連載小説
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【後編】 想うはあなた一人
ぐすんっ・・・・ぐすんっ・・・・



・・・・?・・・・誰かが泣いてる・・・・??


・・・レオン・・・


この声は・・・姉さん・・・?


お姉ちゃん・・・お父さんと・・・お母さんがぁ・・・・


ああ・・・そうか・・・これは父さんと母さんが死んだ日の夢だ・・・


大丈夫よ・・・お姉ちゃんがついてるわ・・・ずっと・・・一緒よ・・・


ぐすっ・・・・本当?・・・おねえちゃんはどこにもいかない・・・??


ええ・・・レオンを置いてどこにもいかないわ・・・どこにも・・・・・


一生レオンの傍にいるから・・・


うん・・・わかった・・・僕もおねえちゃんとずっと一緒にいる!!約束だよ!!

ええ・・・約束よ・・・


そう言って幼かった僕と姉さんは指きりをした。






〜〜〜〜ゆびきりげんまん嘘ついたら針千本飲ーます。ゆびきった!〜〜〜〜





そう・・・姉さんはこのとき約束してくれたんだ・・・ずっと一緒だって・・






でも・・・姉さんは・・・





それでも姉さんは帰ってきた・・・詳しい理由は分からないけど、とにかく姉さんは帰ってきたんだ・・・それ以上のことなんてどうでもいい・・・姉さんが生きている・・・





僕の傍にいる・・・





ただそれだけで・・・















「ん・・・・」









夢はそこで終わり、僕は目を覚ました・・・





「あれ・・・?ここは・・・??僕の部屋・・・???確か姉さんと再会して・・・ハッ!?・・姉さん・・。!!?」




「あら?目が覚めたのね・・・」


薄暗い部屋の中聞き覚えのある声が僕の耳に届く

意識がハッキリしてきた僕の目の前には姉さんの姿があった・・・

「姉さん・・・」

よかった・・・夢じゃなかった・・・姉さんは確かにそこにいた・・・


だが、何故か僕と姉さんとの顔の距離がかなり近かった・・・


「残念・・・寝込みを襲おうかと思ったのに・・・計画変更ね・・・」


「・・・・えっ・・・・???」


「こうなったら・・・えいっ♪」


ガシッ


「うあ・・・・!?」


いきなり姉さんに両手を押さえつけられた僕は、身動きが取れなくなる。

「うふふ・・レオン・・・・♪♪」

「ねっ姉さん・・・??」

僕の体を拘束した姉さんは僕の上に跨がり、意地悪そうな微笑みを浮かべながら俺を体ごと押さえつける。

今まで見たことの無い姉さんのその表情に僕は一抹の不安を覚えた。

「どうしたんだよ姉さん・・・はっ離してよ・・・」

「だって・・・レオンが暴れたり、逃げようとするかもしれないじゃない?」


そう言って微笑みつつも力を緩めることはない姉さん・・・


・・・??どういうことだ?暴れる?逃げる??何故・・・???


「だって、今から私はレオンを・・・・・」













「食べちゃうから♪」














僕は自分の耳を疑った・・・






食べる?・・・僕を・・・・・??







「な・・・何を言ってるんだよ・・姉さん・・・・・・やだな・・・冗談は止してよ・・・」


僕はできるだけ平静を取り繕って姉さんに聞き返す。冗談であってほしい・・・僕をからかっているだけ・・・そう信じたかった・・・。



「クスクス・・・本当よ♪だって・・・レオンの体、と〜〜〜てもおいしそうなんだもの♪♪♪」

そう言って姉さんは自分の唇を舌で撫ぜる自分の唾液でてらてらと唇が妖しく光る・・・






その時、雲に隠れていた月が雲の切れ目から光を照らした・・・





僕は姉さんの姿を見て驚愕した・・・



先ほどまで羽織っていたローブは脱ぎ捨てられ、姉さんは生まれたまま姿となっていた・・・

姉さんの銀髪からは長く尖った耳がはみ出ており、口元からは鋭い犬歯が見え、僕を押さえつける手足は赤い皮膜で覆われていた・・・



            


