第参話-狼娘の住む森へ-
僕とセリーヌは街に向かってから二日かかってたどり着いた。
予定よりも半日遅れたのはセリーヌに襲われて体力を奪われたことが原因だ。確実に。
セリーヌは食事の時間必ずといっていいほど精を搾ろうしたが、全て拒否した。
「ついたぁ〜」
セリーヌが両手をあげて喜んでいる隣で僕は周りを見てから少し険しい顔をする。
グランドールは親魔物領とも反魔物領ともいえない。
通行人はほとんどが人間であるのを見ると、
今はあまり魔物に対して友好的ではなさそうだな……
「まずは宿を探すか、セリーヌそろそろ行くよ」
もしかしたら教団の者がいるかもしれない。セリーヌが見つかったら厄介だ。
宿屋を見つけると恰幅の良い女性が出迎えてくれる。
「よく来てくれたねぇ。何名だい?」
「二人……かな。あの、魔物でも大丈夫ですか?」
「うちは人間でも魔物でも客なら大歓迎だよ、あっはっは」
女店主は笑いながら歓迎してくれた。
「一部屋で良いんだね?なんなら料理の方も精の付くものにしてあげるよ?」
「っ!?いえ結構です……」
結局、一部屋だけ借りて料理の方は丁重にお断りした。
セリーヌと階段を上がり部屋へ入ると、綺麗な内装の部屋が視界に広がった。
「わー、思ってたより広いねぇ。わたし部屋に泊まるの初めて〜」
「へぇ今までどうやって暮らしてたの?」
「え〜普通だよ。草むらだったり、木の下だったり」
「魔物の暮らしはそんな感じなんだ……」
「それよりだーりん♪そろそろ……しない?」
セリーヌがやわらかな双丘を強調しながら聞いてきた。
うう、谷間が……はっ!?
「そ、そういうことは好きな人とすることだよ!?」
慌てて応えるが、セリーヌの胸がつい気になってしまい、チラチラと見てしまう。
「わたしはだーりんのこと大好きだよ?もしかして……わたしのこと、嫌い?」
「いや、嫌いではないよ?どちらかというと好きだしね。
ただ、ちょっと早すぎる気が……だってまだ出会って二日だよ?」
僕は中途半端に否定しながら、それらしい言い訳をした。
「愛に時間なんて関係ないよ!!!だから……して?」
しかし全く引く気を見せないセリーヌはデイルを上目遣いで見つめる。
「う……」
反則だよ、あの眼は……
断ったら確実に泣かすことになりそうだな……
仕方ない、覚悟を決めるしか無いか……
ベッドに向かい、ソファに腰掛けているセリーヌを見た。
「……分かったよ。セリーヌこっちにおいで」
押しに弱いと自分でも思う。
しかし、セリーヌの顔がパッとほころび、急いでベッドに駆け寄って来るのを見ると
これで良かったと思えてくる。
「だ〜〜〜りん!!!ちゅっ……んっ……んぅっ……ふぁ……うふふっ♪」
セリーヌが胸に飛び込んできた。
ベッドに押し倒され、キスをされるやいなや舌が侵入してくる。
僕の口内はたちまちセリーヌの舌に蹂躙されていった。
「ぷはぁ……セリーヌ、ちょっとだけ落ち着いてね?」
情熱的なキスを中断させてなんとか引き剥がすと
「あぁん♪どうして?」
「前回は一方的にされてたから今度はお互いに、ね」
「……うん!!!」
良かった、喜んでくれて。今度は僕の方からキスをする。
啄むような優しいキスから徐々に激しくしていった。
「「ちゅっ……んっ、んぅっ……ふぁ……ぁぁ……んぐっ……
じゅるる……んっ……ぷはぁ」」
互いに口内の至る所を舐め、舌を吸い、貪り合った。
僕の手はいつの間にかセリーヌのおっぱいを揉みしだいていた。
「うわぁ、柔らかい……」
「もっと、おっぱいいじってぇ……ひゃぁん♪あんっ、きもち、あっ……いいよぉ♪」
セリーヌの顔色を窺いつつ、揉んでいく。
