくんは痩せてて頼りなさげな見た目に反して、破壊、殲滅、蹂躙とか危険思想大好きや
そしてエロい事もな、兵器タイプはそのまんま、日用タイプはエロいアイデアや
「とりあえず、両方説明してや。」
「うん、兵器タイプは単純に触手を束ねて、丸めて相手に投げつけて、相手の目の前で開いて襲う、名付けてイケ花!」
…相変わらずこーくんは当て字好きの世紀末なネーミングセンスやな
「日用タイプは触手は襲う相手の性感帯を探す習性を利用して、パートナーの未知の性感帯を探す、名付けてセクサターンチ!」
「アカン!それはアカン!それは響きの一部が某ゲーム会社のアレに似とる!」
本当にネーミングセンスさえマトモなら…でもアイデアは使えそうやな
「ククク、こーくんアイデアありがとな、あといつも通りでええな?」
「あ、やっぱり名前はダメなのね。」
こーくんの言う通り、基本的にウチはアイデアだけ採用しとる、だって、本当にこーくんネーミングセンス無いんやもん…インパクトはあるんやけどな
「さーて、アイデアを採用した所で次にナニするか分かっとるやろな?ククク…」
「分かってるよ、ヤろう。」
ウチの言葉にこーくんはごく自然に答える、いつもヤってる事やからな
アイデアが採用されたら(されなくても)ヤる、それがウチらのルールや、ちなみに上はウチがやることが多いな
こーくん基本的に受けやもん
「その通り!ククク、燃えてきたで、いろいろとな!」
あと、こうしないとウチのやる気が出ないんや
「お手柔らかにね。」
「ククク、するわけないやんか!」
この程度でAVの事、不問に出来るわけないわ!
「ですよねー!」
ウチはこーくんを押し倒して、服をひっぺがして…
こっから先は…想像に任せるわ
で、翌日
「ククク、どうやろこのアイデア、新商品として使えるやろ、と言うか使え!」
ダンッ、とテーブルに足を乗せ、睨み、相手を脅迫する
ウチにとってはいつもの商談風景や
「…あの、いつも思うんですけど、わざわざ商談する必要あるんですか?」
「何か問題あるんか?」
商売の話をするんやから商談すんのは当たり前やろ、選択肢がはい、イエス、OKしかなくてもな
「だって、貴女は我がグループの会長じゃないですか!」
この堅物ヴァンパイア、相変わらず分かっとらんな、ウチが商売で最もやりがいを感じるのが商談だからや
「せやな、で、社長、答えは?」
「はぁ、自分で望んだ事とは言え、ブラック企業だ…OKです、後で部下に伝えます。」
「ククク、任せたで〜♪」
コレでよし、次は兵器タイプの売り込みやな、ククク、久し振りにあのヘタレの所に行くな
…売れないこーくんのアイデアは、今日も絶賛発売中や!
13/08/20 03:22更新 / 売れない何かの監督