―――人間じゃない―――




信じがたいことが現実に今自分の目の前で起こっている・・・

まだ自分は夢の続きをみているんではないか・・・?そう思いたかった・・・

だが・・・



「ねえ、レオン・・・私がどうして生き返ったのか、こんな姿になったか知りたい?」


「・・・・え・・・・??」


いまだ混乱する僕の表情をみて、姉さんは今の自分がどうしてこの姿になったか話はじめた。


「あの日の夜・・・私の墓が掘り起こされた日の夜・・・私はグールによって仲間にされたの・・・」

「彼ら・・・いや、彼女たちは死んで間もない死体に魔力を送り込むことでその死体を生き返らせるの・・・自分達と同じグールとして・・・」


「・・・・・な!?・・・・・・」




あの日の夜・・・つまり数日前姉さんの墓が掘り起こされたあの日、あれはグールの仕業だったのだ・・・



             

             ――グール――




通称「食人鬼」と呼ばれるアンデットの一種だと教会から伝えられている。


その性格は非常に凶暴で人間の肉を好んで喰らう魔物なのだという。




そして、グールにはもうひとつの呼び名がある・・・




それが「死食鬼」だ。

グールは死んで間もない人間の亡骸に自分の魔力を送り込み、自分と同じグールとしてこの世に甦らせるのだ・・・




そう・・・姉さんは生き返ったのだ・・・






グールとして・・・・







僕を食べる為に・・・



「やっやめて!姉さん!!」


僕は必死になって姉さんの束縛から逃れようとするが、姉さんの力は強く、ビクともしなかった・・・


「クスクス♪嫌よ♪♪ず〜〜〜と我慢してたの・・・あなたを・・・レオンを食べる為に・・・♪」


「ねっ姉さん・・・」


今ここにいるのは僕の知っている姉さんではない・・・


僕をただの餌としてしか見ていない姉さんの姿をした「化物」だ・・・



「ふふ・・・♪怖がることなんてないわ・・・・・♪♪」


そう言って、姉さんは徐々に顔を近づけてくる。


「うふふ♪いただきま〜〜〜す♪」


口を大きく開いた姉さんの顔が僕の首筋に迫る。鋭く尖った犬歯が唾液をまとって鈍く光る・・・



・・・!!姉さん!!・・・


僕は死を覚悟し、目を伏せる・・・



・・・しかし・・・




かぷっ♪




「・・・!?!?うああああああああああ!?」



激痛を覚悟していた僕は姉さんの不意打ちに驚く。僕の首筋に食い込むと思われた牙は優しく僕の首筋を甘噛みするに留まった。その甘噛みも痛みはおろかむしろ痺れる様な快感が僕の中を駆け巡った。

「あむ・・・♪はむっはむっ・・・・♪♪・・・ぺろぉ・・・♪♪♪」

「ひう・・・!?くあああああああああ・・・・!!」

姉さんは甘噛みをしつつ時折舌で僕の首筋を舐めしゃぶり、しばらく僕の首筋から顔を離さなかった・・・その間も断続的に僕に快感を送り込んでくる。

「っぷはぁ・・♪レオンの首筋・・・おいし♪・・・ふふふ♪これでレオンは私のモノ・・・♪♪レオンはどうかな〜?私の甘噛み、気持ち良かったでしょ・・・♪」


「う・・・あ・・・ね・・・姉さん・・???」


首筋から口を離した姉さんは僕に話しかけてきたが、僕は姉さんの甘噛みによってすっかり体から力が抜けてしまい、思考もぼんやりとしていたので、うまく答えられないでいた・・・