時折固くシコった桜色の乳首を弄ってあげると甘ったるい声を出す。
「ちくびだめぇ♪あんっ、きもひよすぎ……て、はうっ、もう……いっひゃうよぅ」
「いいよ、好きな時にイって……はむっ、れろれろ、ちゅぅぅ……すごいコリコリしてる」
乳首を口に含んで転がしながら吸いたて、軽く噛むとセリーヌは嬌声を上げながら
絶頂に向けて駆け上がっていく。
さらに追い打ちをかけるように陰核を擦り上げ、膣内をグチュグチュと掻き回す。
「あんっ♪やっ……ん、ふっ……はぁぁぁん♪もうイっちゃうぅ……らめぇ、イクッ、イクぅぅぅう〜!!!」
―――プシッ!プシュゥゥウ―――
セリーヌのヴァギナから愛液が噴き出し、デイルの手を汚してゆく。
「ふぅ、どうだったかな?」
「はぁはぁ……うん、きもち、よかった♪でも……」
「でも?」
セリーヌは僕に跨り、既にギンギンになっているペニスをくわえ始める。
所謂、シックスナインの態勢だ。
しかしセリーヌはスライムである為、粘液が口に入り、かなり呼吸がしづらい。
「らーりんのぉ……んぐ……ひぇーしをまらもらっへましぇんから」
「セリーんぷっ!?……ぷはぁっ、くわえたまま喋らないで!くぅ」
気道を確保しつつ、セリーヌに訴える。
「んふぅ、またおおひくなりまひたぁ♪わらひの……んぐ、ぐぽっ……くちにらくはん、
ちゅぅ、じゅるるる、らひてねぇ」
「うおっ、ぴちゃぴちゃ、う、だからくわえたまま喋らないで……じゅるる、ごく」
セリーヌが激しくカリや裏スジを責め、言葉を発声させる度に振動によって
新たな快感が与えられる。僕も負けじと舌を突き入れ中を掻き回し、
陰核を優しく舐め上げ、吸い上げる。ヴァギナからとめどなく溢れてくる愛液は
脳が痺れるような甘さを持っていて、股間が燃えるように熱くなった。
「じゅぽじゅぽ、じゅる、んく……ほろほろ、んっんん……いっひゃいほ……はぁぁん」
「んっうん、僕ももう、じゅる、ゴク、ゴクッ……一緒にイこう?」
「うん……ふぁぁ…きひゃうよぅ、あぁ……んぐんぐ、ぐっぷ、じゅるるるるる……んんん〜!」
「じゅる、ぴちゃ……僕ももう、んぅ……ちゅぅぅぅぅ……セリーヌ、イくよ!」
―――ビュッ、ビュルルッ、ビュルルッ―――
―――ピュルッ、プシャアァァァ―――
セリーヌが強烈に竿全体を吸い上げ、デイルが陰核を軽く噛むと
同時に二人は絶頂を迎え、互いに精液と潮を吹いた。
「!!!んんん〜ごく、んく……んく、ちゅぅぅ……こくん……ふぁぁ、すごかったぁ……」
「じゅるるる、ごくん、こく、こく……ごくっ……はぁ、はぁ」
セリーヌは喉奥で僕の精液を受け止め胃に落とし、
僕は滾々と出てくる愛液を飲み干していった。
しばらくして二人はソファに座っていた。
当然ベッドはお互いの体液で無残なことになっていた。
「……やっちゃったなぁ」
僕はベッドを横目に見ながらぼやいた。
「またしようね、だーりん」
笑顔を向けているセリーヌの頭を撫でるてあげる。
「……ああ、そうだね」
もう何度目だろうか……この笑顔は反則だよ
その後、女将さんにシーツ等を替えて貰った。女将さんは出て行く時、
「やっぱり精の付くもんにしとくよ、あっはっは」
死ぬ程恥ずかしがったのは言うまでもない。
僕達は夕食後、女将さんから周辺の様子を聞いていた。
その話によると街の東にある森に住むワーウルフによる被害が深刻な為、
教団の討伐隊が編成されているらしい。
「まぁ詳しいことは知らないがねぇ。酒場に行けばもっと詳しいことが分かるはずだよ」
「分かりました。ありがとうございます」
「ああ、行くんならその子は置いていきなよ。なにされるか分かったもんじゃないからね」