少しの間ぼ〜としていると、突然服を脱がされはじめる。

「なっ!?ねっ姉さん・・・・!?!?」

体に力がはいらない僕はあっという間に姉さんにシャツを脱がされ、上半身をあらわにしてしまう・・・

「あはぁ・・・♪♪こっちもおいしそう♪・・・れろぉ・・・♪」


そう言って姉さんは今度は首筋からそのまま僕の上半身に舌を這わせる・・・

「ふあああああああ・・・ひっ・・・・くううううう・・・・・・」

僕は必死に快感に耐えるが、それ以上に姉さんの舌は快感を送り込んでくる。

徐々に舌を移動させ・・・

「ふふふ・・・ここはどんな味かしら・・・・・?」

「姉さん・・・!そこはぁあああああああああ!?」


はむ♪・・・・ちゅぷ・・・ちろちろちろ・・・・ちゅううううう・・・

ぼくが言い終わる前に姉さんは僕の乳首にむしゃぶりついた。空いた片方の乳首は姉さん手で弄ばれる・・・

「ふふふ・・・♪女の子みたいな声出しちゃって・・・かわいい♪もっといじめてあげたくなっちゃう・・・♪」

「あううう・・・・姉さん・・・・」

女の人に・・・まして血の繋がった姉さんにこんなことをされるなんて想像もしなかったことが現実に起こっていることに僕は激しく混乱していたが、次々と送り込まれる快感には抵抗できなかった・・・

「ちゅぱあ・・・♪それに・・・レオンのここ・・とっても元気みたいね〜♪」

「・・・!?」


「うふふ♪そんなに私のペロペロがよかったのかな〜?」


「あ・・・うう・・・・」

姉さんの目線はズボンからもはっきりとわかるくらい膨らんでいる股間とらえていた・・・先程からの姉さんの攻めによって僕のアソコは痛いほど膨れ上がっていたのだ・・・

「うふふ・・・苦しそうだから、出してあげるね・・・・♪」

「ちょ・・・!?姉さん・・・!!??」

相変わらず力の入らない僕は姉さんになされるがまま、ズボンとそしてパンツを脱がされてしまう・・・そして束縛から解放された僕のアソコは勢い良く姉さんの目の前に姿を現す。


「ああん♪レオンの想像以上だわ〜(じゅるり)♪♪」

姉さんは僕のアソコをまるでご馳走を見るようにして、舌舐めずりをする。


「ねっ姉さん・・・何をするの・・・??」

「クスクス・・・♪今からと〜〜〜ても気持ちのイイコトよ?」


姉さんは僕のアソコを手で握り、上下にこすりはじめた。

「ふ・・・ひぅ・・!ふあああぁぁぁ・・・・!!」

今までに感じたことの無い快感が僕を駆け巡る

「うふふ♪気持ちよさそうね♪でも、も〜〜〜と気持ちよくしてあげる♪♪」


そう言うと姉さんは、手でしごくのを止め、アソコの前で大きく口を開いた

「姉さん・・・まさか・・・?!」


「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん♪♪♪」


             



              



               ぱくん♪










「あっ!あぁぁぁぁぁあぁぁあああああああああああああああぁぁああああああああぁぁぁぁぁあああぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!!」

先程の愛撫や手コキとは比べ物にならない程のすさまじい快感が僕の中を駆け巡る・・・姉さんの口の中は暖かくぬめり、僕のアソコに隙間無く口内粘膜が張り付き、自分の頭を振り乱して僕のアソコに唾液をまぶす・・・まるで口で僕のアソコを舐め溶かそうとするかのごとく・・・


「じゅるる・・・・ぴちゃ・・・ちゅぷ・・・・ちゅううううう・・・・ふふ♪ふぉんなにひもひいいふぉな?ふふ♪ふぉねえひゃんふれふぃいな♪(そんなに気持ちいいのかな?ふふ♪お姉ちゃん嬉しいな♪)」