「はい分かりました」
女将さんの助言を聞き入れた事にセリーヌは不満があるようだ。
「え〜!?大丈夫だよ、わたしも行くぅ〜」
頬を膨らませながら付いて行くと言い張っているが、我慢してもらおう。
「親魔物領の街の時には連れて行ってあげるから今回は我慢してくれないかな?」
「むぅ〜。しょ〜がないなぁ、お留守番してる。……でも約束だよ?ちゃんと連れて行ってね」
「うん、分かってるよ」
しぶしぶ納得してくれたセリーヌの頭を撫でてあげると、くすぐったそうに眼を細めた。
宿にセリーヌを待たせ、一人酒場へ向かう。
道は聞いてきたので迷う心配はなかった。
酒場に入ると中は賑わっていたが、多くの客が剣や槍を所持している。
カウンターに座ると、マスターらしき男性が来た。
「いらっしゃい、何にします?」
「どうも、ジン・トニックをお願いします」
「かしこまりました、少々お待ちを」
待っている間、先程から騒いでいる一団を眺めながら会話を聞く。
「がははははっ、余裕だぁ、そんなもん!」
「よっ、さすがアニキ!」
「これでまた美味い酒が飲めるぜ、へっへっへ」
「今回も上手くいきますよ」
リーダーとおもわれる大柄の男に小柄な男が二人、あと一人は魔術師らしき男。
どうやらパーティーのようだ。良い報酬の依頼でも見つけたのだろうか。
そんな会話を聞いている間にカクテルが出来上がった。
「お待たせしました、どうぞ」
出来上がったカクテルを差し出してくる。それを受け取りながら、
「マスター、少し良いですか?」
早速例の件を尋ねてみる。
「はい。何でしょうか?」
「東の森のことなんですが…」
マスターはなるほど、という顔で、
「討伐隊のことですか。三日後の正午に行うみたいです。
依頼になってましたよ。結構多くの方が参加するみたいです。
ちなみに、ここはギルドも兼ねているので向こうで受けられますよ。
あちらにいる方々も参加される様ですし」
マスターが眼を向けた先にいたのは先程騒がしかった一団だった。
おそらくおいしい報酬はこの事だろう。
しかし、魔物の討伐程度では大して金にならないはず……
「色々教えてくれて助かりました。それでは僕はこれで」
残りのカクテルを呷って支払いを済ますと出口に向かいながら、
「ごちそうさん」
そう言うとマスターは小さく会釈した。
一方、セリーヌこと、わたしはする事が無く暇であった。
「う〜、暇だよぉ……だーりん早く帰って来ないかな……」
むぅ、わたしのことを想ってくれたんだろうけど、置いて行くのは非道くないかなぁ?
いざとなったらだーりんが守ってくれればいいんだし……きゃっ♪
わたしを暇で殺す気なの?って思っちゃうよ。そんなことないって分かってるけど・・・。
「もう、早く帰ってきてよぉ〜」
しかしその願いも空しく、ただただ部屋に響くだけであった。
僕が部屋に戻るとセリーヌが水溜まりと化していた。
「ただいま……セリーヌ?」
水溜まりに声をかけると首から上だけ形成された。どうやら機嫌が悪いようだ。
「遅い……寂しかったんだからね?」
「ごめんごめん。セリーヌを待たせ過ぎちゃたかな」
「そーだよ。遅過ぎだよ……」
「今度から気をつけるから、ね?」
「……約束だからね?」
段々と機嫌が戻ってきた。よし、あと一息だ。
「セリーヌ、大好きだよ」
「……だーりん、わたしも大好き!」
飛び込んでくるセリーヌを優しく受け止めると、胸板に頬擦りしてくる。
魔物って案外単純だなぁ・・・あ、好きなのはホントだよ?
「……そうだ、明日は東の森に行くからね」
「うん!」
明日出掛けることを告げるとセリーヌは嬉しそうにしていた。
一回置いていかれたからかな?
翌朝、森へと向かった。
ワーウルフは集団で暮らしているので、セリーヌを護りながら相手をするのは不可能だろう。
そんな事を考えていると森が見えてきた。
見たところ人の手があまり加えられていないようだ。
「セリーヌ、気を付けて行くよ」
「うん、大丈夫だよ〜」
「それじゃ行こう」
「おー」
二人は森の中へ入っていく。思ったよりも歩きやすく、視界も良い。
木漏れ日が辺りを照らして幻想的な景色を作り出していた。
「うわ〜、きれいだねぇ……」
セリーヌが目を奪われている。まったく、気を付けてって言ったのに……
「はぁ、セリーヌ先行くよ」
「あ〜、待ってぇ」
先に進んでいくにつれて光の差し込む量が減っていき、薄暗くなっていった。
「うー、気味悪いね……」
−−ガザッ−−
「ひゃうっ」
「!!!…………大丈夫みたいだね、セリーヌ?」
今ので完全に怯えてしまっていた。
「大丈夫だよ、僕がついてるから、ほら」
出来るだけ優しく声を掛けながら手を握ってあげると、
徐々に落ち着きを取り戻していった。
その時、
「……動くな、二人ともだ」
予定よりも半日遅れたのはセリーヌに襲われて体力を奪われたことが原因だ。確実に。
セリーヌは食事の時間必ずといっていいほど精を搾ろうしたが、全て拒否した。
「ついたぁ〜」
セリーヌが両手をあげて喜んでいる隣で僕は周りを見てから少し険しい顔をする。
グランドールは親魔物領とも反魔物領ともいえない。
通行人はほとんどが人間であるのを見ると、
今はあまり魔物に対して友好的ではなさそうだな……
「まずは宿を探すか、セリーヌそろそろ行くよ」
もしかしたら教団の者がいるかもしれない。セリーヌが見つかったら厄介だ。
宿屋を見つけると恰幅の良い女性が出迎えてくれる。
「よく来てくれたねぇ。何名だい?」
「二人……かな。あの、魔物でも大丈夫ですか?」
「うちは人間でも魔物でも客なら大歓迎だよ、あっはっは」
女店主は笑いながら歓迎してくれた。
「一部屋で良いんだね?なんなら料理の方も精の付くものにしてあげるよ?」
「っ!?いえ結構です……」
結局、一部屋だけ借りて料理の方は丁重にお断りした。
セリーヌと階段を上がり部屋へ入ると、綺麗な内装の部屋が視界に広がった。
「わー、思ってたより広いねぇ。わたし部屋に泊まるの初めて〜」
「へぇ今までどうやって暮らしてたの?」
「え〜普通だよ。草むらだったり、木の下だったり」
「魔物の暮らしはそんな感じなんだ……」
「それよりだーりん♪そろそろ……しない?」
セリーヌがやわらかな双丘を強調しながら聞いてきた。
うう、谷間が……はっ!?
「そ、そういうことは好きな人とすることだよ!?」
慌てて応えるが、セリーヌの胸がつい気になってしまい、チラチラと見てしまう。
「わたしはだーりんのこと大好きだよ?もしかして……わたしのこと、嫌い?」
「いや、嫌いではないよ?どちらかというと好きだしね。
ただ、ちょっと早すぎる気が……だってまだ出会って二日だよ?」
僕は中途半端に否定しながら、それらしい言い訳をした。
「愛に時間なんて関係ないよ!!!だから……して?」
しかし全く引く気を見せないセリーヌはデイルを上目遣いで見つめる。
「う……」
反則だよ、あの眼は……
断ったら確実に泣かすことになりそうだな……
仕方ない、覚悟を決めるしか無いか……
ベッドに向かい、ソファに腰掛けているセリーヌを見た。
「……分かったよ。セリーヌこっちにおいで」
押しに弱いと自分でも思う。
しかし、セリーヌの顔がパッとほころび、急いでベッドに駆け寄って来るのを見ると
これで良かったと思えてくる。
「だ〜〜〜りん!!!ちゅっ……んっ……んぅっ……ふぁ……うふふっ♪」
セリーヌが胸に飛び込んできた。
ベッドに押し倒され、キスをされるやいなや舌が侵入してくる。
僕の口内はたちまちセリーヌの舌に蹂躙されていった。
「ぷはぁ……セリーヌ、ちょっとだけ落ち着いてね?」
情熱的なキスを中断させてなんとか引き剥がすと
「あぁん♪どうして?」
「前回は一方的にされてたから今度はお互いに、ね」
「……うん!!!」
良かった、喜んでくれて。今度は僕の方からキスをする。
啄むような優しいキスから徐々に激しくしていった。
「「ちゅっ……んっ、んぅっ……ふぁ……ぁぁ……んぐっ……
じゅるる……んっ……ぷはぁ」」
互いに口内の至る所を舐め、舌を吸い、貪り合った。