姉さんは僕のを口にくわえたまま話しかけてくる。

喋るたびに口の中の些細な動きが、僕のアソコに激しい刺激を与え、姉さんは

唾液をアソコに塗りこんでいく・・・

「ひっ、やめっ!咥えたまま喋っらないでっ!!ふああああぁっっ!!」

「フフフ……ら〜〜め(だ〜〜め)♪」

そういって姉さんはピストンを再開する・・・

止まることのない姉さんの激しい口淫に、僕はもう我慢が出来なくなってきていた。

「ふぁああ・・だめええ・・・でちゃう・・・でちゃうよおおおおお!!!」

「じゅぷ・・じゅぷ・・・ふふ・・・♪いいふぁよ(いいわよ)じゅぶるるっちろっ、ちろちろっ、いっふぁい、らして!(いっぱい、出して)」

じゅるっじゅぽっ・・・じゅるるるる・・・・・かぷん・・・♪


姉さんは爆発寸前の僕のアソコにトドメといわんばかりに亀頭へ甘噛みをする


「ひぃぃぃあああああああぁああぁぁぁぁぁぁ!!!!姉さん!!!!!!」



「んぶぐっ!?・・・んんん!!・・・んんんんん〜〜〜〜〜〜〜♪♪♪」


射精直後こそくぐもった声を出し、目尻に涙をためていたが、口をアソコから離すことは無かった。僕が出した精液を一滴も零さないといわんばかりに吸いつき、とろんととけた顔で僕の精液を姉さんは受け止める。

射精が収まった後も残った残滓を吸い尽くそうと姉さんはアソコを口でしごき続ける・・・

「ちゅぽん!・・・んふふ・・・♪こんなにいっふぁい・・・出たわよ・・・んあ〜〜〜・・・♪」

そう言って姉さんは口を開いて舌を出し、口内を見せ付ける・・・その口内は僕の精液と姉さんの唾液の混合物で糸を引き、満たされていた・・・

「あむんっ・・・こくっ・・・こくっ・・・ぷはぁ・・・♪レオンの・・こってりしてて・・・くちゅ、ぷるぷるしてて・・・ちゅる、くちゃ・・・とっても美味しいわ・・・ごくん♪」

姉さんは口を閉じて口内の僕の精液を弄び、咀嚼しながら次々と自分の胃の中へと送り込んでいく・・・先程姉さんが言ったように文字通り「僕」を食べてしまった・・・

その卑猥な光景に僕は姉さんから目が離せなかった・・・


「ああ・・・姉さん・・・」

血の繋がった実の姉に押し倒され、フェラチオをさせるという非現実的な行為を目の当たりにし、僕の頭の中はすでにパンク寸前であった。

「ぷはあ・・・♪ご馳走様・・・レオン・・・♪♪さて、次は・・・」



姉さんは股間から顔をあげ、ベッドに膝立ちになる。


「ここで食べさせてもらうわ・・・♪」



そう言って姉さんは、自分の秘所を指で開いて見せ付ける。


にちゃあ・・・・・♪


粘っこい音とともに開かれた姉さんの秘所が僕の目の前にあらわになる・・・

鮮やかなピンク色をしたその秘所からは姉さんの蜜が溢れ、股間から足へと伝っている・・・



「あ、あぁ……」


姉さんの見せるあまりにも淫靡な光景に僕は言葉を失う・・・


「フフ・・・・♪どお・・・?私のおマ○コ・・・綺麗でしょ♪」

「あああ・・・姉さん、ダメ・・・ダメだよ・・・姉弟でこんなことしちゃ・・・おかしいよぅ・・・」

「そう、ダメよ・・・わかってるのに・・・もう、止められない・・・我慢できないの・・・♪」

そう言って姉さんは淫靡に微笑む。そしてゆっくりと僕のアソコへと熱くぬめる姉さんの秘所をあてがう・・・

くちゅっ・・・くちゅ・・・

「くうううん・・・♪熱いぃぃ・・・♪♪

「ふああああ・・・・!!」

今まで感じたことのない、先程までの愛撫とはまったく違う快感が僕の中を駆け巡る・・・

「あああ♪気持ちいい・・・けど、物足りない・・・物足りないのぉ・・・」

僕と同じように快感に浸る姉さんであったが、やはりこれだけでは足りない・・・僕のアソコを自分に・・・そう訴えていた・・・

「だめぇ・・・全部・・・レオンの・・・全部頂戴・・・♪♪」

「あああっ姉さん・・・姉さん・・・!!」

姉さんは僕へとゆっくりと腰を落としていく・・・


「ひあ!?・・・はあぁあああぁぁあぁあああぁぁ・・・あはぁ・・・レオンのが・・・入ってくるぅ♪」

「あぐ・・・!?あああああ・・・!?!?!」

徐々に俺の分身がのみこまれてゆく・・・姉さんの膣は煮えたぎるように熱く窮屈だった。僕のアソコに密着しながら脈動し、奥へ奥へと導いてく・・・膨大な快感が僕を支配していく・・・

「んん!?ふうううんんん・・・・!?」


「あああああ!?何・・・これ・・・・気持ち・・・良すぎるぅ・・・・」


半分くらい収まったところで少し抵抗感があったが・・・
そんな事を気にする余裕など今の僕にあるわけもなく、姉さんは構わず腰を下ろしていく・・・そして、遂には姉さんの最深部に到達した。