僕の手はいつの間にかセリーヌのおっぱいを揉みしだいていた。
「うわぁ、柔らかい……」
「もっと、おっぱいいじってぇ……ひゃぁん♪あんっ、きもち、あっ……いいよぉ♪」
セリーヌの顔色を窺いつつ、揉んでいく。
時折固くシコった桜色の乳首を弄ってあげると甘ったるい声を出す。
「ちくびだめぇ♪あんっ、きもひよすぎ……て、はうっ、もう……いっひゃうよぅ」
「いいよ、好きな時にイって……はむっ、れろれろ、ちゅぅぅ……すごいコリコリしてる」
乳首を口に含んで転がしながら吸いたて、軽く噛むとセリーヌは嬌声を上げながら
絶頂に向けて駆け上がっていく。
さらに追い打ちをかけるように陰核を擦り上げ、膣内をグチュグチュと掻き回す。
「あんっ♪やっ……ん、ふっ……はぁぁぁん♪もうイっちゃうぅ……らめぇ、イクッ、イクぅぅぅう〜!!!」
―――プシッ!プシュゥゥウ―――
セリーヌのヴァギナから愛液が噴き出し、デイルの手を汚してゆく。
「ふぅ、どうだったかな?」
「はぁはぁ……うん、きもち、よかった♪でも……」
「でも?」
セリーヌは僕に跨り、既にギンギンになっているペニスをくわえ始める。
所謂、シックスナインの態勢だ。
しかしセリーヌはスライムである為、粘液が口に入り、かなり呼吸がしづらい。
「らーりんのぉ……んぐ……ひぇーしをまらもらっへましぇんから」
「セリーんぷっ!?……ぷはぁっ、くわえたまま喋らないで!くぅ」
気道を確保しつつ、セリーヌに訴える。
「んふぅ、またおおひくなりまひたぁ♪わらひの……んぐ、ぐぽっ……くちにらくはん、
ちゅぅ、じゅるるる、らひてねぇ」
「うおっ、ぴちゃぴちゃ、う、だからくわえたまま喋らないで……じゅるる、ごく」
セリーヌが激しくカリや裏スジを責め、言葉を発声させる度に振動によって
新たな快感が与えられる。僕も負けじと舌を突き入れ中を掻き回し、
陰核を優しく舐め上げ、吸い上げる。ヴァギナからとめどなく溢れてくる愛液は
脳が痺れるような甘さを持っていて、股間が燃えるように熱くなった。
「じゅぽじゅぽ、じゅる、んく……ほろほろ、んっんん……いっひゃいほ……はぁぁん」
「んっうん、僕ももう、じゅる、ゴク、ゴクッ……一緒にイこう?」
「うん……ふぁぁ…きひゃうよぅ、あぁ……んぐんぐ、ぐっぷ、じゅるるるるる……んんん〜!」
「じゅる、ぴちゃ……僕ももう、んぅ……ちゅぅぅぅぅ……セリーヌ、イくよ!」
―――ビュッ、ビュルルッ、ビュルルッ―――
―――ピュルッ、プシャアァァァ―――
セリーヌが強烈に竿全体を吸い上げ、デイルが陰核を軽く噛むと
同時に二人は絶頂を迎え、互いに精液と潮を吹いた。
「!!!んんん〜ごく、んく……んく、ちゅぅぅ……こくん……ふぁぁ、すごかったぁ……」
「じゅるるる、ごくん、こく、こく……ごくっ……はぁ、はぁ」
セリーヌは喉奥で僕の精液を受け止め胃に落とし、
僕は滾々と出てくる愛液を飲み干していった。
しばらくして二人はソファに座っていた。
当然ベッドはお互いの体液で無残なことになっていた。
「……やっちゃったなぁ」
僕はベッドを横目に見ながらぼやいた。
「またしようね、だーりん」
笑顔を向けているセリーヌの頭を撫でるてあげる。
「……ああ、そうだね」
もう何度目だろうか……この笑顔は反則だよ
その後、女将さんにシーツ等を替えて貰った。女将さんは出て行く時、
「やっぱり精の付くもんにしとくよ、あっはっは」
死ぬ程恥ずかしがったのは言うまでもない。
僕達は夕食後、女将さんから周辺の様子を聞いていた。
その話によると街の東にある森に住むワーウルフによる被害が深刻な為、
教団の討伐隊が編成されているらしい。
「まぁ詳しいことは知らないがねぇ。酒場に行けばもっと詳しいことが分かるはずだよ」
「分かりました。ありがとうございます」
「ああ、行くんならその子は置いていきなよ。なにされるか分かったもんじゃないからね」
「はい分かりました」
女将さんの助言を聞き入れた事にセリーヌは不満があるようだ。
「え〜!?大丈夫だよ、わたしも行くぅ〜」
頬を膨らませながら付いて行くと言い張っているが、我慢してもらおう。
「親魔物領の街の時には連れて行ってあげるから今回は我慢してくれないかな?」
「むぅ〜。しょ〜がないなぁ、お留守番してる。……でも約束だよ?ちゃんと連れて行ってね」
「うん、分かってるよ」
しぶしぶ納得してくれたセリーヌの頭を撫でてあげると、くすぐったそうに眼を細めた。
宿にセリーヌを待たせ、一人酒場へ向かう。
道は聞いてきたので迷う心配はなかった。
酒場に入ると中は賑わっていたが、多くの客が剣や槍を所持している。
カウンターに座ると、マスターらしき男性が来た。
「いらっしゃい、何にします?」
「どうも、ジン・トニックをお願いします」
「かしこまりました、少々お待ちを」
待っている間、先程から騒いでいる一団を眺めながら会話を聞く。
「がははははっ、余裕だぁ、そんなもん!」
「よっ、さすがアニキ!」
「これでまた美味い酒が飲めるぜ、へっへっへ」
「今回も上手くいきますよ」
リーダーとおもわれる大柄の男に小柄な男が二人、あと一人は魔術師らしき男。
どうやらパーティーのようだ。良い報酬の依頼でも見つけたのだろうか。
そんな会話を聞いている間にカクテルが出来上がった。
「お待たせしました、どうぞ」
出来上がったカクテルを差し出してくる。それを受け取りながら、
「マスター、少し良いですか?」
早速例の件を尋ねてみる。
「はい。何でしょうか?」
「東の森のことなんですが…」
マスターはなるほど、という顔で、
「討伐隊のことですか。三日後の正午に行うみたいです。
依頼になってましたよ。結構多くの方が参加するみたいです。
ちなみに、ここはギルドも兼ねているので向こうで受けられますよ。
あちらにいる方々も参加される様ですし」
マスターが眼を向けた先にいたのは先程騒がしかった一団だった。
おそらくおいしい報酬はこの事だろう。
しかし、魔物の討伐程度では大して金にならないはず……
「色々教えてくれて助かりました。それでは僕はこれで」
残りのカクテルを呷って支払いを済ますと出口に向かいながら、
「ごちそうさん」
そう言うとマスターは小さく会釈した。
一方、セリーヌこと、わたしはする事が無く暇であった。
「う〜、暇だよぉ……だーりん早く帰って来ないかな……」
むぅ、わたしのことを想ってくれたんだろうけど、置いて行くのは非道くないかなぁ?
いざとなったらだーりんが守ってくれればいいんだし……きゃっ♪
わたしを暇で殺す気なの?って思っちゃうよ。そんなことないって分かってるけど・・・。
「もう、早く帰ってきてよぉ〜」
しかしその願いも空しく、ただただ部屋に響くだけであった。
僕が部屋に戻るとセリーヌが水溜まりと化していた。
「ただいま……セリーヌ?」
水溜まりに声をかけると首から上だけ形成された。どうやら機嫌が悪いようだ。
「遅い……寂しかったんだからね?」
「ごめんごめん。セリーヌを待たせ過ぎちゃたかな」
「そーだよ。遅過ぎだよ……」
「今度から気をつけるから、ね?」
「……約束だからね?」
段々と機嫌が戻ってきた。よし、あと一息だ。
「セリーヌ、大好きだよ」
「……だーりん、わたしも大好き!」
飛び込んでくるセリーヌを優しく受け止めると、胸板に頬擦りしてくる。
魔物って案外単純だなぁ・・・あ、好きなのはホントだよ?
「……そうだ、明日は東の森に行くからね」
「うん!」
明日出掛けることを告げるとセリーヌは嬉しそうにしていた。
一回置いていかれたからかな?
翌朝、森へと向かった。
ワーウルフは集団で暮らしているので、セリーヌを護りながら相手をするのは不可能だろう。
そんな事を考えていると森が見えてきた。
見たところ人の手があまり加えられていないようだ。
「セリーヌ、気を付けて行くよ」
「うん、大丈夫だよ〜」
「それじゃ行こう」
「おー」
二人は森の中へ入っていく。思ったよりも歩きやすく、視界も良い。
木漏れ日が辺りを照らして幻想的な景色を作り出していた。
「うわ〜、きれいだねぇ……」
セリーヌが目を奪われている。まったく、気を付けてって言ったのに……
「はぁ、セリーヌ先行くよ」
「あ〜、待ってぇ」
先に進んでいくにつれて光の差し込む量が減っていき、薄暗くなっていった。
「うー、気味悪いね……」
−−ガザッ−−
「ひゃうっ」
「!!!…………大丈夫みたいだね、セリーヌ?」
今ので完全に怯えてしまっていた。
「大丈夫だよ、僕がついてるから、ほら」
出来るだけ優しく声を掛けながら手を握ってあげると、
徐々に落ち着きを取り戻していった。
その時、
「……動くな、二人ともだ」
12/01/11 16:24更新 / 姫
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