「ひぁあぁぁぁぁあぁぁぁああああああ・・・全部、はいったぁ/////」

「うああああああああ!?!?!?」

さっきまでのとはまるで次元の違う気を抜くとすぐさま果ててしまいそうな快感が僕を襲う。

僕が初体験だからなのか、姉さんだからという背徳的なこの状況がそうさせるのか・・・そんなことすらもともに考えられる状況ではなくなっていた。

「はぁあん♪すごいよぉ・・・♪レオンのが・・・私の中でビクンビクンしてるぅ・・・♪♪」

その直後姉さんは自分の腰を上下に振り、僕のアソコをしごきはじめる・・・


「ああああ!?・・・姉さん・・・姉さん・・・・!!」

うわ言のように僕は姉さんを呼びながら必死にこの快楽に耐える

そして姉さんはそのまま体を倒し、唇を重ねる・・・今度は優しく僕をいたわる様に・・・


「ちゅ♪んん♪ん〜〜〜♪」

「んむ!?むぐ〜!??!んん〜〜!!?」

優しく押し付けられた唇から姉さんの舌が僕の口内へ侵入し、僕の舌を察知すると、すぐさま自分の舌を絡めてきた。

先程の愛撫の様に僕の舌を貪るように動き、とろけるように熱い姉さんの舌からを伝って僕のの口内へ姉さんの唾液が流れ込み、僕はそれを飲み込んでいく・・・


・・・甘い・・・


唾液を甘いと感じてしまうなんてあるはず無いのにそう思えた・・・


姉さんの唾液を飲んだと同時に僕の快感はより昂ぶっていく・・・

「ぷはあ・・・♪レオンの唇も、舌も、唾もすっごくおいしい〜〜〜♪」

「はぁ・・・はぁ・・・姉・・・さん」

僕の心は完全に姉さんにとろけさせられてしまっていた・・・

そして尚も僕に腰を打ち付けて、僕をを貪りにかかる姉さん・・・

「あああ♪レオン・・・♪♪いいのよ・・・我慢なんてしなくても・・・♪」

その途端、急速に姉さんの膣が締まる。

「ふあああああああああ!?」

痛いくらいに僕のアソコを絞めつけられ、送られてくる膨大な量の快楽に耐え切れなくなった僕は限界を迎える。

「あああ!!ダメぇ・・・離れて・・・!!出ちゃうよ・・・また出ちゃうよおおおお!!」

「出して!!思いっきりだしてえええええぇえっぇえぇえ!!!!!!」


頭の中が真っ白に染められるような感覚。









「「ああああああぁぁぁぁぁあああああああぁあああああああ!?!?!?」」







僕の我慢は限界に達し、とうとう姉さんの膣の中へ射精をしてしまった・・・同時に姉さんも絶頂を迎えたようだった・・・

「あはあああああああっ♪出てるぅ・・・♪♪いっぱいでてるぅ・・♪♪♪」

姉さんの結合部からは僕が出してしまった精液がこぼれ出ている・・・そこで僕はその精液に赤みがかったモノが混じっていることに気がついた。


「!?・・・姉さん・・・ひょっとして・・・!!??」


「はああ・・・あはは♪レオンに・・・処女・・・捧げられたぁ・・・・♪」


「そんな・・・姉さん・・・」

近親相姦の上、姉の処女まで奪ってしまった・・・呆然とする僕とは対照的に姉さんは先程までの熱に浮かされたような表情とはうって変わり、満たされた表情で僕を見下ろしていた・・・その瞳にも理性が宿っているように見える。



「姉さん・・・なんで・・・??何で僕にそんな大事な・・・」


「・・・当たり前よ・・・だって・・・約束・・・・したじゃない・・・」


「約束・・・?」


「そう・・・あの時・・・お父さんと・・・お母さんが死んだ日・・・レオンと約束したじゃない・・・どこにもいかない・・・ずっと・・・一生傍にいるって・・・」

「!?」

「だから・・・大好きな弟に・・・レオンになら、この身を捧げてもいいと思ったの・・・」

「・・・姉さん・・・」

姉さんは覚えていたんだ・・・守ってくれていたんだ・・・夢で見た約束・・・僕が幼かった頃の約束・・・






       ――― 一生レオンの傍にいるから ―――




姉さんはずっと・・・約束を守ってくれてたんだ・・・



僕の為に・・・









「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」






行為を終えて、身なりを整えた僕と姉さんはベットに腰掛けていた。

お互い何から話してよいのかタイミングがつかめず、気まずい空気が流れていた・・・


「・・・・ごめんなさい・・・・レオン・・・・」



最初に口を開いたのは姉さんだった。




「さっきも言ったけれど、私はもう、人間じゃないの・・・グールという魔物として生き返ったの・・・」

「グールは人の肉を喰らう魔物だって言われたけれど、今はグールや他の魔物も人の肉ではなくて、精を・・・男の人の精液や体液が一番のご馳走らしいの・・・」

「そんな・・・」

僕は驚きを隠せなかった。今まで教会から伝えられてきた魔物は人を襲い、殺し、喰らう恐ろしい化物であるというものであった。しかし、実際はまったく異なるというのだ。

「私をグールにした彼女にも、言われたわ・・・これからは男の人間を襲って精を得なければ生きていけないと・・・」

「・・・・・・」

「だから、反魔物領であるここに私はここにはいられないと・・・」

「私は最後に弟・・・レオンに会ったからここを去りたいと思ったの・・・だから今日、お別れを言いにレオンに会いに来たの・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「だからレオンに会って、レオンを寝かせたらここを去るつもりだった・・・でも・・・レオンの寝顔を見てたら、急激にグールの・・・精を求める魔物の本能がうずいてきたの・・・」

「私は耐えようと思ったけれど、ダメだった・・・私はレオンを、最愛の弟を・・・」


「ごめんなさい・・・レオン・・・私・・・自分勝手で・・・レオンに・・・酷い事・・・いっぱいしちゃった・・・お姉ちゃん失格よね・・・」


姉さんは泣きそうになりながら、僕に謝る・・・・


「そんなこと無いよ、姉さん・・・最初はびっくりしたけど、僕は姉さんと結ばれて嬉しかったよ・・・姉さんが僕の事・・・こんなに想ってくれてたんだって・・・」


「レオン・・・」



「僕だって・・・姉さんが死んでから、姉さんの遺体が消えたときだってもう
何も手がつかなかった・・・教会が言う様な神様なんていない、姉さんがいないこの世の中になんて何も意味が無いって思ってた・・・」


「でも、姉さんは帰ってきてくれた・・・ちゃんと約束を守ってくれたじゃないか・・・人間だろうが、グールだろうが関係ないよ。姉さんは姉さんだよ・・・」


「それに・・・僕だってずっと憧れてた・・・姉さんの事・・・強くて・・・優しくて・・・そんな姉さんが好きだった・・・姉さん以外の女性なんて考えられないくらいに・・・」


「・・・・・!?」

姉さんは驚きの表情をする。そして・・



「僕は・・・姉さんが好きだ・・・愛してる。」



「レオン・・・うあああぁぁぁぁ・・・・」



姉さんは泣き崩れ、僕にもたれかかる。



「ぐす・・・本当は怖かった・・・生き返ったけど・・・もう人間じゃなくなって・・・寂しかった・・・もうレオンに会えないかもって・・・約束守れないって・・・だから・・・せめて最後にレオンに会おうって・・・でもやっぱり我慢できなかったの・・・魔物の本能にまかせて・・・私のモノにしようって・・・ごめん・・・なさい」

「いいんだよ・・・姉さん・・・もう・・・いいんだよ・・・」


僕よりも強く凛々しい姉さんが僕の胸の中でただただ泣いていた。


しばらくして落ち着いた姉さんに僕は話しかける・・・



「・・・姉さん」


「・・・・何?」


「指きりしよう」


「・・・え??」


「今度は僕から・・・約束するよ・・・今度は僕が、姉さんを一生一緒にいる、一生守るって・・・」



「レオン・・・」




「だから・・・・ね?」



そう言って僕は小指を出す・・・



「・・・・うん/////」


姉さんは頬を赤らめながら頷いた・・・そして・・・









「「指きりゆびきりげんまん嘘ついたら針千本飲ーます。ゆびきった!!」」


「ウフフ・・・」 

「アハハ・・・」




お互い恥ずかしそうに笑いあう。








・・・・・・・・・・






・・・・・・・・・・・・・・・・・






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・







ゴオオオオオオオオォォォォォォォォ・・・・・・・・パチパチ・・・・・





月の光が薄っすらと照らす中、一際赤く明るく炎が舞い上がっていた・・・



その炎が舞い上がっているのは僕達の住んでいた家・・・



墓地へと向かう道の途中小高い丘から僕と姉さんはその光景を見下ろす

「・・・・・・」

「・・・・・・」


「・・・本当に良かったの?レオン・・・??」

「うん・・・これでいいんだ・・・これで・・・・もうあの家には戻る気はないし、これからの新しい一歩を踏み出す意味でも、今までの過去と決別する意味でも必要だと思ったんだ・・・」

そう、僕は約束したのだ・・・姉さんとずっといると・・・

グールとなった姉さんと暮らす為にはこの反魔物領であるこの町で暮らすことは到底無理な話である。

となれば、選択はひとつしかない・・・

今まで育ってきたこの故郷を捨て、親魔物領へと移住する・・・

その親魔物領へと行くには墓地に隣接するあの森を抜けなければならない・・・

その為に僕と姉さんは墓地へと向けて歩みを進めていた。



そして程なくして墓地にたどり着いた僕達は父さんと母さん、そして姉さんの眠っていた墓の前へとやってきた。

「父さん・・・母さん・・・ごめんね・・・僕と姉さんはここを出て行くよ・・・今度はいつ墓参りに来れるか分からないけど・・・元気でね・・・」

「私も・・・こんな風になってしまったけれど・・・そのおかげでレオンとまた一緒にいられる様になったの・・・だから・・・私達のこと、天国から見守ってね・・・」

そう父さんと母さんの眠る墓に向かって祈りを捧げる・・・


「さて・・・そろそろいかないと・・・」

「そうね・・・」

「でも、こんな深い森を迷わず無事にに抜けられるのかな・・・?奥に行けば魔物だって現れるだろうし・・・」

「それは大丈夫よ」

そう言って姉さんは森を指差す。すると・・・

ガサガサガサ・・・


「・・・・・・・」


「うわっ!?」

「待たせたわね・・・」



森の中から突然グールが姿を現す。僕は驚いてしまったが、姉さんはどうやらこのグールの事を知っているようだった・・・


「レオン、紹介するわ彼女はシェラ。私をグールにしてくれた張本人よ。そしてこの子が私の弟レオンよ」

「・・・こんばんわ・・・」

「あっはじめまして、レオンです・・・」

「彼女は森を抜けた先にある親魔物領からあの森を抜けてこちらへやってきたの。度々仲間探しの為にこちらにやってきていたときに私を見つけてグールとして私を生き返らせてくれたの」

「そうだったのか・・・」

「・・・エリスは・・・とてもいい匂いがしたから・・・仲間に・・・したいって思ったの・・・それに・・・」

「それに?」

「生き返りたいって想いが・・・エリスから・・・強く感じられたの・・・」






「エリスをグールした後・・・すぐ一緒に引き返すつもりだったけど、エリスから少しだけ待ってといわれたの・・・弟に別れを告げてきたいからって・・・」






「「・・・・」」






・・・姉さん・・・



「だから・・・弟さんを連れて来るなんて予想外・・・しかも、私の好み・・・(じゅるり)」

「うえ・・・!?」

「ちょっとシェラ!!??」

「・・・冗談(くす)」

「冗談じゃすまないわよ・・・」

「・・・でもチョット残念(ボソッ)」


「「・・・・・・・・」」


「そろそろ・・・行きましょう・・・夜が明けたら・・・人が探しに来ちゃう・・・」

「そうね・・・そろそろ行きましょうレオン」

「うん・・・そうだね・・・」


「レオン・・・」

すっ・・・と姉さんが手を僕に差し伸べる・・・


「・・・うん」


僕は姉さんと手を握る・・・


僕はこの手をもう離さない・・・



「ずっと一緒だよ・・・姉さん・・・」


「うん・・・・・・・・/////」






こうして僕と姉さんはシェラさんの案内で親魔物領へと行く為に森の中へ入っていった・・・


























この日の未明、町のとある家で火事が起きた。


近隣の住民達がすぐに消火活動を行なったが、火の回りが早く、家は全焼。


その家の持ち主であるレオン=ブライトの行方が分からなくなっていた。火事が起きる直後、墓地へと向かうレオンとおぼしき人物を見たという住民の情報もあったが、彼が見つかることはなかった。数日前に彼の死んだ姉の遺体が消え去るという事件が起きたばかりということもあり、住民の間には様々な噂が飛び交った。





遺体の消えた彼の姉が実は魔物として蘇り、彼を連れ去った・・・




家族を失った悲しみであてのない旅に出た・・・





時間が経つとともにこの事件は住民から忘れ去られていったが、この事件を境に町から墓地へと続く道に毎年秋になるとある花が咲くようになった。






・・・・その花はリコリス・・・・・






ジパング地方では「ヒガンバナ」と呼ばれるこの花には、ジパングの風習で「ハナコトバ」と呼ばれるその花を示す言葉がある。







その言葉は











―――「悲しい思い出」―――














―――「あきらめ」―――
















―――「再会]―――














そして・・・
















―――想うはあなた一人―――















今も秋空の下、お互いを想いあう姉弟は幸せな日々を過ごしている・・・・








これからも・・・永久に・・・・










〜Fin〜
11/04/10 01:20更新 / KOJIMA
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■作者メッセージ
丸々一ヶ月かけてこれかよ・・・

似通った作風だな・・・ワンパターン・・・

と若干凹み気味なKOJIMAです・・・・

本当に遅くなって申し訳ありませんm(__)m
プライベートが前編公開後、急激に忙しくなって・・・と言い訳しか思いつきません・・・

ですが、なんとか形だけにはできたかと・・・><
また、今回はリコリス(彼岸花)の花言葉を強く意識した作品にしてみました!作中の花言葉等は全部Wiki情報からの抜粋です・・・

また、他の作者様の様に作品の安定供給が今後の課題です・・・

こんな仕上がりですが、感想・クレームいただけたら幸いですwww

では、またどこかでお会いしましょう!!

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